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2018/08/10

メキシコのマフィア(ロスセタス)の特徴!極悪な女性マフィア

麻薬戦争で有名なメキシコですが、その中でも特に恐れられている麻薬カルテルが「ロス・セタス」です。
その残虐性は有名で、発足には元軍人もかかわっていることからも、取り上げられることも多い集団になっています。
最近では弱体化もうわさされているロス・セタスですが、その実態はどのようなものなのか見ていきます。

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目次

メキシコのマフィア(犯罪組織)ロスセタスの特徴

メキシコのマフィア(犯罪組織)ロス・セタスの特徴は以下の10個です。

  1. 元メキシコ陸軍特殊部隊隊長による発足
  2. とにかく残虐
  3. お金がある
  4. 武器を大量所有
  5. アメリカで勧誘
  6. 刑務所で勧誘
  7. サインがZ
  8. 政治家や警察にもつながりがある
  9. アノニマスと対立
  10. 実話が映画化されている

それでは、詳しく見ていきましょう。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴①:元メキシコ陸軍特殊部隊隊長による発足

メキシコマフィアのロスセタス

そもそも、メキシコにある麻薬カルテルとはどういうものなのでしょうか。
カルテルとは、主に中米・南米で組織されている麻薬にかかわる犯罪集団のことを言います。

ギャングなどに近い意味合いになりますが、2000年代に入り、メキシコでの麻薬戦争が取り上げられるようになり、その残虐性が注目を集めました。
その中でも、有名なカルテルがロス・セタスです。

ロス・セタスの発足にかかわったとされている人物がアルトゥーロ・グスマン・デセナです。
彼は貧しい出身で、成長してからはメキシコ陸軍に入隊します。

その能力を見込まれ、特殊部隊に所属、アメリカ軍やイスラエル軍の特殊訓練を受けたとされています。
しかし軍人時代にガルフ・カルテルという、麻薬組織からわいろを受け取るようになり、この世界へ足を踏み入れたとされています。

陸軍での人脈を使って、同僚や部下をガルフ・カルテルに紹介していきます。
その後1997年には、自分も退役し元軍人を30人も高級で雇い入れ、ガルフ・カルテルの傭兵部隊を作り上げます。

この部隊がロス・セタスの始まりとなりました。
デセナ自身は2002年に狙撃されて亡くなっていますが、組織は巨大化し、現在も有名なカルテルとして存在しています。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴②: とにかく残虐

ロス・セタスの特徴は、なんといってもその残虐性にあります。
敵対するグループの人間を見せしめのように殺害しますが、その方法がひどいことで知られています。

その例を一部紹介します。
チェーンソーなどの刃物で首を落としさらしたり、樽にオイルごと詰めて焼死させたこともあったとされています。

また、拷問後の殺害も多く、生きたまま斧で滅多打ちにされたり、顔の皮をはがれた例もあるようです。
これらの行為は、見せしめとされているため、残虐であればあるほど効果があると考えられています。

また、広く多くの人に恐怖を与えるように画像などが公開されているものもあり、閲覧には大変な注意が必要です。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴③:お金がある

ロス・セタスの財源の半分以上は麻薬による収入と考えられています。
しかし彼らは麻薬だけではなくお金にかかわることであればどんな犯罪にも手を染めるとされています。

実際に身代金目的の誘拐などが行われ、金が支払われなければ殺害するという事件もあったといわれています。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴④:武器を大量所有

その莫大な財力で、普通の犯罪組織では考えられれないような武器を多く所有しています。
その一部で知られているものとしては、対空ミサイルや攻撃用のヘリコプター、重機関銃などがあります。

これらを見てもわかるように、その戦闘力は一つの軍隊並みと考えてよいのではないでしょうか。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴⑤:アメリカで勧誘

発足当初は元メキシコ軍人が中心だったロス・セタスですが、現在の組織構成ではアメリカ出身の人間が多くいるようです。
それは、アメリカのギャングなどをリクルートし、募集した結果だといわれています。

アメリカとメキシコは地理的にも近く、多数の人間がアメリカからロス・セタスへ流れたのではないかと言われています。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴⑥:刑務所で勧誘

