2017年02月17日

知っておいた方が良い!クレジットカードの審査の流れや落ちる理由、対策

目次

クレジットカードの審査ってどうなってるの?

「クレジットカードの審査って何をされるんだろう…?」
ちょっと、「審査」と言われると構えてしまいますよね。

クレジットカードは、申し込めば必ず所有できるものではありません。
過去の信用情報を基にして、その人が「クレジットカードの支払いを安定的かつ継続的にやっていけるのか?」をカード会社がチェックするプロセスが必ず存在します。

これが「審査」です。

ただし、カード選びが無謀でなく(収入がないのにゴールドカードを申し込もうとしているなど)、お金に関して後ろ暗いことのない人であれば、審査に落ちることはなかなかありません。

今回の記事では、クレジットカード初心者の方に向けて審査の流れとパスするためのテクニックについてご説明します。
皆さんの「安心」につながりますように!

クレジットカード審査の流れ

まず、クレジットカードの審査がどのような流れをたどっているのかを把握しましょう。
カード会社だけでなく、「個人信用情報機関」というところも絡んできます。

step①:クレジットカードの申し込み

まずはクレジットカードの申し込みを行います。
申し込みは大きく分けて「店頭窓口での申し込み」「Webで申請書を請求し、記入して郵送」「Webフォームに必要情報を入力して申し込み」の三種類があります。

この中で最もお得なのが「Webフォームに必要情報を入力して申し込み」です。
カード発行会社の手続きも最も簡単(紙を扱う必要がありませんからね)なのもあって、ポイントをつけてくれたりギフトカードなどをもらえたりと、キャンペーンがよく行われています。

今では、インターネット環境が全くないという方は少ないはずです。
パソコンはもちろん、スマホやタブレット端末、ガラケーでも申し込みが可能ですから、Webフォーム経由で手続きを行うことを強くおすすめします。

step②:申込者属性のスコアリング・レベル分け

申し込みが完了すると、カード会社の手続きが始まります。
最初に行われるのが、申込者のスコアリングやレベル分けと呼ばれる作業です。

申込者の年齢、職業、年収、勤続年数、住宅状況などといった情報を基に点数づけして、コンピューターによる審査を可能にするわけです。

スコアリングの詳細はカードによって異なりますし、その情報は公開されることはありません。当然ですね。
ただ、常識的に考えれば年収の高い申込者の点数は高くなるでしょうし、勤続年数が短ければマイナスになるはずです。

step③:個人信用情報機関への照会

次に、国内に三種類存在する「個人信用情報機関」へ申告内容や借入・返済状況を照らし合わせ、申込者の返済能力に問題がないかチェックを行います。

個人信用情報機関にはCIC、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)があります。
ちなみに「JBA」という言葉もよく出てきますが、これはKSCの運営団体である一般社団法人全国銀行協会(全銀協)を指します。

クレジットカードの申し込みを行うと、必ずCICとJICCに情報が登録されます。
さらに、CICとJICCの二者は「FINE」、CIC・JICC・KSCの三者は「CRIN」と呼ばれるシステムによって相互に情報をやり取りしています。

クレジットカードの申し込みを行うと、結局KSCにも照会が飛んで銀行のカードローンの返済状況、債務整理経験の有無などがチェックされるのです。

step④:在籍確認

個人信用情報機関では持っていないけれど、審査にとって非常に重要な情報が勤務先。

申告された勤務先に虚偽がないか確認するために、カード会社は申込者の勤務先へ問い合わせて「在籍確認」を行います。

ただし、この作業は人力で行う必要があり手間がかかります。
必ずしもすべてのカード会社で行われているわけではないとも言われています。
その場合は、本人確認だけで済ませているわけですね。

もちろん、在籍確認をしていない可能性があったとしても、ウソの勤務先を書いてはいけません。
ウソがばれたときのリスクが高すぎます。

step⑤:社内審査

ここまで情報を集め、そこに虚偽がないかどうか確認したら、あとはスコアを参考に社内審査が行われます。

かつては経験豊富なカード会社社員の勘と経験に基づいた審査が行われていましたが、現在ではコンピューターによる自動審査となっています。

step⑥:クレジットカード発行

めでたく審査に通過したら、クレジットカードが作成されて申込者に郵送されます。
発行までの期間はカード会社やカード種類、申し込みの混雑状況などによってかなり異なります。

「即日発行」というケースもあれば、一カ月以上かかるケースもありますよ。

クレジットカードの審査ポイント

大まかな流れをつかんだところで、気になる審査ポイントを確認していきましょう。
クレジットカードを申し込む上で、どういった情報に気をつければよいのでしょうか。

申し込み資格を満たしているか?

