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2019/04/15

「お時間をいただき」の正しい使い方と敬語例文12個を解説!

ビジネスシーンにおいて「お時間をいただき」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、正しい使い方が分からず心配になるときもありますよね。

相手に失礼な表現だったらどうしようと不安になることもあるでしょう。
今回は「お時間をいただき」の正しい使い方やすぐに使える例文を紹介していきます。

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目次

「お時間をいただき」とは

意味

相手側の時間を割いてもらうときに使うことばです。
時間を頂戴するという意味が含まれています。

相手の人もこちら側と同じように一日24時間しか時間はありません。
その中で、自分のために使ってくれた時間をいただいていると認識した上で使う言葉であると言えるでしょう。

相手の都合ではなく自分側の時間に予定や都合を合わせてもらった時などに使う表現です。
そのため、基本的には目上の方に対して使う言葉であると認識しましょう。

いただくというのは、「もらう」の謙譲語です。
つまり、上司であったり取引先であったり目上の方に向けた表現なのです。

相手への配慮が感じられる丁寧な言葉ですので、目上の方も上司の方も、取引先の方にも使ってよい言葉であることは確かです。

類似表現

似た表現としては、相手側に申し訳ない気持ちを伝えるための表現があります。
例えば「恐れ入ります」もそのうちの一つです。

更には、「恐縮しております」も類似表現として使えるでしょう。

使い方

頂いている時間を示しいてる時計

使い方としては主にビジネスにおけるシーンでが多くなります。
面接のときには、「面接のためにお時間をいただきありがとうございます」となるでしょう。

商談のときも然りです。
「この度の商談のためにお時間をいただきまして、ありがとうございました」と伝えると相手側も良い印象を受けます。

就職活動の場面でも使うことが多い表現です。
相手から時間を「もらいたい」と思った時に率先して使うと良い言葉です。

打ち合わせの時や面接の時、自分のプランを売り込みたい時など相手から時間をもらいたいシーンはたくさんあります。

仕事だけでなく結婚の挨拶で相手方の実家に行く際なども相手のご両親に時間を作ってもらわないといけませんよね。
自分よりも立場が上の人、または自分がお願いする立場であり、時間をもらう事ができた時に「お時間をいただき」という表現と共にお礼を伝えると良いです。

英語表現

英語で表現する場合はシンプルなものから、丁寧さをより厚くしたものまで様々です。
シンプルなものは、直訳したまま「Thank you for your time.」と表現できます。

また、「Thank you for giving us your valuable time.」という表現は「貴重なお時間をいただきありがとうございます」というようになっています。
「貴重な」という表現が入ることで相手のことを大切に思っている様子を表すことができます。

<下に続く>

「お時間をいただき」を使った例文

お時間をいただきましてありがとうございますと言っている人

では、「お時間をいただき」を使うシーンとして以下を紹介します。

  1. 結婚の挨拶
  2. 謝罪する場面
  3. 予定を立てる時
  4. 披露宴の挨拶の時
  5. 報告する時
  6. 面接の時
  7. 電話でアポイントを取った時
  8. クレームを受けた時
  9. 相談する時
  10. 手伝ってもらった時
  11. 別れる時
  12. 会議のとき

例文①:結婚の挨拶

結婚が決まったら、まずは新郎新婦双方の両親へ挨拶へいきますよね。
挨拶へ相手方の実家へ伺ったシーンで使う表現として例文をあげます。

しかし、何から話し始めればよいのかわからないという方もいるでしょう。
そうした時こそ「お時間をいただく」という表現を使って話し始めると、その先のご挨拶もスムーズに進みます。

「この度は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました、結婚の報告の挨拶をさせていただきます。」というように話し始めると相手方の両親へ丁寧で誠実な印象を与えることができるでしょう。

例文②:謝罪する時

ビジネスのシーンにおいて遭遇することが多いのが謝罪の場面です。
なにか不手際があったとき、きちんと予定通り進める事ができなかった時は謝りにいかなければいけませんよね。

