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2018/07/18

エイメンの意味・語源・使い方!「アーメン」との違いも解説!

外国語が由来となって伝わった結果、日本人の中に定着したのが外来語です。しかし、中には一見すると不思議な響きを持つものも含まれている場合があります。そのような不思議な響きのする外来語が「エイメン」です。「エイメン」という言葉にはどのような意味や語源があるのでしょうか?

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「エイメン」とは

最初に「エイメン」という言葉の持つ意味や語源について見ていきましょう。
あわせて、英語で表記した場合の綴りもご紹介します。

意味

「エイメン」といきなり言われてもわからなかったり、聞いたことがなかったりする方は多いでしょう。
実は「エイメン」は、キリスト教での祈りの文句である「アーメン」と同じ意味を持っています。

それでは、「エイメン(アーメン)」とはどのような意味かといえば、「その通りです」というものです。
祈りを締めくくる際に使うというのが基本的な使い方であることから、「今お祈りしたとおりです」と神様に伝える役割があります。

なお、より熱心なキリスト教徒の人の場合は、祈りの最中であっても「エイメン」を唱えて神様に語りかけようとしがちです。
このため、祈りを通じた神様との対話を重視する場合でも、「エイメン」は非常によく使われます。

語源

「アーメン」という表現の方が有名な「エイメン」ですが、語源については意外とよく知られてはいません。
「エイメン」の語源は後で触れるようにヘブライ語の「アーマン」から来ています。

ヘブライ語を話すヘブライ人(ユダヤ人の祖先)はユダヤ教で知られますが、「エイメン」はもともとユダヤ教用語でした。
ユダヤ教の祭司(ラビ)が聖書を信徒に伝える際に復唱させていましたが、まもなく復唱代わりに「エイメン」と唱えるようになります。

その習慣がキリスト教にも受け継がれて、今日キリスト教のどの会派でも祈りを締めくくる際に使われる言葉として定着しました。

英語スペル

ちなみに、「エイメン」は英語圏でも使われており、その場合の綴りは「Amen.」となります。
とはいえ、実は英語圏でも発音の仕方は「アーメン」と「エイメン」の2種類が存在するのが現状です。

英語圏で「アーメン」と「エイメン」とが使い分けられるのは、主に宗派の違いによってといえます。
英語圏は主にプロテスタントが信じられていますが、発音がどちらかになるかはその中のグループでもさまざまです。

<下に続く>

「エイメン」は何語?

熱心に祈る女性

「エイメン」は先ほども少し触れましたが、ヘブライ語が起源であるといえるでしょう。
そして、ユダヤ教の慣習だったものがキリスト教にも受け継がれ、加えてキリスト教が世界中に広がるにつれて一緒に伝わりました。

キリスト教が広まる流れの中で聖典である聖書の言葉も現地語に訳されるようになりますが、不思議と「エイメン」はそのまま残りました。
それは、祈りの中で神様に対して語りかけ、神様に祈りの中身が嘘偽りのないものであることを示すための用語であることを意味します。

<下に続く>

「エイメン」と「アーメン」の違いは?

静かな礼拝堂

読者の皆さんの中には、「エイメン」と「アーメン」の違いが気になって仕方がないという方も多いでしょう。
結論から書けば、「エイメン」も「アーメン」意味の上では同じであり、単に発音の仕方が違うというだけにすぎません。

より具体的には、アクセントを前に置くか、後ろに置くかの違いが、単語全体の発音にも影響を与えているといえます。
前側にアクセントを置いた場合は「アーメン」ですが、後ろ側にアクセントを置いた場合は「エイメン」となるというものです。

ちなみに、キリスト教は世界の広い地域で信仰されていますが、地域によっては「アミン」や「アメーン」といった独特の発音をします。
いずれにせよ、「エイメン」の発音の仕方ひとつをとっても、世界の言語の多様性がうかがえるといえるでしょう。

<下に続く>

「エイメン」の使い方

「エイメン」は基本的にキリスト教の祈り文句として使われますが、ここではより詳しい事情について見ていきましょう。

キリスト教

ここまで見てきたように、キリスト教では「エイメン」は基本的に祈りを締めくくる際に使われる文句です。
意味が先ほども見たように「その通りです」というものであることから、祈りの内容が偽りのないものであることを示します。

敬虔なキリスト教徒であれば祈りの最中でも熱心に唱える場合も、「キリストの御名において」に続ける場合も少なくありません。
後者の場合は、その祈りの内容が真実であることを救い主であるキリストの名前を出すほどであるという意味合いもあります。