クレジットカードには、必ず申し込み資格が記載されています。
「満18歳以上(ただし学生を除く)」「満20歳以上で安定した収入がある」「学生限定」などです。

当然ですが、こうした条件に当てはまらない人が申し込みを行ってもあっさり落とされます…。
唯一自分でチェックできる範囲ですから、必ずチェックしておきましょう。
また、記載事項は必ず正直に、できる限りきちんと記入します。

クレジットカード審査の「3C」

審査のポイントとしてよく挙げられるのが「3C」です。
これは「Capacity(資力)」「Character(性格)」「Capital(資産)」を指しています。

Capacity(資力)とは、要するに申込者の返済能力のことです。
職業や勤務先、年収、勤続年数、借入額などがこれに当てはまります。

Character(性格)とは、要するに申込者の支払い・返済に対しての性格=誠実さを示す基準です。
具体的には、個人信用情報機関の持つクレジット利用履歴や返済延滞の有無などが挙げられます。

最後にCapital(資産)については、返済に際して担保(「借金のカタ」というやつです)となる資産がどれくらいあるかがポイント。
家の居住形態や居住年数が当てはまります。

審査ポイントとなる情報はたくさんあるのですが、ざっくり分類して「3C」と言われているのです。

3Cで最も大切なのは…

三種類の審査ポイントのうち、最も重要視されているのはCharacter(性格)であると言われています。

なぜなら、結局のところCapacity(資力)とCharacter(資産)については自己申告でしかないからです。
カード会社が確認できるのは勤務先程度で、細かく年収や居住年数などをチェックすることは不可能。

自己申告でしかないこれらの情報よりも、個人信用情報機関に照らし合わせることのできる「支払い履歴」「借入状況」「延滞の有無」などの情報の方が信頼できますよね。

Capacityで重要なのは?

正直に言って、クレジットカードの審査基準を正確に知ることはできません。
カード会社内部ですら、ごく一部の社員しか知らないとされるほど審査基準情報は厳密に伏せられています。

しかし、それでも重要な項目としては「年齢」「年収」「勤務先」があるとされています。
その人が何歳ぐらいなのか、どれくらいの規模の企業に勤めているのか、収入はどれくらいか、程度が分かってしまえば、その人の人となりはだいたい分かりますからね。

Capitalで重要なのは?

居住形態が重要と言われています。
賃貸より持ち家が高い評価を受けますし、ひとり暮らしよりも親と同居している方が高い評価となります。

クレジットカードの審査方法

クレジットカードの審査は、3Cを踏まえた統計学的なモデルを基準として、コンピューターによって自動的に行われます。

つまり、例えば「過去○ヵ月の間に支払いを延滞した経験のある人は、延滞経験のない人より?%与信リスクが高い」などの傾向が、過去の膨大なデータからはじき出されているわけですね。

こうした傾向に沿って、クレジットカードの審査は行われています。

クレジットカードの審査に通りやすくなるコツ

審査に通りやすくするためには、まず申請書の全項目を正直にきっちり埋めることです。

中には、必須項目以外の記入を面倒くさがって空欄のまま提出する人もいるのですが、これはおすすめできません。
もちろん、ウソをついてもいけません。

空欄ですと、スコアが上がりませんよね。そして、ウソがばれた際のリスクはきわめて大きいものがあります。

あと、審査が厳しい上位カードは避けて、一般的なクレジットカードを少数申し込むこと。
上位カードやあまりに多くのカード申し込みは審査に通過しづらいので、勤務先や年収などに自信がない限り避けるのがコツですよ。

