2017年03月21日

所得補償保険、就業不能保険と収入保障保険の違いとは?どれに加入すればよい?

目次

数ある生命保険の中でも近年ニーズが高くなっている保険が、所得補償保険や就業不能保険です。

所得補償保険と就労不能保険の特徴

このふたつの保険、どちらも似たような名前で保障も同じではないかと思う方も多いでしょう。
しかし、実際にはそれぞれ中身が少し違う保険です。
今回、この2つの保険はどんな保険なのかをわかりやすく説明していきます。

所得補償保険

所得補償保険は、損害保険会社で販売されています。

病気やケガで長期間の入院や在宅療養等、就労できなくなった時に補償される保険で、年収の何割か(保険商品によりますが、一般的には6割程度)が補償され、毎月一定の金額が補償される保険です。

補償は1年~5年と期間が短いのが一般的ですが、最近は長期補償の保険も販売されています。

就労不能保険

就労不能保険は、生命保険会社で販売されています。

病気やケガで長期間の入院や在宅療養等、就労できなくなった時に保障される保険で、年収によって上限はありますが、10万円~50万円を設定して保険期間満了(例55歳~70歳まで)まで保険期間を選ぶことができ、毎月給付されます。

このように、所得補償保険と就労不能保険は病気ケガでの就労不能時に備えた保険ですが、損害保険会社と生命保険会社で名称が違います。

また、所得補償保険は期間が短く、収入の減少した分を補填するという保険ですが、
就労不能保険は保険期間が長く、契約時に設定した金額が毎月給付されるという保険です。

所得補償保険、就労不能保険と収入保障保険は別物


所得補償保険、就労不能保険と間違いやすいのが収入保障保険です。

皆さんも、これらの保険の違いが分からないと感じている方も少なくないでしょう。
しかし、保障内容も大きく異なる別の保険です。

収入保障保険の特徴

収入保障保険は、各生命保険会社が近年、力を入れて販売している商品です。

収入保障保険は死亡、高度障害状態になった時に、毎月定額で保険金を受け取る形式、もしくは保険金を一括で受け取ることができる保険です。
毎月保険金を受け取る場合保険期間終了まで受け取れます。

つまり、収入保障保険は、死亡、高度障害状態のリスクに備える保険であり、病気やケガで収入がなくなくなった場合の生存時のリスクに備えた所得補償保険、就労不能保険とは大きく異なります。
ですから、所得補償、就労不能は生存時の保険、
収入保障は死亡、高度障害状態の保険であると覚えておくと良いでしょう。

所得補償、就労不能保険はどういった方に適しているか

この保険は、どちらかと言うと会社員の方よりも、フリーランスや個人事業を営んでいる自営業者向けの保険と言えそうです。

会社員の方が就労できなくなった場合は、傷病手当金等の社会保険が手厚くなっている分、ある程度は公的社会保障で賄えます。
貯蓄がほとんどない場合や、会社の保障が手薄に感じている人は検討するのも良いのですが、既に多くの社会保険で保障がカバーされていますから、一度保障内容を確認してみることが大切です。

自営業者の方は社会保障が手薄となっており、かつ収入も自身に万が一の事態になった場合、経済的にも大きなリスクがあります。

しかし、まずは公的社会保障と自身の経済状況をしっかり確認して検討することが大切です。

また、先にも書いたように所得補償と就労不能保険では保障内容も変わってきます。
どちらが自分にあった保障なのか、しっかり見極めた上で加入することが重要です。

所得補償保険、就業不能保険と収入保障保険の違いのまとめ

保険会社では最近、生命保険、損害保険とも所得補償、就労不能保険の商品バリエーションが増えつつあります。かつて損害保険各社で販売してから最近ではライフネット生命を皮切りに大手生命保険会社も販売に力を入れています。
また所得補償と就労不能保険ではそれぞれ保険料も保障内容も変わってきますので注意が必要です。

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1978年生まれ、北海道出身。外資系生命保険会社等に勤務後、代表の町田萌とともにFPサテライトを開業し、副代表に就任。 【所有資格】日本FP協会 AFP認定者 ・証券外務員二種 ・損害保険募集人 等
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