お金のコトをもっと身近に|みんかね

初心者向けに株式投資の流れや準備物、証券会社の選び方など株の始め方を解説

Large pexels photo 159888 1 1
目次

株を始める前に

株をはじめようとしている皆さん、新しいことにチャレンジするワクワク感とドキドキ感を抱いているところではないでしょうか。
「大もうけして家を買った」「大損して全財産をなくしてしまった」など、ネット上にはいろんな情報が飛び交っています。
センセーショナルな内容は関心も高く、拡散しやすいため、目にとまる機会が多くなります。

株は預貯金とは違い、元本保証はありません。
リスクがある分、リターンの可能性も大きくなります。

一方、預貯金は元本保証されていますが、低金利が続く現状においては、資産を増やすことは望めません。
リスクがないかわりに、リターンを得ることもできません。
ハイリスク・ハイリターンとか、ローリスク・ローリターンという言葉を耳にしたことはありませんでしょうか。
投資の世界での大原則ですが、これは、皆さんがこれからはじめようとする株にもあてはまります。

株は基本的なことを理解して、「資金」「時間」「心」に余裕をもって取り組めば、決して怖いものではありません。
今回は、はじめて株を買う人向けに、知っておくべき基本的なこと・実際に株を買う手順・株を始める上で気をつけることについて紹介していきます。

<下に続く>

株を始めるまでの流れ

資本金の準備

株をはじめるお金は、余裕資金をあてるようにしてください。
お金は、資産を増やすための株ですが、損をすることがあったとしても、生活に支障が及ばないようにしておくことが大事です。
銘柄や買付方法によって数万円から数十万円程度で購入できるものがあります。

証券口座の開設

株を取引きするには証券会社で証券口座を開設する必要があります。

スマホ・パソコンを準備

株を買うには、証券会社に指示をして株を買います。
担当者に電話で伝える方法と、ウェブ経由で指示を出す方法があります。
また、株をはじめるには、業界のことや企業のことなど色々と調べることになり、情報収集のためにも必要となります。

株の基本用語

証券取引所

日本の株式市場は東京、札幌、名古屋、福岡の証券取引所で成り立っています。
最も規模が大きいのは東京証券取引所で、1部、2部、マザーズ、JASDAQ,などに分かれます。

銘柄

市場で取引される有価証券や商品のことで、株式市場では、企業名が銘柄になります。
東証1部には企業規模が大きく、有名な銘柄が多く、JASDAQやマザーズには上場間もない勢いのある銘柄が多い傾向があります。

成行注文・指値注文

株を買う時に値段を指定して注文することを、「指値(さしね)注文」、値段を決めずに注文することを、「成行(なりゆき)注文」といいます。
買付の値段を重視したい時は「指値注文」で、約定を優先したい時は「成行注文」を使います。

約定

株の売買が成立したことを、「約定(やくじょう)」といいます。
お金を払って株を買う、株を売ってお金を得る、一連の取引が完了したことをいいます。

損切

損失が膨らむ前に約定してしまうことを「損切(そんぎり)」といいます。
資産が減ってしまうことを確定させることで、これから株をはじめて買う初心者の方は無関係に思うかもしれませんが、状況によっては勇気をだして損切をすることで、損失を少なくすることができます。

<下に続く>

証券会社の選び方

株をはじめるには、証券口座を開く必要があります。証券口座を開くには、どこの証券会社にするかを決めなければなりません。

証券会社ごとの違いとは

証券会社は各社毎に取扱商品、手数料、投資家向けサポートサービスを揃えていて、どこを選べばよいか迷ってしまいます。
まずは、証券会社を「ネット証券」と「総合証券」の2つに分けてそれぞれの特徴をみていきます。

ネット証券は、その名のとおり取引をインターネット経由で行い、人件費を抑えているため、取引にかかる手数料が安く、口座維持管理料が無料のところも多くあります。
手数料が安いということは、投資に回せるお金が多くなることを意味しますので、大きなメリットとなります。

一方、総合証券は、株取引について、担当者にいろいろと相談をすることができる安心感がメリットになります。
株をはじめたばかりの頃は分からないことも多く、ネットで調べても何が本当か確信をもつことができない、そんな時に相談できる利便性の一方、証券会社にとっては人件費がかかりますので、皆さんが負担するコストも高くなります。

証券会社を選ぶ基準とは

まずは、ネット証券にするのか、総合証券にするかを決めましょう。
コストを抑えることを重視する場合はネット証券、じっくり担当者と相談をした上で、取引をしたいという人は総合証券となります。
ネット証券でもコールセンターを設けて、取引の仕方などを聞くことができる窓口を置いているところもあります。
まずは大きくどちらにするかを決めた上で、取扱商品、手数料、情報提供サービスなどを比較検討していきます。

株取引の始め方

証券会社を選び、口座開設をし、いよいよ株をはじめます。
安い時に買って、高い時に売ることで儲けることができます。
これは言葉では簡単ですが、その実践はなかなか思うようにいきません。
思い通りにできる方法があれば、だれもが億万長者になることができますが、そんなうまい方法はもちろん、ありません。自分なりの基準やルールを決めておくとよいでしょう。

株を買う基準とは

銘柄については、身近なところ、分かりやすいところから候補をあげていくやり方があります。
関心の持てる業種・分野から株式投資で応援したい企業を探していきます。
ある商品やサービスが注目されていて、調べてみたら上場企業で株を買うことができるというパターンもあります。

