みんなのお金ドットコム | お金のコトをもっと身近に
2019/06/16

「お待ちしております」は正しい敬語?使い方・ビジネスメール例

今日もビジネスで飛び交う言葉「お待ちしております」
メールで得意先に送ってから、ふと気になります。

これは先方に失礼のない、正しい敬語になっているのでしょうか。
安心してください。

「お待ちしております」をメールで使うのは、正しい選択でした。
ただ、公式の招待の文書や、大勢の顧客へのアナウンスメントなどには、さらに相応しい表現があります。

また、友人や同僚にはもっと親しみやすい使い方もあります。
ここでは、様々なビジネスの場面に相応しい「お待ちしております」の使い方を、例文を交えてご紹介します。

Large %e3%81%8a%e5%be%85%e3%81%a1%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f

「お待ちしております」の意味

「待つ」とは、人が来たり、知らせが届いたり、物事が実現したりするのを、今か今かと望みながら時を過ごす、という意味です。
「おります」は「います」の謙譲語です。

「お待ちしております」は「待つ」を敬語表現にした言葉です。
敬意を持って人やことを待つ姿を表します。

「お待ちしております」とは大事な相手が来ることや、物事が良い方向に実現することを、敬意を持って待ち望んでいるという意味の言葉でした。

<下に続く>

「お待ちしております」は正しい敬語?

「お待ちしております」はいつ、どこででも使える正しい敬語です。
「待つ」を丁寧な敬語表現に変化させてみましょう。

「待つ」→「お待ちしています」→「お待ちしております」
となります。

「お待ちしております」は日常の会話から、電話、メール、手紙に至るまで、大事な人に対して失礼なく使える言葉です。
一方で公式の招待状や、大勢の客を前にしたアナウンスメントではさらに儀礼的な言葉が使われます。

「お待ちしております」→「お待ち申し上げております」

「待つ」の最上級の表現として「心から」を頭に付けることができます。
顧客相手の定番である「心からお待ち申し上げております」ができあがりました。

いくつかの言葉の中でも「お待ちしております」はビジネスの場面でもっともよく使われる、正しい敬語でした。

<下に続く>

「お待ちしております」を使う場面

場面①打ち合わせの確認

仕事の打ち合わせの段取りを決めると、かならず日取りや、時間、場所を確認する場面があります。
その時に最後に付けるのが「お待ちしております」の言葉です。

その言葉で、かならずお越しくださいね、と丁寧に念を押しているのです。
「お待ちしております」はビジネスで会議の段取りをするときに欠かせない言葉でした。

場面②出席・臨席の要請

新年会や株主総会など、企業には一年の節目となる重要な催しがあります。
新年会への招待状や、株主総会への案内状には本文の末尾にかならず「お待ち申し上げております」と書いてあります。

返信のハガキが同封されているのですから、出欠は未定です。
なので、この言葉はただ待つのではなくて、出席への強い要請の意味が込められているのです。

場面③物事への期待

仕事のやりとりの中でも、人を待つのではなくて、人が運んでくれる中身に期待するときに「お待ちしております」が使われます。
たとえば、依頼した仕事が、立派に完成するのを待つ場面です。

「完成するまで、いつまでもお待ちしております」
これは人を待つのではなくて、立派に完成する状態を待っているという意味です。

「お待ちしております」が人ではなくて、物事を待つ場面でも使われる一例でした。

場面④返信の要請

相手先になにかを依頼したり、こちらの希望を伝えたあとで、返事を要請する時に「お待ちしております」が使われます。
ビジネスのメールのやりとりでもっとも多い使われ方です。

この言葉で終わっているときには、できるだけの誠意を尽くして返事をすることがマナーです。
返事をしなければ、ビジネスはジ・エンドです。

場面⑤同僚や仕事仲間から緊急のメール

社内の緊急のミーティングや仕事の催促でこの言葉が使われる場面があります。
部長室での緊急会議の知らせや、締め切り原稿の督促の場面です。

普段は「待ってます」や「お待ちします」で済ます仕事仲間から、「お待ちしております」とメールが来ることがあります。
この時は多分とんでもない事態が待っています。

「緊急会議です。部長室でお待ちしております」
「締め切り時間が過ぎました。原稿お待ちしております」

事件勃発の緊急事態です。
仕事仲間の顔つきが険しそうですね。

<下に続く>

「お待ちしております」の使い方・例文

では、「お待ちしております」の使い方・例文として以下を紹介します。

  1. 打ち合わせ
  2. ご出席
  3. ご提案
  4. お返事
  5. またのお越しを

続いて、「お待ちしております」の使い方・例文を、それぞれ詳しくご紹介します。

使い方例文①打ち合わせ

「いつもお世話になります。
明日の御社との定例会議は、当社本館の二階203号室で、いつも通り午前10時から行います。
当社からはプロジェクトチーム全員が出席の予定です。
10時前に私○○が弊社の受付でお待ちしておりますので、すこし早い目にお越しいただければ幸いでございます」

