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2018/11/02

派遣社員は失業保険をもらえる?保険適用の条件や給付金をもらう方法!

会社を退職して、次の仕事を探している間の生活の支えとなるのが「失業保険」です。
ただ、派遣社員などの非正規雇用で働いていても、失業保険が支給されるのかと疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、派遣社員が失業保険をもらうための条件や手続き方法、金額や給付時期、損をしないための注意点について解説していきます。

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目次

派遣社員が失業した時は失業保険をもらえる?

派遣社員が失業保険をもらえるか調べる男性

「失業保険」は、正社員だけではなく、派遣社員などの非正規雇用の方でも一定の条件を満たすことで受給することができます。
ただ、1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上継続して雇用されている方が対象となります。

そのため、日雇い派遣労働者や1ヶ月以内の短期間の派遣社員は受け取ることができません。

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派遣社員が失業保険をもらうには?

失業保険をもらえる条件を調べる派遣社員

条件

もらえる条件として、「本人に就職する意思と能力があること」、「求職活動を積極的に行っていること」、「雇用保険に一定期間加入していること」の3つの条件が挙げられます。
そのため、病気やケガ、妊娠、介護などの理由ですぐに働けない人、働く意思のない人に対しては失業保険が支給されないことになっています。

なお、雇用保険の加入期間は、会社を自己都合で退職したのか、それとも会社都合で退職したのかによって変わってきます。
まず、会社を自己都合で退職した場合、退職するまでの2年間で12ヶ月以上雇用保険に加入していることが条件となっています。

一方、会社都合で退職した場合、退職するまでの1年間で6ヶ月以上雇用保険に加入していることが条件となっています。
これらの条件を満たさないと、失業保険を受給することができないので、雇用保険の加入期間と、どちらの都合で退職したのかきちんと把握しておくようにしましょう。

手続き方法

まず、手続きに必要な書類を用意して、受給のための手続きを行わなければなりません。なお、手続きの際に必要な書類は、「雇用保険被保険者退職票」、「写真付きの身分証明書」、「マイナンバー確認書類」、「証明写真2枚」、「普通預金通帳」、「印鑑」の6点が必要となります。

次に、派遣社員が派遣先の会社と契約を終了してから、失業保険を受け取るまでの流れは以下の通りです。
① 契約満了を迎える
② 1ヶ月経っても次が決まらない場合は会社都合になる
③ 会社から離職票を受け取る
④ ハローワークで求職の申し込みをする
⑤ 7日間待機する
⑥ 雇用保険受給説明会に出席する
⑦ ハローワークから失業認定される
⑧ 支給が開始される

金額と給付時期

会社都合で退職した場合は、すぐに失業保険を受け取ることができます。
しかし、自己都合で退職した場合は、3ヶ月間待ってからでないと失業保険をもらうことはできません。また、失業保険の金額は、賃金日額を基準として計算されます。

ちなみに、手取り額ではなく、社会保険料や所得税などが差し引かれる前の給料で計算されることになっています。
この賃金日額の計算方法ですが、まず、退職前の6ヶ月間に支払われた給料の合計を180で割ります。

そして、退職時の年齢や、賃金日額ごとに定められた給付率をかけることで、1日当たりの失業保険の金額を算出することができます。

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派遣社員が失業保険で損をしないための注意点

失業保険をもらう手続きをしにいく派遣社員

では、損をしないための注意点をみていきましょう。
損をしないための注意点には、以下のものがあります。

  1. 契約満了後の待機期間に注意する
  2. 仕事を正当な理由なしに断らない
  3. 理由を確認しておく

続いて、損をしないための注意点を、それぞれ詳しくみていきます。

損をしないための注意点① 契約期間満了後の待機期間に注意する

契約期間が満了してから1ヶ月間は、会社都合となるまでの待機期間が設定されています。
これは、次の場所が決まるまでに時間がかかることが想定されているためです。

そのため、契約期間が満了してからすぐに退職してしまうと、契約期間満了による退職であっても自己都合による退職ということにされてしまいます。
自己都合による退職となると、過去2年間に雇用保険の加入していた年数が、6ヶ月から12ヶ月に伸びてしまいます。

過去2年間に雇用保険の加入していた年数が6ヶ月以上、12ヶ月未満の方の場合、すぐに辞めてしまうことで、給付が受けられなくなる可能性があるので注意が必要です。

損をしないための注意点② 仕事を正当な理由なしに断らない

基本的に、契約期間満了による退職は、会社都合による退職となります。
しかし、これには例外があり、契約期間満了前に、派遣会社から次の仕事を紹介され、その仕事を正当な理由なしに断った場合は、自己都合による退職となるので注意が必要です。

なお、労働者側から、次回の更新を希望しないことを会社に申し出た場合も同様となります。

損をしないための注意点③ 理由を確認しておく

退職すると、派遣会社から離職票を受け取ることになります。
離職票は、失業保険を受け取るための手続きを行う際に必要となる書類なので、必ず受け取るようにしましょう。

なお、離職票には、自己都合による退職か、会社都合による退職か、退職理由が記載されています。
よく、退職理由で主張の食い違いが生まれて、会社とトラブルになることも珍しくありません。

そのため、本来は給付が受けられるはずだったのに、給付が受けられなくなる可能性も出てきます。
離職票を受け取った時には、必ず退職理由を確認しておき、これに不服があるのであれば、ハローワークに異議を申し立てるようにしましょう。

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派遣社員は失業保険をもらえる?保険適用の条件や給付金をもらう方法!のまとめ

失業保険をもらい転職にも成功した派遣社員

派遣社員でも失業保険をもらうことができますが、一定の条件を満たさないといけないので注意が必要です。
また、必要な書類を揃えたり、説明会に参加したりと、色々と手続きがあるので、退職を考えたら前もって準備をしておくようにしましょう。

なお、退職した理由によって、加入年数が変わってくるので、仕事を辞めて離職票を受け取る時には、必ず、退職理由を確認しておくことが大切です。

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