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2019/06/02

地域活性化の定義・必要性とは?成功&失敗事例とアイデア紹介

地域活性化という言葉を聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?
楽しいイベントやゆるキャラなど、人によって様々だと思います。

人口減少や観光客減少に悩む地域にとって、地域活性化は重要な課題です。
そこで今回は、地域活性化について、成功・失敗例を交えてご紹介していきましょう。

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「地域活性化」の定義

地域活性化を待つ町

地域活性化とは、その地域の経済状況観光客の入りなどの観光時人口を高めるための動きです。
地方や過疎地、またかつての観光地などでよく用いられる言葉で、様々な技術やアイデアを駆使し、その地域の経済を復活させるために行われます。

その形は、地域ごとに様々であり、また目的によって実に多様です。
名産品をアピールしたり、その地域ならではの天体や自然をアピールし、観光客を呼び込みます。

地方自治体や行政などの呼びかけで行われることもありますが、その地域で育った人々が地域への愛着や恩返しの意味で取り組むこともあります。
ボランティア団体や非営利団体も多く存在しており、地域を活性化させる上での手段は多数存在しています。

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地域に活性化が必要な理由とは?

地域を活性化するのには、やはりその地域の経済を回すことが第一の目的であると言われます。
自分が生まれ育った町が経済破綻する様子を見たいという人はいないはずです。

その地域の名前の残すためであったり、子どもたちが将来も学校に不足なく通えるようにするためであったり、地域を活性化する理由は他にも多くあります。
ただしそういったことを実現するには、多くの場合財源がとても重要になります。

町の未来や地域の未来を考えると、活気がある地域にしたいと願うのは住民として当たり前の感情といえるでしょう。
そういった人々の熱い想いによって、地域活性化が行われるのです。

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地域活性化のアイデア例

では、地域活性化のアイデア例をみていきましょう。
地域活性化のアイデア例には、以下のものがあります。

  1. 名産品の再発掘
  2. イメージキャラクター
  3. 観光客に対するサービス
  4. 交通インフラの整備
  5. 施設やテーマパークの建設

続いて、地域活性化のアイデア例を、それぞれ詳しくみていきます。

アイデア例①:名産品の再発掘

地域活性化として最も身近に感じるのは、名産品の存在ではないでしょうか。
その地域でしか採れない食材や地域の特色を活かした料理など、観光客の目を引くイベントを起こします。

そうすることで、その料理を食べたいがために集まってくる観光客が増えるのです。
観光をするとき、人はどうやって楽しもうかを考えます。

楽しめるようなものがなければ、なかなか人を呼び込むことは難しいのです。
味覚を刺激する料理を用意したり、過去の名産品に再び光を当てることはとても有効といえます。

アイデア例②:イメージキャラクター

イメージキャラクターを使って、地域に人を呼び込むという手段もあります。
ゆるキャラと呼ばれる、愛らしいイメージの地域限定キャラクターが、近年話題にのぼっています。

そういったキャラクターに地域のイメージを重ね合わせることで、リピーターになってくれる観光客もいるのです。
アミューズメント施設が少ない地域であっても、そのキャラクターに会うために訪れてくれる観光客もいますから、地域活性化の布石となるでしょう。

またキャラクターであれば、その地域特有の言葉を話させることもできます。
地域活性化と同時に、地域の方言を覚えてもらうことにもつながるのです。

アイデア例③:観光客に対するサービス

観光客として来てくれる人に対して、料金や待遇面でサービスを行うことも、地域活性化の一つです。
たとえば、◯◯市から来てくれた人は半額、はじめて来てくれた人には◯◯プレゼント、など、お得感や特別感を演出することがポイントといえます。

自分が受けるメリットが大きければ大きいほど、その場所に行ってみたくなるもの。
かといって、旅行のときにケチケチしたくはないと考える人が大半です。

したがって、受け入れる地方側が何らかの積極的なサービスを行うことが効果的なのです。
自分のことを大切にしてくれる地域には、何度も足を運びたくなりますし、移住しようという考えが浮かぶかもしれません。

