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2019/02/15

「解釈」の意味とは?正しい使い方や「理解」との違いを解説

私たちは日常、「解釈」という言葉を聞いたり使ったりします。
学校や職場、プライベートにおいても頻用される単語ですよね。

ここでは以下に、解釈の意味や類語、その使い方などを改めて考えていきます。
その上で、解釈を使う場面や解釈を使った例文などを考察していきましょう。

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目次

「解釈」とは?

意味

「解釈」という単語は、日常あらゆる場でよく使用されます。
その意味は、ざっくり説明すれば、「物事に対して、その中身を解きほぐして、明確に理解すること」というものです。

ただし、この解釈の意味は科学的思索や客観的思考による論理的帰結というものに限らず、個人の考えや感性などの主観的なものさしに従って理解されるものも含まれる広義の範囲を持ちます。
具体的には、夜中にある異様な物音を複数人が聴いた時に、ある人は「人の悲鳴だった」と解釈し、別の人は「いや、あれは鳥の鳴き声だ」とそれぞれの解釈が食い違うようなことです。

類語

解釈は、かなり広義なニュアンスを秘めた言葉ですから、その類語もかなり多く存在しています。
基本的に、ある物事や問題などを分析し、思索し結論を導き出せば、それは解釈に類する言葉になると考えて良いです。

解釈の類語として代表的なものは、「理解」、「判断」、「推理」、「解明」、「推察」、「判読」などが挙げられます。

使い方

解釈の使い方は、日常の私たちの生活においてかなり広範で多岐に渡るものです。
「解釈する」対象というものは、仕事などのあらゆる問題をはじめ、それが物であったり、出来事であったり、誰かが言った内容であったり、その人そのものであったりするからです。

したがって、日常においてはよく「私の解釈によると~」とか
「彼(彼女)の解釈によると~」などと、「誰か解釈したもの(意見)か?」を前置きにする使い方が多い傾向が見られます。

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「解釈」を使う場面とは?

解釈を使う人

では、「解釈」を使う場面をみていきましょう。
「解釈」を使う場面には、以下の8つのものがあります。

  1. 映画や小説などの作品を解釈する
  2. 実験などの結果を解釈する
  3. 仕事においてプロセスから是非を解釈する
  4. 対象の人間を解釈する
  5. 自分や自社への相手の見方を解釈する
  6. 国際情勢などから株価や物価の推移を解釈する
  7. 制限のある状況でも相手の言わんとすることを解釈する
  8. 天候や気象などから農作物の価格などを解釈する

続いて、「解釈」を使う場面を、それぞれ詳しくみていきます。

場面①:映画や小説などの作品を解釈する

私たちが、社会人、学生といった立場関係なく日常的に解釈という言葉を使う場面として、映画や小説、ドラマなどの物語を観たり読んだりした後が挙げられます。
わかりやすい作品もありますが、その物語の多くは、作中人物の意図や展開の真意が幾つも解釈できるものも多いです。

優れた作品ほど、受け手の解釈が幾通りにもわかれますよね。
こういった読み手や視聴者によって、その受けた印象や理解の仕方が違うものを「解釈の違い」と呼んだりもします。

場面②:実験などの結果を解釈する

学生、特に理系の大学生、大学院生、社会人でも何らかの研究員などは、日常的に実験や試作を繰り返します。
この際には、そのプロセスを含めてその経緯を詳細に観察し、分析していきますが、実験者のこうした試行錯誤のやり方や論理的思考の仕方というのは一通りではありません。

当然、実験者によってその結論の出し方や、分析から得た理解の仕方は異なるものです。
こういった場合にも、「解釈の違い」という使われ方はよくされます。

場面③:仕事においてプロセスから是非を解釈する

ビジネスシーンでも、「解釈」は、色んな場面でよく使われる言葉です。
特に、ある程度大きなプロジェクトを長いスパンで行う場合には、数多くの人がこの仕事に携わることになります。

こういった事業においては、そのプロセスプロセスにおいて、様々な立場の人の考え方、つまり「解釈の違い」が噴出するのが普通です。
この場合に、それぞれの癇癪の違いをうまく取りまとめてコンセンサスに近いものを逐一出していかなければ、仕事は前に進まなくなります。

仕事におけるそれぞれの解釈というのは、それぞれの立ち位置の利益に大いに関係するものが多いので、解釈の取りまとめは大変な作業です。

場面④:対象の人間を解釈する

ビジネスシーンやプライベートといった場面は関係なく、常に解釈が生まれてくるのが「対人関係」です。
殊に、恋愛感情など好意を持った相手はもちろん、嫌悪感を抱く敵対する相手であっても、その言動をいちいち気にかけ分析する人は世の中多いですよね。