ロス・セタスのもう一つのリクルート場所は刑務所です。
これもメキシコだけでなくアメリカの刑務所で凶悪犯を探しているという話があります。

実際、麻薬の販売場所としてアメリカは大きな市場になっているため、アメリカの人間を参加させたのではないかとも考えられます。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴⑦:サインがZ

ロス・セタスは見せしめのときなどに「Z」のサインを残していくことでも知られています。
「Z」はセタスを意味していて、アルトゥーロ・グスマン・デセナが連邦司法警察に属していた頃の市街地・前線担当を意味する無線コード「Z」に由来しています。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴⑧:政治家や警察にもつながりがある

多額の資金を持っているロス・セタスはそのお金で政治家や警察にも手を回しているとうわさされています。
警察の買収はもちろんのこと、メキシコ警察官で報復に合い、殺害された人もいるため手が出せない現状もあります。

その中でも、リーダーを逮捕したり、最近では弱体化もうわさされているので必死の攻防が行われているのかもしれません。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴⑨:アノニマスと対立

謎のハッカー集団「アノニマス」がロス・セタスと対立していることは有名な話です。
アノニマスは個人の活動が中心で、どこまで組織立った集団なのかもわかりませんが2011年にはアノニマスのメンバーがロス・セタスに誘拐、拉致されたというニュースが報じられました。

その後、アノニマスは動画でロス・セタスに宣戦布告し、メンバーの解放を呼びかけています。

メキシコマフィア(ロスセタス)の特徴⑩:実話が映画化の計画

ハッカー集団「アノニマス」と最悪最凶カルテル「ロス・セタス」の対立は2016年映画化の計画も報じられています。
出演には、ハリー・ポッターで有名なダニエル・ラドクリフ氏があげられ、メガホンはアントワーン・フークア監督です。

予定の原題は「We Do Not Forget」ですが、その後撮影がどこまで行われたのかなどの報道はありません。
映画の完成と日本での公開が楽しみです。

<下に続く>

メキシコのマフィアの悪名高い女性

メキシコの女マフィア

メキシコではロス・セタスのような麻薬カルテルが数多く存在します。
こういったメキシコマフィアには有名な女性マフィアもいるのでご紹介します。

サンドラ・アヴィラ・ベルトラン

「クイーン・オブ・ザ・サウス」でドラマ化もされた実在の女性マフィアがサンドラ・アヴィラ・ベルトランです。
彼女はグアダラハラ・カルテルというメキシコのカルテルの中心人物が親族にいたことから、子供のころからカルテルとつながりのあった女性です。

子供のころはジャーナリストを目指していたといわれていますが、幼馴染がロス・セタスとライバルとして有名なシナロア・カルテルのリーダーになり、彼女を誘拐した事件をきっかけに夢をあきらめたといわれています。

大きくなってからは、カルテルのボスとして君臨し、アメリカへマグロ漁船と使って10トンにも及ぶコカインを運んだことでも知られています。
彼女は現在50代後半で太平洋の女王と呼ばれ、逮捕もありましたが2015年に釈放されています。

メリッサ・カルデロン

残虐性で有名なメリッサ・カルデロンは通称「ラ・チャイナ」として恐れられていました。
グアダラハラ・カルテルに参加し、23歳で部隊を率いるほどの出世をした彼女は目障りなものを次々と殺害していきます。

見せしめに、家の前に切り刻んだ死体を置いたとも言われ、身近な人間たちからも恐れられていました。
交際のあったギャングもその一人で、自分もいつか殺されるとの恐怖で警察に駆け込み、2015年に逮捕されます。

この逮捕によって、謎とされてきた殺人事件が明るみに出ることとなり、分かっているだけでも彼女は150人以上の殺害にかかわっているといわれています。

クラウディア・オチョア・フェリックス

麻薬カルテルの女性ボスとして有名な人物が、このクラウディアです。
ロス・アントラックスという麻薬カルテルのリーダーとして君臨しました。

もともとは、恋人のホセ・ロドリゴ・アレシガ・ガンボアがカルテルのリーダーでしたが、彼の逮捕後後を引き継ぐ形でボスの座に座ることになります。
彼女自身、売春組織のリーダーをしていたなどのうわさもあり、恐れられる存在です。

