クレジットカードにはどれくらいの種類があるの?

現在、日本国内にどれくらいの種類のクレジットカードがあるか、ご存じでしょうか?

10種類?50種類くらい?200種類?

何と、正解は1,000種類以上!
今でも、数は増え続けています。

かつては銀行や銀行系の金融機関、クレジットカード業務を行う「信販会社」と呼ばれる企業などがクレジットカードを発行することがほとんどでした。

しかし、インターネットの発達に伴い電子マネーの利用が一般化し、それに伴ってメーカーや流通、石油、交通などさまざまな業界の企業が独自のクレジットカードを発行するようになりました。

これだけの数のカードがあると、どれを選べばいいのか混乱してしまいますよね。
まずは、世界中に加盟店舗を持つ「国際ブランド」の種類で分類するとよいでしょう。

クレジットカードの「国際ブランド」とは?

クレジットカードは、その加盟店舗でないと使用できません。
例えば、VISAのカードをMasterCard加盟店で使用することはできません。

クレジットカード発行会社は、ほぼ必ず国際ブランドと提携することによって、発行するカードの利便性をよくしようとしているわけです。

したがって、まずは「VISA(ビザ)」「MasterCard(マスターカード)」「JCB(ジェイシービー)」「American Express(アメリカン・エキスプレス、略称AMEX・アメックス))」「Diners Club(ダイナースクラブ)」「銀聯(日本語読み「ぎんれん」、英語読み「ユニオンペイ」)」「DISCOVER(ディスカバー)の7種類の国際ブランドを頭に入れましょう。

ちなみに、上記7種類の国際ブランドが「7大国際ブランド」と言われています。

VISA

世界ナンバーワンのシェアを誇る国際ブランドがVISAです。
2015年のクレジットカードによる取引件数の56%はVISAカードで行われたとされています。

日本国内のみならず、海外でも圧倒的なシェアを誇っているのがVISAの特徴です。
VISAカードを一枚持っていれば、支払いができずに困ることはあまりないでしょう。
迷ったら、とりあえずVISAカードにしておいてください。

MasterCard

世界第二位のシェアを持つのがMasterCardです。
シェア自体はVISAの半分程度ですが、使える国や加盟店舗の数ではVISAに劣ってはいません。

本社はアメリカ・ニューヨーク州にあるものの、ヨーロッパに強いと言われています。
特にヨーロッパに旅行する際は、一枚持っておくとよいでしょう。

JCB

JCBは、日本発の国際ブランドです。
1961年に設立された「日本クレジットビューロー(略称JCB)」が、同年に国内で初めて汎用型のクレジットカードを発行しました。

現在、世界でのシェアは約1%と大きくはないのですが、日本でのシェアは未だに根強いものがあります。
特に日本の地方や、日本人観光客がひしめくハワイ、アジア地域などでは加盟店が多くなっています。

したがって、日本人がVISAカードの次に作るのであればJCBカードをオススメします。
後述のようにAMEXやDiners Club、DISCOVERの加盟店舗でも使用できますから、ある程度海外でも力を発揮してくれることでしょう。

AMEX

アメリカン・エキスプレス、略して「アメックス」と呼ばれることが多いクレジットカードの国際ブランドです。
世界全体のシェアは約3%なのですが、アメックスならではのラグジュアリーなサポートが受けられることから富裕層に人気の高いカードと言われています。

また、JCBと提携しているため国内でも加盟店舗が多く、使い勝手は悪くありません。

Diners Club

ランクの高いゴールドカードより下のカードが存在せず、富裕層が保有するはいステータスな国際ブランドです。

加盟店があまり多くないのですが、JCBと提携しているため日本国内の加盟店舗数に問題はないと言えます。

銀聯(ユニオンペイ)

中国発の国際ブランドで、最近急速に会員数を伸ばしているのが銀聯(ぎんれん、英語読みユニオンペイ)です。
中国で銀行口座を新規作成すると、必ず銀聯のデビットカードが発行されるのがその理由となっています。

世界全体のシェアもVISA、MasterCardに次ぐ第3位となっており、中国経済の存在感が増していることを踏まえますと、これから海外・国内で加盟店舗数がどんどん増えていくかもしれません。

DISCOVER

日本では発行されていないので、あまり目にする機会はないかもしれません。
アメリカやカナダで加盟店の多い国際ブランドで、銀聯とともに近年世界的なブランドと目されるようになりました。

JCBや銀聯と相互に加盟店の開放を行ったため、北米のみならず日本・中国でも問題なく利用できるようになりました。
アメリカに在住するようなことがあったら、作っておいても問題のないブランドになったと言えます。

クレジットカードの支払いの種類は?

