みんなのお金ドットコム | お金のコトをもっと身近に
2018/12/08

「早速」の意味・使い方、英語表現!類語との違いやビジネスでの例文

「早速」という言葉は、日常誰でも頻繁に使う単語の1つでしょう。
特にビジネスシーンにおいては、普通に取り交わされる言葉です。

ここでは以下に、そんな誰にも馴染みのある言葉である「早速」について意味の確認にはじまり、様々なシチュエーションでの使い方を例文を交えて考察していきましょう。

Large pexels photo 417005sassoku01
目次

「早速」の意味・読み方

意味

日頃誰しもが何気なく使っている「早速」という言葉ですが、正式な意味はどのようなものなのでしょうか?
「早速」の意味は、「速やかなこと・ただちに行うこと」になります。

言い換えれば、「すぐに」とか「今すぐに」ということになります。
また、この言葉は、俗に言う「起こし言葉」として使用されることも多いのが特徴です。

具体的には、「早速ですが」と前置きを置いて「用件に入ります」とか「本題に入らせていただきますが」という文章が続くという使われ方です。
この場合には、本来のすぐにとか速やかにという意味よりも、「さて」に近い、手紙で言えば「前略」のような言いたいことを切り出す合図のような意味を持ちます。

読み方

「早速」の読み方は、「さっそく」です。
口語ではしょっちゅう「さっそく」と使っている人でも、漢字で書けと言われると書けない人が割といる単語でもあります。

書けないのはまだしも、「早速」と書いた書類などを読めないと、社会人としては失笑されたりすることもあるので、この機会にしっかり覚えましょう。

<下に続く>

「早速」の類語と使い分け方

早速の使用例

では、「早速」の類語と使い分け方をみていきましょう。
「早速」の類語と使い分け方には、以下の7つのものがあります。

  1. 早急に
  2. 迅速に
  3. 取り急ぎ
  4. 至急
  5. 速やかに
  6. ただちに
  7. 早々

続いて、「早速」の類語と使い分け方を、それぞれ詳しくみていきます。

早速の類語と使い分け方①:早急に

早速の類語としてまず挙げられる単語に「早急に」というものがあります。
この早急は、「そうきゅう」とも「さっきゅう」とも読みます。

早急の意味は、「とても急ぐこと、非常に差し迫った様子」であり、「早急に」と言えば、「たいへん急いで事を運べ」という言外の促しが含まれます。
「早速」を使う場合には、相手が自分と同等でも、目上でも目下でも、使う相手をさして選ぶことはありません。

それに対して、この「早急に」は使う対象の相手を選びます。
この単語のニュアンス自体が、相手の尻を叩いてせかすような響きがあるので、自分と同等もしくは格下の相手には使えても、目上の人に使用するのは、礼を欠いていると見なされるリスクがあるので気を付けましょう。

早速の類語と使い分け方②:迅速に

早速の対語としてよく比較の対象に挙がる単語として「迅速」があります。
「じんそく」と読みます。

「迅速」の「迅」とは、スピードが速いことや激しい様をあらわす語であり、それが速と結びついているので、「非常に速い」「物凄く速い」と、速さをより強調した言葉が迅速です。
意味としては、「事象やものごとの進展が物凄く速い様(さま)・その非常な速さ」となります。

迅速は、自分と同格や目下の相手はもちろん、目上や格上の相手にも普通に使用する単語です。
日常的に最も頻用される表現としては、「迅速に対応いたします」といったクレームや急ぎの案件に対する模範的回答などがあります。

ビジネスの場においては、毎日のように使用される類語ですね。

早速の類語と使い分け方③:取り急ぎ

早速の類語として、日常さまざまな場で使われるものに「取り急ぎ」があります。
「取り急ぎ」の意味は、「なにはさておき、とりあえず真っ先に急いで」といった感じです。

仕事などの事案や進めている案件について、順を追って、着実にというのではなく、時間に余裕が無く急かされた状態の時に、枕詞のように使用されます。
この類語は、主に自分サイドの行動についてのみ使用するのが通例です。

