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2018/09/11

給料が「少ない」の基準とは?男女・年代別の基準と対処法5つ

自分の給料は多いのか、平均的なのか、それとも少ないのか疑問に思う方も多いでしょう。
性別や年齢、企業規模別に見てみると、それぞれ平均的な給料は異なってくるものですが、給料が少ないといわれる基準はいくらなのでしょうか。

また、給料が少ない原因はどういったことが考えられるのでしょうか。
そこで今回は、給料が「少ない」の基準、給料が少ない原因や対処法について解説していきます。

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男女・企業規模で見る「給料が少ない」の基準

男性

厚生労働省が行っている、「賃金構造基本統計調査」によると、男性の平均月収は33万5,000円となっています。
そして、ボーナスが4ヶ月分支給されるとした上で、年収に換算してみると、536万円が男性の平均年収となります。

また、国税庁が発表している、平成28年度の「民間給与実態統計」によると、男性の平均年収は521万1,000円となっています。
そのため、地域や年齢、勤務先の会社規模によっても差が出ますが、男性の場合は、年収が300万円を下回れば少ないということが言えるでしょう。

女性

厚生労働省が行っている、「賃金構造基本統計調査」によると、女性の平均月収は24万2,000円となっています。
そして、ボーナスが4ヶ月分支給されるとした上で、年収に換算してみると、387万2,000円が女性の平均年収となります。

また、国税庁が発表している、平成28年度の「民間給与実態統計」によると、女性の平均年収は279万7,000円となっています。
そのため、地域や年齢、勤務先の会社規模によっても差が出ますが、女性の場合は、年収が200万円を下回れば少ないということが言えるでしょう。

企業規模

企業の従業員数や資本金によっても、平均年収は大きく異なってきます。
まず、国税庁が発表している、平成28年度の「民間給与実態統計」によると、従業員数別の平均年収は以下の通りとなっています。

従業員数 男性の平均年収 女性の平均年収 全体の平均年収
1人~4人 395万円 238万円 319万円
5人~9人 440万円 245万円 356万円
10人~29人 475万円 267万円 393万円
30人~99人 469万円 274万円 390万円
100人~499人 507万円 296万円 421万円
500人~999人 565万円 314万円 462万円
1,000人~4,999人 618万円 306万円 494万円
5,000人以上 673万円 274万円 508万円

次に、資本金の金額別の平均年収は以下の通りとなっています。

資本金の金額 男性の平均年収 女性の平均年収 全体の平均年収
~1,999万円 435万円 242万円 360万円
2,000万円~4,999万円 466万円 252万円 396万円
5,000万円~9,999万円 487万円 260万円 404万円
1億円~9億9,999万円 553万円 281万円 452万円
10億円以上 706万円 327万円 590万円

このように、従業員数が多ければ多いほど、資本金の金額が高ければ高いほど、男女ともに平均年収が高くなる傾向にあります。

<下に続く>

年代で見る「給料が少ない」の基準

給料が少ない働く女性

10代

平成28年度の「民間給与実態統計」によると、19歳以下の場合は131万円となっています。
なお、男性の場合は157万円、女性の場合は106万円で、男女別の平均年収の差は50万程度であることが分かります。

10代ですと、社会に出て働いている人が少なく、高校や大学に通いながらアルバイトをしている場合がほとんどですので、100万円~150万円とかなり低い水準となっています。
また、10代の給料が「少ない」の基準としては、男女ともに100万円を下回ると少ないと言えるでしょう。

20代

平成28年度の「民間給与実態統計」によると、20歳~24歳の場合は258万円となっています。
なお、男性の場合は275万円、女性の場合は241万円と、20代前半では、男女別の平均年収にそこまで大きな差はありません。

次に、25歳~29歳の場合は351万円と、20代前半と比べて100万円以上平均年収がアップしています。
なお、男性の場合は389万円、女性の場合は309万円と、男女差が生まれ始めています。