加えて、牧師が洗礼を授けるなどする際にも参列者が行事が神の名において真実であることの証人として唱えることも多いです。
このため、ただ単に祈りの決まり文句としてだけでなく、キリスト教関係の行事でも不可欠な言葉といえるでしょう。

カトリック

キリスト教各派の中でも特にカトリックの場合、「エイメン」についてもうひとつ重要な使われ方がされます。
それは、聖体拝領と呼ばれる儀式において司祭などの呼びかけに対して使う場合です。

聖体拝領とはキリストの肉体になぞらえてパンをいただく儀式のことですが、その際に信仰を新たにすることへの誓いとして唱えます。
もちろん、キリストの肉をいただいたことへの喜びのしるしとして唱えるというのは言うまでもありません。

なお、聖体拝領に似た儀式はキリスト教の他の宗派でも行われており、その場合は「聖餐式」としてワインもともにいただきます。
ワインはキリストの血液になぞらえたものであり、キリストの肉体であるパンとともに重要な意味を持つものです。

<下に続く>

「エイメン」に似たフレーズとの違い

賛美歌の本

キリスト教の「エイメン」のほかにも、非常によく似た発音のフレーズがあります。
ここでは、「ハレルヤ」と「オーメン」を紹介しましょう。

「ハレルヤ」との違い

「ハレルヤ」と聞くと、ヘンデルのコーラスをイメージする方も非常に多いでしょう。
こちらももともとはヘブライ語で「神をほめたたえよ」を意味する文句です。

ユダヤ教やキリスト教では神をほめたたえること(賛美)は信仰生活の中で非常に重要視されています。
特にキリスト教では賛美歌が多くつくられ、それが近代音楽の源流になったという意味では文化史でも大きな存在感を持つものです。

ちなみに「ハレルヤ」のうち、「ヤ」の部分はユダヤ教やキリスト教の神である「ヤハウェ」を意味します。
加えて、「ハレルヤ」も言語によって発音が異なり、ラテン語では「アレルヤ」という発音です。

「オーメン」との違い

ハリウッドで作られた某映画をイメージしそうになる方も多いでしょうが、「オーメン」ももともとはキリスト教用語の1つです。
本来の意味は「予兆」や「前兆」であるうえ、実はあまり良くないことに対して使われます。

ただ、英語の辞書で引くと悪い意味だけでなく良い意味でも「予兆」や「前兆」を意味する単語です。
日本人にゆかりのある言葉でいうところの「縁起」に相当し、こちらも英語に訳せば「オーメン」となります。

ちなみに、映画の『オーメン』に登場する主人公ダミアンは額に「666」という数字のあざがあるので有名です。
この「666」は新約聖書の『ヨハネの黙示録』で悪魔の数字といわれており、キリスト教と無関係ではありません。

<下に続く>

「エイメン」とアルデンセン神父との関係は?

「エイメン」は漫画作品でも使われる場合があり、特に作品がブレイクした場合は「エイメン」も話題になることがあります。
「エイメン」で漫画といえば、平野耕太の『HELLSING』に登場するアンデルセン神父が有名です。

普段は孤児院で子供たちを育てる心優しい神父ですが、いざ悪魔との戦闘となると、殺戮を楽しむ狂戦士と化します。
彼が「エイメン」との関連で有名であるのは、戦闘の時にやたらと唱えるためです。

もちろん、敬虔なキリスト教徒(カトリック)であることから、神の代理人として戦いに挑んでいる姿勢で「エイメン」と唱えています。
ただ、実際のキリスト教などでは「やたらと神に呼びかけてはいけない」という教えもあるため、あまり真似はおすすめできません。

加えて、キリスト教徒の前で「ジーザス」や「キリスト」といった名前をやたらと連呼するのも良い行為ではないとされています。

<下に続く>

エイメンの意味・語源・使い方!「アーメン」との違いも解説!のまとめ

キリスト教の中でよく使われる「エイメン」について見てきました。
「エイメン」は「アーメン」の方が有名ですが、祈りの中で「その通りです」と締めくくる際に使われます。

由来はユダヤ教ですが、キリスト教の成立と拡大とともに世界中に広まり、その結果私たちにとっても良く耳にする言葉となりました。
特にキリスト教徒にとっては生活の中で非常になじみのある言葉ですので、この機会に覚えておくと良いでしょう。

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