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2019/03/16

総スカンとは?語源と総スカンを食らう人の特徴

周りの誰も味方をしてくれず孤立無援の状況になったことはありますか?
単なる対立ではなく周囲の視線に「嫌悪」がこめられているなら、それは総スカンを食らっている状況です。

この記事では、総スカンの意味や語源、総スカンを食らう人の性格的な特徴を検証します。
自分が総スカンを食らったときの対処法もお伝えします。

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「総スカン」の意味/類語/由来・語源

言葉は意味や由来を調べてみるとなかなか面白いことがわかります。
「総スカン」という言葉についてまずは言葉の意味からみていきましょう。

意味

「彼はその傲慢な言動で周囲から総スカンを食らっている」などと使われる「総スカン」、周りのすべての人から嫌われて孤立していることを意味する言葉です。
誰一人として味方してくれる人もなく、意見に賛同を得ることもなく、立場として対立しているだけでなく心情的にも嫌悪されて相手にすらしてもらえないという、かなり厳しい状況を指して使います。

元来の性格が災いしてみんなから嫌われているようすのほか、よかれと思って提案したことが全く受け入れらず無視されてしまったようすなども「総スカンに合う、総スカンを食らう」と表現されます。

類語

みんなに嫌われてしまい寄る辺のない様を表す「総スカン」。
同じような意味の言葉は他にもいくつかあります。

つまはじきにされる:周囲の人に忌み嫌われて仲間からはじき出されることをいいます。
同じサークルや部署などに所属していながら仲間外れにされるというような状況です。

鼻つまみ者:誰かのことを特に嫌って、その人を指して「鼻つまみ者」ということがあります。
総スカンを食うことは「鼻つまみ者にされる」こととほぼ同じことだと言えるでしょう。

ハブられる:仲間外れにすることを表す「はぶにする」という言葉が略されて「はぶる」という言い方がされるようになっています。
総スカンを食らって仲間外れにされるのは「はぶられる」と言い換えることもできますね。

由来・語源

「総スカン」の「総」はすべてという意味の言葉であることは容易に想像がつくかと思います。
「スカン」は何かの略なのかという印象がありますが、実は関西弁で好きじゃない(むしろ嫌い)を指す「好かん」なのだそうです。

いつごろ生まれた言葉なのか正確なところは定かではないようですが、大正か昭和初期にはすでに使われていた言葉のようです。
「総・好かん」と漢字で書くと、その意味は読んで字のごとくなのですね。

<下に続く>

「総スカン」の使い方とは?

総スカンで独りぼっち

「総スカンにされる」「総スカンに合う」と受動的に使われる言葉です。
「(誰かを)総スカンにする」という能動的な使い方はあまりされません。

「総スカンを食らう」という表現が一般的でよく聞きますね。
この場合の「食らう」は食べるという意味ではなく、「小言を食らう」「パンチを食らう」などイヤな行為を受けるという意味です。

総スカンなんて喜んで受ける人はいないですから、総スカンを食らうという使い方はしっくりきますね。
「地元で総スカンを食らっている国会議員」「若手社員から総スカンを食らうダメ上司」など、身近にいたりはしませんか?

<下に続く>

総スカンを食らう人の特徴

周囲から総スカンを食らってしまう人には、次のような特徴と傾向があります。
しかし総スカンを食らうことは社会人として相当のダメージがありますから、ほとんどの場合本人は無自覚である場合が多いでしょう。

  1. 攻撃的・高圧的な態度
  2. 口先だけ・自信過剰
  3. 保身に走る・平気で裏切る
  4. 自分の価値観を押し付ける
  5. 自慢話が多すぎる
  6. 人のせいにする・無責任
  7. 空気を読まない・協調しない
  8. すぐに感情的になる
  9. 文句が多すぎる
  10. 嘘つき・ケチ

心当たりがある項目はありますか?
それではひとつずつ詳しくみていきましょう。

特徴①:攻撃的・高圧的な態度

総スカンされる上司

常に上から目線で攻撃的な言動を繰り返すような人は嫌われやすいですね。
そんな人が仲間内で総スカンを食らうのは、当然の流れのようにも思えます。

上司や先輩に高圧的な態度を取られた部下や後輩の多くは、なかなかその態度に対抗できず甘んじながらも不満を募らせていくものです。
そうして本人は攻撃的な態度が敵を作ることに気づかないまま、不満が限界に達した部下たちに結束されて総スカンを食らうという事態が起こります。