クレジットカードを使用する前に覚えておきたいのが、「分割払い」「ボーナス払い」「リボルビング払い(リボ払い)」といった支払い方法の違いです。

1回払い

1回払いは、別名「一括払い」とも言います。
必要な料金をその月だけ一度に支払う、最も基本的な支払い方法です。
手数料がかかりませんから、支払額が大きくない限りこの方法が最もオススメできます。

2回払い

2回以上に支払いを分割して支払うのが「分割払い」です。
分割払いの中でも最もポピュラーなのが2回払いで、やはり手数料がかかりません。
ただし、カードの中には2回払いできないものもあります。

分割3回払い以上

最大で36回まで、支払いを分割することができます。
ただし、3~36回に支払いを分割すると、手数料がかかります。
支払い合計額は元の商品の価格よりも高くなってしまいますが、高額の買い物でも月々の支払額を抑えることができるメリットがあります。

ボーナス一括払い

夏や冬のボーナスのときにまとめて支払うのが「ボーナス一括払い(ボーナス払い)」です。
手数料がかからないのと、支払いを先延ばしできるのがメリットです。

その一方で、支払いが完了するまでカード利用枠がふさがったまま…という問題があります。
例えばカード利用枠が10万円であるのに対して5万円の買い物をボーナス払いで行うと、ボーナス月までは枠が実質5万円になってしまいます。

リボルビング払い

リボルビング払い(リボ払い)とは、支払額の残高に応じて毎月の支払額が決められているような支払い方法のことです。
「残高スライド方式」と「定額方式」が主流となっています。

残高スライド方式とは、「5万円未満なら毎月5千円」「5万円以上10万円未満なら毎月7千円」のように、支払残高ごとのランクに応じて月々の支払額が変わってくる支払方式です。
定額方式とは、支払残高に関係なく一律で月々の支払額が行われる方式です。

高価な買い物をしても毎月の支払額が大きくなりづらいのがメリットである一方、年率10%以上の手数料がかかったり、支払いが終わるまでの期間が長引きやすいのがデメリットです。

クレジットカードの使い方 【お店編】

「いつ、どうやってクレジットカード使えるのかな…」「支払いをする時にトチるのは恥ずかしい」
このような不安を抱えている人は意外と多いものです。
でも、せっかく作ったのなら使わないともったいないですよね!

ここからは、クレジットカードの使い方を見ていきましょう。
まずは、お店でお買い物や食事などをしたときに、どうやってクレジットカードを使うのかご説明します。

カード裏側にサインを記入

必ず、あらかじめカードの裏側に氏名を記入しておきましょう!
署名(Authorized Signature)がないと、クレジットカードとして使用することはできないんです。
クレジットカードを発行してもらったら、忘れないようにすぐ署名しておいてくださいね。

支払い方法の確認

お店によっては、クレジットカードが使えず現金払いしか受け付けないところもあります。
最近ではこうしたお店もかなり少なくなってきたとは言われていますが、個人で経営している商店や飲食店などにはまだまだ残っているのが現状です。

また、既にお伝えしたとおりカードの国際ブランド加盟店でないと使用できません。
JCBしか受け付けないお店でVISAカードしか持っていないと、支払いができずに困ってしまいます。

かっこつけて「現金は持たない!」と言っているといざというときに恥ずかしい思いをしますから、「カード払いは有効か」「受け付けているカードはどの種類か」を確認しておくようにしましょう。
また、現金もある程度は持ち歩くようにしてください。

署名or暗証番号を入力

クレジットカードで支払いを行うには、領収書(レシート)やタブレット端末に署名するか、専用の機械に暗証番号を入力するかのどちらかがあります。
この使い方はあらかじめ確認することはできないので、どちらも対応できるようになっておきましょう。

署名について

自分の氏名を記入することで、支払いを承諾したことの証明になります。
多くの場合は紙のレシートに署名すると思いますが、たまにiPadのようなタブレット端末にペンでサインするケースもあります。
タブレット端末のペンは書きづらい(文字が画面に反映されない)こともあるので、慌てずに入力してくださいね。

暗証番号について

暗証番号とは、自分で決めた4桁の数字のことです。
クレジットカードを申し込むときに、自分で4桁の数字を決めるのがほとんどです(たまにカード会社から指定されることもあります)。

この暗証番号はとても大事な数字ですので、必ず覚えておきましょう。
また、銀行口座の暗証番号と同じように、自分の誕生日や「1111」など、不正使用されやすい番号にするのは避けるべきです。

領収書を受け取る

現金による支払いでも領収書(レシート)を受け取りますが、クレジットカードを使用するともう一種類領収書を渡されます。
これは、カードの使用履歴。
誰がいつ、どんな時にいくらカードを使用したかを証明する証拠になりますので、できれば捨てずに取っておきましょうね。

