インド人の名前の付け方・構成
インド人の名前の名付け方や名前の構成を紹介します。
名づけ方
インド人の名付けには、占い師が多く活躍していることを知っていましたか。現代でもいまだに重要なポジションにいる名付けの際の占い師の存在というのは、インドの名前事情を語る際の無視できない特徴的な存在になっています。
では、どのように名づけされているのでしょうか。まず、親は子供が出生すると同時に、生まれた寸時の秒までをしっかり記録します。
その後、医師ならぬかかりつけ占い師がそれをしっかりと調べるというシステムになっています。占い師が、全く新しく名前を考えるということもあれば、両親や祖父母から、旧姓や名前の一部をもらったらいいのではないかなどのコンサル的なアドバイスを中心にしていきます。
その後、最終的に家族が名前を決定するというしくみです。
また、インドの人の名前というのは、意味付けをする際に、いろいろなインスピレーションがありますが、その中でもインドらしい特徴的な傾向は自分の信じる神様に関連した名前をつけるという点です。
名前の構成
インドの人の名前は、「個人名+副名」か「個人名+中間名+副名」が現在では一般的な構成です。副名は家族や、神々、父親の名前などからもらうことが多いですが、基本的には付け方が色々とあります。
家族の名前というのは、ご先祖様の出身地の名前であることが多く、もしくは職業の名前から付けられている場合もあります。この副名というものは、敬称に用いられることもあり、〇〇様のような感覚で呼ぶのに使われており、時に宗教的な名前を持つこともあります。
しかしながら、インドには戸籍制度が整っていないと言われていて、結婚によってこの名前の構成がかなり変化してくるということで非常に複雑なことになっています。
例えば、南インドなどでは父親の名前を名字にしたり、結婚後に夫の名前に変えたりする、といったように地域によって変わることから、明確なルールというものが存在していません。
インド人の名前は苗字でカースト分けされる?
現在は廃止され、階級での差別も減りつつあるインドですが、カースト組織が廃止された昨今でも、インドの方々の姓は出生地やカーストによって決められてしまっています。
よって、名前のフルネームによって、生まれとカーストが大体判断できてしまうという悲しい現実があります。そのため、自己紹介の時のフルネームには後ろめたさのようなものがあり、ミドルネームまでしか言わない人が多いのだとか。
また、名を名乗る時に、名字の部分を本来ならばミドルネームである「Kumar」と言って済ませてしまうようなインド人も多くいるそうです。それほど、姓を名乗りたくないという、カースト制度の弊害が今だ残っている状況があります。
インドのカーストごとの名前の例
カースト制度は、バラモン教に基づき、バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラと、大きく4つに分けられる身分制度です。
その始まりは、後期ヴェーダ時代の中頃までに形成されたと考えられています。カーストの名前は、ポルトガル語に起源をもちます。
血統を意味する「カスタ」が変化して、カーストになりました。さらに、この「カスタ」はラテン語に起源をもち、純血を意味する「カストゥス」から派生した言葉です。
ただし、インドでは「カースト」ではなく「ヴァルナとジャーティ」と呼ばれています。ジャーティは内婚集団ですが、こちらもカースト制度に含まれます。
ジャーティにおいては、代々職業を世襲することを強制されてきました。しかし、現在は近代化や産業化が急速に発展したインドにおいて、カーストによる職業の固定が法律で禁止されているので、様々な職業を持つジャーティがいます。
バラモン(ブラフミン、ブラーフマナ)
インドカースト制の最高位です。バラモンは、ブラーフマナの漢訳である婆羅門からきた言葉です。バラモンは世襲の神官であり、呪術的な力を持つとされ、ヴェーダ聖典を暗唱して伝承することが仕事です。