上司と部下どちらにとってもよくない状況ですから、そうなる前に上司が気づくか、部下が進言してでも上司の高圧的な態度を改めてもらえるとよいですね。

特徴②:口先だけ・自信過剰

偉そうなことばかり言って、有言不実行な人は嫌われます。
口先ばかりよいことを言って自分では何も行動しないような人は総スカンを食らう可能性が高いですね。

実力以上の自負を持って自信過剰な言動をする人も、周りの信用を得ることはできません。
自信のない人ほど実際より自分を大きく見せたく思うものですが、周りの人にはお見通しということも少なくありません。

周りにバレバレなのに自信過剰にふるまい続ける人は、遅かれ早かれ総スカンを食らうことになるのでしょう。

特徴③:保身に走る・平気で裏切る

上司の機嫌を伺ってばかりで、何かトラブルがあってもすぐに保身に走るような行為は仲間の反感を買いますね。
自分の身を守るために仲間を売るようなことをする人は仲間からの総スカンを食らっても当然と言えるかもしれません。

一度の業績や評価にこだわって保身や裏切り行為に走りその場限りはしのげても、それまで培った仲間との絆を失ってしまうのではメリットはありません。
一時の評価と末永い仲間との信頼関係、どちらを選ぶか冷静に考えられる人は総スカンなど食わないのかもしれませんね。

特徴④:自分の価値観を押し付ける

他人の意見を聴かず、いつでも自分の価値観だけで物事を判断するような傲慢さは、たいての人に嫌がられます。
そのため、融通がきかず自身の価値観を他人に押し付けてくるような人は総スカンを食らう可能性大です。

なんでも自分ひとりでデキると思い込み、他人にも自分のやり方を押し付ける自分勝手さや独りよがりな考え方は、苦楽を共にすべき仲間からは疎まれて当然かもしれません。
みんなで考えて行動すること、他人の意見を尊重する柔軟さは集団活動には必須です。

しかし、集団の健全性を維持するために、多数派が異端児を総スカンにして排除するという形が取られてしまう場合が往々にしてあり得るのでしょう。
それはそれで残念なことかもしれませんね。

特徴⑤:自慢話が多すぎる

過去の栄光にあぐらをかいて、昔の自慢話ばかりをする人も周りからの総スカンを食らうことが多いでしょう。
本当に尊敬できるような、未来の自分の指標になるような話なら何度聞いても飽きることはないかもしれませんが、ただの自慢話に付き合わされるのは誰でもウンザリしてしまいますね。

若者にとって年寄りの自慢話を聞く時間ほど無駄なものはありません。
過去にすがって天狗になる老いぼれは総スカンにされるということを肝に銘じておきましょう。

特徴⑥:人のせいにする・無責任

人間誰でも失敗することはあります。
それを自分で責任をとるか、人のせいにして保身に走るかでその人の価値は決まると言っても過言ではありません。

特に管理職の立場にある人が、企画や取引の失敗を部下などの他人のせいにして責任逃れするなど言語道断であり、総スカンされるにふさわしい失態と言えます。
そこまででなくとも、自分の仕事や発言に対して無責任な人は嫌われやすく、総スカンの対象となることは免れません。

特徴⑦:空気を読まない・協調しない

もともとコミュニケーションが苦手だったり、いわゆる空気が読めないという人も少なくはありません。
ただ、コミュニケーションが苦手というだけなら総スカンを食らうということは少ないでしょう。

総スカンを食らうのは、自ら和を乱すような言動をしてコミュケーションの場を荒らすようなタイプの人です。
本人はうがったことを言っているつもりでも、他人に対して思いやりのない乱暴な意見は快く受け入れてもらえないばかりか、嫌われてしまうことも多いのです。

自分勝手で協調性のない人は、空気を読まない発言で周りから総スカンにされやすい傾向があります。

特徴⑧:すぐに感情的になる

ちょっとしたことで感情を高ぶらせ、冷静な話し合いができない人は付き合いにくいものです。
特に怒りっぽい人や自虐的で涙もろい人はプライベートでも扱いに気を遣いますね。

上司がそういうタイプだと部下にも我慢に限界が訪れます。
周囲から徐々に敬遠され、気がついたら誰もついてこない総スカン状態になってしまってからでは信頼を取り戻すのは至難の業。

自分の感情をコントロールすることは大人のたしなみでもあります。
総スカンを食らう前に気がついたら直していきたいところですね。

特徴⑨:文句が多すぎる

何が気に入らないのか、いつもひと言文句を付け加えないと気が済まないようなタイプの人も見かけます。
自分の価値観に合わないものや世の中全般に対して厭世的な態度をとる人は、他人の同調を得るのは難しいものです。

