IPO株とは

あなたは株の中で“IPO”という種類をご存知でしょうか?
“IPO”とは別名「新規公開株」と呼ばれる物で、これから上場する予定の会社が証券取引所に上場して、株取引を可能にすることを指します。

そしてIPOは実際に上場前の株が抽選で当たった人のみ、購入権利が与えられます。
そしてこのIPO株は購入者にとって、とてもメリットがあり人気があります。

その理由としてIPO株は普通の株取引と違って“利益を出しやすい”面が挙げられます。
何故かと言うと、IPO株は上場する前の価格は安めに設定されています。

そして上場日の始めに設定される株の値段(初音)は上場前の株の値段より高く設定される傾向が見られます。
つまり、初音の値段と上場前の値段の差額を利用して、効率的に利益を出せるということなのです。その利益は10万~100万を超す傾向があり、勝率も約7~8割とも言われています。

普通の株取引ならこんなに勝率が高く利益が出るなんて、普通はあり得ないですよね。
しかしIPOはそれを簡単に実現してしまう、正に夢のような株なのです。
ではIPO株の大きなメリットを挙げた所で、今度はIPOの抽選の部分について見ていきましょう。

IPOの抽選を受ける


IPO株の抽選を受ける手順自体は極めて単純です。
それは証券会社に口座を開き、IPO株の情報を掴みます。

その上で、それぞれの証券会社までに期限内にIPO株の抽選申し込みを行うだけです。
証券会社はそれぞれ手数料や機能面・一時的なキャッシュバックが付く等、それぞれの個性があります。

その中で比較的、自分に合いそうなものが見つかれば後はその会社に口座開設の資料を請求します。
その請求資料には更に細かいサービス内容が書かれてあるので、その内容に納得したのであれば後は口座開設申し込み書に必要事項の記入・印鑑・身分証明書(コピー)を添付しましょう。
大体の証券会社は約1週間前後で口座開設が完了します。

ただ、証券会社を選ぶときには基本的な条件以外にも注意が必要です。
それはIPO株の抽選には“何個かの抽選パターン”があるからです。

あなたに合わない抽選パターンを取っている証券会社に登録しても、結果的にIPO株の抽選率が下がってしまう事にもなりかねません。
これからその“抽選パターン”について一つずつ解説していきます。

証券会社によって異なるIPO抽選方法

IPO株の抽選に必要な証券会社。
実は会社ごとによって抽選方法・方式が違う事が明らかになっています。
一例を挙げると、

①何の前提条件も無く完全に平等・公平に無作為に抽選者を決定する
②過去の取引回数や成果により抽選率が高まる事がある 
③前々から利用歴が長かったり資金力が豊富な投資家に優先的に抽選させる

等が挙げられます。

上記のように証券会社と一言で言っても世の中によく知られている大手の証券会社やネット証券等、その形態によりIPO株の抽選方法は様々なのです。
それではその抽選方法を分類して見ていきましょう。

完全平等抽選をとる証券会社

マネックス証券

「何の条件も関係無く、完全平等による抽選が良い!」というあなたには“マネックス証券”がおすすめです。
抽選権利は1人1票と定められており、機械による無作為の抽選により当選者が決定するシステムです。
しかもIPO株のほぼ全てが抽選に掛けられるので、その分当選のチャンスも上がります。
資金力が無くても長い利用経歴が無くてもIPO株の抽選を少しでも平等に受けたいならば“マネックス証券”は有力な候補の一つでしょう。

SMBC日興証券

SMBC日興証券は主幹事になる事が多い会社です。
主幹事になる会社にはIPO株が元々多く配当されます。

つまり他の証券会社よりもかなり多くのIPO株を取り扱うことになり、それは当選する確率が高まる事にもつながります。
それぐらい主幹事になる事はメリットが大きいのです。

全部の株が抽選に回ってくる訳ではありませんが、抽選自体は完全に平等に行われます。
他にも各種、手数料が安かったり信用取引に関しては無料になったりと重要な部分面でもお得な会社です。