カースト制社会の最上級にいた彼らは、その権威と特権を維持するために、自分達に都合の良い様々な規制を創出しました。そのため神聖な職に就けたり、儀式を行える権限を持っているなどの特権階級を持ち、カースト制社会の中では絶大な力を誇示することができました。
職業としては、神官の職に就いたり、政治に関わる仕事に就いたりもしました。大臣や裁判官になる人も多かったそうです。
2007年の調査によれば、インドにいるバラモン人口はたった5500万人であり、比率としては全体の5パーセントだそうです。
バラモンの人の苗字には、Iyenger, Iyer, Motowani, Namboodripadなどがあります。
クシャトリヤ(クシャトリア)
バラモンの次に位が高い人達です。王族や貴族、武人が多かったようです。クシャトリヤは「権力を持つもの」という意味です。
クシャトリヤも、バラモンと同じくカーストの中では少数であり、バラモン階級と並んで支配者階級を構成していました。
ちなみに仏教の開祖であり釈迦族の王子だった釈迦は、クシャトリヤ階級でした。また、仏教保護のマウリヤ朝のアショーカ王やクシャーナ朝のカニシカ王、朝鮮半島の新羅王も同じようにクシャトリヤだったと言われています。
クシャトリヤの人の苗字には、Melwa, Menon, Nambyar, Nayar, Singhなどがあります。
バイシャ(ヴァイシャ)
第3の庶民階級であり、平民や商人がそれに当たります。農業、牧畜、商業を生業とします。
「ヴァイシャ」という語は、前期ヴェーダ時代にアーリヤ人の氏族を意味した「ヴィシュ」に起源を持つと言われています。
バラモン、クシャトリヤの上位ヴァルナに対して、貢ぐことが義務とされており、のちには主として商人の呼称になりました。
バイシャの人の苗字には、アナンダという名前が多いです。
スードラ(シュードラ)
カーストの第4官等上目であり、隷属民を指します。アーリヤ人に征服されてしまった土着の住民であったそうです。
カーストの最下位と言われますが、さらにその真下に不可触民がおり厳密な最下層ということではないです。階級による差別はありましたが、人間の扱いがあるというところがましでした。
しかし人間とは認識されていましたが、その差別はひどく、バラモン教から排除されたり人が嫌がる業務をさせられるなどの職業の自由はなく、ヴェーダを学ぶことが許されていませんでした。
ただ、売買されることはなく、家族や妻子を持ったり、わずかな財産を蓄えることもできました。これらの人々はのちに農作・牧養に従事する人を意味するようになり、実質上、ヴァイシャに近くなる者も現れました。
スードラの人の苗字には、Reddyが多いです。
アチュート
カースト制からも外され、人間扱いすらされない人々がいました。アチュートと呼ばれた人達で、アンタッチャブル、アウトカーストもしくはアヴァルナとも呼ばれました。
しかし彼ら自身は自分たちをダリットと呼んでおり、社会的にも、公正な呼び方はダリットだとされています。
不可触民とされ差別をされてきた彼らは、人が嫌がる汚れた仕事を押し付けられ、住む場所、通る道、水汲み場、参拝寺院など、社会生活の中で「上位」カーストから分離されてきました。
現在では不可触民の呼称などは差別用語にあたります。そもそもカーストによる差別は法律で禁じられています。
しかしインドでは今も、農村に住むダリッドの30パーセント以上は最低基準の貧困をさらに下回っており、栄養不良や、住宅問題、衛生設備もない上に、生業につくことの困難なども抱えています。そのため、インドは貧富の格差があまりにも大きな国として有名です。
また、アチュートの姓はあまり公表されていないようです。ただラオという称号は、どのカースト出身でも使用されている姓となっています。
インド人のパスポートは「名前」だけ?
