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2018/07/12

拙いとは?意味・読み方、拙いの類義語・対義語を紹介

『拙い絵』や『拙い字』、『拙い英語』、『拙い文章』などという言い回しを見聞きしたことはありませんか。

この『拙い』の正しい読み方や意味、使い方はご存知でしょうか。
類語や対義語を挙げながら分かりやすく解説します。

いくつか例文を用いながら、英語での表現についても説明します。

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目次

拙いの意味・読み方

訓読みでは、送り仮名を伴って『つたない』と読みます。
この漢字は、音読みでは、『セツ』や『セチ』と読むものです。

また、意外と知られていない、もう一つの訓読みとして『まずい』という読み方もあります。
『不味い』が味のことに限定されるのに比べ、『拙い』はもっと広い意味で使われます。

『拙い』は、『つたない』と『まずい』のどちらの読み方の場合にも、最も多い使われ方としては、『物事に巧みでない』とか『できばえが悪い』、『技術が未熟である』、『へたである』といった意味としてです。

実は、古くは『運が悪い』や『卑しい』、『見苦しい』、『卑怯である』、『意気地がない』など色々な意味を持っていました。

文献にも残っています。
しかしながら、現代では最初に挙げた『へただ』という意味で主に使われるようになりました。

<下に続く>

拙いはどんな場面で使う?

主に謙遜する時に使われます。
自身の能力などを卑下するような、日本人特有の言い回しとも言えます。

これが、他人を貶める表現としても使われ始めています。
昨今の報道を見ていると、他人のミスや能力のなさを非難するような内容が多いです。

例えば、先日のワールドカップでアルゼンチン代表監督の采配を『拙い』と酷評するメディアもあったくらいです。

本来は、このように他人に向けて使われるものではありません。
日本語独特の、自分自身をへりくだって表現する場合に使うべき言葉です。

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拙いを使った例文

拙い

以下の3つについて取り上げます。

  1. 拙い英語
  2. 拙い演奏
  3. 拙いながらも

それぞれ詳しくみていきましょう。

例文①:拙い英語

『拙い○○語』というように、自分の語学力の低さを自虐的にこう表現することは大変多いです。
『拙い英語でアメリカの航空会社の方に、なんとか事情を説明した』

これは、海外旅行でトラブルにあったことはあるかというラジオ番組での調査において、帰国当日にサマータイムに突入したために時間が早まって飛行機に乗り遅れた経験があるという方からの意見を、一部抜粋したものです。

『仕方がないので、拙いスペイン語で交渉し、トライアウトを受けて自力でテレビ放映される試合に参加したんです。』

これは、女子プロレスラーの紫雷イオさんがメキシコに武者修行に行った際、試合など全てセッティングされてあるという話だったものの、どこへ行っても『誰?』という扱いを受けた当時のことを語っていたインタビュー記事から、一文を抜粋したものです。

このように、語学のことに関して使われることが大変多いです。

例文②:拙い演奏

楽器やダンス、演技など、技術が伴うもの全般にも使われます。
自分の腕前を謙遜して、例えば『拙いギター』などといったりします。

『若さやルックスで人気を獲得して、拙い演奏も是とする“ガールズバンド”という言葉の持つイメージや風潮に異を唱える。』

これは、CHAIというバンドを絶賛する記事で、その中で他のガールズバンドをディスるかのような表現として使われていましたので、一部抜粋させていただきました。

上述しましたが、本来『拙い』は自分自身のことに対して謙遜の意味で使うものであって、他人をとやかく言うものではないはずですので、あまり真似はしてほしくない例として取り上げておきます。

『むしろ私が拙い演技で足を引っ張っていたわけで…』

これは、声優の日高のり子さんの、アニメ『タッチ』の頃を振り返ってのインタビュー記事がありましたので、そこから一文を抜粋したものです。

エンターテイメントの世界で、人に魅せる仕事をなさっている方は、やはりプロ意識が高いので、自分のこのような技量でお金をいただいていいのかと思い悩むあまり、『拙い』という謙遜の表現を使ってしまう傾向にあるようです。

例文③:拙いながらも

『拙い』の後に、『ながら』や『ながらも』、『けれども』などを伴って、『へたではあったけれども、へたはへたなりに』という意味で使われます。

『拙いながらもクリエイション・レコーズのジャケットを意識して作っていました。』

これは、人気バンド『スピッツ』のボーカルである草野マサムネさんが、メジャーデビュー前の自主製作のカセットテープをどのようにして作っていたか、インタビューで語っていたものから、一部抜粋したものです。

ここでは、自分はへたではあったけれども、という意味合いになっています。
さすが、素晴らしい詞を手掛けていらっしゃる草野さんだけあって、正しく使っていらっしゃいますね。

<下に続く>

拙いの類義語

冒頭の意味のところでも触れましたが、『へた』や『不味い』というのは類語です。
意味の説明のところで出てくる語句ですから、同義語と言ってしまっても差し支えないでしょう。

『非力』や『不器用』なども類語だと言えます。

他にも、『へぼ』や『ぶきっちょ』、『不格好』、『不細工』、『へたくそ』、『不得意』、『蕪雑(ぶざつ)』、『不得手』、『拙劣(せつれつ)』、『迂拙(うれつ)』などが挙げられます。

あまり良い意味の言葉ではないものが続きますので、これ以上は控えますが、類語はいくらでもあります。

<下に続く>

拙いの対義語

『拙い』の対義語は、ずばり『うまい』です。

『つたない』と読む場合の対義語としては、漢字で『巧い』や『上手い』と書く方の『うまい』が相当します。

『まずい』と読む場合の対義語としては、『旨い』や『美味い』と書く方の『うまい』がこれに相当します。

<下に続く>

拙いは英語でなんと言う?例文は?

拙いながら

『拙い』は、英語で『unskillful』です。

『技能』や『スキル』を意味する名詞『skill』という単語の後ろに、『~でいっぱい』を意味する形容詞を作るための接尾辞の『-ful』が付いて、まず『skillful』という単語ができます。

『skillful』は対義語である『巧い』を意味する形容詞で、これに否定を意味する接頭語の『un-』が付いたものが『unskillful』です。

しかし、会話ではあまり使われず、もっとお馴染みの簡単な単語が活躍します。
『bad』や『poor』です。

例えば、『私のつたない英語』は『my bad English』や『my poor English』と言います。

<下に続く>

拙いは自分自身のことに使おう

ここまで、例文を用いてご紹介してきましたように、『拙い』は自分自身の能力を謙遜する際に使うべき表現です。

誤用とまでは言いませんが、他人を酷評するような使い方がニュースや新聞などでも散見されるのは、大変失礼なものであると感じます。

『私の拙い○○』という表現として一くくりで覚えておけば、他人を傷つけたり貶めたりすることがないと思いますので、おすすめです。

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