ライブスター証券

2017年1月からIPO株の取り扱いを開始しています。
1人1票の平等抽選システム・資金は当選後にまで購入しておけばOK等、独自の作りが魅力です。
特に申し込み時点で“資金が0でいい”というのはとても大きい事です。
なぜなら、他の証券会社を利用したり資金面で今後の融通を効かせられるようになるからです。
また、ライブスター証券も株式取引や信用取引等、各種手数料が安いです。
唯一の懸念点は新規ゆえのIPO取扱の数でしょうか。ただ、それを抜きにしても機械による完全な平等抽選+他の条件が良いので注目ですね。

当選確率が異なる抽選をとる証券会社

楽天証券

楽天証券の場合、過去の取引状況に応じてIPO抽選確率が変動します。
それは月間取引手数料・入金している金額・取引量等により変わってきます。

いわゆる「ステージ制」を採用しており、レギュラー→シルバー→ゴールドとランク付けがされています。
レギュラーがIPO株の当選確率が1倍・シルバーだと2倍・ゴールドだと5倍という風に設定されているのです。
この事から資金力に余裕があり、月に何回も取引するスタイルを取っている人には多くのメリットを受ける事が可能になるでしょう。

大和証券

大和証券の場合、IPOは15%は完全平等抽選です。
しかし、その他に「チャンス当選」という形で抽選する回数が増え当選確率を高める事が出来ます。

「チャンス抽選」は月間の売買手数料や預けている資産の数によってステージ変動されチャンス回数が上がる事があります。
ポイントを貯める事によって当選する回数が1回でも増える事は、とても貴重です。
IPO株は人気が高いので、大和証券でチャンスを広げるのも一つの手です。

SBI証券のIPO抽選チャレンジポイント


ネット証券会社で人気のSBI証券も一部「変動性」のシステムを取り入れています。
IPO株は普通の抽選に70%程度が割り振られ、それ以外の30%が「IPOチャレンジポイント」として扱われます。
「IPOチャレンジポイント」はポイントを多く貯めれば当選確率がアップする制度です。

そのポイントはIPO抽選で外れた場合に1ポイント手に入れる事が出来ます。
つまり落選してもそれで終わりではなく、その先のチャンスを広げられるのです。
その上、IPOチャレンジポイントを使って当選できなかった場合でも、ポイントは失わないのでガッカリする必要も無く、またチャレンジできる素晴らしい制度なのです。

IPO抽選の当選確率を上げるテクニック5選

ここまでIPO株や抽選方式の事を説明してきました。当選したら高い勝率で儲けられるので、そんな株はぜひ当選したいですよね?
しかし、それは他の人も一緒でIPO株の当選を皆、一生懸命狙っているのです。

そんな状況で適当に抽選に参加していても、IPO株に当選する確率は低くなってしまいます。
そこでこの次の部分では少しでも当選確率を上げる為のテクニックを幾つかご紹介したいと思います。
面倒くさいのは分かりますが、少しの労力を割くだけで当選の可能性を高められるので、ここはぜひとも取り組む事をおすすめします。

投資初心者はネット証券で申し込む

IPO株を手に入れるためには一般的に2つの方法があります。
それは証券会社の店舗で担当者と直に取引を行いIPO株を手に入れる「裁量配分」と、もう一つはIPO株の当選者をネット抽選などで行う「抽選配分」です。
そして投資について初心者の場合は「抽選配分」がおすすめです。

なぜなら「裁量配分」の場合は証券会社の担当者と直にやり取りを行う訳ですから、当然あなたが会社にメリット(利益)をもたらしてくれるかどうかを相手は密かにチェックしています。
そのチェック項目はどれぐらい資産を持っているか・どれぐらい多くの売買取引をしているか等、主に資産面についてです。
これらの条件を持っていると証券会社の担当者も優遇してIPO株を振り当ててくれますが、逆の場合はあまり待遇を良くしてもらえない可能性が出てきます。

