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2018/07/09

売り手市場とは?意味は?買い手市場との違いや業界別の特徴!

売り手市場だから就職が有利と聞くけれど、実際どういう意味なのか調べてみました。売り手市場と買い手市場の違いはなんなのか?一体どちらになれば得な状態なのかを解説しています。業界別に売り手市場になっている特徴についてもお伝えします。自分が求めている業界はどうなのか、調べる要としてください。

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目次

売り手市場とは?

意味

売り手の方が買い手よりも需要が高い状態です。
そのため買い手よりも優位に立つことができます。

通常であれば売り手側が値段交渉をしたり、他社よりも価格を抑えたりしてなんとか買い手に買ってもらおうとします。
しかし売り手市場になると、売り手側が価格設定や交渉に対しての権限を持てるようになります。

つまり売り手が自由に値段を決めても買い手は買わざるを得なくなる状況なので、売り手にとって得になることです。

買い手市場との違い

買い手市場はその反対に売り手がたくさんいすぎて、買う物を選ぶのに苦労しない状態です。
買う物に苦労しない、選ぶものが多いため売り手に価格交渉することなく自分にとって得なところから買うことができます。

つまりこうなると、売り手側が価格を下げたりと価格競争が始まり必死に他のところよりも売ることを考えます。

<下に続く>

就活生にとって超売り手市場はチャンス?

就活生にとっての売り手市場

就活生にとっての売り手市場は、企業側が人手が不足していて人がほしい状態です。
この状態になると、就活生が企業を選ぶ側になれるため就活がとても行いやすくなります。

就職氷河期などと超買い手市場の場合は、就活生は選んでもらうために必死になります。
しかし勘違いしてはならないのは、超売り手市場である企業は内定が決まりやすいです。

しかし売り手市場だからといって、すべての企業が売り手市場ではありません。
人気な企業、上場企業や大手企業などはいつでも超買い手市場です。

そのため売り手市場だからどこでも受かると考えて、高みを見すぎないようにしましょう。
実際企業にとって売り手と買い手に分かれます。

そのため今どの企業が売り手市場なのかをチェックする必要があります。
売り手市場だからどこでもいけるのではなく、売り手市場の時期は売り手市場の企業を探すようにしましょう。

そこを狙うことで、内定がもらいやすくなります。

<下に続く>

売り手市場になる理由

売り手市場になるには5つもの理由が考えられます。

  1. 非正規雇用者の増加
  2. 労働人口の減少
  3. 需要のある企業が偏っている
  4. 少子高齢化
  5. 働き方の多様化

以上5つの理由について、それぞれ詳しくみていきましょう。

売り手市場になる理由①:非正規雇用者の増加

昔は学校を卒業すれば正社員となって働くのが当たり前でした。
しかし最近では様々な事情で非正規雇用として働く人が増えています。

就活に失敗して仕方なく非正規雇用の道を歩んでいる人もいますが、今ではフリーターという言葉も普通に使われています。
フリーターが恥ずかしいという時代ではなくなっています。

そのため自分の好きなことをするためにフリーターをしたり、非正規雇用で働いた方が時間の制約がなく、この仕事を楽しめるからという理由で自ら選ぶ人が増えています。

そのため正社員を端から考えない人が増えています。
その結果非正規雇用のまま働き続けたり、仕事自体を転々とする人が増えています。

その結果常駐して働いてくれる人がいないので、いつまで経っても売り手市場になってしまうのです。

売り手市場になる理由②:労働人口の減少

少子高齢化になった今では労働人口自体が減少しています。
働き盛りの若者の人口自体が全体的に減っています。

そのため新卒として入る人数も少なく、募集をかけても実際に訪れる人数が圧倒的に少ないのです。
また、入ってくる人が少ない中で毎年どんどん定年を迎える人が増えていきます。

そのため増える人数は少ないにも関わらず、どんどん人口が減っていくのでいつまでも売り手市場が続きます。
労働人口が少なくなるのは、若者自体が仕事に着かない人が増えていることも原因です。

働きに外に出ずに精神的な病に侵されて働けない人が増えています。
ストレス社会だからこそ起こり得る問題かもしれません。

売り手市場になる理由③:需要のある企業が偏っている

売り手市場が永遠になくならないのは、需要のある企業が偏っているためです。
需要のある企業とは、就活生から人気のある企業のことです。

就活生は今や就活する前にどういう企業が安泰か、どういう職業に就くのが将来のためになるかを考えています。
調べる際はネットの情報に頼ることが多いので、偏った情報に操作されています。

