医療保険は、数ある保険の中で顧客ニーズが非常に高く最も販売されている保険です。
その医療保険とは何かをわかりやすく説明します。

医療保険とは

医療保険とは、病気やケガによる入院、手術によって保障される保険です。
加えて、通院も保障される保険もあります。

医療保険の基本的な種類

医療保険は主に定期医療保険と終身医療保険があります。
それぞれ保険期間に特徴があります。

定期医療保険

定期医療保険は、期間が決められた保険で5年、10年、15年など短期で保障を持ちたいという方にニーズがあります。

また、更新型タイプの保険もあり、更新時の年齢で保険料が上がるという保険もあります。
定期医療保険はほぼ掛け捨ての保険なので、期間の途中で解約した場合、解約返戻金はありません。

終身医療保険


終身医療保険は、一生涯保障される保険です。

保険料の支払い方は、終身払いタイプや、保険料を60歳、65歳以後、保険料を払わず一生涯保障される払済みタイプの保険があります。

保険料は終身払いの方が掛金が割安ですが、一生涯払い続けます。
60歳、65歳払い済みタイプは掛金が割高ですが老後の保険料支出の負担軽減を考えて現役世代中に支払いを終えたいと考えている方には払済みタイプにニーズがあります。

また終身医療保険には掛け捨て型と貯蓄型の保険があります。
掛け捨て型は保険料が割安ですが期間の途中で解約した場合、解約返戻金はほぼありません。貯蓄型は保険料が割高ですが貯蓄性機能があり、途中で解約した場合は積み立てている分の解約返戻金があります。

様々な種類の医療保険

医療保険の基本的な種類は以上の2種類ですが、医療保険は非常に細かな種類が多く、一括りにできないのが特長です。
従って、多くの方が医療保険に対するニーズはあるのにも関わらず、どの保険に加入していいかわからないという人が多いのです。

そこで、主にニーズの高い医療保険をいくつか挙げて説明します。

女性特有の病気に備えた医療保険

女性特有の病気に備えた医療保険は、乳がんや子宮がんなど女性疾病を手厚くした保険です。

加入形態のひとつは、定期医療保険や終身医療保険の特約として女性疾病を付加したタイプと、最近では女性専用の医療保険が増えています。
通常の保険に加入していればもちろん女性特有の病気の入院手術は保障されますが、保障を手厚くしたい、また女性特有の病気が家系や検査等により不安と考えている方は通常の医療保険の特約か、女性専用の医療保険で備えるという方が多いです。

引受緩和型医療保険


この保険は、持病や入院手術の経験があり、一般の医療保険に加入できなかった人のための保険です。
この引受緩和型医療保険は、一般の医療保険よりも保険加入のハードルが低くなりますが、保険料がかなり割高になる医療保険です。

従って、持病があっても加入はできますが、今のライフスタイルと照らして検討する必要があるでしょう。

無選択型医療保険

無選択型医療保険は、健康状態の告知を必要としない医療保険です。

持病や過去の入院、手術経験等で一般の医療保険に加入の引受が不可だった人も加入ができる医療保険です。
しかし、健康状態の告知が必要ない分、保険料が割高です。
また、既往症の場合は一定期間保障対象外になるという条件が付いている場合があります。

がん保険

医療保険と同様、認知度が非常に高いのががん保険です。
がん保険は、保障の対象をがんに的を絞っている保険です。
もちろん、一般の保険でもがんによる入院、手術は保障されます。

がん保険は、がんによる入院、手術の給付金以外に、がん診断給付金という保障がついている保険が増えています。
また、がんの場合、免疫治療や陽子線治療、重粒子線治療など健康保険が適用されない先進医療を選択する可能性があるため、がん保険の先進医療特約で備える方も多くいます。

そもそも民間の医療保険に入る必要はあるのか?


このように、医療保険はそれぞれのニーズに合った保険があり、年々バリエーションも増えてきています。
しかし、万が一病気で入院、手術になった場合、医療保険に加入しないと経済的リスクはカバーできないのかというと決してそうではありません。

日本には健康保険と言われる国民皆保険制度があり、公的医療保障が備わっていますので、健康保険の適用で病院に行っても実費が3割負担で抑えられています。

また、長期入院や高額な手術の場合も高額療養費制度があり大部分が保険でカバーされています。

預貯金や年収の額によって必要性が変わる

ですから、預貯金の多い人や個人の年収が高い等、経済的に余裕のある人は民間の医療保険を利用する必要がないという人もいます。

逆に預貯金がほとんどなく、収入の不安定な職業の方は医療保険の活用でリスクに備えるという事も一考する必要があるでしょう。
最近では、病気にならないための予防医学や食生活の知識、あるいは病気を早期に発見して治療するための定期的な健康診断の受診などに費用を掛けている人も増えています。

医療保険とは何か?種類や必要性についてわかりやすく解説のまとめ

いかがでしたか。
今回は医療保険にまつわる基本情報をおさらいしてきました。
医療保険の基本は公的医療で賄える場合が多いですが、現在の経済状況やライフステージによっては民間の医療保険でカバーしていきましょう。

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著者情報

FPサテライト 町田貴規

FPサテライト 町田貴規

1978年生まれ、北海道出身。外資系生命保険会社等に勤務後、代表の町田萌とともにFPサテライトを開業し、副代表に就任。
【所有資格】日本FP協会 AFP認定者 ・証券外務員二種 ・損害保険募集人 等