こういった場合にも、「あの人を解釈するとこういう人間」といった、主に分析者の主観による解釈は、あちらこちらで行われています。
恋人の心理などを深読み解釈して、単純な事項でも物凄く深い意味を持った解釈をする人なども、よく見受けられるものです。

場面⑤:自分や自社への相手の見方を解釈する

日常で、解釈をよく使う場面として、自分と対峙する立ち位置の相手や、ビジネスにおいて割と緊張関係にある対立する立ち位置にある企業相手に対して使うことが見受けられます。
これは、直接的に真意を聞きただすほど関係性が構築されていない、要するにお互いに胸襟を開いていない関係性の時に生じがちです。

このような場合では、相手の言葉の端々や、細かい言動から、自分や自社に対する相手の真意を解釈したりします。

場面⑥:国際情勢などから株価や物価の推移を解釈する

私たちが日常の生活において「解釈」を使う場面として、世界情勢や国際政治の成り行きから、物価や株価などが変わる時が挙げられます。
具体的には、OPECなどの情勢から、「またガソリン価格が上がるな」とか、自分の生活にダイレクトに影響してくるものを解釈します。

株取引を行っている人や企業も、こういった国際情勢の変化から、多くの解釈を導き出して、先手を打つものです。

場面⑦:制限のある状況でも相手の言わんとすることを解釈する

解釈の対象となるのは、具体的に言った内容とか、はっきりとした行動だけとは限りません。
特に、ある制限の加えられた状況下にあっては、言いたいことも言えず、態度に示すこともできないケースも多々あります。

戦争などで囚われの身になった捕虜、犯罪に巻き込まれ人質になった人、独裁国家で自由に発言できない国民とか、様々なケースが世の中には存在するものです。
こういった時には、言葉の裏を読み取るとか、表情の裏を解釈するとかいう作業が必要となります。

場面⑧:天候や気象などから農作物の価格などを解釈する

農業や漁業、林業と言った自然を相手にしている第一次産業は特に、台風や豪雨といった気象のあらぶりに左右されるものです。
ある農作物が収穫時期を前に、台風や豪雨によって甚大な被害を受けた場合には、その後のその年のその作物の価格はハネ上がることは必然になります。

こういった天候や気象の異変による被害から今後の農作物の価格を事前に解釈することをやっている人は多く存在しますよね。

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「解釈」を使った例文とは?

解釈を行う人

では、「解釈」を使った例文として以下の6つを紹介します。

  1. 入試などでよく使われる解釈の例文
  2. 他人を評する場合によく使われる解釈の例文
  3. 議論になった相手によく使う解釈の例文
  4. 聖書や古文書などによく使われる解釈の例文
  5. 自然現象などに対してよく使われる解釈の例文
  6. 好きな楽曲の歌詞の解釈としてよく使われる例文

続いて、「解釈」を使った例文を、それぞれ詳しくご紹介します。

例文①:入試などでよく使われる解釈の例文

(例文)


×△大学の英語の問題は、長文解釈の問題が特に難易度の高い傾向にあります。
英文解釈力を高めていくには、語彙力も重要ですが、基本的な文の構造がしっかり理解できる構文力を付けることです。

構文の力が無いと、×△大学の長文解釈問題は、分量的になかなか厳しいでしょう。


例文②:他人を評する場合によく使われる解釈の例文

(例文)


研修社員A「今日も疲れたね。教育係のC主任、ほんとに言葉遣いが乱暴で、パワハラすれすれだよね」
研修社員B「まあ、口は悪いよねC主任。でも、内容は全部、私たちが早く覚えて、迂闊なケアレスミスをしないように、あえて厳しい言い方をしてるんだと、私は善意的に解釈してるけどね」


例文③:議論になった相手によく使う解釈の例文

(例文)


研究員A「申し訳ないが、あなたの解釈は見落としている点が多く、不完全だと思います。私の解釈によれば、この事案は明らかに起こるべくして起こった人為的なミスです」
研究員B「いやいや、あなたの解釈こそ、主観に依るところが大きく、客観性に乏しい説得力の無いものだと私には感じます」


例文④: 聖書や古文書などによく使われる解釈の例文

(例文)