そのためIT業界がいいよ、という風潮が流れれば就活生はIT業界に流れていきます。
そうなると他の企業が売り手市場のままになります。

そうして売り手市場となっている企業ほど、就活生は目を向けずにこの企業はダメだと判断します。
そのためいつまでも需要と供給のバランスが取れなくなってしまいます。

売り手市場になる理由④:少子高齢化

少子高齢化社会が原因でどんどん企業から働く人が減っています。
それまで活躍していた人がどんどん定年を迎え、企業からいなくなっていきます。

そうなると企業で働く人がいなくなっていき、同じほど活躍してくれる人を要求しています。
しかし中々中途採用で求める人が来ることも少ないため、ずっと売り手市場となっています。

少子高齢化となるとただでさえ少ない若者が、すぐに辞めてしまったり別の会社に転職したりするためにすぐにいなくなってしまいます。
一番企業として即戦力になる30代、40代で働いてくれていた人たちが定年になっていくためにバリバリ働く人自体が少なくなっています。

売り手市場になる理由⑤:働き方の多様化

売り手市場の原因

非正規雇用者が増えたこともそうですが、最近では働き方がどんどん多様化しています。
昔であればアルバイトや派遣などでしたが、最近では在宅で仕事をする人が増えています。

特に結婚しても働きたいと考えていた人が、結婚した後は在宅で仕事を始めるようになっています。
他にも就職をせずに起業志向の若者が増えています。

昔よりも起業や独立という言葉が身近になっているためです。
そのため最初から就職をしないと決めている人が増えています。

そのため働く前から起業の道に行く人がいれば、30代で今まで会社で勤めていたが独立する人が増えています。
今は自分一人で働いて生きていける時代になっています。

そのためフリーで働く人や、経営をする人、ネットだけで働く人がたくさんいます。
その多様化によって、全体的に正規雇用として働く人、働きたいと考えている人が減少しています。

<下に続く>

売り手市場の学生と就職氷河期時代の学生の違いは?

売り手市場の学生

売り手市場となると学生が企業を選ぶ側になっています。
就職の難易度も下がっているため、どこの会社でもいいから入ろうと考えるよりかは自分が本当に入りたい会社に入ろうとします。

その中で売り手市場時代の学生が重視するのは、企業の将来性です。
近年では大企業だから安泰とは考えられておらず、企業はいつ潰れてもおかしくないと考えられています。

一番に将来性を考え、そして次には待遇面を気にかけます。
給与や休みはどれだけもらえるのか、福利厚生は充実しているのかといった働く上での待遇を気にします。

働く内容よりかは、どれだけプライベートが充実できるかという点に焦点をあてます。
そのためできるだけ残業の少ないところや、土日が休めるところを重視した企業を選びます。

就職氷河期の学生

売り手市場じゃない就活生

就職氷河期時代の学生はとにかく就職するために必死です。
就職も3人に1人しか就職できないというように、ハードルが高く難しさを感じている学生が多いです。

その中でも必死に正規雇用になるために努力していたのが、就職氷河期時代です。
その次代の学生が求めるのは売り手市場の現在とは違い、仕事内容が魅力的かどうかです。

内容の魅力とその仕事をすることで高いスキルが身につくか、という点を考えます。
つまりこの時代の学生は自己成長できる会社を求めていたということです。

大企業は安泰だった時代のため将来性を心配する声は少なく、またプライベートを考える内容はありません。
休みがどれだけもらえるか、待遇を気にしている学生は少ないです。

いかにこの企業で成長し続けられるのか、この時代では転職をする人も少ないため生涯働き続ける企業を選んでいたのでしょう。

<下に続く>

売り手市場はどれくらい続く?

現在は景気もいいために人件費にお金を払うことができます。
しかし景気が悪くなれば、人件費にお金をかけることができないために売り手から買い手になっていきます。

その節目となると言われているのが2020年に開催されるオリンピックです。
オリンピックが始まるまではピークで景気が上がりますが、その後景気が急降下するのではないかと考えられています。

現在はオリンピックを楽しみに外国人観光客が増え、移住する人までが現れています。
しかしオリンピックが終わってしまうとその波がなくなり、オリンピックの影響で制作していた場所が赤字になることが予想されています。

そのためそれを期に一気に逆転し、就職が困難になるのではないかと考えられています。
2020年問題と言われ、AIの発達もしていくため労働人口自体が減少する可能性もあります。

そのため今までの求人がなくなったり、求人が人間にしかできない仕事に偏り、需要が偏ることが予想されます。
そのために内定を獲得できない人が増えることが予想されます。

