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ICチップとは?仕組みをわかりやすく解説!磁気不良の対処法も紹介

最近のクレジットカードは、ICチップが搭載されているものが多数を占め、免許証やマイナンバーカードにもICチップが搭載されています。
では、そもそもICチップとはどういったものなのでしょうか?

また、これを搭載することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
そこで今回は、ICチップとは?ICチップ搭載のクレジットカードのメリットや注意点、磁気不良の対処法について解説していきます。

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ICチップとは【意味・仕組み】

意味

これは、データを記録したり、演算をするために、集積回路(IC)を組み込んだ、数ミリから数センチのカードのことを指します。
これは、主に電子機器に用いられることが多いのですが、最近では、クレジットカードや免許証、マイナンバーなどのカード類にも用いられています。

仕組み

ICチップの仕組みとしては、アンテナが読み取り機から出ている電磁波を受信し、それをエネルギーに変換し、電源を供給して、無線でデータのやり取りを行う仕組みとなっています。
そのため、読み取り機に直接スキャンする必要はなく、クレジットカードを読み取り機に近づけるだけで、データをやり取りすることができます。

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ICチップ搭載クレジットカードのメリット

ICチップ搭載のクレジットカード

では、ICチップ搭載クレジットカードのメリットをみていきましょう。
ICチップ搭載クレジットカードのメリットには、以下のものがあります。

  1. スキミング被害に遭う確率が低い
  2. 簡単に偽造することができない
  3. 原則として暗証番号の入力が必要となる

続いて、ICチップ搭載クレジットカードのメリットを、それぞれ詳しくみていきます。

メリット① スキミング被害に遭う確率が低い

「スキミング」とは、クレジットカード犯罪で用いられる犯罪手法の1つで、クレジットカードなどに書き込まれている情報を抜き出し、それと全く同一の情報を持つクレジットカードを複製することです。
これにより、本人の知らぬ間に第三者が不正利用することで、高額な利用代金が請求されてしまうのです。

スキミングは、スキマーと呼ばれる特殊な機器を使って行われ、磁気ストライプ方式のクレジットカードですと、スキマーを使って簡単に情報を抜き取ることができてしまいます。
一方、ICチップ方式のクレジットカードですと、情報の読み取りにかなりの時間を要することになります。

そのため、このような犯罪に遭う確率は低く、セキュリティ面で安心できると言えるでしょう。

メリット② 簡単に偽造することができない

ICチップの中には、様々な情報が記録されており、その情報はCPUが制御しているため、外部から簡単に情報へとアクセスすることができないようになっています。
また、情報は複雑に暗号化されていますから、情報を解析するのは非常に困難です。

したがって、高度な知識や技術を持つ人でない限り、クレジットカードを偽造するのはほぼ不可能であると考えてよろしいでしょう。
また、クレジットカードを偽造しようとすると、従来のものと比べてコストが高くつくと言われています。

そのため、犯罪者の立場からしても、わざわざ偽造するのは割に合わないと言えます。
ただ、だからといって、絶対に偽造されないということでもないので油断はできません。

メリット③ 原則として暗証番号の入力が必要となる

磁気ストライプ方式のクレジットカードで決済する時には、本人確認のためにサインをする必要があります。
しかし、これが搭載されている場合、4ケタの暗証番号を入力して決済することが多いので、本人確認のためのサインは必要ない場合がほとんどです。

もしも、クレジットカードを紛失して、悪意のある第三者が不正利用しようとした場合、サインで決済するとなると、裏面の筆跡を真似されて悪用されてしまう恐れがあります。
しかし、暗証番号で決済するとなると、クレジットカードには暗証番号が記載されていないため、悪用されてしまう可能性はほとんどありません。

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ICチップ搭載クレジットカードにおける注意点

ICチップ搭載のクレジットカード

では、ICチップ搭載クレジットカードにおける注意点をみていきましょう。
ICチップ搭載クレジットカードにおける注意点には、以下のものがあります。

  1. 衝撃や熱、磁気などに弱い
  2. 暗証番号は外部に漏れないようにする
  3. 発展途上国では使用できないことが多い

続いて、ICチップ搭載クレジットカードにおける注意点を、それぞれ詳しくみていきます。

注意点① 衝撃や熱、磁気などに弱い

ICチップ方式のクレジットカードは、衝撃や熱、汚れ、磁気などの外部から刺激に非常に弱い性質を持っています。
そのため、これらが原因で急に使えなくなってしまうことも珍しいことではないのです。

