2017年04月09日

【要注意】騙されない!取り立て方法からわかる闇金融の実態と対処方法

目次

実態はどうなの?気になる闇金の取り立てについて

法律で定められたルールに則って貸金業を営む消費者金融と異なり、闇金融業者は違法に貸金業を営むものをいいます。このような違法業者からの借り入れを行うことは極力避けなければなりませんが、融資先が闇金であることを知らずに借り入れてしまうこともあるでしょう。

場合によっては、多重債務に陥っていることから、もはや一般の消費者金融からの借り入れを受けることができないという理由で、闇金に手を出してしまう方もいるように思います。

今回は、闇金の違法な実態について、特にその取り立て方法に注目して説明したいと思います。闇金の取り立て実態について知ることによって、闇金と関わらない方が良い、また、場合によっては早期に関わりを絶つ必要があるということを知っていただくことを目的としています。

闇金取り立ての実態


一言で「闇金」と言っても、その営業形態も多種多様です。違法な活動をするということは必然的に、おかみの監視を免れるための工夫をする必要があるのです。したがって、闇金と一括りにするのではなく、それが多様な実態を持つということは見過ごしてはいけません。

また、時代の変化の影響を受けて、闇金業者の実態も様々に変化してきています。例えば、バブル期においては貸金業に対する規制が緩かったとされていますが、そのような時代背景の中にあっては、闇金業者は遠慮なくあらゆる手段をとって営業を行い、また、開けっ広げな取り立てを行っていたでしょう。しかし、その後の時勢においては、貸金業に対する規制は厳しくなり、闇金業者は大々的に営業することもできなくなりました。

このような時代の変化から、闇金業者はこれ以上の規制を受けることに対して恐れもあるでしょうし、それが結果として、営業形態・取り立て方法などに変化をもたらしているとも言えます。

以上のような、闇金本来の特殊性からくる多様性と、否応なく強いられた変化による多様性を理由に、様々な闇金が存在することになりますし、その取り立て方法も多岐に渡ることになります。

闇金業者によって取り立て方法が異なる

このような多様性を前提とする結果、闇金業者ごとに取り立て方法は必然的に異なることになります。

例えば、いわゆる090金融について考えてみましょう。090金融とは、固定電話をもたずにPHSや携帯電話の番号のみを利用する点に特徴がある闇金業者のことを指します。

貸金業者が宣伝広告、あるいは、取り立て等を行う場合には、その営業実態を明確にさせるという趣旨のもと、固定電話を利用することが求められているのですが、融資先が固定電話の番号を利用せずにいつも090からはじまる番号でかけてくる場合には、事務所を展開せずに営業をしている場合が多いでしょう。

このような事務所を持たない形で営業をしている闇金業者の取り立てについて考えたとき、それは電話による取り立てが通常の方法になるでしょう。そもそも経営実態がないのですから、事務所に債務者を来させることや、あるいは、事務所の人間が直接出向くということが考えられません。

電話で執拗に支払いの督促行為を繰り返し、それに心が折られてしまった債務者が指定口座に入金をしてしまう。このような「おいしい」状況が生まれてしまっては、090金融も、電話による取り立て方法を続けることになってしまうでしょう。

これに対して、イメージ通りの物理的な方法によって取り立てを行う場合も当然に一般的でしょう。例えば、高利貸しの闇金などでは、場合によってはやくざまがいの人にわざわざ依頼して、いわゆる「取り半」などの条件で取り立てを代行させることもあるでしょう。このような場合には、かなり乱暴なことがされることになります。

闇金の取り立てには、暴力的な業者とそうで無い業者がある


闇金の取り立ては、その営業形態によってだいぶと方法の内容がかわってくることになります。

090金融だけに限られず、今では実際に債務者が事務所に訪れることがなくてもインターネットなどを利用する形で融資を受けることができる時代になってしまいました。その所為もあって、例えば、カラ貸し、押し貸しなどの手法による闇金業者などは、多重債務者の名簿や口座情報を取得した上で、電話での脅迫行為がメインになされることになります。このように、ある意味では「暴力的ではない」という対応によって取り立てがなされる業者もあります。

しかし、これらの電話などによる間接的な取り立て方法と、実際に債務者に対して肉体的なアプローチで圧迫的な取り立て行為をする場合に、どれだけの差があると言えるでしょうか。確かに、家まで闇金業者が直接やってきて、玄関口でドアを叩かれ続けるという状況が継続すればかなりの恐怖心を持たされることになるでしょう。しかし、夜中の間ずっと携帯電話が鳴り続ける、電源を切ったとしても、何十件も留守番電話にメッセージが吹き込まれている場合も、精神的な意味においてですが、債務者にとっての負担にはかわりがないと思われます。

