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2018/11/26

「不信」の正しい意味と例文!不審との違いと用法も紹介!

日本語には同音異語がたくさんありますよね。
「fushin」と発音する単語もたくさんあります。

ここでは以下に、その中でもよく日常で使われる「不信」という言葉について掘り下げてその意味や使い方を考えていきましょう。
実際の例文なども交えてどのような時に使うのかを考察します。

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「不信」の読み方・意味・類語・熟語

読み方

「不信」の読み方は、「ふしん」です。
一般的に、文語でも口語でも日本語には「ふしん」と発音する単語はたくさんあるため、会話などの中で「不信」と言っても、その前後の文脈で判断しなければどの「ふしん」なのかわからない場合も往々にしてあります。

また、不信だけでなく「不信者」や「不信の気持ち」などという場合にも、同音異義語である「不審者」や「不審の気持ち」などと聞き手の方はごちゃごちゃになりなかなか判別がつかないことも多い言葉です。
同じ読み方の「不振」などの場合には、「成績不振」などの使われ方が多いので比較的区別はつきやすいですが、「ふしんに喘ぐ」とか「ふしんに悩む」などと言う場合には、「不振に喘ぐ」または「不信に喘ぐ」、「不振に悩む」または「不信に悩む」のどちらでも意味は通るので、これまた判別が難しくなります。

意味

「不信」の意味は、「信じらないこと;信用できないことや様子」になります。
信を否定する不が付いている単語ですから読んで字の如しですね。

信用や信義のないことや、不実な状態や様子をあらわす際にもよく使用されます。
英語では、"bad faith"や"distrust"で「不信」を言い表すことができます。

日本語でも英語でも、初見や浅い付き合いなどでなく、一定の付き合いをしてきた相手や組織などとの経験則から得た、「累積した信用できない気持ち」などをあらわす時に使用する言葉として適切であり、日常でもそういった使われ方をされるケースが多いです。

類語

信用できないとか信じないといった意味をあらわす「不信」の類語は日本語にはたくさん存在します。
日本語は美しい形容や褒め讃えるポジティブな単語も豊富にある反面、この「不信」のような主にネガティブな使われ方をする単語も実に多くあるのです。

代表的な「不信」の類語を挙げていけば、「嫌悪」、「反感」、「拒否」、「拒絶」、「忌避」、「懐疑」などがまず挙げられるでしょう。
更に、「いただけない」とか「信頼が置けない」、「警戒」などといった言い方の類語もたくさんあります。

基本的に、信頼が置けず、心を開けない反発や拒絶が湧き出る状態や様子を言い表す言葉は、広義の意味で「不信」の類語と考えて良いでしょう。

熟語

「不信」の入る熟語はたくさんあります。
まず、日常的に頻繁に使われる熟語としては、「人間不信」が挙げられるでしょう。

この「人間不信」は、自分以外の人間を信用することができない根深い不信の気持ちをあらわす熟語です。
にたような熟語として、「男性不信」や「女性不信」、更には「社会不信」などが挙げられます。

この他、政治のニュースでよく耳にする「内閣不信任案」などもあります。
「不信任決議」とか、有権者への信用や信頼を第一義としなければならない政治家にはこの「不信」を使用する熟語が多く存在し日常的に使われますね。

<下に続く>

「不信」と「不審」との違いは?

不信の場面

数多い「不信」の同音異義語として代表的なものに「不審」があります。
「不信」が「信用できないこと;信じないこと」という大意であるのに対して、「不審」は「疑わしいと思うこと;あやしいと疑うこと」がざっくりとした意味になります。

よく日常で使用される「不審者に注意」とかはこの「不審」です。
「挙動不審」などもよく使われる熟語ですね。

要するに、「ハッキリと信用できない不実な対象者やもの」に主に使われる「不信」に対して、「不審」を使う場合には、「(よくわからないけど)あやしく疑わしい対象者やもの」に対して使うわけです。
そういった傾向から、総じて「不信」は、よく知り尽くしている相手に対して使用し、「不審」は逆に良く知らない相手に対して使用する場合が多くなります。

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「不信」という言葉を使う場面

では、「不信」を使う場面をみていきましょう。
「不信」を使う場面には、以下の6つがあります。

  1. 男女の交際において
  2. 組織などに絶望感を抱いた時
  3. 学校などで不当な扱いを受けた時
  4. 商品やサービスに違和感を覚えた時
  5. 政治家が公約を蔑ろにした時
  6. 詐欺的な行為や欺瞞に晒された時