驚くべきことには、インドで発行されるパスポートには苗字の記載がなく、ファーストネームだけであるということを知っていましたか?国際社会では大きな混乱を招いてしまいそうなこのルールですが、インドではごく普通の慣例となっているので何もパスポートに限ったことではありません。
これに対する説明としては、インドでは苗字は公開しなくていいという社会常識の上で成り立つ社会であるからです。この、私たちからすると一風変わっているともとれる社会常識がインドに存在しているのは、苗字によってその人の身分や出生など詳細にがわかってしまうからです。
何が何でも隠すというわけでもないと言いますが、事実上身分証明に当たる書類においても、その世間の常識が通用してしまいます。これは、よほど根深いカースト制度の名残であると捉えてよいのか、もしくは混沌としている社会の隙のある部分であるかのどちらかなのでしょう。
兎に角、インドではパスポートや運転免許証など公が発行する身分証を、名前のみで作ることが許されているということが特筆すべき特徴ですね。
インド人の宗教別の名前の例
ヒンドゥー教
典型としてのヒンドゥー教徒の名前は「個人名+中間名(父の名前)+副名(家族名など)」から構成されます。
男性のケースでは、神様の名をもらうことが圧倒的多数になっています。その他には、縁起のよい言葉や、強さ、勇ましさを示す言葉が選ばれます。
例としては、ラム、ガネーシュ、ウッタム、アニル、ジャイナどがあります。
女性のケースでも、女神の名をもらうことがしばしばで、その他には、縁起のよい言葉や、美しさ、愛らしさを示す言葉が一般受けしています。口に出して発音してみたときの響きの愛らしさで決めたり、かつて宗主国であったイギリスらしい名前をつけたりすることもあります。
ヒンドゥー教の名前を例に挙げるとすれば、ラクシュミー、ダクシャー、プリヤー、スンダリー、ヴィドゥヤーなどがあります。
シーク教
シーク教の10代目指導者の決定により、シーク教徒の男性は名前に獅子という意味の「シングー」、女性は姫と言う意味の「カウール」が使われることになりました。そのためこれらが、氏族の前に中間名として使われる場合は、シーク教の印です。
氏族名を用いない場合もあり、そのケースでは「シングー」がただ一つの副名になるというわけです。そのほかの場合では、個人名や家族名の一番最後に「シングー」を付けたり、「シングー」のあとにに異なった姓を使用することもよくあります。
その場合には、氏族名のある場合のケースと同じで、「シングー」か「カウール」を中間名として使用します。異なった姓には、例えば、ギャーニー、パーミンダ、チャダ、タイガー、マダンジート、ダレルなどがあります。
ジャイナ教
ジャイナ教では、副名として ジャインという名前を用いることがよくあります。またバラモン教の王族や武士階級であるクシャトリヤの タクールや、ラジプットのカーストに所属する人々を中心に、ヒンドゥー教徒でも副名として ジャインを用います。
このジャインという副名は、ジャイナ教だけに留まることなしに、いろいろな宗派で使われている名前ということのようです。
インド人男性に多い名前【人気】
では、インド人男性に多い名前を30個紹介します。
インド人・人気の名前1:Harish (ハリッシュ)
強くて魅力的な名で、インドで何世紀にもわたって人気がある名です。ヒンドゥーの神である、青い肌で4本の腕をもつビシュヌ派の最高神「ビジュヌ」の別の名前でもあります。
インド人・人気の名前2:Hemant (へマント)
ヘマントはおしゃれなイメージのある名前とされています。インドの一年の季節は 6つあり、6つの季節という意味のヒンディー語の名前です。 この言葉にはゴールドという意味もあります。
インド人・人気の名前3:Gurdeep (グルディープ )
この名は、インド北西部のパンジーャブ地方に多い人気の名です。意味としては「教師のランプ」を意味します。パキスタンに近い地域なので興味深い名になっています。
インド人・人気の名前4:Eklavya (エクラヴヤ)