使い方例文②ご出席

「弊社は創立記念日の祝典を、7月1日に本社講堂で、執り行う予定でございます。
社内行事ではございますが、常日頃からお世話になっております顧問弁護士の○○様には、特別にご臨席を賜りたく、ご案内申し上げる次第です。
また、祝典のあとささやかではございますが社長以下小人数の祝宴を用意させて頂いております。
ご多用中誠に勝手なお願いではございますが、ご臨席の程、心よりお待ち申し上げております

使い方③ご提案

プレゼンお待ちしております

「新製品の広告キャンペーンの企画提案をいただく件ですが、プレゼンテーションの順番が決まりましたのでご連絡申し上げます。
恐縮ですが、御社は三社のうち最後にご提案を頂くことになりました。
ラストバッターからの素晴らしいご提案を心よりお待ち申し上げます

使い方④お返事

「当社社長○○が年末の御挨拶に御社に伺いたいと申しております。
つきましては年末ご多忙の折、誠に恐縮ではございますが、27日か28日のうち、御社社長様のご都合の良いお時間をお聞かせ頂ければ幸いです。
お手間取らせますが、お返事お待ち申し上げます。よろしくお願いいたします」

使い方⑤またのお越しを

「本日はご来場、誠にありがとうございました。またのお越しをお待ち申し上げております」

いつも聞き慣れたセリフを聞くと、気持ちがほっこりします。
よく見ると、このセリフが繰り返されないと、会場から出て行かないお客がいます。

映画やコンサート、テーマパークの感激に浸っているお客です。
興業や集客産業の、このセリフは客に次の行動を起こす催促の言葉かもしれませんよ。

ある有名な百貨店のクロージングには「蛍の光」に似た曲「別れのワルツ」が流されました。
重なって「またのご来店をお待ち申し上げております」のアナウンスが聞こえます。

定番の「お待ち申し上げております」にもいろんなニュアンスが込められているのでした。

<下に続く>

ビジネスメール用「お待ちしております」の例文

送信例

メールお待ちしております

A:年末挨拶の例

「先ほどのお問い合わせの件です。
早速社長に報告いたしましたところ、御社社長とお会いできることを大変楽しみにしております。
スケジュールですが、現在27日の午前10時から11時または28日の午後4時から5時が空いております。
二つとも抑えてありますので、いずれかご都合の良い方をお選びください。
ご連絡お待ちしております

B:中間報告の例

「いつもお世話になっております。
かねて調査のご依頼を受けております、御社の新社屋の土地の候補のことですが、二三、物件が出てまいりました。
よろしければ、早速来週にでも、中間報告としてご説明に伺いたいと存じます。
ご都合の良い日にち、時間をご指定頂けましたらいつでもまいりますので、ご検討ください。
お返事お待ちしております

返信例

A : 年末挨拶の例

早々にお返事ありがとうございます
候補の時間を二つも頂きまして恐縮しております。
社長に報告しましたところ、27日の午前10時にお伺いしたいと申しております。
社長も久しぶりに御社○○社長にお会いできますことを大変楽しみにしております。
○○社長にその由よろしくお伝え下さい。
お心遣いの程、誠にありがとうございました」

B:中間報告の例

お世話になっております
候補地の件、関係者に話しましたところ、できるだけ早くご説明を受けたいとのことで、来週早々の月曜日、8日の午後2時に中間報告をお願いいたします。
当日は関係者三人でお待ちしております。
よろしくお願い申し上げます」

<下に続く>

「お待ちしております」を使うときの注意点

注意点の基本は相手の立ち位置と自分との関係です。
「待ちます」から「心よりお待ち申し上げております」まで、相手による使い分けをおおざっぱにまとめて見ました。

待ちます→友人、同僚
お待ちします→仕事上の社外パートナー、上司、目上
お待ちしております→客、得意先、(会話調・メール)
お待ち申し上げます→客、得意先、(手紙・文書風)
心よりお待ち申し上げております→(最高の儀礼用語)

以上を参考にして、場面に応じて使い分けてくださいね。

<下に続く>

「お待ちしております」の英語表現

メールお待ちしています。
I'll be waiting for your e-mail.
ご連絡お待ち申し上げます。
I'm looking forword to hearing from you.
お待ちしております。
I look forward to seeing you soon.
明日はお待ちしております。
I shall expect you tomorrow .
明日お会いできることを楽しみにしております。
I'm looking forward to seeing you tomorrow.

新和英大辞典(研究社)などから編集しました。

<下に続く>

「お待ちしております」の正しい使い方とビジネスメールのまとめ

「お待ちしております」はビジネスの場面で、いつでも、どこででも使える正しい敬語でした。
ただし、相手との関係や状況によってはいくつかの使い分けが必要でもありました。

「待ってます」からオールマイティーな「お待ちしております
「お待ち申し上げております」から最上級の敬語表現「心からお待ち申し上げております」

このようないくつかの言葉を、会話やメールで的確に使い分けて、厳しいビジネスでのやりとりを悠々と乗り越えていってくださいね

Thumb minkane logo
written by

「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
投資・節税・保険・ローン・クレカ・節約などのテーマの情報を各領域の専門家や編集部を通して記事配信していきます。

関連記事
おすすめ記事
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line