2017年05月02日

形見分けとは。形見分けを行う際の注意点やマナー、時期など基本情報を解説

目次

身近な人が亡くなった時に形見分けを行うことがあると思います。知っているようで知らない形見分けの基本的な知識を紹介します。

形見分けとは

故人の愛用品や衣類などを近親者に分けることを形見分けといいます。どのような意味合いがあるのかご存じでしょうか。

形見分けとは、故人の思い出を共有するものです。
意味合いとしては遺産分割とは異なり、故人を思い出すために遺品を傍に置いておくために分けられます。

また形見分けは、親から子へ・先輩から後輩へ贈るものです。一般的には親から子ども、先輩から後輩へ贈るもので目上の人から目下の人に贈られるものと考えられているため、逆に目上の人に行うことはあまり良くないとされています。

ただ、目上の人であっても希望がある場合は分けても構いませんし、最近では目上の人に対しても親しい人であれば誰でも受け取れる風潮になりつつあります。

形見分けを行う品物


形見分けを行う品物は故人の愛用品など、その人の思い出となる物になります。

実用品

腕時計やかばん、万年筆などの故人が特に愛用していた物です。高価でない物を選ぶ方が無難です。

衣類

洋服や着物は、故人の面影を思い出す物であるため、形見分けの対象になります。クリーニングをしておくことが礼儀です。

蒐集品

故人が趣味で集めていた物があれば、形見分けの対象となります。できれば同様の趣味で親交があった人などに贈ると良いでしょう。

形見分けの時期

形見分けを行う時期は特別に決められてはいませんが、一般的には以下のようなタイミングで行われることが多いです。

仏式の場合

日本では多い仏式の場合は四十九日などのタイミングで遺族が集まるタイミングが良いと考えられています。

キリスト教の場合

キリスト教の場合はそもそも形見分けという習慣がありませんが、日本では行われることも多く、葬儀から30日後の追悼ミサで行うと良いでしょう。

神式の場合

神式の場合は忌明けにあたる五十日祭のタイミングが良いのではないでしょうか。

形見分けを行う場合の注意点やマナー


形見分けは故人の遺志を尊重して行わなければいけません。また、もらう人のことも考慮する必要があるため、以下のような点に気を付けて慎重に行ってください。

①誰に対する形見分けなのかを把握すること

形見分けは故人の親戚や友人など、生前の親交が厚かった人に行うものです。
会社の同僚などの場合は、よほど親しい関係でない限りはあまり行われません。

②適切な品を選ぶこと

いくら生前に親しかったとは言え、もらって嬉しくない者もあります。相手の年齢や性別、故人との間柄を考慮して適切な物を選ぶようにしてください。

③包装方法を確認すること

形見分けでは包装をする必要はありません。半紙などの白い紙に「遺品」や「偲び草」と表書きして渡すようにしてください。

④贈与税が発生する場合も

あまりに高価な物を贈ると、贈与税が発生する場合もあります。

遺品には金額が分からない物もあるので、高価な物である可能性があれば鑑定を依頼することも検討してください。

⑤遺産分割が終えているかを確認する

遺産分割を行う前の遺品は相続人全員の共同財産です。
遺産分割を行う前に形見分けをしてしまうとトラブルの原因になりかねませんので先に遺産分割は終わらせておきましょう。

⑥目上の人に贈る場合は確認をしっかりと行う

一般的には目上の人への形見分けは行われませんが、もしも行われる際は贈っても差し支えないかを確認しましょう。

形見分けでよく見られるトラブルについて


残念ながら形見分けに関しては様々なトラブルが発生することがあります。

①親しい関係の人がうまく把握できず関係ない人に行ってしまった

故人とどれ程の親交があったかは、遺族には分からないこともよくあります。

どのような関係だったか分からない人が急に自宅に押しかけて換金性の高いものを形見分けとして要求さてしまうことがあります。

②価値のある品物を勝手に処分されてしまった

遺品整理を業者に任せた場合に、一般的に見れば遺産としての価値がないものでも関係者にとっては価値のある物を確認なく処分されてしまうケースがあります。

③高価な品物を形見分けとしてもっていかれてしまった

高価な品物の場合は相続財産になるため遺産分割をする必要があります。

遺産分割前に高価な物を持っていかれてしまうこともあり、トラブルとなるケースです。

形見分けとは。形見分けを行う際の注意点やマナー、時期など基本情報を解説のまとめ

いかがでしたか。

急に訪れる身内の不幸。形見分けを急いでしまうことによってトラブルが発生することもあります。
タイミングや順序も頭に入れて、本来の趣旨である「個人を偲ぶ」ということを念頭に置いて行うようにしましょう。

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