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2018/11/08

「合わせて」と「併せて」の違いは?例文・使い分けを解説

日本語には同じ読み方でも意味や使い方が異なる言葉が沢山あります。
なかでも「合わせて」と「併せて」は、使う場面によってはどちらを使えば良いのか悩んでしまうことがあります。

「あわせて」は、いろいろなシーンに登場する表現方法ですが、この二つを同じように考えている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、この二つの使い分け方や例文などを取り挙げながら解説していきます。

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目次

「合わせて」の意味・類語・英語表現

意味

二つあるのものを合わせるという意味ですが、物体と物体が合わさることを言います。
他に何かに合わせる、くっつける意味で使われることがり、一致させるというったニュアンスに近いと言えます。

人と人が合わさる時は、顔合わせと言ったり、物やグループが組み合わさる場合は、組み合わせとなります。
何かをくっつけたい時に使います。

類語

同じような意味を持つものとして、「一緒に」「同時に」「他に」といったものがあります。
同じ種類ものが混ざり、フィットする感覚と認識すると良いでしょう。

また「併せて」も類語の仲間に入りますが、追加で何かを表現したい時に使われることが多いです。
この他にも「尚且つ」などもあり、併せてと同じように何かを付け加えて説明したい時に使われる表現方法になります。

もう少し詳しく知りたいという方は、こちらのサイトも参考にしてください。

あわせての同義語・類語辞典(シソーラス)

英語表現

英語で言い表したい場合はFitやtogether、match、according toと表現されることがあります。
英語では、Fitなどよりもaccording toを使った表現が一般的です。

形に合わせて容器を選ぶならChoose container according to shapeとなります。
あなたの都合に合わせるならI will fit in with your scheduleです。

Fit in は都合を合わせるで、with ~で○○に合わせるの意味になります。
また、「用紙のサイズに合わせて印刷する」ならprint to fit to paper size.
顔を合わせると言いたい時は、Face to faceなど。

文章によってFitを使ったり、according toになるなど使う単語が異なります。

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「合わせて」を使う場面と例文

二人の女性が合わせてポーズをとる

使う場面

「合わせて」の意味は、主に物が一致したり合体する時に使われます。
ビジネスや生活の場面、二人で会話をする時などにも「合わせて」が登場します。

ビジネスなら〇社と×社を合わせて合計で200名、報告書などにも〇と×を合わせて利益がどれだけ出たかなど、合計を出したい時に使うことができます。
生活面では、洋服を選ぶ時にシャツとズボンを合わせる、相手と自分の予定を決める時に使われることがあります。

物体的なものであれば、机と机を合わせる、テーブルと椅子の色を合わせるなどさまざまな場面で使用することができます。

例文

・ご飯に醤油を混ぜ合わせる
・ご飯にみそ汁を合わせると良いでしょう。
・相手の都合にスケジュールを合わせる。
・〇と×を合わせて○○になります。
・この音楽に合わて踊りましょう。
・明日の洋服はセーターにスカートを合わせたファッションにしよう。
・顔を合わせてにらみ合った。

以上のように二つあるものを一つにするイメージで、ある物を加えたり、付け足したりして一致させる意味で使われる漢字です。

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「合わせて」と「併せて」の違い・使い分け

リズムに合わせてジャンプする女性

違い

「合わせて」と「併せて」の二つは、意味が似ていても少し違った部分があります。
この違いはと言うと、「合わせて」は一つに一致させる、一緒にするという意味が強く、二つ合わせてひとつになることを意味します。

基準となるものに合わせたい時に使われる漢字で、英語表現ではフィットと言い表すことができます。
反対に「併せて」の方は、二つのものがあり、それらを一緒にする、ミックスするというイメージです。

「合わせる」のように基準となるものが存在せず、他のものに対して付け加えると言うことができるでしょう。

使い分け

この二つを使う時にどちらを使えば良のいか、混乱してしまうという方もいるはずです。
使う時は、フィットさせるかミックスさせるか目的に合わせて使い分けると良いでしょう。

例えば、前述の例文でも説明しましたが、シャツにズボンを合わせる、予定を合わせて動く、タイマーを合わせるなど一致させたい時に使います。
併せるは、尚且つ並びに近い言い方で、既にある物に付け足すことで、「AさんとBさんの意見を併せる」「併せてご活躍をお祈ります」など、前に述べた言葉と併せて一緒にしたい時に使われます。