自分が謝罪するための時間を相手側はわざわざ割いてくれているので、「この度はお忙しいところお時間をいただきましてありがとうございました」と謝罪の後締めると良いでしょう。
もちろん、謝罪に伺う前に「この度はお忙しいところお時間をいただきましてありがとうございます、これから御社へ伺わさせていただきます」と伝えても良いかもしれません。

例文③:予定を立てる時

こちらもビジネスのシーンや就職・転職活動において多く遭遇うする場面であるといえます。
例えば面接の予定が決まったら相手側に「この度は貴重なお時間をいただきありがとうございます。」とまずは伝えましょう。

例文④:披露宴の挨拶の時

結婚式の披露宴において、最後に挨拶するシーンが少なからずある場合が多いです。
披露宴には何十人という人数の方が新郎新婦のために大切な時間を割いて足を運んでくれています。

遠方から来てくれている人もいるでしょう。
そうした人達へお礼の気持ちをきちんと伝える手段として「新郎新婦のために貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。今後共何卒よろしくお願いいたします」と表現すると良いかもしれません。

例文⑤:報告する時

仕事でもそうですし、目上の方に進捗状況を報告する場面に遭遇することはよくありますよね。
相手側から報告するよう言われていたとしても、自分が報告するための時間を相手側は割いてくれています。

ですので、そうした場面に遭遇したときはきちんと「お時間をいただき、ありがとうございました」と伝えましょう。

例文⑥:面接の時

予定を立てる時と少し似ていますが、就職活動中も、転職活動中も遭遇するのが面接の場面です。
いざ面接、となり相手側の会社に向かい、面接官とはじめてあった時にしどろもどろになってしまっては相手に良い印象を与えることができません。

はじめて面接官と会ったときには開け口一番で「この度は面接のためのお時間をいただきまして誠にありがとうございます。○○から参りました○○と申します。よろしくお願いいたします」とはっきりと伝えましょう。

例文⑦:電話でアポイントを取った時

商談や会議などで取引先にアポイントを取る機会も割と多くあります。
今はメールでアポイントを取る人も多くいるかもしれませんが、電話で取る人もいるでしょう。

そうした時、電話を切るタイミングで「今日はお忙しいところお時間をいただきましてありがとうございました。○月○日もどうぞよろしくお願いいたします」と締めくくると丁寧で仕事が出来る人だという印象を相手側に与えることができます。

例文⑧:クレームを受けた時

接客の仕事などをしていると少なからず遭遇してしまうのがクレーム応対です。
クレームを言ってくる方は、その会社やお店が好きだからこそ言ってくる場合が多くあります。

もちろん嫌な気持ちになるとは思いますが、それでも相手を尊敬している気持ちを表すことでその後の対応もスムーズに進む場合もあります。
そのため、クレームを受けた時は「ご迷惑をおかけし申し訳ございません。この度は貴重なお時間を割いてご連絡いただきましたこと、本当にありがとうございます」と丁寧に伝えてみましょう。

相手側の怒りも静まる可能性が高いです。

例文⑨:相談する時

上司や先輩になにかを相談したい時、まずは相手に時間を作ってもらわなければなりません。
そうしたお願いをするときは、「相談したいことがあります。少々お時間をいただけないでしょうか?」と伝えると良いでしょう。

相手も快く時間を作ってくれるはずです。

例文⑩:手伝ってもらった時

自分の仕事や業務を手伝ってもらった時にもお礼の言葉に「お時間をいただき」という表現を付け加えて伝えてみましょう。
相手側にも自分の仕事がある中で手伝ってくれたのですから、きちんと伝えることが大切です。

「貴重なお時間を私のために割いていただき、ありがとうございました。助かりました。」と伝えると相手側も手伝ってよかったと思ってくれるでしょう。
双方の信頼関係も強まる可能性もあります。