また、20代の給料が「少ない」の基準としては、男女ともに200万円を下回ると少ないと言えるでしょう。

30代

平成28年度の「民間給与実態統計」によると、30歳~34歳の場合は403万円となっています。
なお、男性の場合は457万円、女性の場合は315万円と、男女別の平均年収に150万円程度の大きな差が生まれています。

やはり、女性は、20代後半から30代前半にかけて、結婚や出産のピークとなります。
そのため、正社員の仕事を辞めてしまったり、育休で休職しているなどの理由が、平均年収の差に大きな開きが生まれた原因であると言えるでしょう。

次に、35歳~39歳の場合は433万円となっています。
なお、男性の場合は512万円、女性の場合は300万円と、男性は500万円の大台を突破しますが、女性はほとんど変わりがありませんし、男女別の平均年収に200万円以上の大きな差が生まれてしまっています。

また、30代の給料が「少ない」の基準としては、男性の場合は300万円、女性の場合は200万円を下回ると少ないと言えるでしょう。

40代

平成28年度の「民間給与実態統計」によると、40歳~44歳の場合は460万円となっています。
なお、男性の場合は563万円、女性の場合は302万円と、男性は30代後半と比べて50万円程度アップしましたが、女性は20代後半からほとんど変わりがなく、男女別の平均年収の差は開いていく一方となっています。

次に、45歳~49歳の場合は494万円となっています。
なお、男性の場合は633万円、女性の場合は299万円と、男性は600万円を突破しますが、女性は300万円前後を推移したままです。

そのため、男女別の平均年収の差は300万円以上も引き離されてしまいました。
また、40代の給料が「少ない」の基準としては、男性の場合は400万円、女性の場合は200万円を下回ると少ないと言えるでしょう。

50代

平成28年度の「民間給与実態統計」によると、50歳~54歳の場合は504万円となっています。
なお、男性の場合は661万円、女性の場合は296万円と、男性は40代後半と比べて30万円程度アップしましたが、女性はとうとう300万円を割り込んでしまいました。

次に、55歳~59歳の場合は494万円となっています。
なお、男性の場合は649万円、女性の場合は288万円と、50台前半と比べると男女ともに平均年収が下がっています。

これは、55歳で役職定年になるのが影響していると考えられます。
また、50代の給料が「少ない」の基準としては、男性の場合は400万円、女性の場合は200万円を下回ると少ないと言えるでしょう。

60代

平成28年度の「民間給与実態統計」によると、60歳~64歳の場合は378万円となっています。
なお、男性の場合は479万円、女性の場合は228万円と、定年退職の影響で、定年前の50代と比べると平均年収が大幅に下がっていることが分かります。

次に、65歳~69歳の場合は306万円となっています。
なお、男性の場合は387万円、女性の場合は195万円と、年金をもらって生活をしている人がほとんどですので、さらに下がっていることが分かります。

また、60代の給料が「少ない」の基準としては、男性の場合は300万円、女性の場合は150万円を下回ると少ないと言えるでしょう。

<下に続く>

給料が少ない理由

給料が少ない女性

では、給料が少ない理由をみていきましょう。
給料が少ないには、以下の理由があります。

  1. 非正規雇用で働いている
  2. 平均年収が低い業種や職種で働いている
  3. 業績の悪い会社で働いている
  4. 専門的な資格やスキルを持っていない
  5. 昇給に繋がらない仕事をしている

続いて、給料が少ない理由を、それぞれ詳しくみていきます。

給料が少ない理由① 非正規雇用で働いている

アルバイトやパートなどの非正規雇用で働いている場合、正社員とは違って、賞与、家族手当や住宅手当などの各種手当は支給されないのが一般的です。
また、昇給があったとしても、正社員と比べると昇給額が低いものです。

なお、国税庁が発表している、平成28年度の「民間給与実態統計」によると、正規雇用の平均年収は487万円に対し、非正規雇用の平均年収は172万円と、300万円以上の大きな差が生まれていることが分かります。
そのため、正社員と同じ時間働いていても、雇用形態が違うだけで給料が少なくなってしまうと言えるでしょう。