取引先や仕事の先方に対して「取り急ぎお願いします」などと自分以外に使用するのは無礼な使い方になるので気を付けましょう。
あくまで先方の意を受けたり察したりして、自分が取り急ぎ行う意思を表す場合に使う言葉です。

早速の類語と使い分け方④: 至急

「至急」はおそらくビジネスシーンにおいて頻用される早速の類語でしょう。
至急の意味は、「大急ぎで、できる限り急いで」といったもので、相手を急かせる意図が多分に入った言葉です。

特に、本当に急がなくてはならない用件の仕事を主に対等な関係ではなく、従属的な取引を行っている取引先などに、半ば高圧的に急かす場合に、日常的に頻用されます。
逆に、相手を急き立てるニュアンスが多分に含まれている言葉だけに、格上の取引先や、目上の相手に対しては使わない単語でもあります。

連絡などで、相手に返答を強いる場合にも、「至急連絡をお願いします」といった具合に、日常的に使われますよね。

早速の類語と使い分け方⑤: 速やかに

「速やかに」は「すみやかに」と読みます。
読んで字の如く、その意味としては「すぐに、できるだけ早く」といったものです。

早速との使い方の違いは、早速が前置きとしての「起こし言葉」としてもよく使われるのに対して、「速やかに」は、そのものズバリ「すぐに実行(行動)する」といった場合にしか使われないという点です。
つまり、行動や言動がダイレクトに次に来る場合の形容詞とも言えます。

「今日は残業はせずに、速やかにお帰りください」といったような有無を言わせない行動の指示をする場合にはよく使われる言葉です。

早速の類語と使い分け方⑥:ただちに

早速の類語としては「ただちに」という表現も挙げられます。
「ただちに」は「直ちに」と書き、その意味は「間髪を入れずに・すぐに」といったものになります。

「直」ちにと書くように、まさにストレートに行動を起こしたり、実行したりする場合に使われる言葉です。
とりもなおさず、今すぐに取り掛かってほしいといった場合に最適です。

ただちには、目上の人や格上の相手に使用しても失礼にはあたらない言葉です。

早速の類語と使い分け方⑦:早々

早速の類語には「早々」もあります。
早々は「そうそう」や「はやばや」と読みます。

名詞として使用する場合と、副詞として使用する場合の2つがある言葉です。
名詞として使う場合の意味は、「まだある状態になって間もなく、ある状態になってすぐ」といったニュアンスです。

副詞としての意味は、「できるだけ早く、急いで行動する様子」です。
早々を使う相手としては主として自分と同格以下に対してであり、目上の人に対して使うと失礼になる言葉なので気を付けましょう。

<下に続く>

「早速」の英語表現

早速を英語に直すとどういった言い回しになるのでしょうか?
「早速」に該当する英語表現は多数存在します。

ざっと挙げておけば、"at once","right away","immediately"などが最も妥当でしょう。
また、前述した通り、日本語の「早速」には、「さて」とか「とりあえず」とかいったニュアンスになる前置きとしての「起こし言葉」としての意味合いも持ちますが、実は、英語にもこれにぴったりの対比する表現があります。

"as a matter of fact" を前置きに入れると、日本語の起こし言葉で、「早速」、「さて」、「何はさておき実は」と同じような意味合いになりますので、覚えておくと便利でしょう。

<下に続く>

ビジネスでの「早速」の例文【お礼・要件を伝える場合】

では、「早速」の例文として以下の8つを紹介します。

  1. お客さんにお礼を述べる
  2. 仕事において取引先に対するお礼
  3. 知人などへ向けたお礼
  4. サービス業者などに対するお礼
  5. 社内の会議などの議事進行
  6. 取引先への提案の回答を求める用件
  7. 入社の面接
  8. 説明会会場でよく使われる例