例文⑪:別れる時

ビジネスとはまた違う場面ではありますが、恋人が別れる時に使っても良い表現であるといえます。
恋人としてお互いのプライベートな時間を費やしてきました。

最後に気持ちよく別れるためにも「貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました。」といったニュアンスの一言を伝えると、別れたあとの関係も温和なものとなるでしょう。

例文⑫:会議のとき

会議をするにあたっては、少なからず3名以上の人が同席している場合が多いですよね。
そのため、それぞれの人がスケジュールをすり合わせて会議を行うことができているのですから、会議の始まりと終わりにはきちんと時間を頂いたことのお礼を伝えましょう。

始まりには「お忙しいところお時間を私のためにいただきましてありがとうございます。○○に関する打ち合わせを始めさせていただきます」と伝えましょう。
終わりには「貴重なお時間をこの度はいただきましてありがとうございました」ときちんと伝えると良いです。

<下に続く>

「お時間をいただき」は正しい敬語?

この表現が正しい表現であるかというと、正しいもので相違ありません。
「いただく」の敬語表現は「もらう」という言葉がもとになっています。

更に時間に尊敬語表現の「お」をつけ「お時間」というようになります。
そして「もらう」の謙譲語表現として「いただく」となっていますので、正しい敬語と言えるでしょう。

謙譲語の中には他にも「いただく」という表現の仕方があり、例えばお客様に利用してもらう時に「ご利用いただく」という表現をします。
上司や先輩に教えてもらう時にも、「指導してもらう」という表現を謙譲語に言い換えて「ご指導いただく」と表現する場面もありますよね。

何か物をもらう時や、してもらう時に「いただく」ときちんと使うことが重要です。

<下に続く>

「お時間をいただき」の誤用例

では、「お時間をいただき」の誤用例として以下を紹介します。

  1. お時間をいただけて、喜びます。
  2. お時間をいただいて休憩します。
  3. お時間明日からをいただき、旅行に行きます。
  4. お時間を今からいただき、食事をします。

続いて、「お時間をいただき」の誤用例を、それぞれ詳しくご紹介します。

誤用例①:お時間をいただけて、喜びます。

この表現がしっくりこないのは、「喜ぶ」という表現が誰に対して使われているかによって変わってきます。
例えば、時間をいただいたのが自分ではなく後輩であれば「○○も喜んでおります」と表現するのが正しいでしょう。

自分自身が喜んでいるのであれば、喜ぶという表現は自分に対しては使いませんので「嬉しい」に言い換えます。

誤用例②:お時間をいただいて、休憩します。

これは自分自身に対して尊敬語を使っている表現になっています。
休憩するのは自分であり、時間を使うのも自分の時間ですよね。

そのため誤った使い方であるといえます。

誤用例③:お時間を明日からいただき、旅行に行きます。

こちらも、自分が時間を使って旅行にいくにも関わらず、自分に対して敬語になってしまっています。
しかし、相手側から旅行に行くための時間を「与えてもらっている」ので、「いただく」という表現は使って問題ありません。

ここで間違っているのは「時間」につけている「お」です。
自分に尊敬語を使う必要はありませんので、「時間をいただき、旅行に行って参ります」が正しい使い方といえるでしょう。

誤用例④:お時間を今からいただき、食事をします。

旅行のパターンと同じく、「時間」に対して「お」は必要ありません
食事するための時間を上司や先輩から「与えてもらっている」のであれば、正しくは「時間をいただいて、食事を取ってきます」となるでしょう。

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「お時間をいただき」VS「お時間をくださり」

違い

違いとしては有り難みがあるか無いかといった部分でしょう。
これらの表現はすべて時間をもらうということ。

「お時間を私にくださり」は時間を相手がくれるということです。
また、相手に重きを置くか自分に重きを置くかの違いがあります。

使い分け方

相手が時間をくれた場合には「お時間を私にくださり」という表現で問題ありません。
例えば相手側が「○○日の○時から空いているから会おう」となった場合は相手が時間をくれたことになるのです。