したがって、夏場の高温下に置きっぱなしにしない、クレジットカードを財布の中に入れる時に丁寧にしまうなど、日ごろの扱い方に細心の注意を払う必要があります。

注意点② 暗証番号は外部に漏れないようにする

万が一、クレジットカードを盗難・紛失してしまったり、クレジットカードを偽造されて不正利用されたとしても、その分の金額は全額補償されるようになっています。
しかし、この補償を受けるためには、本人に過失がないことが前提条件になっています。

例えば、本人の過失例として代表的なのは、暗証番号の漏洩です。暗証番号はクレジットカードに記載されているわけではなく、基本的に本人にしか分からないものです。
しかし、暗証番号を第三者に口外した、生年月日や電話番号などの第三者に推測されやすい番号を設定していたという場合、これは、本人が積極的に暗証番号を外部に漏らしたと捉えられても仕方のないことです。

また、クレジットカードの裏面にサインをしていなかった場合、不正利用されても仕方のないことだと受け止められてしまう可能性が高いです。
よって、暗証番号の漏洩やサインの無署名は本人の過失として認められてしまう可能性が高いため、不正利用による補償を受けられない可能性が出てくるのです。

しかし、暗証番号を一切口外していない、第三者から推測されにくい番号を設定していたにも関わらず、クレジットカードを不正利用された場合は、原則として全額補償を受けることができます。
また、クレジットカードの裏面にサインをしていたにも関わらず、第三者がそのサインを真似して不正利用した場合、これは加盟店が本人確認をしっかり行わなかったということになります。

よって、本人に過失はなく、加盟店の過失として取り扱われることになります。

注意点③ 発展途上国では使用できないことが多い

アメリカやヨーロッパ諸国などの先進国では、ICチップに対応していることが多いですが、東南アジアやアフリカなどの発展途上国では、ICチップに対応していないことがほとんどです。
これは、ICチップ方式のクレジットカードの情報を読み取る端末を設置するために多額のコストを必要とするためです。

そのため、経済的に苦しい発展途上国では、ICチップの読み取り端末を導入するのが難しいのです。
もしも、旅行や出張、留学などで海外に行くのであれば、その国でICチップ方式のクレジットカードを利用できるのかどうか事前に調べておくことをおすすめします。

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ICチップが磁気不良になる原因と対処法

原因

ICチップが磁気不良を起こすことで、クレジットカードの情報を読み取ることができなくなり、決済することができなくなってしまいます。
なお、ICチップが磁気不良になる原因としては、「データの読み取り部分が汚れている」、「強い磁気による磁気データの破損」、「強い衝撃を与えたり、カードを曲げてしまった」、「高温に場所に放置」、「静電気による破損」などが挙げられます。

対処法

まず、「データの読み取り部分が汚れている」ことが原因で磁気不良を起こしている場合、ICチップ自体は破損していないため、自分の手でICチップが復活できる可能性があります。
なお、対処法としては、柔らかい布や綿棒にエタノールを付けて、優しく拭き取ればICチップが復活する可能性があります。

なお、その他の原因によって磁気不良が起こっている場合、ICチップ自体が破損しているので、残念ながら、自分の手でICチップを復活させることは困難です。
そのため、クレジットカード会社に連絡して、再発行の手続きを行うようにしましょう。

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ICチップの体内埋め込み化が進んでいる?

近年では、ICT技術の進化が加速しており、体内にマイクロ単位のICチップを埋め込む実験が急ピッチで進められています。
そのため、将来的には、買い物の決済を現金やクレジットカードではなく、手に埋め込まれたICチップで行うことができたり、コンピューターのアクセスやオフィスへの入退室、電車の改札を通過するなど、体内に埋め込まれたICチップで全て完結できる世の中になるかもしれません。

なお、体内にICチップを埋め込んでいる人は、世界に数十万人いると言われています。
既に、アメリカやスウェーデンなどでは去年から従業員や乗客に対するサービスとして導入されています。

日本では、まだこのようなサービスは導入されていませんが、将来的には、日本でもICチップを埋め込むのが当たり前の社会が訪れる可能性もあるのかもしれません。

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ICチップとは?仕組みをわかりやすく解説!磁気不良の対処法も紹介のまとめ

ICチップ搭載の運転免許証

ICチップは、電子機器だけではなく、クレジットカードや免許証、マイナンバーカードなどのカード類にも組み込まれており、大量の情報を記憶することができます。
また、スキミングによって情報が抜き取られる可能性が低く、偽造カードも作りにくいので、情報を悪用される可能性が低いというメリットがあります。

ただ、外部からの衝撃や汚れ、強い磁気、高温などに弱いというデメリットがあるので、扱いには細心の注意を払う必要があります。

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