新約聖書の「ヨハネの黙示録」や旧約聖書の「ダニエル書」といった、一般的に「終末預言」と呼ばれるものの多くは、同じ事件について艮宮していると解釈されています。
すなわち、ハルマゲドンと言われる、人類が滅亡する最終決戦の様子を、違う言いまわして言い表しているという解釈が通例とされているわけです。


例文⑤:自然現象などに対してよく使われる解釈の例文

(例文)


TVアンカーマン「数年前も、夏が猛暑でしたが、その冬は記録的な寒さを記録しましたよね。と、いうことは、夏が記録的に暑かった今年も、冬はまた異常にさむくなると解釈して良いのでしょうか?」
気象予報士「そのような解釈も十分成り立つとは思われます。ただ、海面温度はしばらく高いままだと思いますので、暖冬の可能性も否定はできません」

TVアンカーマン「と、いうことは、どちらの解釈も成り立つということですか?」
気象予報士「そういうことになります」


例文⑥:好きな楽曲の歌詞の解釈としてよく使われる例文

(例文)


アメリカを代表するロックレジェンドの1つであるイーグルスの歴史的名曲『Hotel California』の歌詞の解釈には諸説あります。
歌詞に麻薬を暗示するものが匂わせてあることから、これはドラッグ中毒患者の無間地獄を歌った内容だという解釈もあれば、歌詞全体が、アメリカのハリウッドなどの巨大なショービジネスの闇を歌ったものだとする解釈まで様々です。

ただ、歌詞の中に、「ワインを持ってきてほしい」と注文するとなぜか「そのスピリットは1969年以降置いていません」と断られるくだりの歌詞からも、ショービズの堕落を歌っているとく解釈が妥当だとされています。


<下に続く>

「解釈」と類語の違いとは?

理解との違い

解釈の類語として真っ先に挙げられる言葉に「理解」があります。
この両者の違いは何でしょうか?

ざっくり言えばこの両者のニュアンスの違いは、客観と主観の差です。
「理解」は、事象や物事に対して、客観的に正しく知るという意味をあらわす言葉です。

これに対して、「解釈」は、事象や物事を自分にわかるように咀嚼し、「自分なりに理解する」という意味合いがあります。
つまり、客観的な事実を正しく知った場合には、理解を使い、自分なりの主観的な理解を示す場合には解釈を使うのです。

分析との違い

分析と解釈の違いはどういったものでしょうか?
「分析」とは、物事や事象を客観的かつ科学的に細部まではっきりとさせることです。

これに対して、「解釈」は物事や事象をあくまでも主観的に受け手の目線で大雑把に理解することです。
視点の公平性と、精緻さにおいて大きな差があります。

考察との違い

「解釈」と似たような言葉に「考察」があります。
「考察」というのは、物事を解明するために様々な手法や調査を行い、真実に近づくという意味を持ちます。

これに対して解釈は、考察ほどの調査を行わなくても、受け手の独自の尺度で理解したりできます。
考察は、未知の現象や物事を明らかにしていくという側面があるのに対し、解釈は考察で明らかになった全体像を「自分なりの視点」で理解し直してみるといった側面を持ちます。

認識との違い

認識とは、明確な判定基準によって、事象や物事を明確に見分けて、判断することを意味します。
認識の場合には、その判断基準となる尺度は、ある一定の基準を満たしたものですが、解釈の尺度となるのは主に主観です。

また、考察の場合と同様に、未知であったものを認識によってはっきりさせた像を、解釈によって、「自分なりの視点」で理解し直すという側面もあります。
いずれにしても、この類語の場合にも、解釈の方がより主観的な理解だということが言えるでしょう。

<下に続く>

「解釈とは」に関するまとめ

解釈を考える人l

私たちが日常生活の実に多くのシーンで使用する言葉の1つである「解釈」について、そのケースごとに実際の例文などを用いて考察してきました。
「解釈」はその意味のレンジが広く、そのために同義語や類語の数も多いわけですが、それらの類語との明確な意味の違いも併せて考えてみました。

ある物事について「あなたと私の解釈の仕方は違う」などとよく使われる解釈ですが、世の中のたいていのことには、解は1つではなく、何個も正解があったりするのはむしろ当然のことです。
とはいえ、あまりにも偏見に満ちていたり主観的になっては、正解からは遠ざかることも多いでしょう。

あまりにも間違った自分勝手な解釈ばかりするような人は、その人自体の信用そのものが低下してしまいます。
自分なりの解釈を行う明確な基準といったものを持ちたいものですね。

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