他人の行為を素直に感謝する気持ちが足りず、感謝よりも文句が先に口をついてくるような人が嫌われやすいのは無理もありません。
素直になれず照れ隠しで本心を隠したい心理がはたらくこともありますが、他人のアラを探してケチをつけるような態度は改めないと総スカンを食らうことになるでしょう。

特徴⑩:嘘つき・ケチ

「オオカミ少年」というイソップ物語をご存知の方は多いでしょう。
羊飼いの少年が、来てもいない狼が来たと嘘をついて騒ぎ続けた結果、誰からも相手にされなくなり本当に狼が来たときに信じてもらえなかったというストーリーです。

嘘つきのオオカミ少年は村人から総スカンを食らってしまったということですね。
嘘に嘘を重ねて墓穴を掘ってしまう人もいるかと思いますが、嘘つきの辿り着く先は総スカンかもしれません。

また、お金のことばかり気にかける言動が多すぎる人も周囲から煙たがれる傾向があります。
節約は大切ですが、周囲にケチな人だと思われるほど度が過ぎれば総スカンを食らうことにもなりかねません。

<下に続く>

総スカンを食らう人との上手な付き合い方

総スカンを食らう人の特徴をみてきましたが、性格的に他者から嫌われる行為を無自覚にとってしまうというケースが多いですね。
仕事や付き合いでどうしてもそういうタイプの人と顔を合わせなければならないときはどうしたらよいでしょう。

  1. 本人の自覚を促し改善してもらう
  2. 距離をとって表面上だけうまく付き合う

大きくはこの二択になるでしょう。
詳しくみていきます。

付き合い方①:本人の自覚を促し改善してもらう

一緒に仕事をする相手など多くの時間を共有し協力が必要な間柄の場合は、歩み寄って改善を促す必要に駆られる場合もあるでしょう。
「そんな態度じゃ嫌われるよ」ということを上手に伝えなければなりませんので、難しいことかもしれません。

なるべく客観的にその人を評価したり、一般的な考えとして自然に話題にできるとよいですが、総スカンを食らいやすい性格の人は他人の意見を聞かない場合も多いものです。
かといって一方的にこちら側が我慢を強いられるのではストレスがかかりますから、自分のストレスを発散する程度に指摘していくのがよいでしょう。

すでに総スカンを食らっている人と行動を共にしなければならない場合、他の人に自分も同族だと誤解されないようアピールする効果もあります。

付き合い方②:距離をとって表面上だけうまく付き合う

サークル仲間やママ友など、どちらかといえばプライベートな関係の場合は、お互いイヤな思いをしないよう距離を取って付き合っていく方法もあります。
嫌われることをしていることに無自覚な人は、自分が総スカンを食らっていると気づいてもそれを自業自得とは思ってくれません。

イヤな思いをさせられた上に悪者にされてはたまりませんから、本当は付き合わないのが一番なのかもしれません。
しかし、中には総スカンを食らっていても実はよいところをたくさん持っている人もいるかもしれませんので、まずは寛大な気持ちで付き合ってみるのもよいでしょう。

<下に続く>

職場で総スカンを食らった時の対処法は?

総スカンで喧嘩するふたり

総スカンはいわば自分の行いへの周囲からの制裁です。
自分が職場で総スカンを食らってしまったときは、まず冷静に原因を考えてみましょう。

提案や意見が見当違いだったなど、一時的なことが原因で対立されてしまった場合は改善の余地が十分にあります。
同僚や上司に素直に相談して、自分に非があるならしっかり反省し、状況を立て直していくとよいでしょう。

原因が性格やこれまでの態度による場合、一度失った信頼を取り戻すのは容易ではありません。
しかし中には多勢の意見になんとなく同調しているだけの人もいるかもしれませんので、根気よく探せばまだ味方がいる可能性はあるでしょう。

大多数を敵に回したら降参するより仕方ない場合もあります。
新しいコミュニティを求めるなら、次も同じ失敗を繰り返さないよう自分を見つめなおしてみましょう。

<下に続く>

総スカンとは?語源と総スカンを食ら総う人の特徴のまとめ

嫌われて孤立する総スカン状態は絶体絶命とも思える窮地です。
できることなら、周囲から忌み嫌われないよう円滑なコミュニケーションを心掛けたいものですね。

何気ない言動が周囲の反感を買い、それに気づかず放置すると総スカンを食らうことになりかねません。
逆にむやみに人を嫌わず長所を見つけて付き合っていく気持ちの余裕を持つことで、総スカンを食らう人を作らずにすむかもしれません。

いずれにしても心地よい集団生活のために、自分自身と素直に向き合っていく姿勢は大切ですね。

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