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2019/05/19

日本酒に賞味期限はある?開栓前後の期限や保存方法、注意点!

お酒と聞くと、保存がよいイメージを持っている人や、ワインのように酸化が早いものを思い浮かべる人まで様々です。
日本を代表するお酒、日本酒には、そもそも賞味期限があるのでしょうか。詳しく解説していきます。

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日本酒に賞味期限はある?

日本酒には、まず賞味期限の記載はありません。
日本酒は未開封であれば10年以上も保存することができるものもあり、腐る心配はありません。

食品衛生法でも、酒類に関して賞味期限は省力可とされています。
そこで、基本的に製造年月を記載するのが一般的です。

これは、お酒が仕込まれたときではなく、瓶に詰められた月のことを指しています。
ただし、生酒とされているお酒はデリケートな日本酒です。

購入後は冷蔵庫で保存し、賞味期限にとらわれずに早めに飲みましょう。
未開封でも製造年月から半年程度が賞味期限と考え、それまでに飲むようにするとよいでしょう。

しかし、日本酒は一度開封してしまうと酸化しやすいお酒です。
開封前と開封後の違いを見てみましょう。

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日本酒の開栓前後による違い

日本酒の賞味期限

続いて、日本酒の開封前後の違いについてみてみましょう。

開栓前

日本酒は、基本的に腐らないお酒です。
アルコール度数も比較的高く、同じくらいの度数があるワインと同様に、日本酒が腐る心配はしなくてもよいでしょう。

また、日本酒は熟成された古酒の考え方もあります。
何年も保存され、熟成された日本酒は、まろやかさが際立ち違った味わいを楽しめるお酒です。

開栓前であれば、日本酒の酸化を防ぐこともできるでしょう。
そのため、保存方法に注意を払えば賞味期限を気にすることなく、おいしく飲むことができます。

開栓後

一方、一度開栓してしまうと日本酒の保存は難しくなります。
空気に触れることで酸化がすすみ、味や香りが変化してしまうからです。

また日本酒は糖度が高いお酒です。
そのため、より酸化の進みも早く繊細なお酒ということができます。

開栓後は賞味期限がない日本酒でも、早めに飲み切るようにしましょう。
また、一度開けたお酒も、保存する際の注意点を押さえておけば風味が損なわれるのを最小限に抑えることもできます。

腐ることがないため賞味期限がなくても、風味や味、香りがおいしく保存できるかという点で、また別の問題です。
おいしく保存して、飲みごろのうちに楽しんでしまうことをおすすめします。

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日本酒が最もおいしく飲める時期は?

日本酒をおいしく飲むのに適した時期について考えてみましょう。
日本酒がもつ香りや味うぃは変化しやすいためちょっとしたことでも風味が損なわれてしまいます。

先ほどご紹介した生酒は、瓶詰をするときに火入れをしていない日本酒です。
そのため品質の変化も大きく、未開封でも冷蔵保存をし、製造年月から半年以内に飲み切るのがおすすめです。

火入れを済ませている一般的な日本酒であれば、製造年月から一年がおいしく飲める時期と考えられます。
これはおよその目安の期間です。

また、熟成酒の場合は保存をし、よりまろやかさを引き出して楽しむお酒になるため、この期間は適応されません。

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日本酒の保存方法と重要なポイント

日本酒の賞味期限の要素

それでは日本酒の保存について、詳しく見ていきましょう。

基本的な保存方法

日本酒の基本的な保存方法は、温度変化の少ない冷暗所で保管することです。
開封してからは、早めに飲んでしまうよう心がけましょう。

ポイント①光

日本酒はとにかくに弱く、長い間日光に当てると、独特の香りがします。 
そのため保存するときは、まず光に当てないように注意しましょう。

直射日光はもちろん、部屋の電気も当たらないほうがよいでしょう。
昔からある方法としては、新聞紙で日本酒のビンを巻いておくと、光を防ぐことができます。

また、茶色や濃い色のびんであれば、多少は光に対して有効ですが最近は薄い色のビンが多くなっています。
ビンの色が薄く、光を防ぎにくい場合は特に注意して保管しましょう。

ポイント②温度

日本酒を保存するときに気をつけたいもののひとつに、温度があります。
日本酒は高温にさらされると、味や香りが損なわれます。

ひどいときには、独特の匂いが出てしまうこともあり、十分気をつけたいところです。
一般的に、日本酒の保存に適した温度は5~6℃、高くても15℃〜18℃前後と言われています。

気候が穏やかな秋から冬場であれば冷蔵庫に入れずに保管してもよいでしょう。
暖房が聞いている部屋は避けましょう。

夏場など、高温になることが予想される時期は冷蔵庫にいれて保存するほうが無難と言えます。

ポイント③酸化

続いて、日本酒の保存の際に気をつけたいポイントに酸化があります。
日本酒は空気に触れることによって酸化し、味や風味が変わってしまいます。

そのため開封した日本酒は、そこから空気と接触し酸化が始まります。
一升瓶などの大きいビンに入った日本酒は、酸化を防ぐため開封した後、小さいビンに小分けすると酸化を防ぐことができます。

