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2017/07/07

貿易のエキスパート!通関士の平均年収・給料水準、資格取得の難易度は?

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目次

通関士の平均年収と給料とは?通常のサラリーマンより多いの?

税金

通関士は一般的なサラリーマンと比べて手当がつく分、年収は少し高め

通関士は行政書士や公認会計士と同様に国家資格が必要となります。主にモノの輸出入を行う際に必要になる税関手続で代理代行ならびに税関への申請を行う業務です。

基本的に独立開業することはなく、会社に就職しサラリーマンとなります。

一般的なサラリーマンと比べると、通常の手当の他に「通関士手当」として5,000円から15,000円程度が支給されます。

さらに各営業所の専任や海外営業所付けの通関士になれば、その分の手当が上乗せされます。

そのため、一般的なサラリーマンと比べて給料は高いとされています。

一般的なサラリーマンの平均年収が410万円程度(ボーナス年2回含む)とされていますが、通関士の平均年収は約540万円前後となっています。

大企業に勤める通関士となると、年収は630万円前後となります。
初任給に関しても300万円程度となり、高めと言えます。

同じ士業の公認会計士や弁護士と給料を比べてしまえば地味ですが、それでも安定した職業といえますね。

通関士は実力で年収が上がる?

通関士は士業ですが、独立開業することが難しく、企業に勤める事が基本となります。そのため、年収の飛躍的な増加は難しいといえます。

ただし通関士自体の需要は昨今の規制緩和の影響で年々増えつつありますので、転職による年収の増加や海外赴任における手当の増加は期待できます。

ただし、年収の増加のためには、通常の通関業務の他に業界内での円滑なコミュニケーション・先見性、多様化する高度な専門性を身につけていく努力が不可欠となります。

契約社員・派遣社員の通関士も存在する

通関士には正社員以外にも契約社員・派遣社員といった雇用方式の方もいます。以前は事業所に法律により正規雇用の通関士を置くという了解がありましたが、ここ数年は緩和してきました。

そして通関士は資格だけでなく、実務経験が就職の際に必要になることが多い職業です。

そのため経験を積む為にまずは派遣から始めようする方もいるのです。給料は地域によって異なりますが、おおよそ時給1000円〜2000円程度になり、若干高めの設定といえます。

<下に続く>

通関士の仕事内容と将来性!求められる人は?年収はこの先増えるの?

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通関士の仕事内容は?

通関士の業務は、申告書類の審査と申告が主な仕事になります。

通関士は、輸出入者の代理人として税関に対して輸出入の申告するわけですが、それに先立って取引書類の内容を見て、規制や各種法令に対して問題が無いかどうかの確認も行います。スムーズに貿易業を営むために、なくてはならない人材です。

勤務先は港湾部にある運送会社、海運会社、倉庫会社等になります。商社やメーカーに勤務することも有ります。

そして現在はFTA等の国家間での関税に関する規制緩和が進められつつあり、貿易業務は変化の時代を迎えています。

今後アジアやアメリカを含む環太平洋地域での自由貿易が進むと見込まれています。時代の流れに対応できる人材が求められています。

通関士資格だけではダメなの?

通関士は資格を取得することはもちろんですが、実務経験がものを言います。そして海外とのやりとりが必要ですので、英語は最低限使いこなさねばなりません。

まず、なぜ実務経験が必要かというと通関士は資格をとっただけでは、税関に認められません。勤務先の通関業者の申請に基づく税関長の確認を得て初めて通関士として認められるのです。

そしてもう一つ、英語力は高いレベルを求められます。海外から送られてくる商品に付随する文書は基本的に英語です。誤訳してしまうと会社に損害を与えることになりかねません。相手会社へ確認をする際も英語でのやりとりとなります。

通関士の仕事で扱う商品

一言に通関業務と言ってますが、扱う商品種類は非常に多いです。それぞれに税率も異なります。

原油等の燃料資源、重工業・軽工業の材料や完成品、食肉・野菜・穀物等の食料品、ファッションや芸術品、宝飾品と多岐にわたります。

通関士の将来性と給料の増加は?

先述の通りですが、貿易業務は変化の時代を迎えています。

現状、実現する可能性が危ぶまれてはいますが、TPPを控えています。

もし実現されれば、貿易・サービス・投資が自由化し、国家間での流動が激しくなります。

それに伴い、通関士に求められる役割は今後さらに大きいものとなります。

手当の増加や優秀な人材を求めてのヘッドハンティング等も十分可能性があります。したがって将来的に先細りする可能性が低い職業といえます。

<下に続く>

合格率約10%!安定した年収だが難易度の高い通関士資格とは?

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将来性も高く、年収も安定しやすい通関士の資格

通関士の資格とは国家資格となります。

しかし受験資格には制限がありませんので、誰でも受験できるようになっています。

ただし、学習する場合、基礎知識を身に付けるだけでも数ヶ月かかり、その上、練習問題などを解いていくことも不可欠なので、一日1~2時間の勉強だと、少なくとも半年は必要と思われます。

また、独学でも合格する人はいるので、その場合は勉強する時間を自由に割り当て、自分のペースで勉強するのもいいかもしれません。

試験の内容は、マークシート方式の短答式試験です。

合格率はかなり低く、平成27年度は10.1%でした。

しかし各科目60%以上取れれば合格と言われていますので、十分に受かる可能性はあるといえます。

学生の方でしたら、出来れば在学中に取得をされた方が良いとされています。

実際に貿易会社で働き出してから取得される方もいますが、日々の業務をこなしながらの勉強が思うように捗らないと言われています。合格された方も学生の方の比率が高い傾向にあります。

大手企業に就職を希望されている場合はなおさらで、現状大手であれば新卒から育てあげることを重視しているので、中途採用では入りにくいと言えます。

学生の間に資格を取得し、その上で就職活動をされることがスムーズと言えますね。

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通関士は安定した年収だが、やりがいはある?

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通関士は輸出入の際に、関税手続きと税関への申請を行います。

言い換えれば通関士がいなければ貿易業務を行うことができません、日々の業務の仕事量は勤める会社が扱う商品によって、異なります。

季節モノの商品であったり、海外からの急な発注に応える場合もあり、残業が続いてしまうことも多々有ります。

もちろんその都度、商品や法律についての勉強が必要となるハードな仕事です。

通関士には強い責任感が必要と言えます。

さらに日々の業務で扱う様々な商品に対してかかる関税率や、法律の扱いについて学習する過程で、独自の専門分野を開拓していく職人的素養が求められる事になります。

その上で社内及び税関職員との円滑なコミュニケーション能力も必要とされます。そのため、優秀な人材は一目置かれ重宝されます。

これから先の時代は各国で関税障壁の撤廃が進むと予測されています。

法律の改正により勉強のし直し、貿易の自由化による純粋な業務量の増加が見込まれ通関士に求められる役割はさらに増えていくに従い、相対的に通関士全体の給料も増えていく可能性が有ります。

従ってやりがいが増していく可能性は高いと言われています。

<下に続く>

貿易のエキスパート!通関士の平均年収・給料水準、資格取得の難易度は?のまとめ

通関士の年収についてご紹介しましたが、通関士の業務は相当に専門的な知識が必要であり、さらに変化していく時代への対応力が求められるであろうことがわかりましたよね。

これから先の時代は努力次第で年収が増加するチャンスが増えるといえます。しかし裏を返せば、怠けていれば時代の変化についていけなくなる可能性があるといえますね。

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