その場合は「くださり」の表現に注意しましょう。
「この度はお時間を私にくださり誠にありがとうございました」と表現するようにしたほうが良いです。

反対にこちら側が「○○日の○時から空いているので会おう」と伝え相手が快諾してくれた場合はあいてから時間をもらっていることになります。
その場合は「いただき」という表現を使っても良いでしょう。

どちらの表現も丁寧な敬語ですので、特にどのような時に使っても問題はありません。
細かく言えば相手が提案しているか、自分が提案しているかの違いとなりますがそこまで意識する必要はないでしょう。

<下に続く>

お時間をいただきたい場合の敬語表現

では、お時間を自分へいただきたい場合の敬語表現として以下を紹介します。

  1. お時間を私にいただければ幸いでございます。
  2. お時間をいただきたくご連絡させていただきました。
  3. お時間を弊社へいただければと存じます。
  4. お時間を本日いただけますか?
  5. お時間を弊社にいただけますでしょうか?
  6. お時間を頂戴したい所存でございます。

続いて、お時間をいただきたい場合の敬語表現を、それぞれ詳しくご紹介します。

敬語表現①:お時間を、いただければ幸いでございます。

相手から時間をもらうことが嬉しい、という意味が含まれています。
ニュアンスとしては強いものではありませんので、相手からしても受け止めやすい言葉です。

「いただければ」という表現は謙譲語に可能と仮定の「できるのであれば」という意味合いが含まれており、相手の都合が悪ければ無理にとは言わないというニュアンスで使われることもしばしばあります。
やんわりとした表現なので、お願いしにくい相手やお客様などを相手にしているときはこうした表現のほうが良いかもしれません。

また、「いただければ幸い」という表現は時間に対してだけでなく幅広いシーンで使うことができます。
例えば相手に知っておいてほしいとき「お知りおきいただければ幸いです」と表現することができます。

手伝ってほしい時、協力してほしい時にも「お力添えをいただければ幸いでございます。」と表現できますよ。

敬語表現②:お時間を、いただきたくご連絡させていただきました。

こちらは、時間をもらうためのメールなどで使う敬語表現の一つです。
アポイントを取るにあたってメールをする方は多いでしょう。

メールのはじめに、要件としてわかりやすく伝えると相手側との約束もスムーズに取り付けられることでしょう。

敬語表現③:お時間を、弊社へいただければと存じます。

時間をもらえたらと思っています、といった意味が込められている敬語表現です。
「存じます」というのは思っていることを表す言葉です。

相手の人に時間がもらえたらな、とこちらは思っていることをあくまでも伝えるための表現です。
こちらも強い言い方ではありませんので、時間がもらえない場合もあるということは頭に入れておきましょう。

敬語表現④:お時間を、本日いただけますか?

本当にどうしても時間を割いてほしい時、急ぎの場合はこうした質問調で相手側に問いかけたほうが良いです。
敬語表現となっていますので、安心して使いましょう。

敬語表現⑤:お時間を、私にいただけますでしょうか?

上記でお伝えした「お時間を、いただけますか?」をよりへりくだった言い方にしたのが「お時間を私にいただけますでしょうか?」といった表現になります。
例えば、クレーム対応をしていて相手に時間を作ってもらいたい時などは、こちら側がへりくだった表現にすると良いかもしれません。

敬語表現⑥:お時間を、頂戴したい所存でございます。

こちらは「いただく」という表現する部分を「頂戴したい」に言い換えています。
ニュアンスや意味は同じですが、「頂戴する」という表現のほうが「いただく」よりももっと丁寧な表現になります。

<下に続く>

時間を相手から自分のためにもらうときの表現に関するまとめ

お時間を頂いた相手にお礼の連絡をしている人

ビジネスは人と人との繋がりで行っていくものであり、自分ひとりで進めていけるものはそうありません。
そのため、相手側から時間をもらうことも多くあるでしょう。

そうした時に、さっと一言丁寧なお礼が言えると今後のビジネスの進展にも繋がり、双方の絆も深まっていきます。
「お時間をいただき」の正しい使い方をマスターしてワンランク上の仕事をしていきましょう。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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