給料が少ない理由② 平均年収が低い業種や職種で働いている

業種や職種によって、全体の平均年収が高いところもあれば、低いところもあるのが現状です。
業種別に見てみると、特に、飲食や宿泊などのサービス業、スーパーなどの小売業は平均年収が低く、逆に、電機やガス、水道といったインフラ業、銀行や保険会社といった金融業は平均年収が高い傾向にあります。

そのため、平均年収の低い業種で働いていれば、それも給料が少ない原因の1つとなっているかもしれません。
したがって、高い給料をもらうためには、全体の平均年収が高い業種や職種に就くのも1つの手段です。

給料が少ない理由③ 業績の悪い会社で働いている

従業員への給与は、会社の売上の中から支出されているものです。
そのため、会社の業績が赤字続きだとすれば、費用削減のために、給与や賞与がカットされてしまう可能性も十分に考えられます。

したがって、高い給料をもらうためには、同業種の業績の良い会社に転職してみるのも良いかもしれません。

給料が少ない理由④ 専門的な資格やスキルを持っていない

会計士や弁護士などの士業資格、中小企業診断士や宅地建物取引士といった国家資格といった専門的な資格を持っていると、資格保持者しかできない仕事もできるようになるので、高い給料をもらうことができます。
また、今までの実務経験で得た専門的な知識やスキルを持っていれば、今後、給料が高くなる可能性は十分にあります。

しかし、そういった資格やスキルも一切持っていないとなると、仕事の幅が広がらず、それが昇給にも響いて給料が低くなっている可能性があります。

給料が少ない理由⑤ 昇給に繋がらない仕事をしている

いくら本人のヤル気があっても、会社の利益に直結するような結果を出せていなければ意味がありません。
給料は会社の売り上げから支払われているものですから、仕事で結果を出さずに会社に貢献していない人よりも、仕事で結果を出して会社に貢献した人の方が高い給料をもらえるのは当然のことです。

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状況を変える!給料が少ない場合の対処法

給料が少ない状況から抜け出す男性

では、給料が少ない場合の対処法をみていきましょう。
給料が少ない場合の対処法には、以下の対処法があります。

  1. 会社に貢献できるような仕事をする
  2. 残業をする
  3. 資格を取得する
  4. 別の会社に転職する
  5. 副業をする

続いて、給料が少ない場合の対処法を、それぞれ詳しくみていきます。

対処法① 会社に貢献できるような仕事をする

あなたの給料が少ないのは、自分の仕事が会社に評価されておらず、それが昇給に影響を及ぼしている可能性が考えられます。
そのため、例えば、営業として仕事をしているのであれば、今までよりも、多くの契約を取ってくるなど、会社に貢献できるように一生懸命仕事に取り組まなくてはなりません。

対処法② 残業をする

現在では、労働基準法も厳しくなり、長時間の残業は許されない風潮にありますが、上限を守って残業するのは可能ですから、上司に申し出て、率先して残業をしてみることをおすすめします。
日本でもワーク・ライフ・バランスが広く浸透してきていますが、それでも遅くまで会社に残って残業する社員の方が、上司から評価される傾向にあります。

また、単純に残業をすると割増賃金をもらうことができるので、それだけ多くの給料をもらうことができます。
ただ、残業するのが目的としてダラダラ仕事をするのではなく、あくまで、残業をして給料を稼ぎながら、一生懸命仕事に取り組んで、上司への評価に繋げられるように努力することが大切です。

対処法③ 資格を取得する

今の仕事で活用できそうな資格を取得して、仕事の幅を広げて給料アップを目指すのも1つの手です。
中には、決められた資格を取得しないと、昇進できないという会社も少なくありませんし、上司の評価にも影響を及ぼしてしまう可能性も考えられます。