続いて、「早速」の例文を、それぞれ詳しくご紹介します。

「早速」の例文①:お客さんにお礼を述べる

店舗で働くスタッフが、新規開店や、リニューアルオープンなど、何か節目になる際に来店してくれたお客さんに感謝とお礼を述べる時に、よく「早速」が使われます。


馴染み客「こんにちは。随分明るい雰囲気に生まれ変わりましたね。素敵なお店ですよ」
店長「これはこれは、◯◯様。リニューアルして早速の御来店、まことにありがとうございます。
どうか、今後も御贔屓にしてやってください」


「早速」の例文②:仕事において取引先に対するお礼

ビジネスシーンで、新規のプロジェクト提案を受け入れてくれたり、契約を新しく結んだ場合には、お礼を込めて「早速」を使う場合は多いです。


A社担当「例の貴社提案のプロジェクトの件なんですが、弊社であれから上司とも検討した結果、ゴーサインが出ましたよ」
B社担当「早速のご対応と最高のご回答をありがとうございます。A社さんのお力になって成果が出せるよう、弊社としても最大限の努力を惜しまない所存でございます」


「早速」の例文③:知人などへ向けたお礼

結婚や転居など、大きく環境が変わって間もなくの時期に来訪してくれた友人・知人などにお礼を述べる際にも「早速」はよく使用されます。


知人「このたびは新居へのお引越しおめでとうございます。これ、つまらないものですが、奥さんと召し上がってください」
家主「これは、お忙しい中で早速のご訪問、ありがとうございます。狭い家で申し訳ありませんが、ささ、どうぞお上がりください」


「早速」の例文④:サービス業者などに対するお礼

日常のインフラ関係や、生活全般、自動車などのサービスを行っている担当者には親切な人も多いものです。
アクシデントなどにフレキシブルに親切に対応してくれたそういうサービス業者などに対する感謝とお礼を述べる時にも、「早速」という言葉はよく使われます。


車のディーラーの担当者「いちおう、全部調べておきました。エンジンプラグとバッテリーを新しく替えておきました。
おそらくプラグが原因だと思います。
もう大丈夫ですよ」
お客「早速の対応ありがとうございます。パニクっちゃましたけど、ディーラーさんがすぐに駆け付けてくれるから安心ですよ」


「早速」の例文⑤:社内の会議などの議事進行

会議などで、時間に制限があり議事の進行役が、前置きの話を端折って本題へ進みたい場合などにも、「早速」はよく使われます。


議事進行役「最近、連日猛暑日が続いています。皆さん、仕事中もこまめな水分補給を心掛け、熱中症には充分注意してください。
さて、早速ですが本題に入らせていただきたいと思います」


「早速」の例文⑥:取引先への提案の回答を求める用件

ビジネスシーンにおいては、時間は貴重です。
取引先と交渉して案件を進めている場合にも、停滞すると大きな損失に繋がります。
そういった場合、先方の尻を叩く意味を込めて、「早速」という単語をよく使います。


取引先担当への回答を催促するメール
「先日は、ご多忙な中弊社との取引の見直しにお時間を割いて頂き誠に恐縮です。
さて、早速ですが、件のご提案に対する貴社のご回答をお知らせいただくと幸いです」


「早速」の例文⑦:入社の面接

就活にも幾つか種類がありますが、社会経験の無い新卒の面接ではなく、ある程度社会人としてキャリアを積んだ転職希望者の面接は、面接官の質問や面談内容もより踏み込んだ実際的なものになります。
そういった場では、「早速」という単語はよく使われるわけです。


面接官「経歴書は一通り目を通させていただきました。
実務経験もやってこられた内容も申し分ないと感じました。

早速ですが、もしあなたがうちで働くことになった場合に具体的に何ができるかをご説明いただけますか?」


「早速」の例文⑧:説明会会場でよく使われる例

セミナーや何らかの説明会に集まった人々に対してのフロントトークの一環でも、「早速」という言葉はよく使われます。


講師「皆さん、こんにちは。はじめまして」
一同「こんにちは」
講師「本日は、あいにく天気も悪くお足元が悪いコンディションにも関わらず、これだけ会場がほぼ満員になるぐらいの人たちにお集まりいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
早速、皆さんお待ちかねの本題に入っていきましょう」