Eklavyaという名前はインドの神話にでてくる歴史的に重要なインド人の名前です。 Eklavyaは王家に仕える武術の専門家であるDronacharya師匠の忠実で勇敢な生徒でしたが、のちに殺されてしまうのです。
インド人・人気の名前5:Chandan (チャンダン)
大自然から影響を大きく受けた素敵なインド人の名があります。Chandanはサンダルウッドの木という意味を持つヒンディー語のインド人の名です。
インド人・人気の名前6:Vivaan (ヴィヴァーン)
Vivaanというインド人の名前ですが「太陽の最初の光線」を意味します。 クリシュナ神がもつ名前の中の一つです。 このインド人の名前というのは音の響きがよくて、 非常にエキゾチックです。
インド人・人気の名前7:Arjun (アルジュン)
Arjunはおそらく伝説的なヒーローのMahabharataに関連して、人気の伝統的なインド人の名前です。 名は親が息子にこうあってほしいという資質を表しています。 それは「誉れ、明るさ、勇気」という意味です。
インド人・人気の名前8:Sai (サイ)
インド人の霊的指導者であるシルディ・サイ・ババを尊敬し、彼のことを崇拝する両親がしばしば自分の子供につけるという名です。 サイの意味は「神」です。
インド人・人気の名前9:Arnav (アーナヴ)
この Arnavという名前は「海」を意味するインド人の名前です。山、砂漠、丘陵、平野、雨林などと自然の多様性に恵まれていて、さらには6つの季節があるという自然豊かなインド。
インド人にとって自然に触発された名前をつけることはとても人気です。
インド人・人気の名前10: Shaurya (シャウーリャ)
将来勇敢な男性に育ってほしいという思いを込めてつけられるインド人の名前です。Shauryaという名前は、勇敢なことを意味するので、いわゆる男らしい名前のひとつです。
インド人の人気の名前11:Madhavaditya (マドハヴアディティヤ)
Madhavadityaという名は「春の」という意味です。
後半のAditya(アディティヤ)という名はとても人気があるインド人の名です。新しい名を付けるために接尾辞として追加するようになりました。
インド人・人気の名前12:Dhruv (ドラヴ)
Dhruvは北極星を指す人気のインド人の名前です。天体に興味があり、星にちなんだ名前を付けたい両親がわりと多く、ロマンチックな響きのある人気のインド人の名前です。
インド人・人気の名前13:Krish(クリシュ)
クリシュはクリシュナという名前を現代的に変えたインド人の名前です。クリシュナはヒンドゥー教の最も人気のある神の名前です。
親は子どもたちがクリシュナ神の知恵、魅力、知性を持ってくれるようにと願ってこの名前をつけるのだとか。
インド人・人気の名前14:Raahithya (ラアヒットヒャ)
繁栄という意味をもつインド人の名前で、裕福な人を意味します。 自分の大切な息子にはできるだけ優雅で快適に暮らしてほしいという、言ってみれば世界共通の親の願いでつけられる名前です。
インド人・人気の名前15:Rudra (ルードラ)
Rudraはシヴァ神の名前の1つです。このインド人の 名前は日に日に人気を増してきています。
この名前は、「痛みの除去をする人」を意味しているという、インドらしい命名の視点が興味深いですね。
インド人・人気の名前16:Anik (アニック)
Anikという名前は「強い」という意味をもつインド人の名前です。因みに、アルファベットのAではじまる名前は、インド人の赤ちゃんを命名する時に最も人気のある名前の地位を得ています。
インド人・人気の名前17:Om(オム)
Omは伝統的なインド人の名で、過去には人気が下がってしまっていましたが、最近またカムバックして見直されている名です。Omという音はヒンドゥー教でよく使われており、聖なる音の響きがあるので人気なのでしょう。
インド人・人気の名前18:Akshay (アクシャイ)
このインド人の名は、有名な俳優であるアクシャイクマールの名でもあります。そのため彼の影響で人気がアップしています。Akshayという名は「不死」を意味します。