アイデア例④:交通インフラの整備

地域活性化を行うにあたって、交通インフラの整備も非常に重要です。
地域の中でどのように移動するのか、交通の便が良いのかどうかは、観光客として来る人にとって非常に重要な問題といえます。

交通の便が良いこと、遊びに行きやすいことをPRすることで、はじめての人も気軽に足を運ぶことができるといえるでしょう。
陸の孤島のような場所に観光に行きたい、と思う人はどれくらいいるでしょう?

開けていて、明るくて、遊ぶ場所がある地域に、観光客は集まります。
交通インフラは、そのために非常に大切なポイントとなるのです。

アイデア例⑤:施設やテーマパークの建設

地域に特色がない場合には、施設やテーマパークの建設も視野に入れることをおすすめします。
これは有志が数人集まってできることでは到底ありません。

しかしながら、本気で観光客や人を呼び込みたいと考えているならば、施設やテーマパークなどの建設も視野に入れる必要があります。
近郊に住んでいる人であれば、一度は行ってみたいと思うような施設を作ることができれば、地域活性化はより一層軌道に乗るでしょう。

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地域活性化の成功事例【イベント/観光】

地域活性化に成功した町

では、地域活性化の成功事例をみていきましょう。
地域活性化の成功事例には、以下のものがあります。

  1. 北海道厚真町
  2. 岐阜県可児市
  3. 徳島県神山町
  4. 岡山県美作市
  5. 五島列島小値賀島

続いて、地域活性化の成功事例を、それぞれ詳しくみていきます。

成功事例①:北海道厚真町

かつて人口の減少に悩んでいた北海道厚真町ですが、地域活性化を見事に成功させた事例として有名です。
厚真町が一丸となって取り組んだのは、低価格で住まいを提供することです。

人口密度がそう多くない町だからこそ、広いスペースを活用した、暮らしやすい住居を作りました。
そこで応募をかけたところ、見事全てが埋まったのです。

成功事例②:岐阜県可児市

古い城跡が残る岐阜県可児市では、その雰囲気と空気を大切にし、ちゃんばらを広めました。
町をちゃんばらで巡ることで、観光地を認識してもらうという新しいカタチの観光ビジネスを確立。

そうしたことによって、かつて伸び悩んでいた観光業が一気に復興しました。
歴史というワードを軸に、特化して成功を掴んだケースです。

成功事例③:徳島県神山町

徳島県神山町は、サテライトオフィスを全面に押し出したPRで見事成功を掴みました。
活性化させていく中で、ビジネスの町というイメージを強く打ち出し、シリコンバレーを意識したビジネス色を次第に高めていったのです。

新しい働きかたが広まると、神山町にも人が集まるようになりました。
これは、未来のビジネスや働き方の形を見据えた、画期的な方法であるといえるでしょう。

成功事例④:岡山県美作市

岡山県美作市では、企業から無償で提供されたセグウェイを使って、新たなファーマーの形を示すイベントを行いました。
そして、外から協力しに来てくれた人たちを巻き込んで、町おこしに成功したのです。

古い町並みや道、田んぼなどの農作地帯を整備するのではなく、そこに新たに人を呼び込むこと。
これが、美作市の成功の道のりでした。

成功事例⑤:五島列島小値賀島

長崎県に含まれる島五島列島小値賀島では、実際に島の生活を体験してもらうアクティビティが好評となり、一気に観光客が増加しました。
このアクティビティでは、釣った魚を実際に食べるなど、島の生活を忠実に再現しています。

