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2018/11/05

ベトナム人は英語を話せる?ベトナム英語の特徴とよく使う単語

ベトナム人の話す英語は、独特だという話を聞きます。それは、英語教育に原因がありました。こちらの記事では、ベトナム英語の特徴4つとよく使う単語7つをご紹介いたします。ベトナム人と英語を話す時、ぜひ参考になさってください。

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目次

ベトナム人の英語能力の現状

ベトナム人の英語スキル

EF英語能力指数(2017年)によると、ベトナムは80カ国・地域のうち34位と、「標準的」な英語力であるというデータが出ています。
これは、アジアで日本を抜いて7位の成績!

こちらは、「EF Education First」社(スイス、ルツェルンに本部)によるデータを参考にいたしました。
EF EPI EF 英語能力指数

とはいえ、ベトナム人の英語の能力には、地域差が見られます。
ホーチミン市のある、ベトナム東南部や、ハノイ市のある紅河デルタでは、「標準的」です。

それ以外の地域の英語力は、「低い」または「非常に低い」とあります。
フエ市のある、ベトナム北中部では、英語が通じにくいとお困りになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ベトナム英語の通じにくさは、有名ですが、それは英語教育に原因があります。
ベトナムでは、「正しい発音」よりも、「話すこと」を重視されています。

アウトプットに比べると、発音はあまり重視されていません
英語がベトナム語のルールで発音されてしまうため、独特の「訛り」が生まれ、理解しづらい英語になっています。

<下に続く>

ベトナム人の就学率

ハノイや、ホーチーミンなどの大都市では、高校進学は当たり前のこととされています。
ところが、外務省のデータによると、義務教育は6歳から15歳までですが、農村地域などでは、就学は小学校までとなっているところも多いようです。

また、ベトナム教育訓練省によると、国民全体の読み書きの能力(識字率)は、15歳から50歳までで、97.3%という高い数字が報告されています。

「外国語の基本知識を持つ労働者の割合は43.7%に上っている」というデータもありました。(VIET JO ベトナムニュース 2016年1月15日の記事より)

VIET JO ベトジョー ベトナムニュース

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英語はベトナム人にとって必須?

ベトナム人の学校での英語

1975年にベトナム全土が統一された時、中等教育で教えられていた言語は、英語だけではありませんでした。
ロシア語、中国語、フランス語、英語の4カ国語が教えられていました。

現在は、世界情勢に伴い、英語がメインで教えられています。
英語を熱心に学習するベトナム人の数は多いです。

それは、外資系企業への就職熱が高いため。
外資系企業は、ベトナムの企業より福利厚生が行き届いているため、人気があります。

また、近年、ベトナムの主要な貿易相手国は、日本です。
緊密な関係を背景に、ビジネスに有利になるために、日本語を勉強するベトナム人も増えてきました。

日本語も英語に並ぶ、第一外国語としてベトナム全土の小学校で教えようとする動きがあるようです。
(2016年3月2日の産経ニュースより)

ビジネスが絡んでいるため、熱心に英語と日本語を勉強するベトナム人が多いです。

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ベトナム人特有の英語発音の特徴

では、ベトナム人の英語の発音にはどのような特徴があるのでしょう。
ベトナム人の英語の発音には、以下の特徴があります。

  1. 単語の末尾の子音が聞こえない
  2. トーンがある
  3. 伸ばす音が聞こえない
  4. フランス語の単語も使う

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

特徴①:単語の末尾の子音が聞えない

英語をベトナム語風に発音するため、単語の最後の子音が聞こえにくいという特徴があります。
単語の最後の子音 /s/ / z/ や /ʧ/ /ʃ/などの音が発音されていません。

そのため、例えば、wash ( ʃ ) と watch( ʧ )の発音は、両方とも「ウォッ」と同じになります。
以上の理由から、an と、 antandも同じ音になってしまいます。

これを聞き分けるのは至難の業。
文脈から、大体こんなことを言っているのかな?と予想して聞かないといけません。

特徴②:トーンがある

ベトナム語は、6つのトーン(声調)が特徴の言語です。
さらに、51コの発音のルールがあります。

「最後の子音の音」が聞こえない上に、メロディーが加わるので、ベトナム人の話す英語が難しいのです。

特徴③:伸ばす音が聞こえない

ベトナム語は音節がひとつだけの言語です。
そのため、英語の伸ばす音が短いという特徴があります。

例えば、sheepの音が、ship となってしまいます。
さらにbeachの音が、bitchへ!

特徴④: フランス語の単語も使う

フランス語の単語と英語をミックスして使うことがあるため、よりベトナム人の英語がわかりにくくなっています。

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ベトナム人がよく使う単語の例

ベトナム人がよく使う英語

では、ベトナム人がよく使う単語の例を7個紹介します。

ベトナム人英語の例①: OKローイ OKニャ

ベトナム語で、「roi:ローイ」は、「完了の意味」を表す言葉です。
サイゴンでは、「OK。わかった」と、すでにベトナム語になっています。

一方、ハノイでは、「OKニャ」「サンキューニャ」という単語をよく聞くことでしょう。
マレーシアやシンガポールの英語に最後に「ラー」がつくのと、同じスタイルです。

ベトナム人英語の例②:You want buy what?

ベトナム語の文法では、疑問を表す言葉が最後に来ます。
そのルールを当てはめて、whatなどを一番最後に言ってしまう傾向があるようです。

ベトナム人英語の例③:He like .....

ベトナム語には、動詞の活用がないので、He likes coffee.という文でも、He like coffee.というミスをします。
これは日本人もよくする誤りですので、親近感を感じませんか?

ベトナム人英語の例④:serving time

ビジネスアワーという意味で、ベトナム語を直訳した「serving time」という表示がよく書かれています。

ベトナムのserving timeは、「兵役」でも「懲役」でもなく、始業時間や、開店時間のことを意味しています。

ベトナム人英語の例⑤:Continental breakfast

ホテルで「コンチネンタルブレックファースト」といえば、ヨーロッパ式の朝食のことですが、ベトナムでは違います。

ベトナムでは、「オリエンタル」という言葉の代わりに「コンチネンタル」という言葉が使われています。

ベトナム人英語の例⑥ Welcome to You

「○○へようこそ」という看板で、「Welcome to You」という文字を目にします。
なんだか違和感を感じませんか?

ベトナムでは、こちらの「YOU」を、Welcome to 「Vietnam」, Welcome to 「Hoian」という意味で使っています。

ベトナム人英語の例⑦ Thank you for choosing

レストランのメニューボードで、「Thank you for choosing.」というフレーズを見かけます。
メニューをオーダーすることは、当たり前のことなので、不思議に思ってしまうこかもしれません。

実は、この英語は、ベトナム語の「ご愛顧いただきありがとうございます」という言葉を直訳した内容になっています。

<下に続く>

ベトナム英語の訛りは、英語教育に原因あり

ベトナム人の話す英語には個人差があります。
訛りのない、きれいな英語を話される方も当然いらっしゃいます。

しかし、多くの人が学ぶ中等教育レベルの英語教育は、「話すこと」がメインです。
英語ならではの発音の練習を授業で行われないため、ベトナム式に英語が発音されていました。

ベトナム人は積極的に英語を話す姿勢がありますが、訛りのために残念なことに、「通じにくい!」と混乱が生まれています。

ベトナム人と英語で話す機会がありましたら、ぜひ今回ご紹介いたしました「英語の特徴」を参考に、予測を立てて会話なさってみてください。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。 投資・節税・保険・ローン・クレカ・節約などのテーマの情報を各領域の専門家や編集部を通して記事配信していきます。
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