インド人・人気の名前19:Manish (マニッシュ)
マニッシュという名前は、「心の神」を意味しています。
古代から使用されている古典的なインド人の名前なのだとか。 インドの神話では、この名前を広く見つけることができます。
インド人・人気の名前20:Shivansh(シヴァンシュ)
この名前の意味は、シヴァ神の一部という意味です。
日本人が伝統的に姓名判断の画数を気にするのと同じように、インド人にとっても命名のポイントとして気にすることがあります。それは、数秘術や誕生星に基づいて名を選ぶとのだとか。
インド人・人気の名前21:Prem (プレム)
Premというインド人名の意味は「愛されている」です。
誕生した時に親に大切につけてもらった名という感じがしていいですね。日本では愛を使った名は女性名が多いということと比較すると、愛という意味を持つ男性名というのは興味深いですね。
インド人・人気の名前22:Rajesh(ラジェッシュ)
ラジェッシュという名前は、古代インドではすべての王の支配者の称号でした。
このインド人の名前には、偉大な響きがあります。 また、インドの最初のボリウッドスターであるRajesh Khannaの名前でもあります。
インド人・人気の名前23:Ramesh (ラメッシュ)
Rameshはヒンドゥー教神話の最高神であるヴィシュヌ神の名の1つです。「問題から他人を救う人」を意味しています。
因みに、ヴィシュヌは本来は肉体を持たず、人前に現れる時の姿は化身なのです。これをアヴァターラと呼び、映画『アバター』はこのヴィシュヌからインスパイアされているのです。
インド人・人気の名前24: Vijay (ヴィジャイ)
Vijayというインド人の名は、歴史上最も多くつけられた名の1つです。
ボリウッドの俳優に、アミタバ・バッハン(Amitabh Bachchan)がいます。彼の映画のおかげもあって、さらにこの名前を広く普及させることになりました。
インド人・人気の名前25:Bodhi (ボーディ)
Bodhiは大人気のインド人の名です。 仏教をベースにした名であって、「啓蒙」という意味をもちます。 Bodhiは仏陀が悟りを得た木のことだそうです。
インド人・人気の名前26:Kamal (カマル)
当インド人名には、二つの意味合いがあります。ヒンディー語でロータスフラワー(蓮の花)という意味があるのと、イスラムのコーランに記載されているアッラーの99の美名の一つです。
2つの言葉によって使われる名前ということのようですね。
インド人・人気の名前27:Advik (アドヴィック)
当インド人名の意味は、 名前は「創造性」を意味します。 短い名前でかわいい響きのある名前となります。
インド人・人気の名前28:Siddharth (シッダース)
シッダースという名前は永遠に人気があります。 意味は、信頼の厚い人を意味します。
シッダールタから派生しているので、ブッダもこの名前をもっています。
インド人・人気の名前29:Raghav (ラグハヴ)
RaghavはRaghu一族に属する人がもつインド人の一般的な名前となっています。インド人の名前として、永遠に気に入られる名前でしょう。
インド人・人気の名前30:Aarav (アアラヴ)
こちらは今最も人気のあるインド人の名前の1つ。 現代的な響きのある名前であり、 意味は「平和と知恵」を意味します。
インド人女性に多い名前【人気】
では、インド人女性に多い名前を30個紹介します。
インド人・人気の名前1:Saachi (サアチ)
短い名前で、かわいらしくて、ポエティックなインド人の女性名がこちらです。「恵みのある人」を意味しています。
日本でも恵という文字は、「え」や「あや」などのように読み方がいろいろありますが、女性の名前に多用される漢字ですね。
インド人・人気の名前2:Kaira (カイラ)
人々の関心をひきたい場合は、このインド人の名前をつけてみるとよいのだそうです。意味としては、「平和的」を意味します。
今日の混沌とした世界では、平和ほど望まれるものはないでしょう。
インド人・人気の名前3:Kajal (カジャル)