そのような事情もあり、資金力や売買取引・使用経歴などがまだ十分でない初心者はネット抽選などで行う「抽選配分」がおすすめです。
これならば資産状況に関係無く、機械が無作為に当選者を出してくれますし、変に証券会社や担当者のしがらみに縛られる事無く、自分次第で当選確率を高める事も可能だからです。

なるべく多くの証券口座を保有する

基本的にIPO株の当選率を上げようと思ったら「できるだけ多くの証券口座を所有する」ことです。
IPO株は証券会社によってどれぐらい振り当てられているのか、それぞれ個性があります。

よって、一つの証券会社の口座だけでは無く、複数の口座を持っていた方が当選チャンスは単純に2倍・3倍・・・と増えていきます。
口座を持っていればいるだけチャンスが何倍にも増えるということです。

また、家族単位で口座を持ちIPO株の抽選に応募するのも有効な手段です。
家族の人数がいればいるほど口座数も増えるので、それだけでも大きなアドバンテージになります。
口座の契約者が自分で取引をしなければいけないルールはあるので家族の理解は必須ですが、それ以上のメリットは十分見受けられます。

なお、家族が未成年者の場合でも口座を作れ、IPO株の抽選に参加できる所証券会社はマネックス・SBI証券等があります。
これらの家族分の口座と複数の証券口座を組み合わせた場合は多くて10倍単位で当選確率が違ってきます。
少しでもIPO株を手に入れる確率を増やすために検討する余地は十分あると思います。

SBI証券で何度も抽選にチャレンジする

前述したようにSBI証券には「IPOチャレンジポイント」という制度があります。
ポイントは抽選に落選した時に貰えるので何回も応募すればするごとに後々、当選確率UPの可能性が出てきます。

その上、落選してもポイントは失われずにまた次の機会に活用する事もできるのです。
他の証券会社と違って、IPOに投資すればするほど別の意味でチャンスが広がる独自のシステムです。
損はしないので、ぜひ取り組まれてみてはいかがでしょうか?

主幹事証券会社から申し込む

IPO株を扱っている証券会社は複数ありますが、その中でも「主幹事」と呼ばれる位置に属している証券会社はおすすめです。
「主幹事」は企業が新しく上場するケースにおいて、主にメインで色々なお世話を行う立場の証券会社を指します。

当然、その立場なりの物を得ており、IPO株の全配布数に当たる8割~9割方が主幹事に振り当てられます。
残りは他の幹事や、そこから更にIPO株の販売を委託された他の証券会社です。

このようにIPO株において主幹事は圧倒的な力を持っています。
まずはIPOの主幹事がどこなのかを調べて、そこに抽選応募を出来るだけ行った方がはるかに効率的なのです。何せIPO株の大半が主幹事に流れているのです。
他の証券会社もチェックしつつ、積極的に情報を掴みに行きましょう。

口座開設数が少ない証券会社から申し込む


単純に口座開設数が少ない証券会社を調べて、そこからIPO株に申し込むのもちょっとしたテクニックです。
SBI証券などの大手は優れた制度を持っているのですが、その一方、口座開設者数も多く、IPO株を手に入れる為の競争は熾烈になります。

そこで競争率を少しでも下げるために、口座開設者数が少ない所を狙うと言う訳です。
近年になり、IPOに参入した企業から抽選の申し込むを行うのも有効な手段です。(ライブスター証券・岡三オンライン証券など)

IPO抽選とは。抽選方法や当選確率をあげるテクニックをご紹介のまとめ

株というと難しく、専門知識がないと難しいイメージがあります。
ただ、その中でもIPO株は勝率が極めて高く「数十万~百万単位の利益を出した!」との声も多数出ています。
中には数年単位でIPO株だけで数百万単位の利益を出している人も実際にいるようです。

普通の株式投資では考えられない勝率と利益。
それがIPO株の最大の魅力なのです。
運が良ければ、あなたの預金が高い確率で増える最大のチャンスです。
試してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。

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