このように、闇金の中には、暴力的なもの、非暴力的なものという分類をすることができる場合があるでしょうが、非暴力的であるからと言って、優しい取り立てがなされるということを意味するのではないのです。あくまでも違法な闇金が行う取り立てだ、ということを考えれば、その取り立て方法が穏やかに済まされることを期待することはできないのはむしろ当然のことでしょう。

闇金取り立ては取り立てる人によっても違いがある

実際に債務者の元に取り立てに来る場合について、取り立てにくる人によって取り立て方法の内容が異なるということが言われます。

例えば、ある日、取り立てに来た闇金がかなり乱暴な手段で取り立て行為を行ったとしましょう。ドアは叩かれる。窓は破られる。ゴミは投げ込まれる。暴力はふるわれる。散々な目にあったとしましょう。この直後に、同じ闇金から訪れる別の人が、先程の人間がやった非礼を詫び、債務者をいたわり、返済をすればこのようなことをするやつはいなくなるのだと優しく諭した場合を想像して下さい。おそらく、債務者は心を許してしまうのではないでしょうか。

つまり、実際に取り立てに来る人によって対応が異なることは当然にあるのですが、闇金の目的はあくまでも過剰な利息の支払いをさせることにありますので、いわば「あめとむち」のような方法によって債務者に対してアプローチをかける事例も散見されます。

結局は、支払わせるためにはなんでもする、という姿勢が現れているだけだということができるでしょう。もちろん、闇金業者も人間ですから、性格の違いによっては行う取り立て方法に多少の差異はあるかもしれません。しかし、違法な闇金と言えども、彼らも仕事でそれを行っているわけですから、「債務者からお金をしぼる」ためなら、手段が選ばれることはないでしょう。

その結果、暴力的な行為が効果的であると判断された場合にはそれが選ばれるでしょうし、甘い口ぶりが効果的であると判断された場合にはそのような手段が選択されるにすぎません。

闇金取り立ての実態が分かる実例


いくつかの取り立て方法については既に簡単に触れてはいますが、特にひどい取り立て方法について例を挙げてみましょう。
物理的な取り立て方法のうちで「きつい」例としては、債務者の自動車をひっくり返してしまうというケースがあったようです。債務者自身ではもとに戻すこともできませんし、警察に言うことができないという状況が作られてしまっているという前提ですが、通報することもできないでしょう。

精神的な圧迫をかけるという点で「きつい」例としては、やはり身内に借金をばらすという方法によるものが挙げられるでしょう。親戚に電話をかけたり、会社にまで取り立てにいくという行為は、債務者にとってのストレス要因となってしまうことになります。

債務者にお金を支払わせるという終局目標のためには、手段は選ばれません。

闇金取り立ての実態が分かる!プチ情報

以下では、闇金取り立てに関するプチ情報を紹介します。このようなことを知っているだけで、闇金からの取り立てに対する心構えに変化が訪れると思います。

①家具等を持っていく理由は戒めの意味合いが強い

闇金が行う「嫌がらせ行為」の一つとしてよく行われるのが、債務者の家に押し入って、冷蔵庫や洗濯機などの大型家具や、ひいては箸などの枝葉なものなどを持ち帰るという行為がなされることがあるでしょう。このような行為がなされるのは、これらによって換価して利息の支払いにあてることが目的とされているのではありません。

そもそもこのような家具・家電というものは中古である以上大した価格になるものではありませんし、闇金業者が目当てにしている金額はこのような少額なものではありません。これらの家具を持ち帰ることによって、債務者を困らせることが目的とされているわけです。次に返済しない場合には、更に困ったことになるという予感を与えることによって、支払を促そうとしているというわけです。

②闇金業者は警察沙汰になるのを恐れている?

闇金業者は自分たちが違法な存在であることをわかっていますから、表立ってトラブルになることは防ごうとします。債務者が誰かに相談したり、通報できないという状態を作り出した上で、取り立て行為を反復することによって、お金をむしり取るわけです。

例えば、よくある話なのですが、債務者の家の取り立てに行っている場合に、それがあまりに派手に行われると、近所の人が通報する場合があります。このようなときに、サイレンを鳴らしてやってくるパトカーに気付くと、闇金業者は一目散に逃げ出すことでしょう。さらに言えば、警察などがやってくる場合に備えて、派手な取り立て方法がなされる場合には、見張りの人間をたたせていることも多いですし、また、自動車のナンバーから足がつかないように偽造ナンバーをつけていることが一般的です。

このような手段が採られているということは、闇金業者も実は、警察をおそれているということなのです。万が一刑事事件に発展してしまった場合に、そのような行為をしたことが追求されますし、そうすれば自分たちが闇金業を営んでいることがばれてしまいます。これを恐れているというわけです。