それぞれの「場面」について詳しくみていきましょう。

場面①:男女の交際において

一般的な大衆にとって、おそらく日常において、もっと「不信」という言葉が使われるシチュエーションは、男女の関係においてでしょう。
それは恋人同士であっても夫婦関係であっても同様です。

特に、ラブラブな関係から一度何らの亀裂の入った時期のカップルは、よくこの「不信」とか「不信感」という言葉を頻用します。
最近、デートを仕事が忙しいからと彼氏にドタキャンされることが多くなった彼女が、「私以外に誰かいるのでは?」と不信感を募らせるとか、あちこちでよく聞く話ですよね。

場面②:組織などに絶望感を抱いた時

「不信」という言葉をよく使うシチュエーションとしては、仕事関係も挙げられるでしょう。
職場の内部の人間関係に対しても、対外的な取引先や担当者などに対して信用ができないような事態が勃発した際には、すごく大きな不信感が沸き上がります。

自分が所属している会社や業界全体に対しても知れば知るほど信用できなくなるケースも現代社会には多く、そういった状況に対する絶望とともに不信の念は大きくなるわけです。

場面③:学校などで不当な扱いを受けた時

日常で不信という言葉をよく使うシチュエーションとして、学生であれば、担任をはじめ教師などから理不尽な差別や不当な扱いを受けた時があります。
部活などでも監督から実力に関係なく、ソリが合わないとか虫が好かないタイプというだけで、理不尽極まりない嫌がらせやパワハラまがいの差別を受けたりするというのはよく聞く話です。

このようなケースも「担任不信」や「監督不信」ひいては、学校不信に繋がったという体験談を耳にすることがありますね。

場面④:商品やサービスに違和感を覚えた時

何らかの商品の購買契約やサービスの契約を、セールス活動などを受けて結んだ場合にも、その後々において、「不信」という言葉がよく使われるシチュエーションになります。
総じて営業というのは、契約につながる説明の席では、成績を上げたい意識が強いばかりに、良い事ばかり言って、ネガティブな項目は極力表に出さないものです。

こういった不具合的な面が、契約後に出てきた場合、お客さんは「こんなこと、契約の時担当者から聞いてないよ」とクレームになり、実は契約書には明記されてあって、そのことを会社が盾にすることはよくあります。
このようなケースでは、お客さんは契約させられた会社に対しては不信感の塊といった感情しか持てなくなり、最悪訴訟問題にまで発展することも珍しくありません。

場面⑤:政治家が公約を蔑ろにした時

概して、「不信」とセットになっている職業があります。
それは、本来最も信頼や信用がなくてはならない政治家という職業です。

政治家は、選挙活動の際に、有権者たちに対してその場限りの思い付きにも近い票を得るためだけの方策としての実現不可能な選挙公約を言うことが日常茶飯事になっています。
このような場当たり的な選挙公約が、当選して政治家になって以降に実行に移されることは少なく、有権者は口々に「あの政治家には騙された。もう不信感しかない」と憤慨するわけです。

場面⑥:詐欺的な行為や欺瞞に晒された時

日常で「不信」という言葉を近年よく耳にする機会として、お年寄りをターゲットにした「振り込め詐欺」などの詐欺行為に遭遇した被害者からです。
卑劣な詐欺行為は、非常にうまく相手を信用させようとする行為であり、疑り深くない心の人が信用してしまいます。

そして、騙されて被害に遭った精神的ダメージは大きく、その後は後遺症で人間不信になってしまう深刻な事例が数多く報告され社会問題になっているわけです。

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「不信」はビジネスシーンで使える表現?

不信を感じるシーン

「不信」という言葉は、業種にもよりますが一般的に商取引の発生するビジネス全般においては、常にそこここにあるというぐらい付き合っていかなくてはならない概念です。
ただ、言葉自体は「不信」とはストレートに使わず、少々オブラートに包んで匂わせるのがビジネスシーンでは常識になっています。

例えば、商品を扱う代理店などが新規の素性のよくわからない会社に大口の取引を申し込まれた際には、断るか、もしくは代引き、つまり現金での決済が基本です。
これを、相手が渋って最初から「大口買いつけるんだから、手形決済にしてくださいよ」などと持ちかけてきた場合には明らかに「不信」な相手と見なされるでしょう。

しかし、「おたくは不信なので」とストレートには言わず「弊社では取引実績の無い相手とは、代引きの取引以外は認められていないルールですので」とお茶を濁して断るのがビジネスシーンでは通例です。

