2017年04月17日

健康寿命の定義とは。健康寿命と平均寿命の違いや寿命の差の原因を解説

目次

我が国は、第二次世界大戦後に出生されたベビーブーマーの方々がリタイヤ年齢に達したことにより、高齢化社会を迎えています。その我が国の平均寿命は医療の発展もあり、世界でも最高水準に高くなっています。

しかし、平均寿命が長くなるにつれて、認知症などによる寝たきりの高齢者の方や介護が必要な方も増えています。我が国が高齢化社会を乗り切るためには、高齢者になられた方々が元気に働かれる必要があり、今、健康寿命というものが注目されています。

健康寿命と言いますのは、亡くなられるまでの期間である平均寿命と違い、心身がともに自立でき、健康的に生活することが出来る期間の寿命のことです。その健康寿命というものについて紹介していきます。

健康寿命との違いとは?「平均寿命」の特徴について

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平均寿命は生まれてから亡くなるまで何年生きられるかを示すものですが、医療の発展によって、死亡原因の上位にあるがんも初期のものは完治が可能になり、どんどん長くなっています。

現在では男性が80.21歳であり、女性は86.61歳と男女とも世界一の長寿になっています。しかし、平均寿命と健康寿命の差は現在、男性9歳、女性12歳となっています。

健康寿命との違いとは?「平均寿命」の落とし穴!

平均寿命が健康寿命より長くなっている原因は、既に寝たきりになって動けない高齢者の方や、寝たきりでなくても家族だけではお世話を出来ない手厚い介護が必要な方、ある程度は自分で出来ても療養が必要で家族の面倒が必要な方などを含んでいる点になります。

従って、平均寿命と健康寿命の差の期間については、社会的に非常に負担が大きくなる期間と言えるのです。

平均寿命との違いとは?「健康寿命」の定義

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平均寿命と健康寿命の違いで特徴的なものは65歳を過ぎたリタイヤ期間になります。男性で見てみますと、現在企業の退職年齢は伸びてきており、65歳のところが増えています。

そうなりますと、平均寿命が80歳を越えていますので、年金などによって約15年生活されることになります。

しかし、健康寿命は71.19歳なっており、男性が実質自立して、健康的に生きている期間としては6年となっており、残りの9年については家族からの支援や介護が必要な期間になっています。健康でいる期間よりも介護が必要な期間の方が長くなっています。

女性の場合はさらに深刻で、平均寿命は86.61歳に対して健康年齢は74.21歳で、健康年齢を超えた期間は12年にもなります。

違いが見えてきたら!健康寿命と平均寿命の差があることに注目!

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従って、健康年齢を超えた期間については、家族の人的、財政的な負担が大きくなり、社会的に見ても、介護士などが高齢者の方の介護をする必要人数が膨大に膨らみます。国家財政の負担も大きくなり、現役世代の負担はより大きくなり、家庭での財政負担はさらに膨らんでいきます。

今後、我が国の平均寿命は女性は再生医療の発展などから、90歳を越えていくことが予想され、男性も現在の女性の平均年齢を超えることが見えています。

従って、これからの高齢化社会の中で、この期間の差をいかに小さくしていくかが大きな課題になります。少しでも、この差を埋めていくことが我が国の将来にとって大切なものとなっているのです。

違いが見えてきたら!健康寿命を平均寿命に近づける方法はある?

この健康寿命と平均寿命の差を縮めるためにはどうしたらいいのでしょう。

平均寿命と健康寿命の差が生まれている原因としては、豊かな社会が実現した反面、食事における高カロリー化、不規則な生活リズム、運動不足などが常態化し、メタボリックと言う言葉が流行語になるほど肥満が増え、生活習慣病が増加していることが挙げられます。

そのために、死亡原因でも、がん以外では、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧疾患で29%ほどの方が亡くなられています。
これらの病気により、寝たきりになったり、介護が必要になられる方が多く、これらを減らすことにより、健康寿命を平均寿命に近づけることが可能になります。

そのため、現在、健康寿命を平均寿命に近づける方法として、厚生労働省主導で「健康寿命をのばそう!」というスローガンの元にスマート・ライフ・プロジェクトという国民運動が行われています。

生活習慣病を少しでも減らすために、適度な運動、適切でバランスのとれた食生活、禁煙によるタバコの害の撲滅という三つのアクションと検診・健診の拡大という目標の実現に向けて行なわれているのが、スマート・ライフ・プロジェクトなのです。我が国の重要な社会課題である平均寿命と健康寿命の差を縮めるために、我々国民一人一人が意識して生活習慣を改善していこうではありませんか。

健康寿命の定義とは。健康寿命と平均寿命の違いや寿命の差の原因を解説のまとめ

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我が国は、高齢化社会に入り、医療の発展により平均寿命は伸びてきましたが、健康寿命は平均寿命よりも男性9歳、女性12歳と短くなっており、自立して自身で生活することが出来ない期間が存在し、家庭にも社会にも国家財政にも大きな負担になりつつあります。

従って、この平均寿命と健康寿命の差を縮めることが我が国社会にとって重要な課題になっています。平均寿命と健康寿命の差がある原因としては、豊かな社会の実現の反動として、食事の高カロリー化、不規則な生活リズム、運動不足などが常態化した結果、生活習慣病、すなわち、心疾患、脳疾患、糖尿病などで亡くなる方が3割近く存在していることにあります。

そのため、生活習慣病の撲滅により健康寿命を平均寿命に近づけようと、厚生労働省の主導でスマート・ライフ・プロジェクトという国民運動が展開されているのです。是非、我々も生活習慣を改めて、健康寿命を延ばす努力をしていこうではありませんか。

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