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2018/07/16

ケースワーカーとは?仕事内容や必要な資格とソーシャルワーカーとの違い!

あなたは「ケースワーカー」という職業があることをご存知でしょうか。
日常生活を送る上で特に支障がないのであれば、ケースワーカーの方と関わる機会はあまりありませんが、具体的にケースワーカーの方はどういった仕事をしているのでしょうか?

そこで今回は、ケースワーカーとは?仕事内容や必要な資格、ソーシャルワーカーやケアマネジャーとの違いについて解説していきます。

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ケースワーカーとは?

仕事内容

ケースワーカーとは、病気やケガなどの身体上や精神上の問題がある、母子家庭や生活保護受給していたりと経済的に困窮している、知能面で障害のあるなどの様々な理由で、日常生活を送ることが困難な人の相談や援助の業務に携わる人のことを指します。

主な職場

ケースワーカーは、全国の都道府県や市町村に設置してある「福祉事務所」が主な職場となります。
「福祉事務所」とは、社会福祉法に規定されている、地方公共団体の福祉に関する事務所であり、主に、生活保護の相談や申請、身体障害者や知的障害者の援助、障害者手帳の交付、高齢者福祉や児童福祉に関する相談などの業務を行っています。

年収

ケースワーカーの平均年収は、約600万円であると言われています。ケースワーカーは、福祉事務所で働く地方公務員という扱いですので、公務員の俸給表によって定められた額が支給されます。
ですので、年齢が上がるにつれて給料も上がっていきますし、比較的安定した収入を得られる仕事であると言えます。

また、自治体によっては、ケースワーカーに対して特別手当を支給しているところもあり、1日300円から400円に設定されていることがほとんどです。
そのため、年収に換算すると、一般的な地方公務員よりも、年収が10万円程度高くなるということになります。

労働環境

ケースワーカーの勤務時間は、8時から18時の間で約8時間勤務することが多いですが、勤務先によっては、シフト制を導入しているところもあります。
また、休日は土日の完全週休2日制を採用しており、夏季休暇や冬期休暇、有給休暇などの休暇制度も充実しています。

しかし、ケースワーカー1人に対して、担当する世帯数が80世帯から、都市部になると100世帯を超えたりと、1人で多くの世帯数を担当しなければならないので、20時、21時まで残業をしなければならないということも不思議ではありません。
また、ケースワーカーは、色々と問題を抱えた方を相手にする仕事ですので、理不尽なことでクレームをつけられることも多いですし、知識不足やコミュニケーション不足が原因で、トラブルになってしまうことも少なくありません。

そのため、強い精神力を持っていないと、ストレスがたまってしまい、逆に自分自身が心身の不調をきたしてしまう恐れもあります。

必要な資格

ケースワーカーになるためには、「社会福祉主事」という任用資格を取得する必要があります。
社会福祉主事とは、福祉事務所に勤務するために必須される資格で、社会福祉主事を取得しないと、社会福祉に関する相談や支援などの業務に就くことができません。

社会福祉主事の任用資格を取得するためには、大学や短期大学に入学し、社会福祉主事を取得するための必須科目を3科目以上取って卒業するか、福祉系の専門学校を卒業したり、働きながら通信制の大学で社会福祉主事の養成課程を修了するなどの、いくつかの方法があります。
社会福祉主事の任用資格を取得したら、福祉職として地方公務員試験に合格し、福祉事務所に配属されることで、ケースワーカーだと名乗って、社会福祉に関する業務に携わることができます。

<下に続く>

ケースワーカーとソーシャルワーカーの違い

ケース ワーカー

ケースワーカーと、ソーシャルワーカーの違いとしては、ソーシャルワーカーとは、もともと社会福祉に携わる全ての人のことを指す総称として使われていました。
ですが、現在では、「社会福祉士」の資格を持ち、福祉に関する相談や援助の業務に携わる人のことを指すのが一般的です。

一方で、ケースワーカーは、地方公共団体である「福祉事務所」に勤務し、福祉に関する相談や援助などの業務に携わる人のことを指します。
ですので、どちらも福祉に関する業務を担う職業ではありますが、ソーシャルワーカーは、広義な意味を持って使われることが多く、ケースワーカーは、ソーシャルワーカーの中に含まれている職業であると考えてよろしいでしょう。

<下に続く>

ケースワーカーとケアマネジャーとの違い

ケースワーカーと、ケアマネジャーの違いとしては、ケアマネジャーとは、介護支援専門員とも呼ばれ、介護が必要な方やその家族からの相談を受けてケアプランを作成したり、訪問介護やデイサービスなどの介護サービス事業者と介護が必要な方の間に入って、事業所の選択や情報の提供などを行う調整を行う職業です。
ですので、ケアマネジャーとは、介護分野に限定して、自力で日常生活を送ることが困難な方の相談にのったり、ケアプランを作成したり、事業者と本人の調整役となる仕事を担っています。