<下に続く>

ビジネスシーン以外での「早速」の例文

ビジネスの場での早速

では、「早速」の例文として以下の5つを紹介します。

  1. 夫婦が不仲の場合
  2. 新商品をいち早く購入した時
  3. 運転免許を取得したて
  4. 地元に新名所ができた
  5. 受験生が勉強の戦略を練る

続いて、「早速」の例文を、それぞれ詳しくご紹介します。

「早速」の例文①:夫婦が不仲の場合

特殊なケースを除けば、夫婦の間には様々ないさかいや感情のもつれは日常茶飯事で起こりますよね。
それは、まだ新婚であっても例外ではありません。


「結婚前の交際期間には気付かなかったパートナーへの数々の小さな違和感も、結婚して実際に一つ屋根の下で暮らしてみると、ボディブローのように効いてくるものである。
最初の2ヶ月は何とか我慢していたものが、昨夜大爆発し、信仰早々、早速、復旧不可能なほどの大きな夫婦げんかの罵り合いをやってしまった」


「早速」の例文②:新商品をいち早く購入した時

新しく発売された話題の商品などにすぐに乗っかりたがる人というのは、どこでも必ずいます。


「今、巷で話題沸騰のRPGシリーズの最新版、昨日からダウンロード販売開始になったので、早速ゲットして、やってみたのだが、これが面白すぎてハマってしまった」


「早速」の例文③:運転免許を取得したて

免許取りたての時期は、初めて自分の車を購入したり、少し遠出のドライブに行ったりと、なにかと初物づくしの日々になるものですよね。


「先週卒業検定も無事合格し、晴れて運転免許を取得しました。
そこで早速、愛車を購入しようと、昨日中古車屋さんへ車の物色に行ってきました」


「早速」の例文④:地元に新名所ができた

自分の住んでいるエリアの近辺に新しいスポットができた場合、なるべく早く実際に足を運んでみたくなりますよね。


「私の住む街の海沿いに今回新しくイルカランドというレジャースポットがオープンしました。
明日、早速オープンしたての新名所に行ってみる予定です」


「早速」の例文⑤:受験生が勉強の戦略を練る

受験生は、志望校に受かるためにその戦略も試行錯誤するものです。


「これまでは、第一志望の大学・学部を具体的に決めていなかったから、例えば数学は『赤チャート』などの一般的な参考書や問題集しか使ってこなかった。
しかし、第一希望が定まった今は、実践的な戦略が必要ということで、早速、志望校の赤本を購入してみた」


<下に続く>

ビジネス文書では「早速」を使わない方がいい?

そんなことはありません。
「早速」というワードは、ビジネスシーンにおいては、商談や会議、打ち合わせなどの口語ではもちろん、メールのやり取りをはじめとする文書においても頻用されているものです。

「早速」は、その本来の意味の使い道だけではなく、ビジネス文書においては、「前略」と似たような意味でも使えるので、汎用性はとても広い言葉です。
しかも、同等の相手にも目上の相手にも使えるので、ビジネスの場には無くてはならない言葉の一つと言えるでしょう。

<下に続く>

「早速」に関するまとめ

早速を使いこなす人

「早速」という言葉の意味に始まり、類語の数々や実際の使い方などについて掘り下げて考察してきました。
特に、ビジネスにおいては毎日のように使用する言葉であり、類語も含めてその使い分けや、適切な使い方をマスターしておきたい慣用的な単語です。

Thumb minkane logo
written by
「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。 投資・節税・保険・ローン・クレカ・節約などのテーマの情報を各領域の専門家や編集部を通して記事配信していきます。
関連記事
おすすめ記事
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line