小分けした小瓶を新聞紙で巻き、涼しいところで保管するようにしましょう。

ポイント④横置き

お酒のビンを保管する場所と聞くと、思い浮かぶのはワインセラーのような横置きです。
しかし、日本酒の場合横置きはおすすめできません。

一升瓶のふたはワインに比べて気密性が低く、横置きすることで酸化が早まります。
また四合瓶などは、気密性が高いふたになってきていますが、ふたに触れることが多くなるとさびや材質の変質も考えられます。

日本酒を保存するときは、原則立てて保管しましょう。

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日本酒の賞味期限についての注意点

では、日本酒の賞味期限について注意点をみていきましょう。
日本酒の注意点には、以下のものがあります。

1.日本酒の賞味期限
2.日本酒の種類
3.味の変化

続いて、日本酒の注意点を、それぞれ詳しくみていきます。

日本酒の注意点①:日本酒の賞味期限

ここまで見てきたように、アルコール度数が高く腐敗する心配がない日本酒は、賞味期限の記載がありません
その代わりに書かれているのが製造年月です。

しかし、この製造年月は実際に日本酒を醸造したときではなく、瓶詰めにされたときをあらわしています。
かわりに、最近では醸造年度も記載する動きが広がっています。

醸造年度はBYと書かれます。
これはBrewery Yearの略です。

BYに続く数字が醸造を始めた年度で、一般的にその日本酒が販売されるのは翌年の秋頃からとなります。
賞味期限ではなく、醸造粘土や製造年月を目安に、日本酒の飲みごろを判断しましょう。

日本酒の注意点②:日本酒の種類

日本酒にも種類があり、それぞれにおいしく飲める時期があります。 
本醸造の日本酒は瓶詰めされた製造年月から約1年間がおいしく飲める、飲み頃ということができます。

冷蔵保存にすれば、より品質は保たれますが15℃前後で保管ができれば冷蔵庫に必ずしも入れる必要がはありません。
一方生酒や生貯蔵酒などは冷蔵保存が必須で、賞味期限にかかわらず、早めに飲み切らなくてはいけない日本酒です。
 
目安は製造年月から半年と短くなります。
それぞれの日本酒の特徴に合わせて、飲み頃のお酒を飲むようにしましょう。

日本酒の注意点③:味の変化

 
日本酒は、高温にさらされたり、光に当たると独得の匂いが出ます。
これを老ね香(ひねか)と言います。

しかし、正しい方法で、光を遮断し熱にも当てず未開封のまま保存することで熟成された日本酒を楽しむことができるでしょう。
熟成された古酒になると、日本酒の風味は変わり、味も香りもマイルドになります。
こなれた独特の香りがし、きりっとしたい本種の風味とは違う風味を楽しむことができるでしょう。

これらの味の変化は、きちんと熟成されているのか、風味が損なわれたと感じるのか難しい問題です。
しかし、うまく熟成された古酒には、酸化による刺激臭のような香りは出てきません。

古酒で販売されている日本酒は、古酒にするように仕込み、専用の場所で熟成されます。
そのため、自宅で同じように熟成させるのは難しいかもしれませんが、極端な言い方をすれば賞味期限がない日本酒は自宅でうまく保存すれば熟成酒にして味の変化も楽しめるお酒ということになります。

<下に続く>

生酒やにごり酒は?

日本酒には生酒やにごり酒がありますが、それぞれ賞味期限や保存法は違うのでしょうか。
日本酒はアルコール度数が高く、腐敗することはありません。

しかしアルコールのなかでも活動できる火落ち、と呼ばれる菌もあり、身体に悪影響はないものの、酸化やにごりを進める原因になります。
そのため、火落ち菌を殺菌するため熱処理をするのが一般的です。

一方生酒は、熱処理をしていない日本酒を指します。 
そのため、生酒は火落ち菌が活性化しないようできるだけ低温で保存し、早めに飲み切ることが大切です。
にごり酒の場合はどうでしょうか。

にごりがある分、分離が起こりやすかったり、味や香りが変化しやすくなっています。
そのため、にごり酒も冷蔵庫などの低温で保管し、早めに飲み切るようにしましょう。

<下に続く>

古くなった日本酒はどうする?

開封後、飲みきれずに時間がたってしまった日本酒はどうすれば良いでしょうか。
開栓前で、正しく保存した日本酒であれば古酒として楽しむこともできます。

しかし、酸味の強くでた香りや、ツンとくる刺激臭など飲むのに適していない状態になってしまった場合はどうでしょうか。
飲むには向かない状態になった日本酒は料理に使う方法がおすすめです。

料理酒として使えば、肉や魚の臭みを消し煮物をふっくら仕上げてくれるでしょう。

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賞味期限がない日本酒も飲みごろを大切に

賞味期限のない日本酒

これまで見てきたように、日本酒には賞味期限がありません
時間がたった古い日本酒で、おなかを壊すことはまずないでしょう。

しかし、飲めればよいのかというと、そうでもありません。
日本酒はデリケートなお酒です。

味、風味、香りなど、一つ一つのお酒に独自の世界を持っています。
これらは販売されたときに、最高の状態で瓶に詰まって言うと考えることができるでしょう。

賞味期限にとらわれず、正しく保存し、飲みごろの日本酒を楽しむことが大切です。
賞味期限以内であれば大丈夫という考えではなく、おいしく飲めるうちに十分満喫するのが日本酒のおすすめの楽しみ方と言えるのではないでしょうか。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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