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2017/06/26

中学生・高校生の将来なりたい職業の保育士の平均年収・給料や難易度

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目次

知っているようで知らない保育士の年収について

保育士とは

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まず、保育士とは「保育所・児童養護施設などの児童福祉施設で、保護者に代わって子どもの保育をする子育ての専門家」です。

厚生労働省の管轄で、児童福祉法に基づいて保育を行います。
保育園は学校ではなく児童福祉施設になります。
俗に「保育園の先生」といわれる保育士は、正確には福祉の従事者なのです。家庭に代わり子どもを保育することが目的で、子どもの対象年齢は0歳~就学前となります。
最近では男性の方も大学を卒業するほどの夢であふれた仕事と言えるでしょう。

<下に続く>

保育士になるには難易度の高い試験に受かる必要がある?

保育士として働くためには、保育士資格(国家資格)が必要です。
資格を取得していなければ、保育士として働けません。
保育士の資格を取得する方法は大きくわけて2つあります。
大学・短大・専門学校などの、保育士養成課程で所定の課程を修了すること。もしくは保育士試験に合格するかです。
2年の短大や4年の大学があります。

どちらでも資格を習得することができますが、大卒の方が若干年収が高く設定される傾向があります。
また、短大の場合は2年間になっており、実習をこなしながらさまざまな学科を学ばなければならないため、かなり忙しい生活になってしまいます。
保育士試験は大学を卒業していなくても受験できるため、社会人となったのちにも受験をすることも可能です。
しかし、保育士試験の難易度は非常に高く、合格率は10%前後となっています。

簡単な試験ではない様ですね。
そのため、将来保育士を目指すと決めているのであれば、短大・大学へ入学する方が、確実に保育士資格を取得することができるでしょう。

就職先はさまざま

一般的な就職先は、保育園・保育所となります。
それ以外にも多くの場所で保育士が働いています。児童館、託児所、幼児教室、学童保育所などだけではなく、病院の保育所、デパートなどにある託児施設など。

そのほか、自宅で少人数を預かったり、ベビーシッターを掛け持ちしたりしながら、独立し働く保育士もいます。
少子化が進んでいますが、都心部を中心に子どもを預けたいというニーズは高まっており、保育士の需要は高いと言えます。
条件や年収を選ばなければ、保育資格を取得していたら就職先にはそれほど困ることはないでしょう。

保育士と聞いて勘違いがちな資格とは

それは、幼稚園教諭です。
保育士とは違い、幼稚園教諭は文部科学省の管轄で、学校教育法に基づいて教育を行う教員です。
そのため資格も違います。
「児童福祉施設」とされている保育所に対し、幼稚園は幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与え、その心身の発達を助長することを目的とする「学校」なのです。
教育を目的とした施設での仕事になりますので、子どもの対象年齢は3歳~就学前です。主な職場は、幼稚園です。

幼稚園教諭免許状は、保育士として3年以上の正規職員として実務経験がある場合、教員資格認定試験により免許の取得が可能になります。
また、平成32年3月までは「認定こども園」に関連して保育士資格と幼稚園教諭免許の併有を促す特例制度があります。
保育士等として3年以上、4320時間以上の勤務経験があれば大学指定の科目8単位を履修することで幼稚園教諭免許が取得できるのです。

なお、幼稚園の先生として働くためには「幼稚園教諭」という資格が必要となります。
つまり、幼稚園教諭の資格を持たない保育士が、幼稚園で働くことはできません。

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保育士と名乗れる者とは

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晴れて保育士の国家資格を取得し、都道府県への登録を済ませ、保育士登録証(保育士証)の交付を受けることによって、保育士と名乗って働くことができるようになります。
具体的に保育士の「仕事内容」はどのようなものであり、保育士の方はどれほどの年収をもらっているのでしょうか。

保育士の仕事内容は

子供の基本的な生活習慣を身に付けさせる。
(食べる・眠る・着替える・排泄するなど)
集団生活をすることで、社会性を養わせる。
遊びを通し、心身の健やかな発達をサポートする。
保護者に対しての報告や、子育てに対するアドバイス、サポートを行う。

また上記以外に、「保育計画・行事の計画・園だよりの作成・施設内の安全点検」なども保育士の重要な仕事になります。
そのため、保育士には、「高い専門性・知識・責任」が求められ、それに伴い保育士は国家資格となりました。

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保育士の年収と残業

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厚生労働省が発表している保育士の残業時間は1か月で4時間です。
しかし、「超過労働時間は事業所の就業規則などで定められた所定労働日における始業時刻から終業時刻までの時間以外に実際に労働した時間数及び所定休日において実際に労働した時間数のことです。」
これは、単純計算で週に1時間、1日12分となるのですが、残業が多いという不満をもらす人が多い保育士の現実と、厚生労働省の発表している残業時間とはあまりにも違いがありすぎますね。
そして、保育士は一度就職しても定着率が低く、その労働環境が近年問題視されているのです。

厚生労働省が発表している1か月4時間のデータは、実際に保育士に支給されている残業代から計算されています。
そのため、サービス残業が多く、自宅に持ち帰り翌日の準備や毎月行われるお誕生日会などの行事の準備にかける時間、保育計画の作成にかける時間の長さから、自分の時間を持つことが出来ないという現実があるのです。
平成27年の保育士の給料は、平均月収で約22万円ほどなのです。
そこから推定される平均年収は、約315万円。
(ボーナス約60万円)
推定時給は1,251円でした。

[※平成27年賃金構造基本基本統計調査参照。]

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公立保育園と私立保育園の保育士の年収の違いは?

私立保育園であっても、公立保育園でも、働き初めの年収は大差がないようです。
県や地域によって多少の違いはありますが、勤続年数が長くなり、40代・50代になってくると2倍近く年収の差が生まれる場合もあるのです。
しかし、平均勤続年数は4年から5年と短いのが現状です。

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中学生・高校生の将来なりたい職業の保育士の平均年収・給料や難易度のまとめ

まだ、保育士になれたばかりの方が辞めたいと思う理由は色々なことがありますが、多くの方の意見をまとめると主な悩みは3つです。
「人間関係のトラブル」、「体力的・精神的にきついこと」、この2つは、保育業界は看護業界と同様に、女性が多い業界としても知られています。
女性同士だと何かと衝突が生じやすいもの。
日々のストレスが限界に達し保育士の仕事を辞めたいと思ってしまうのでしょう。

最後に、「給料・年収が少ないこと」の3つ目。
やはり、保育士の現場離れの原因に年収が、退職・転職を考える主な理由に入るのです。
憧れてなった仕事の現実が理想とは違うというのはどの職場においてもあることだとは思いますが、やりがいのある楽しい時も、きちんとあるとても良い一面もあります。
運動会や、お遊戯会、担任を持っていた子供、クラスの卒園などをやり遂げた時の喜びは年収を気にしないのであれば、続けることができるのでしょう。
一度離職しても、また戻りたいと思える職場がこれから増えるといいなと思いますね。

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