エネディナ・アレラーノ・フェリックス

史上初の麻薬女王として言われるのがエネディナ・アレラーノ・フェリックスです。
彼女の兄弟が中心となり、ティフアナ・カルテルとして犯罪行為を繰り返していました。

しかし、彼らが逮捕あるいは殺害されたのち、エネディナが後を引き継ぎます。
実業家的な組織運営が有名で、財務状況に目を光らせ組織を支えていきました。

彼女の逮捕後は、妹が継いだとも言われ、エネディナ自身は服役中です。

ラウラ・スニガ

ラウラ・スニガがメキシコの美人モデルです。
2008年のミス・ラテンアメリカで優勝、2009年のミス・インターナショナルへの切符を手にしていました。
しかし2008年末に職務質問を受けたところ、不法所持にあたるライフルや、複数の携帯電話を所持していたことから逮捕されます。

恋人で、麻薬カルテルのボスだったアンヘル・オーランド・ガルシア・ウルキサに誘拐されただけと主張しますが、疑惑は残ったまま、数々の賞をはく奪されることになりました。
その後、有罪の証拠はないとして釈放されますが、今でも真実はわからないままになっています。

マリア・デ・ロス・アンヘレス・ピネダ

彼女はメキシコ、イグアラ州の知事であったホセ・ルイス・アバルカの妻ですが、大きな事件の容疑者として逮捕されています。
2014年9月にメキシコイグアラ州で6人の学生が殺害され40人以上が行方不明になるという事件が起きました。

その犯人として逮捕されたのが当時前市長だったホセと、その妻マリアです。
彼ら容疑者は学生たちの身柄を麻薬組織から受け取って焼き殺したと供述しており、麻薬組織がかかわる大量殺人の可能性が疑われています。

彼らは警察にも手を伸ばしていたと考えられていて、2016年には、この真相究明を国政府が妨害したとの報道もされ、メキシコの闇を想像させる事件となりました。

マリア・サントス・ゴロスティエタ

ここまで麻薬組織で悪行を重ねるメキシコの女マフィアを紹介してきましたが、残る二人には、その麻薬カルテルと戦った女性リーダーをご紹介します。

まずはマリア・サントス・ゴロスティエタ氏です。
彼女は麻薬カルテル同士が激しい縄張り争いを繰り広げていた、メキシコのミチョアカン州ティキチェオ・デ・ニコラス・ロメーロ
の市長として、決然とした態度で麻薬戦争に立ち向かった女性です。

2度の暗殺未遂ののちには、傷ついた体を公開し、暴力に屈しないと宣言しましたが、36歳の若さで報復に合い殺害されました。
その勇気ある行動は、今でも多くの人々に勇気を与えています。

ギセラ・モタ

同じく、女性のリーダーで、麻薬組織に立ち向かおうとした人がいます。
メキシコのテミスコ市長に就任したギセラ・モタ氏です。

彼女は国会議員を経て、テミスコ市長に就任します。
公約として麻薬組織の一掃を宣言していました。

しかし、その就任後24時間以内に、彼女は自宅にいるところを襲われ銃殺されてしまいます。
生き残った家族は、家族を守るため犠牲になったと証言しました。

メキシコには、いまだに恐ろしい麻薬犯罪が横行し、その犯罪にかかわる女性もたくさんいます。
しかし、一方で、その犯罪に果敢に立ち向かおうとする女性も存在します。

<下に続く>

メキシコのマフィア(ロスセタス)の特徴極悪な女性マフィアのまとめ

メキシコのマフィアとカルテルの闇

メキシコといえば、コロナビールやカンクンなどのリゾートのイメージを思い浮かべる人も多くなっていますが、その一方では国や警察までかかわるような大きな犯罪組織の問題が浮かび上がってきます。

解決を叫ぶ政治家は報復され、いまだにその闇は底知れず、解決の糸口は見つかっていないのが現状と言えます。
メキシコと麻薬やギャングとのつながりは、歴史や文化的背景など、さまざまな事がらに及ぶため、一筋縄ではいかない問題です。
しかし、そのために多くの命が奪われ、自由を失った人々がいます。

これらの犯罪を許すことなく、メキシコ国民全体が、いつかこの問題を乗り越えてくれる日が来ることを願ってやみません。

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