また、配当金や株主優待を基準に選ぶこともできます。株主優待は、自社で提供している商品やサービス利用券といった形で配布されるものです。
食品、日用品、レジャー・娯楽施設など多くの会社で実施していて、株主、消費者という2つの面で会社と接点を持つことで、よりその会社の理解を深めることができます。

ひとつの銘柄に大きな金額で一気に投資をするというよりも、まずは最低投資金額からはじめる、それぐらいに考えましょう。
もちろん、余裕資金は人によって異なりますので、それぞれになりますが、金額を抑えてスタートして、まずは株を買い、「株を買う」「株をもつ」ことを経験することが大事です。

株を売る基準とは

「株は買う時よりも売る時の方がよほど難しい」とよく言われます。
株の値段が高くなっていても、「売る」という行為をしなければ儲けは確定しません。

高くなっている時はもう少し高くなるのでは?という心理が働き、タイミングを逃してしまい、結局儲けることができないことがあります。
また、「安くなっている時はもう少しで下げ止まる」という心理が働き、タイミングを逃してしまい、さらに損失を大きくしてしまうことも起こります。人の感情、「欲」と「恐れ」が影響を及ぼします。
この対処法は、自分なりのルールをあらかじめ決めておくことが挙げられます。

例えば、最初から2割アップしたら売る、1割ダウンしたら売る、と設定をしておくことで、余計なストレスを抱えずに株式投資をスタートすることができます。
特に「損切」の基準については、株を買う前に考えておくことで、値段が下がったとしても落ち着いて対応ができるようになります。

株取引の重要な情報源とは

株を買う前に、検討している会社のHPにアクセスして、決算資料や公表資料の確認をしましょう。
上場企業は株主や投資家向けに、定期的に、売上や利益などを公表することが義務付けられています。

馴れないうちは読みにくく感じるかもしれませんが、役員の異動や業績修正なども過去にさかのぼって確認することができます。
会社の業績は順調かどうか、何かおかしなことは起こっていないか、判断する情報は発信元にできるだけ近いところに、自分でアクセスして情報収集するようにしましょう。

株の利益


株から得た儲けに対しては、税金を納める必要があります。
証券会社で口座を開くときに、特定口座(源泉徴収あり)を選ぶことで、手続きや手間を省くことができます。
ただし、確定申告に関する知識は必須ですので、基本的な事項は理解をしておく必要があります。

利益が出たとき

特定口座(源泉徴収あり)を選択した際、株の売却益、配当にかかる所得税・地方税は証券会社が手続きを済ませてくれます。

損をした時

特定口座(源泉徴収あり)は、確定申告は不要ですが、出来る場合もあります。
1年間のすべての取引を損益通算してマイナスになった場合、確定申告をして損失を繰り越すことで、翌年以降の利益にかかる税金と相殺することができます。

確定申告とは

一般口座で開設をした人は毎年、必ず、確定申告が必要になります。
特定口座(源泉徴収あり)で開設した人も損失を出した時など確定申告をすることで税金を抑えることができる場合があります。

これは申告をしなければメリットを享受することはできません。
確定申告は毎年2月中旬からですが、証券会社からは毎年1月頃に、前年の年間取引計算書が送られてきます。
内容を確認して、時間に余裕をもって、準備をしましょう。

非課税制度 NISAとは

NISAは2014年にスタートした少額投資非課税制度のことです。
NISA口座で取引をすることで、株や投資信託などの運用益や配当を毎年120万円まで非課税にするものです。

非課税投資枠を設定できるのは2023年までで、期間は5年間となっています。
長期投資に向けて、税制面で恩恵を受けることができる一方、投資総額が600万円と上限が決まっていること、非課税投資枠の売却後の再利用ができないなどなどの制約もあります。
制度をよく理解した上で、口座開設、取引をするようにしましょう。

株で失敗するパターン

株は「資金」「時間」「心」に余裕を持って付き合うことで、中長期的に資産形成を手伝ってくれるパートナーになり得ます。
一方で、余裕がない状態ではバランスが崩れて、思いがけない失敗をしてしまうこともあり得ます。
株に投資する資金は余裕資金を使うことが原則です。

また、短期間に大きく儲けようとすると、何かしら無理をしなくてはならなくなります。
その時はうまくいったとしても、それが継続するかどうかは分かりませんし、そのような緊張の連続は「心」の余裕を奪ってしまうことにもなりかねません。

初心者向けに株式投資の流れや準備物、証券会社の選び方など株の始め方を解説のまとめ

株をはじめることは、水泳や自転車に例えられることがあります。
どんなに本で勉強しても、実際にやってみないことには出来るようにならないし、上達もしないという例えです。
まずは、少額で株を買ってみて、株の値段があがった時、さがった時、自分が何を感じるかを経験すること、ここからですよね。
皆さんの今後の人生において、金融リテラシーを高めていく大きな一歩を踏み出しましょう。

みんなのお金ドットコム(みんかね)とは

みんなのお金ドットコムでは、「お金のコトを身近に」をミッションに節税や保険、投資、ローン、クレジットカード、節約などお金に関する情報を正しくわかりやすく専門家や編集部から配信しています。
みんかねを通して、家計や資産形成などをはじめとするお金に関する事を能動的に考えて対処していくきっかけを作る事を目指しています。

Thumb minkane logo
written by
「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。 投資・節税・保険・ローン・クレカ・節約などのテーマの情報を各領域の専門家や編集部を通して記事配信していきます。
関連記事