クレジットカードの使い方 【ネット編】

次に、インターネットでクレジットカードを使う方法についてご説明します。
基本的にページ内で指定された項目を記入していけば問題ありません。
そんなに難しくありませんし、急いだり慌てたりする必要もありません。

名前入力

カードに記載された名前を入力します。
この際、漢字ではなくカードの表側に記載されたローマ字表記を入力することに注意しましょう。

カード番号の入力

次に、そのカードを示す一意のカード番号を入力します。
カードの表側に記載されている14~16桁の数字がカード番号ですよ。

有効期限の入力

カードの有効期限を入力する必要があるはずです。
入力の順番が月(MONTH)→年(YEAR)となっていることに気をつけましょう。

例えば2017年2月までであれば、「0217」と入力します。

これで必要情報をすべて入力しましたので、クレジットカードを利用した決済が開始されます。
Amazonや楽天など多くの通販サイトでは、一度クレジットカード情報を入力すればそれ以降も同じ情報で決済を自動的に行ってくれます。

クレジットカードの使い方 【海外編】

最後に、海外におけるクレジットカードの使い方についてご説明します。
言葉が通じなくても心配いりませんが、カードを使った犯罪、トラブルに巻き込まれるのが怖いので保険に入るのがおすすめです。

基本的には日本と同じ

基本的な使い方は、日本のお店で使うのと全く同じです。
支払いの時にカードを提示し、サインか暗証番号入力によって決済できるようになります。

支払い方法は選べない

これはとても重要なポイントです!
先ほど、クレジットカードでは「1回払い」「2回払い」「ボーナス払い」「リボ払い」など、いくつか支払い方法を選択できるということをご説明しました。

ところが、海外では支払い方法を選択することができない場合が多いです。
クレジットカードによって、海外利用時の支払い方法が初期設定されているんです。
設定された支払い方法でしか、海外では支払いを行うことはできません。

したがって、海外に出かける前に必ず支払い方法を確認しておきましょう。変更したい場合は、カード会社に電話して早めに変えてもらいましょうね。

海外旅行損害保険付きがおすすめ

海外でカードを使用するときに怖いのが、カード犯罪です。
カード番号や暗証番号を引っこ抜かれて、不正利用されることは日常茶飯事と言っても過言ではありません。
また、海外でけがや病気、持ち物や買ったものの破損・盗難も結構な確率で発生します。

こうした場合に力を発揮するのが、海外旅行損害保険です。
こちらは、ツアー会社で海外旅行を申し込んだときなどに加入を勧められると思います。
しかし、旅行のたびに申し込むまでもなく、クレジットカードに海外旅行損害保険がついていることがあるんです。

タイプとしては、海外旅行における傷害保険やショッピング保険、不正利用に対する請求の取り消し申請制度などいくつかあります。
また、保険の支払金額も最高で1,000万円や1億円(!)など、上限に幅があります。

可能であれば、少なくとも何かしらの損害保険がついたクレジットカードを申し込むようにするのがよいでしょう。

海外ではクレジットカード払いがおすすめ

カード犯罪は怖いですが、それでも海外ではクレジットカード払いがおすすめです。
理由は、「両替手数料・手間の節約」「防犯」「経費精算の簡略化」の三つ。

まず、いちいち現金をその国の通貨に両替するのは面倒ですよね。日本に戻ってきたら再度円に戻さなければなりません。
面倒であるばかりか、両替のたびに手数料を取られてしまう点も残念です。

また、海外で現金を大量に持ち歩くのは危険ですらあります。
スリや強盗に「狙ってください」と言っているようなもの。
クレジットカードであれば、仮に取られてしまっても電話一本で利用を停止することもできますし、不正利用の請求を取り消すことも場合によっては可能です。

クレジットカード払いにしておけば、何にいくら使ったかが明確に分かります。
利用明細書にすべての情報が残されますので、いちいち覚えておく必要がなくなるわけです。
出張後の経費精算が必要な場合は、特にクレジットカード払いが便利です。

クレカを初めて作るという方のためにクレジットカードの使い方をご紹介のまとめ

数え切れないくらいたくさん存在するクレジットカード。
何枚も持つ必要はありませんが、少しでも使い勝手をよくすべく国際ブランドによる加盟店の違いを意識するようにしましょう。
また、クレジットカードの支払いはできる限り手数料の少ない方法を設定しておくのがおすすめです。
今回の記事では店舗・通販・海外での使用方法をご説明しましたので、ぜひコンビニの支払いやAmazon・楽天市場の支払いからクレジットカードを利用してみましょう。

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みんかね編集部

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