また、島の中でイベントを多数開催するなど、人が人を呼ぶ仕組みを作ったのです。
こうした取り組みが、地域の熱を再び盛り上げ、活性化させました。

<下に続く>

地域活性化の失敗事例【イベント/観光】

地域活性化に失敗した町

では、地域活性化の失敗事例をみていきましょう。
地域活性化の失敗事例には、以下のものがあります。

  1. 千葉県鴨川市
  2. 福岡県北九州市
  3. 青森県青森市
  4. 岡山県津山市
  5. 道の駅

続いて、地域活性化の失敗事例を、それぞれ詳しくみていきます。

失敗事例①:千葉県鴨川市

千葉県鴨川市は、アニメをコンセプトにした地域活性化を行いました。
しかしながら、アニメファンからの不満によって、失敗に終わった例です。

鴨川市が提供したアニメの聖地をコンセプトにしたイベントは、アニメファンが満足するクオリティではなかったのだそう。
したがって、アニメファンの反感を買ってしまい、失敗に終わったとされています。

アニメは、メディアなどで注目されるため、地域活性化において重宝されています。
ただし、アニメには情熱を持つファンがいることを忘れてはいけないということです。

失敗事例②:福岡県北九州市

福岡県北九州市に建てられたコムシティも、地域活性化を目指したものでした。
しかしながら、設立当初から苦戦し、地域活性化を成功させることは叶わなかったのです。

独自性や視点が、求められていたものと少し違ったという見方があるようです。
その場所でなければ出来ないことをするという取り組みも、地域活性化には非常に大切ということです。

失敗事例③:青森県青森市

青森県青森市のJR青森駅前に建てられたアウガという施設も、地域活性化のために作られたものでした。
しかしながら、人の入りは芳しく無く、こちらも地域活性化の失敗例として取り上げられる事が多いです。

人口の減少が進んでいる青森県は、アウガによって町を活性化させたいと願いました。
しかしながら、観光客は仙台や岩手といった魅力的な観光地を通って青森にくることになります。

もちろん、青森にも素敵な場所や、水族館などの観光地は多くあります。
ただ、やはりそういった東北の他の観光地に比べると少し「弱い」感じも否めません。

失敗事例④:岡山県津山市

岡山県津山市に建設されたアルネ津山も、地域活性化の失敗例として語られる事が多いです。
アルネ津山には、複合的に様々な店舗が展開しています。

ただし、独自色がないことから、県外からの観光客の目を引くことは難しいと言わざるを得ません。
また津山市で暮らしている人は、もとから行きつけのお店などがあり、そういったお店に人が流れていってしまった結果、ともいえるでしょう。

失敗事例⑤:道の駅

地域ではありませんが、各サービスエリアなどにある道の駅でも、地域活性化の失敗が続いているのだそう。
もとから観光客で賑わっている地域では、道の駅もその恩恵を受けて大いに盛り上がります。

ただし、道の駅ありきで人を呼び地域活性化につなげようとすると、なかなか難しいものがあるようです。
行政からの資金で始まる道の駅の地域活性化計画は、どうしても経営の管理が行き届かず、ノウハウに乏しいから、という見方もあります。

<下に続く>

地域活性化センターのインターン情報

東京都中央区に、地域活性化センターがあります。
地域活性化センターは、将来的に地方を活性化させてくれる金の卵たちを育成する非営利団体です。

ここでは、インターンシップの参加者も募集しています。
基本的にはカレンダーどおりですが、イベントなどがあれば土日祝でも現場に駆けつけられるような情熱とやる気が求められるようです。

こうした団体は、今後の地域活性化の未来を担っているといっても過言ではありません。
多様なアイデアを持った人間が集まることによって、今後の地域活性化にも期待がかかる。

<下に続く>

地域活性化に関するまとめ

一口に地域活性化といっても、様々な手段や物語があります。
成功例も失敗例もありますが、その中身は様々です。

地域活性化に失敗したからといって、その地域や自治体に非があるわけではありません。
地域性や伝統によって、どうしてもなしえないこともあるのです。

地域の特色を知っておくことが、地域活性化の第一歩。
地域活性化に興味がある人は、まず自分の住む地域と向き合ってみましょう。

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