「合わせて」は、二つあるものが合体することより一緒になることを、「併せて」は二つの事を同じ時期に行うというように理解すると良いでしょう。

公用文で使う時のルール

この二つを使い分けることは難しい場合があるので、公用文では決まりがあります。
一致させたい時は、動詞の役割で「合わせて」を使用し、並行したり何かに付け足して使いたいときは副詞としての「併せて」を使うように規則があります。

また、接続詞では、ひらがなの「あわせて」を使う決まりがあります。
A町とB町を合わせて〇市にする、AさんとBさんの意見を併せて検討しようなどと使うことができます。

文章を作っている時に混乱してしまった時は、一致させるのか、前の文章などに付け足すのかと考えると迷いが少なくなりますね。
このように公用文ではルールがあるので、文書作成に携わる機会のある人は、使い方に注意しながら作るようにしましょう。

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「合わせて」との違いをマスター!「併せて」の例文

夕日に合わせて咲く花

では、「併せて」の例文として以下を紹介します。

  1. お礼を言う
  2. 詫びる時
  3. 確認する
  4. 検討する時
  5. お願いする
  6. 挨拶の締めの言葉
  7. セットでの提出

続いて、「併せて」の例文を、それぞれ詳しくご紹介します。

併せての例文①:お礼を言う

「辛い時期に励ましのお言葉を頂き、前進することができました。これも○○さんが温かく見守ってくれていたおかげです。感謝と共に併せてお礼申し上げます。」

この場面では、前に説明したことのお礼の内容を含ませながら、更に後から感謝の言葉を付け加え、ひとつの意味として表現しています。

併せての例文②:詫びる時

「併せてお詫び申しあげます。」
「遅れたことを謝罪すると共に、皆さまにご迷惑をおかけしましたこと併せてお詫び申しあげます。」

謝罪をする時に良く耳にするフレーズですが、お礼の時と同じように、謝罪に対する内容が先にありその後お詫びとして誤る表現になります。
併せてを使うことで、深い反省の念や本当に申し訳ないという気持ちが伝わってきます。

併せての例文③:確認する

「こちらも併せてご確認下さい。」
「メールに添付した資料も併せてご確認下さい。」

「ご請求がありました資料に加えて、希望の商品に関係した別のパンフレットもご用意しましたので、併せてご確認下さい。」
内容が二つあり、一つ目を確認した後で、二つ目にも目を通して欲しいという要望が込められた意味になります。

メインのもの以外に別のものも用意したので、是非見て下さいと言った意味で使われます。

併せての例文④:検討する時

「こちらも併せてご検討下さい。」
「こちらもおすすめの商品なので、併せてご検討頂ければと思います。」

この表現では検討してほしいものが二つあり、一つ目も良いですが二つ目も悪くはないので、是非検討して下さいと言う意味が含められています。
希望した商品があった場合、その商品を提示しますが、こちらも似たような商品で、気に入るかもしれないので考えて下さいという気持ちが込めれた表現になります。

前の文に対して追加して言いたい時に使われます。

併せての例文⑤:お願いする

「併せてお願い申し上げます。」
「○○の資料作成と共に、○○に関する情報の取り寄せも併せてお願います。」
「○○の作成と合わせて××の申請も宜しくお願いします。」

依頼したいことが二つあり、前の項目以外でも頼みたい内容がある時に追加します。
この場合、二つの事柄に対して、同時進行で進めて欲しいということから併せてが使われます。

併せての例文⑥:挨拶の締めの言葉

「この度の〇〇を祝し、併せて今後のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。」
「○○様のご活躍と共に、併せて繁栄をお祈りいたします。」

祝辞などを読み上げる時に良く使わる言い回しですが、お祝いの言葉を述べた後に、健康にも気をつけるようにと願いが込められた意味になります。

祝電、人事、電報の例文・文章例|電報サービスVery Card

併せての例文⑦:セットでの提出

「書類と併せて免許証などの証明書もご持参下さい。」
必要書類以外にも証明書となるものを持ってきてほしい時に使います。

ひとつだけではなく他の物も必要な時に使います。

<下に続く>

合わせて・併せての意味や使い方のまとめ

日常生活や文書を書く時に、どちらを選べば良いのか混乱してしまった方も、二つの違いが理解できれば、悩むことがなくなります。
元からある基準に付け足すのか、または分類や内容が似たようなものと一緒にさせるのかと覚えておきましょう。

「あわせて」以外にも迷いやすい漢字がはたくさん存在しますが、違いや使い分けなどを知ることでどちらを使えば分かるようになるでしょう。

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