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「不信」を使った例文

では、「不信」を使った例文として以下の8つを紹介します。

  1. 恋人同士での例文
  2. 夫婦同士での例文
  3. 上司と部下の関係性の例文
  4. 政府や官庁に対する例文
  5. 身内に対する例文
  6. 国際関係に関する例文
  7. 日常の不審な現象に関する例文
  8. ブラック企業等に対する例文

続いて、「不信」を使った例文を、それぞれ詳しくご紹介します。

「不信」を使った例文①:恋人同士での例文


彼氏の翔太とは交際をはじめてそろそろ1年になります。
ですが、近ごろ翔太はLINEも既読スルーが多くなり、その上、彼女である私の誕生日を忘れている始末-。

付き合う前の去年の私の誕生日には豪華なフルコースディナーをプレゼントしたのとはあまりに大きな変化です。
私は、もう最近は彼に対して不信の思いが募るだけです。


「不信」を使った例文②:夫婦同士での例文


妻とは結婚してもう15年にもなる。
娘も中学生になり、すっかり安定した家庭になっていると思いきや、前日旧友から信じられない報告を受けた。

妻が男と白昼堂々ラブホテルにに入っていくところを目撃した、というのだ。
私は、そんなバカなと打ち消す気持ちと、最近の妻の言動を思い返して湧きあがる不信感が混ざって今にも吐きそうになった。


「不信」を使った例文③:上司と部下の関係性の例文


課長「明日はクライアントとの大事な最終打ち合わせなんだから、絶対に遅刻するなよ」
部下「はい、もちろんです」

しかし、課長の顔にはありありと不信の色が浮かんでいた。
無理もない。

前回の交渉では、現地朝8時集合なのにもかかわらず、この部下は1時間以上も遅刻してきた前科があったのだ。


「不信」を使った例文④:政府や官庁に対する例文


最新の世論調査によれば、現政権を「支持する」と答えた国民の割合は、30%まで下落し、「支持しない」と答えた人の割合である46%を大きく下回りました。

現政権に対する国民の不信感はもはや払拭できないほど根深いものとする見方も強まってきた模様です。
野党はこの動きに呼応して、共闘して内閣不信任案を提出する見込みです。


「不信」を使った例文⑤:身内に対する例文


物心ついた頃から、継母である母親の私への冷たい処遇は顕著であり、幼い頃から私は母への不信の念を持っていた。
その傾向は継母にとって実娘である妹が小学校に上がる頃になると、決定的になり、私はもはや母という仮面をかぶった不信感の塊が動いているとしか思えないようになった。


「不信」を使った例文⑥:国際関係に関する例文


日本政府が外交下手で、近隣の諸外国に舐められて軽んじられているという事実は、今や小学生でも周知である。
しかし、その事実を踏まえた上でも、中国の日本の神経を逆なでしておちゃくるような毎日の領海侵犯、領空侵犯行為は、不信の念しか抱かせない。


「不信」を使った例文⑦:日常の不審な現象に関する例文


明らかに最近の私の周辺では不可解なことが頻発し、不信な人物が数多く関わってくるようになっています。
まず、車で外出すると行く先がどこでも、必ず同じ数台の車に後を付けられるのです。

あまりにも不審に感じたので、一度到着先のレストランの駐車場で、「何か御用ですか?」といつも付け回してくる車両の運転手に問いただしたところ、「いえ、べつに」とニヤニヤ顔で答えられ、不信の念は更に大きくなりました。


「不信」を使った例文⑧:ブラック企業等に対する例文


この会社に転職する際の面接では、「うちはほとんど残業は無いから」ということだったのに、入社以来もう3週間になるが、残業の無かった日が無い。
しかも、全体の空気が当然のようにサービス残業である。

一度、直属の上司である主任に面接の時の話と違うと、訴えたところ、「しっかりやっていれば残業はしなくて済む、終わらないで残業になるのは自己責任」というような主旨のことを返され唖然とした。
もはや、このブラック企業に対して私は不信感しかない状態である。


<下に続く>

「不信」に関するまとめ

不信の積もる面々

同音異義語の多数存在する「不信」について、その意味に始まり具体的な使い方など、掘り下げて考察してきました。
「不信」は主に「不信感」などという単語として、日常よく使う言葉ですよね。

よく使う言葉だからこそ、「不審」などとははっきりと使い分けをしておきたいものです。
意味を正確に知って、間違った使い方をしないように気を付けましょう。

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