クレジットカード審査に通らなかった時の対処法

クレジットカードの審査の結果、もし落ちてしまったら…
初めてカードを作成しようとした人であれば、かなりショックかもしれませんね。

ただし、あきらめるのはまだ早いかも。
ここでは、クレジットカードの審査に落ちたときの対処法をご紹介します。

複数申し込んでいる(多重申し込み)場合は半年待つ

クレジットカードの申し込みが同時期に複数ある場合、「いざとなると借り逃げされるんじゃないか」と見なされてカードが発行されにくいことがあります。

したがって、近い過去にたくさんカードを申し込んでいた場合は、半年ぐらいクレジットカードやキャッシングは遠慮しておきましょう。

不要なクレジットカードを解約する

あまりに多くのクレジットカードを持ちづらいという理由から、不要なクレジットカードを解約するというのも有効な対処です。

解約したくない場合は、限度額を引き下げるだけでもかまいません。
カード会社に電話すれば、解約も限度額引き下げも簡単にできてしまいますので、審査に落ちた場合は試してみましょう。

不利な条件を改善する

当然ですが、無職や低収入、非正社員などの条件だとカードの審査にとおりづらくなります。

この場合は、きちんとした会社に正社員として就職したり、会社の中で実績を上げて収入を向上させたりしないといけません。

上位カードはあきらめる・クレジットヒストリーを積み重ねる

ゴールドカードやプラチナカードと呼ばれる上位カードがあります。
優待サービスやサポートなどが一般のカードよりも充実している分、審査も厳しく行われます。
申し込み資格が「会社経営者」というカードもあるくらいです。

この場合、自分の信用情報に問題があるというよりも、カードのレベルが高すぎて落とされてしまった可能性が高いと言えるでしょう。
素直にあきらめるか、カードの使用履歴=クレジットヒストリーを地道に積み上げるしかありません。

事故情報はいつまで残る?

申込者の評価=スコアを下げるネガティブな情報のことを「事故情報」と呼ぶことがあります。いわゆる「ブラックリスト入り」ですね。

過去に何も問題がなければよいのですが、なかなかそうはいかないのが人生というもの。
事故情報の具体例や、いつ消えるのかが気になりますね。

事故情報になりうる行為

最もありがちなのが、ローンの返済の延滞です。
お金に困っていなくても、ついクレジットカードの引き落とし口座にしていた銀行口座への入金を忘れていて返済できなくなっていた…というケースは多いもの。

あと、延滞が長期になるとカード会社は契約している保証会社に代わりに返済してもらうことがあります。
これを「代位弁済」と呼びますが、これもカード利用者の事故情報として残ります。

また、自己破産や債務整理の経験、カード会社から強制的に解約させられた経験も事故情報の一種です。

その事故情報はいつまで残る?

遅れていた支払いを行えば延滞はなくなりますが、「延滞したことがある」という事故情報はすぐには消えません。
そうかと言って、永遠に事故情報が残り続けるわけでもありません。

事故情報の残存期間は、先ほどご紹介した三種類の個人信用情報機関によって若干異なっています。
(ちなみに、これらの機関では生々しい「事故情報」「ブラックリスト」という言葉は使っていません)

CIC

延滞:5年
債務整理:5年
自己破産:5年

JICC

延滞:1年
債務整理:5年
自己破産:5年
強制解約:5年

KSC

延滞:5年
代位弁済:5年
債務整理:5年
自己破産:10年

延滞や代位弁済を経験すると、これだけの長期間に渡って事故情報が残り、クレジットカードの審査がきわめてやりづらくなります。

生活が厳しい場合はどうしても仕方がないケースもあるとは思いますが、できる限り支払いの辛くなるような借金はしない、真面目な生活を送ることは必要です。

知っておいた方が良い!クレジットカードの審査の流れや落ちる理由、対策のまとめ

クレジットカードの審査で最も重要なのは、これまでお金に対してどれだけ真面目に接してきたかを示すクレジットヒストリーであり、Character(性格)です。

また、クレジットカードを申し込む場合は申し込み資格を確認し、必要事項は正直に全項目記入するなど、「真面目さ」がポイントとなると言えます。

これらの基本情報を踏まえて、少しでも自分に得になるカード選びや申し込みを行うようにしてくださいね。

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