そのため、仕事が終わったら、自分の時間をある程度犠牲にしてでも資格の勉強に取り組み、早めに資格を取得することをおすすめします。
また、平均年収の高い別の業種や職種に転職するために、その業種や職種で活用できそうな資格を取得するために勉強するのも良いかもしれません。

対処法④ 別の会社に転職する

現在働いている会社の給料が安くて不満なのであれば、高い給料をもらえる会社に転職することが1番手っ取り早い方法だと言えます。
今の会社でやっている仕事はほとんど変わらないのに、高い給料をもらえるという会社は、時間をかけてゆっくり探せば案外見つかるものです。

なお、転職を成功させる確率を高めるためには、今同じ業種、同じ職種を募集している会社を選ぶことが大切です。
未経験の業種や職種の会社に転職をしてしまうと、今まで積み上げてきた知識やスキルを活かすことができないので、高い給料で雇ってもらうのは難しいかもしれません。

対処法⑤ 副業をする

仕事が休みの日や仕事が終わった後にアルバイトをしたり、在宅ワークをしたりと、副業をして収入源を増やす方法もあります。
最近は、インターネットを使って、気軽に副業することもできます。

例えば、フリマアプリやオークションで物を販売したり、YouTubeで動画をアップしたり、アフィリエイトで広告収入を得たりと、様々な方法がありますし、副業が軌道に乗って、本業の収入を超えてしまったという人も少なくありません。

<下に続く>

彼氏や旦那にイライラ!給料が少ない男性への接し方

給料が少ない彼氏

彼氏の給料が少ないと、結婚を視野に付き合っていても、なかなか結婚に踏み切ることができないという女性も少なくありません。
そのため、給料が少ない彼氏にイライラしてしまう気持ちも理解できますが、だからといって、給料が少ないことを頭ごなしに責めるのは、彼氏のプライドを傷つけてしまうことになるので絶対にしてはいけません。

もしも、結婚を視野に入れて彼氏を付き合っているのであれば、将来どれだけのお金が必要なのかと、2人で1度シミュレーションをしてみることをおすすめします。
また、金銭面で彼氏に頼りになろうとするのではなく、彼氏の給料が少ないと嘆く前に、まずは、彼氏の少ない給料をフォローできるようにと、自分が稼げるように努力することが大切です。

給料が少ない旦那

旦那さんの給料が少ないと、家族の生活にも影響を及ぼしてしまうので、給料の少ない彼氏よりも更に深刻な状態であると言えるでしょう。
そのため、奥さんが旦那さんにイライラしてしまう気持ちも理解できますが、だからといって、「今の給料じゃ全然足りない」、「友達の旦那の方がもっと稼いでいる」などと、旦那さんのプライドを傷つけるような発言は絶対にしてはいけません。

もしも、旦那さんにもっと稼いでほしいと思うのであれば、まずは、旦那さん本人が「家族のためにもっと給料を上げたい」と前向きになるような雰囲気を作ることが大切です。
そのため、家族のために働いていることに感謝の言葉を伝えたり、仕事の愚痴をきいたり、労いの言葉をかけることをおすすめします。

また、お金が足りないことを直接伝える時にも、「あなたの給料が低くて全然生活費が足りない!」と言うのではなく、「○○にお金がかかってしまって、生活費が足りないんだ…」と、旦那さんが傷つかないように、伝え方にも配慮することが大切です。

<下に続く>

給料が「少ない」の基準とは?男女・年代別の基準と対処法5つのまとめ

給料が少ない状況から脱出

性別や年齢、業種や職種、勤務先の企業規模によって、もらえる給料の水準は異なってきますが、一般的には、平均年収よりも下回ると給料が少ないと言えるでしょう。
給料が少ないと、生活水準も低くせざるを得ませんし、貯金もすることができず、将来が不安になってしまう方も少なくありません。

そのため、自分のスキルを磨いたり、副業をしたり、給料の高い会社に転職するなど、自分のできることから取り組んで、より多くの給料がもらえるように努力することが大切です。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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