<下に続く>

業界別の売り手市場の特徴

IT業界

IT業界はAI発達であったり、スマートフォンの普及により年々需要が高まっています。
その需要に対して働く人が少なく、かなり人手不足になっています。

ITは高い技術が求められるという点と、シーズンによってはかなり忙しいことから耐えきれずにやめてしまう人がたくさんいます。
未経験で取っているところも少なく、即戦力が求められています。

そのため就職へのハードルが高いのです。

建築業界

2020年のオリンピックに向けて建築業界は力を入れています。
東京を中心に新たな建築物を立てる予定が立っているからです。

アベノミクスから経済が向上していることからも、新たな建物がどんどん立っていきます。
これはオリンピックが終わってからも続くと考えられており、しばらく需要が高まります。

そのため建築現場も売り手市場が続いています。
建築の場合は現場であれば未経験者が入ってくるのですが、それをマネジメントする上の立場の人手が足りません。

そのため未経験者よりも即戦力を求めていますが、建築現場は給料はそれほどよくなく体力仕事になるため求人の需要はかなり低いです。

医療業界

特に看護師は常に売り手市場です。
看護師は人気な職種で看護学校に通う人が多いですが、そこから実際に職に就く人は少ないです。

そのため看護師になれる権利をもちながらも、実際に行っていない人の数が増えています。
医療現場は命を守る責任ある仕事でありながら、夜勤があったりと体力仕事でもあります。

そのため転職をする人が増えており、医療を必要とする人が多い中働く人がどんどん減っています。
そのため常に売り手市場となっています。

今後ますます少子高齢化が増していく中ではどんどん売り手の傾向になっていきます。

介護業界

少子高齢化社会によりお年寄りの数が増えています。
その分介護施設が増え、自宅での訪問介護を必要とする人も増えています。

実際介護施設で働く人が少ないことから施設の数を増やせずに、施設に入れないお年寄りがいる状況です。
介護は需要が高く、働き始めたりその仕事で生涯働き続けることもできるでしょう。

しかし介護は体力仕事であり、いわゆる3Kの仕事なので働きたいと考える人が少ないです。
何より労力に見合わない給料から転職を考える人が増え、働いたはいいものの他の職種に就いてしまう人が多いです。

飲食業界

飲食店に就職と聞くと、それだけでブラック企業という言葉が頭に浮かびませんか?
そのイメージが定着してしまっているばかりに、飲食の仕事は中々入る人がいません。

飲食店は常に人手不足のため、一人にかかる労力が大きいのです。
そのために就職をしても離職する人が多く、その繰り返しになるため全く人が育ちません。

人が育たない、人手不足の状態なので一人一人が切羽詰まった状態で働くため研修制度が備わらずに新人がわからないまま仕事を始め、耐え切れずに辞めることを繰り返します。

そのため飲食業界はアルバイトからの成り上がりや、体力仕事の職場で働いていた人しか持ちません。

運送業界

運送業界は年々売り手市場としての需要が高く、今後も高まることでしょう。
その理由がネットショッピングが主流になっているからです。

今やリアルで買い物をするよりも、ネットで済ませてしまうという人が増えているのではないでしょうか?
定期配送をしたりと、家で商品を受取ることが増えていますね。

メルカリで個人同士が商品を届け合うサービスも増えています。
そのため物を運ぶ機会が増えています。

そのために運送業界は人手が常に欲しい状態となっています。
運送業界は大手企業が多く、長期的に働いている人が多いです。

そのため辞めるから足らないというよりかは、サービスへの手がいろんなところに伸びているために人手が足りていない状態です。

<下に続く>

売り手市場は企業側の嘘?

売り手市場の真実

売り手市場という言葉を聞いて、今ならどこでも就職できるかのように考えてしまう人が多いです。
その結果売り手市場なのにどうして就職できないんだろう?

中々内定が決まらない、売り手市場っていうのは嘘なのではないかと考えてしまいがちです。
しかし売り手市場というのは事実であり、実際人手が不足している企業がたくさんあります。

ただその一方で人気な業界はいつまでも人気なので、売り手市場にはなりません。
つまり売り手市場とは全体を通して見ていることであり、すべての企業が売り手市場というわけではありません。

<下に続く>

売り手市場とは何か?業界別の特徴のまとめ

売り手市場と買い手市場は立場が全く逆の状態です。
求職者からすると売り手市場が嬉しい状況です。

ただ売り手市場だからといって、業界のことを調べずに行くと勘違いから後悔します。
どの業界が売り手市場なのか、自分が求めている業界はどのような状態なのかしっかりと調べるようにしましょう。

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