永遠のさわやかな名前で、カヤールは「墨」を意味します。インドでは、墨は美しさを象徴しています。
人気のあるボリウッド女優の人気を集めたカジャールは、永遠に残るすてきな名前なのだそうです。
インド人・人気の名前4:Aisha (アイシャ)
アイシャというインド人の名前ですが、繁栄を意味します。親が自身の子供に対して繁栄を望んでつける名前とのことです。
日本人の名前であれば、繁奈(はんな)とか栄華(えいか)などに相当するような名前です。
インド人・人気の名前5:Adra (アドラ)
アドラは「美」を意味するインド人の名前です。現代的で人気のインド人の名前であり、今後もさらに人気がでるだろうとても珍しい名前です。
日本においても、美という漢字は昔から一般的に名前に使われますね。
インド人・人気の名前6:Aayushi (アーユシ)
このアーユシはインド人の名前の中でも比較的珍しい女の子の名です。 長寿の意味があります。
因みに、日本の長寿を願ってつけられた女性の名前は千歳(ちとせ)や 千春(ちはる)があり、長い年月や沢山の春を迎えるということから長寿を意味するようです。
インド人・人気の名前7:Aarushi (アールシ)
インドでは近年人気が高まっているのがアールシという名前なのだそうです。それは、太陽の最初の光線という意味をもっています。
ただの太陽光線ではなくて、最初の太陽光線というのが特徴がありますね。
インド人・人気の名前8:Indu (インドゥ)
インドゥは「月のように」という意味をもちます。月はインドの文化では、美しさを表す典型的なモチーフだと言われています。
インド人の美しい女性にぴったりな名前でしょう。
インド人・人気の名前9:Lipi (リピ)
リピという名は非常に珍しいインド人の女性名です。ユニークな意味を持ち、映画や演劇を意味するスクリプトを表しています。
響きとしては、今風な短い名前で、甘く素敵な雰囲気があります。
インド人・人気の名前10:Jagruti (ジャグルティ)
ジャグルティという名前は「意識」を意味するインド人の女性名です。インドでは人気の名前とのことです。
トラディショナルな名前であって、広く一般に普及しています。
インド人・人気の名前11:Aabha (アアブハ)
アアブハは、現代のインドの22の公用語の1つであるサンスクリット語からとったインド人の名前です。意味としては、「輝き」を表しています。
女性の顔が輝いているということは、笑顔が素敵であるか存在が輝いているといったことになり、女性がもつと素敵な名前ですね。
インド人・人気の名前12:Banhi (バンヒ)
バンヒは「火」を意味するインド人の名前です。実に珍しい名前なので、特別な存在になってほしいという願いを込めて付けられた名前だと言えるでしょう。
この名前を持つ女性は、情熱的で迫力がある女性のイメージがありますね。
インド人・人気の名前13:Riddhi (リッディ)
リッディは一般的にはよく双子につけられるインド人の名前です。双子の片割れの名前はシッディであり、リッディとシッディはガネーシャ神の妻の名前でもあります。
因みに、リッディは「幸運」を意味するインド人の名前です。
インド人・人気の名前14:Ragini (ラギーニ)
Raginiは「メロディーや音楽のような」という意味を持つインド人の名前です。普遍的な魅力を振りまく素敵な響きの名前です。
インド人・人気の名前15:Pallavi (パラヴィ)
パラヴィは「新しい葉」を意味するインド人の名前です。花の芽が成長するという意味もあります。
踊りの動きだけで構成されて、演劇性のない古典舞踊の演目の名前でもあるのですって。
インド人・人気の名前16:Omisha (オミーシャ)
オミーシャは一般的に出生と死の女神を意味するインド人の名前です。宗教的な特徴を示している名前で、ヒンドゥー教徒の人が多く持つ名前です。
占星術にも関連した名前であるということがこの名前の特徴です。
インド人・人気の名前17:Noor (ノール)
ノールは光を表すインド人の名前です。人生に光と輝きをもらたすような存在になってほしいという意味を込められて付けられた名前です。
