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2018/07/10

私立大学の学費、学費以外にかかるお金まとめ!学費免除制度とは?

私立大学は学費が安い国立大学に比べると、学ぶために必要なお金が高い大学です。4年間も払えないと心配されるところもあるのですが、ランキングや一覧で見れば文系と理系、学部の違いによっても授業料の平均額は違います。この記事では私立大学の学費やそのほかにかかる費用、また奨学金や母子家庭などを対象とした免除制度についてもご紹介します。

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目次

私立大学の学費はどれくらいかかる?

2016年度に文部科学省が実施した調査の結果では私立大学で学ぶために必要とされる平均の入学料は253,461円、授業料は877,735円で施設設備費が185,620円でした。
つまり、授業料と施設設備費を合算した私立大学の平均的な年間学費はおよそ106万円です。
私立大学の学費はどれくらい

ただ、学費については学部による違いもあります。

文科系学部の学費

私立大学の文科系学部では、理系学部に比べて学費が安い状況です。
入学金はおよそ24万円、授業料は75万円から80万円となっています。

施設設備費についても理系よりは安く、およそ16万円です。
文系の学部ごとにこまかく見ていくと法学部、経済学部の授業料は平均しておよそ74万円となっていてやや安い部類に入るでしょう。

それに反して人文科学や教養系、国際関係の学部では80万円前後となりやや高めです。
こと国際関係の学部などは近年になって数を増やしてきていて、さまざまな実習や施設の拡充によって独自色を打ち出しているところもあります。

こうしたことが、授業料の金額へと反映されている可能性も考えられるでしょう。
また、語学系や国際関係などの学部ですと別途、留学費用などが必要とされる場合もあります。

理科系学部の学費

私立大学の理科系学部では入学料がおよそ25万円、授業料は年間平均でおよそ105万円となっています。
施設設備費については、およそ19万円です。

授業料の平均だけで比較すると、理系は文系に比べて20万円以上も高額になっています。
授業料は4年間にわたり毎年発生するものですから、トータルで言うと理系学部の学費は文系に比べてかなり多額になるでしょう。

また、同じ理系学部の中で学科によって授業料の額に開きがあることも特徴的です。
一例として工学部の応用物理科では、船舶・海洋工学科に比して授業料が20万円以上も高い金額になっています。

そして理系に関しては大学院への進学までを検討している人も少なくなく、そうなると学費もさらに高額となることは言う間でもありません。
将来までを見越し、計画的に学費を準備する必要があります。

医歯系学部の学費

私立大学の学部において、医歯系学部の学費は特に高い金額となっています。
私大の医学部に関しては入学料がおよそ130万円、年間の平均授業料はおよそ270万円です。

歯学部では入学料がおよそ60万円、年間の平均授業料はおよそ315万円となっています。
それだけでなく大学へ支払う施設設備費も高額になっていて、1年間で80万円から100万円程度に及ぶ例も少なくありません。

医学部では大学によって学費の差が大きいところも特徴的であり、そのために全体の平均額が上がっている面もあります。
とは言ってもランキング、一覧などで私立大学にしては学費が安いとされることが多い慶応義塾大学の医学部にしても6年間でおよそ2,000万円という学費が必要です。

その他学部の学費

私立大学には、さまざまな学部があります。
カリキュラムの中に多くの実習や実験を含んでいて、専門的な施設や設備での講義が行われているような学部ですとどうしても学費は高額になるでしょう。

また、個別指導といったように特別なかたちでの教育が行われている学部でも同様の傾向です。
私立大学の薬学部は入学料がおよそ33万円、年間の平均授業料がおよそ140万円となっています。

音楽や美術などといった芸術学部のほか看護・医療系学部に関しては理系学部と同程度の水準です。
そのほか家政・生活科学や体育・健康科学系の学部、管理栄養士などの資格を取得することができるということから人気が高い栄養系の学部では文系をやや上回る程度となっています。

<下に続く>

私立大学の学費以外にかかるお金は?

私立大学の学費以外にかかるお金

大学へ通うとなれば、学費以外にも諸々のお金がかかります。
大学へ入学してから親元を離れて生活することになる学生も少なくなく住居費、食費などの生活費についても無視することはできません。

日本学生支援機構では大学生の生活費に関して調査を実施していて、私立大学生の年間生活費は2016年度の平均額が643,000円でした。
ただ実態として、自宅から大学へ通っている学生とアパートや下宿などで一人暮らしをしている学生とでは生活費の額が大きく異なります。

調査では自宅から通学している学生の平均生活費が606,500円であった一方、一人暮らしをしている学生は1,243,100円でした。
ただそのうち541,300円は、家賃などの住居費が占めています。

そのほか通学にかかる交通費や教材費、実習などにかかる費用なども必要です。

<下に続く>

国公立大学の学費

国立大学の学費に関しては、文部科学省が標準額を定めています。
その金額は入学料が282,000円、授業料が535,800円です。

2004年度に国立大学の法人化が実施されて以降は、それぞれの大学が無料から標準額のプラス10%までという範囲内で自由に入学料や授業料の金額を決めることができるようになりました。
ただ実際には、大部分の国立大学は入学料や授業料を標準額で設定しています。

また公立大学では、学生が大学の立地する自治体に居住しているかどうかによって入学料を異なった金額としているケースが目立ちます。
具体的な金額で言うと、10万円から55万円といった範囲です。

授業料については、ほとんどの学校で国立大学の標準額と同様になっています。
いずれにしても私立大学では授業料だけで75万円以上になることを鑑みると、やはり国公立大学の学費は安いと言うことができるでしょう。

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【番外編】私立大学には奨学金や学費免除制度もある!

私立大学の奨学金で学費負担を軽く

私立大学では、それぞれの学校で独自に奨学金や学費免除制度を設けている場合が少なくありません
一例として、早稲田大学には「めざせ!都の西北奨学金」というものがあります。

これは首都圏以外の高校から入学した学生が対象とされていて、所帯収入が800万円未満であるか事業収入が350万円未満である家庭であれば毎年40万円が減免される制度です。
また、学業の成績いかんによって授業料の全額か半額を免除する制度が設けられている大学もあります。

このような制度があることで、たとえば母子家庭などの理由から学費を払えないのではないかと金銭面の不安があっても進学を志す上での助けとなっているのです。
実際に、関西大学では学生の4割超が奨学金制度を利用しているというデータもあります。

<下に続く>

私立大学の学費、学費以外にかかるお金まとめ!学費免除制度とは?のまとめ

私立大学には学費が高いというイメージもありますが学校、学部によっても実際の金額は違っています
ですから具体的に志望する学校や学部ではどのタイミングでどれだけの費用が必要となるのかについて、あらかじめ把握しておくことも大切です。

大学に独自の奨学金や減免制度を用意している学校も少なくありませんから、最大限に活用して金銭面の負担をできるだけ和らげましょう!

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