ですが、ケースワーカーの場合は、介護分野に限らず、母子家庭や生活保護受給者、身体障害者など、日常生活を送るのが困難な方を対象に相談や支援などの業務に携わるため、幅広い年代や、悩みを持った方と接することができるのが違いとして挙げられます。

<下に続く>

ケースワーカーとして働くことの魅力

ケース ワーカー

では、ケースワーカーとして働くことの魅力をみていきましょう。
ケースワーカーとして働くことには、以下の魅力があります。

  1. 相談相手との信頼を築くことができる
  2. 幅広い年代の人々と接することができる
  3. 困っている人の役に立つことができる
  4. 福祉に関する幅広い知識を身に着けることができる

続いて、ケースワーカーとして働くことの魅力を、それぞれ詳しくみていきます。

ケースワーカーとして働くことの魅力① 相談相手との信頼を築くことができる

最初にご紹介する、ケースワーカーとして働くことの魅力としては、「相談相手との信頼を築くことができる」ことが挙げられます。
ケースワーカーは、日常生活を送る上で問題を抱えた人を相手にするので、深い信頼関係が必要となってきます。

相談者は、最初は、自分の気持ちを上手に表現できなかったり、緊張してしまうことが多いでしょう。
ですが、ケースワーカーとコミュニケーションを取っていくうちに、次第に打ち解けていって、自分の悩みや、あまり他の人には言いたくないような話まで、色々な話をしてくれるので、相談相手から信頼してもらえていると実感した時に、やりがいを感じることも少なくありません。

ケースワーカーとして働くことの魅力② 幅広い年代の人々と接することができる

次にご紹介する、ケースワーカーとして働くことの魅力としては、「幅広い年代の人々と接することができる」ことが挙げられます。
ケースワーカーは、社会福祉全般に関する相談や支援などの業務を行うため、子供から高齢者まで、幅広い年代の人々と接することができます。

ケースワーカーとして働くことの魅力③ 困っている人の役に立つことができる

3つ目にご紹介する、ケースワーカーとして働くことの魅力としては、「困っている人の役に立つことができる」ことが挙げられます。
ケースワーカーの仕事は、他人の人生に関わるもので、日常生活を送る上で困っている人の相談にのったり、支援をするのが仕事です。

ですので、それだけプレッシャーが重くのしかかる仕事ですし、色々と悩みを抱えることは多いです。
しかし、「誰かの役に立ちたい」、「社会のために頑張りたい」という強い思いを持っている人であれば、この仕事に向いていると言えます。

また、生活保護を受給していた人が、仕事に就いて自立することができた時や、相談に乗っていた人から「ありがとう」と感謝された時には、非常に嬉しい気持ちになることができ、この仕事をしていて良かったとやりがいを感じることができるでしょう。

ケースワーカーとして働くことの魅力④ 福祉に関する幅広い知識を身に着けることができる

最後にご紹介する、ケースワーカーとして働くことの魅力としては、「福祉に関する幅広い知識を身に着けることができる」ことが挙げられます。
ケースワーカーは、児童福祉法や生活保護法などの、社会福祉に関係する法律知識や、年金や保険などの制度に関する知識と、幅広い知識が求められる仕事です。

それは、知識不足によって、本来であれば生活保護が受給できたのにできなかったなど、相談者との間でトラブルになってしまうこともあるからです。
そして、ただでさえ、相談者は日常生活を送るのに問題があって相談しに来ているのに、相談したケースワーカーの知識が不足していては、それは、相談者の人生を狂わせてしまうことにも繋がってしまいます。

ですので、ケースワーカーとして仕事を始めてからも、最新の知識を取り入れるために、常に勉強していかなければならないので、それは大変な部分でもあります。
ですが、より多くの知識を身に着けることによって、ケースワーカーとしてのスキルも向上させることができますし、相談者から信頼されることが多くなるので、自分自身を成長させることができるという意味でも、やりがいを感じることができるでしょう。

<下に続く>

ケースワーカーとは?仕事内容や必要な資格!ソーシャルワーカーとの違い!のまとめ

ケース ワーカー

以上で、ケースワーカーとは?仕事内容や必要な資格、ソーシャルワーカーやケアマネジャーとの違いについて解説してきました。
ケースワーカーとは、全国の自治体に設置している福祉事務所に勤務する公務員のことで、日常生活を送る上で問題を抱えた人の相談にのったり、支援を行う仕事をしています。

多種多様な問題を抱えた人を相手にするので、非常に忙しく、ストレスを抱えることの多い仕事です。
ですが、社会福祉に関する幅広い知識を身に着けることができ、相談相手との信頼関係を築くことができたり、相談相手から感謝されることの多い仕事ですので、そういった時に仕事に対するやりがいを感じることができます。

ですので、「誰かの役に立ちたい」、「社会に貢献したい」という思いで仕事をしたい人に向いている仕事であると言えるでしょう。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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