ロマンチックな名前ですね。
インド人・人気の名前18:Neha (ネハ)
ネハは、三ニマリスティックなインド人の名前です。シンプルで、とても短い名前で、甘い雰囲気を持っています。
意味としては、「雨」を意味しています。インド人女性に似合いそうな可愛らしい響きのある名前ですね。
インド人・人気の名前19:Maahi (マアヒ)
マアヒというインド人の名前にはたくさんの意味合いがあります。簡単な短い名前であり、音の響きとしてはとても女性的なものがあります。
たくさんの意味のなかのひとつとしては、「川のように」という美しい意味があります。
インド人・人気の名前20:Laboni (ラボニ)
珍しい名前のラボニは、「恵み」を意味するインド人の名前です。名前に込められた意味としてはインドでは人気のある恵みという意味合いの名前なのですが、響きが珍しいという名前です。
インド人・人気の名前21:Kangana (カンガナ)
このインド人の名前の意味は、「ブレスレット」を意味しています。カンガナという名前を持つ人には、美しい実力派の女優でカンガナ・ラノートという人がいます。
そのおかげでかこの名前の人気が高まっています。
インド人・人気の名前22:Bhakti (バークティ)
サンスクリット語で「献身」を意味するインド人の名前です。忠誠心の高いイメージを持つ名前です。
バクティは、インドでもユニークな名前にあたります。
インド人・人気の名前23:Bindhiya (ビンドヒヤ)
Bindhiyaは「露のしずく」を意味するインド人の名前です。意味的には珍しい名前ですが、この名前を持つ人は多く人気のある名前です。
葉っぱなどについた露のしずくを思い浮かぶ美しい名前ですね。
インド人・人気の名前24:Chaitali (チャイタリ)
3月に生まれた人はこの名前を持つことがあります。また、別名チャイトラとも呼ぶそうです。
ベンガル語の名前であり、3月生まれの人につけられるインド人の名前です。
インド人・人気の名前25:Charita (チャリタ)
サンスクリット語で「良い」という意味を持つインド人の名前です。誕生とともに、良い人間に育ってほしいという親の思いが込められている名前です。
日本語であれば良子さんや良佳さんといったところでしょうか。
インド人・人気の名前26:Damini (ダミーニ)
インド人の女性名は、甘くてかわいいだけではないようです。 強い女の子の強い名前であり、サンスクリット語では「稲妻」を意味しています!
日本語では稲妻のつく名前というと、宮城県に多い名字があるようです。
インド人・人気の名前27:Darpana (ダーパナ)
ダーパナは無垢と純粋の象徴である「鏡」を意味するインド人の名前です。鏡を漢字に持つ日本の名前といえば、鏡音さんなどがありますね。
インド人と日本人、音の響きは全く違うものの、割と意味の上では似通った名前が多いですね!
インド人・人気の名前28:Deeba (デエバ)
このインド人の名前ですが、「シルク」を意味します。絹と言う意味なのか、シルクロードの意味であるのか、柔らかそうであり壮大な雰囲気もある名前ですね。
インド人・人気の名前29:Eeshta (エエシュタ)
エエシュタは「愛する」という意味です。 名づけでは定番のような「愛」に関する名前で、優しげな意味を持っていますが、あまりこの名前を持つ人がいないというちょっとユニークな名前だそうです。
インド人・人気の名前30:Eswari (エスワリ)
エスワリというインド人の名前には、ヒンドゥーの神であるシヴァ神の妻という意味があります。クラシカルな響きのある伝統的な名前であるところがポイントです。
インド人の名前のまとめ
インドの苗字からは、現在は廃止されていながらも、長年に渡って続いたカースト制の名残が見受けられます。それほど身分制度はインドには根強く、名字をあまり言いたがらないインド人の闇が見えるようです。
また、インド人の名前には神様の名前から取ったものや宗教にまつわる名前も多く、インド人の信仰心の高さがわかります。インド人の名前から、国の背景や、文化、そして国民性などを伺うことができます。