③利子はあらかじめ抜かれている

闇金からの借り受ける際によくあることなのですが、例えば、貸し付けの際の契約書においては5万円の貸し付けということが合意されているにもかかわらず、実際には3万円しか貸し付けてもらえないということがよくあります。これは、あらかじめ2万円が利息として引かれていることになります。

このような形で、融資する際に、あらかじめ闇金が得をするような形でお金が抜かれることがあります。闇金業者も一般の消費者金融と同じく、融資が焦げ付くことを一番におそれています。それに備えた対応策を予め練っているというわけです。

これと関連した形で、利息に加えて、「手数料」という名目でさらに貸付額から減少される場合があります。しかし、このような手数料を貸しつけの金額からとることは本来ではおかしいはずです。
そもそも闇金から融資を受けることは避けるべきですが、融資をうける際には、締結してしまった契約内容の金額と、実際に融資された金額が合致していることを確認しなければなりません。

闇金取り立てを解決するための対処方法は「専門家に依頼すること」


闇金からの取り立てを受け続けることによって、債務者は現実的な意味でも精神的な意味でも、非常にストレスを感じてしまうでしょう。また、行き過ぎた取り立ては債務者を閉塞感の中に閉じ込めてしまいますし、その結果、債務者が通常の生活を送ることが困難な状況に追いやられてしまうことも度々です。このような状況を一人で抱え込んでしまっては、やがて仕事を続けることも辛くなるでしょうし、余計に袋小路に追いやられることになってしまいます。

しかし、闇金からの借金を身内に相談することも難しいのが実際のところでしょうし、仮に身近な人に打ち明けたところで、その人が何か根本的な解決をしてくれるはずもありません。闇金と関わった場合の解決とは、これらとの関係を絶つより他ないのです。

そこで考えられるのが法律の専門家に助けを求めることです。もしかすると、一番はじめに警察に相談することを思いつかれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもお金の貸し借りは「民事」の事件に関することなので、警察がこれに介入することはできません。

さらに、悪質な態様の取り立てについて、この取り立ては理屈の上では、例えば脅迫罪であるとか不退去罪という刑法上の罪責に該当することは明らかなのですが、実際にこれが行われているような場合に警察が対応するためには、確実な事件性が存在する必要があります。

しかし、闇金業者は、事件性が明白な場合でなければ警察が対応できないということをわかった上で取り立てを行うことが通常ですので、警察の捜査あるいは行政警察活動を期待できるほどの状況はなかなか作り出されません。これは警察という組織自体の性質なので仕方のない部分があります。

そこで、警察よりも民事的な事件についての対応を専門的に扱っている弁護士等の専門家に依頼すること効果的となるのです。例えば、闇金からの取り立てが激しく、また、利息等の支払いがままならない状態にある時に、弁護士さんに一連の対応について受任するとしましょう。

この受任が行われた際には、弁護士さんから当該闇金業者に対して受任通知が送付されることになります。あくまでも当事者は、債務者と当該闇金のままではありますが、実際に交渉する窓口は債務者から弁護士へと移動する、ということを闇金に伝えることになります。この通知がされた以上、闇金はこれ以降債務者に対して直接的に何らかのアクションをおこすことはできないようになります。

金銭の消費貸借契約から発生する債務に関する交渉は、全て弁護士が対応してくれることになりますので、執拗な取り立てが行われることがないですし、更に言えば、全て弁護士に任せることによって、裁判に出席する必要もなくなります(もちろん参加したい場合には参加することは当然できますが)。

闇金側としても、弁護士等の専門家が出てくることによって、自分たちが行ってきた違法行為、あるいは、そもそも違法な営業実態について詮索されることが面倒に思うはずなので、基本的には専門家が登場した時点ですっぱりと悪質な行為をやめることになるでしょう。
したがって、闇金からの借り受けをしてしまった結果困っている場合には、すぐに専門家に依頼することによって、状況から脱することができるのです。

専門家に相談する際に、合わせてこちらの記事もご覧ください。
闇金被害相談や解決に強い弁護士・司法書士!取り立てや嫌がらせの問題対策までカバー

【要注意】騙されない!取り立て方法からわかる闇金融の実態と対処方法のまとめ


闇金の取引実態と対処法について説明いたしました。
そもそも闇金は違法な存在です。どれだけお金に困ってしまったとしても、これらから借り受けをしてしまっては、確実に面倒な状況に巻き込まれてしまいます。

したがって、融資を受ける際には、相手が闇金ではないのかを疑いながら、しっかりと契約内容を吟味しなければなりません。その結果、万が一騙されてしまった場合には、すぐに弁護士等の専門家に依頼するべきでしょう。

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