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2017/03/10

ブライダルローンとは?審査基準や金利など気になる基本情報を解説

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目次

ブライダルローンとは

ブライダルローンとは、その名称の通り、結婚式に関連した資金のためのローンです。
結婚式では挙式や披露宴など、様々な費用が必要となります。
結婚式情報誌『ゼクシィ』による2016年の調査では、挙式と披露宴の費用は全国平均で約360万円ほどでした。

また、結婚式以外でも、婚約指輪・結婚指輪、そして新婚旅行の費用、さらには新生活のための引越しや家具の購入も必要になるカップルも多いでしょう。
結婚には、思っていたよりも多くのお金が必要になると感じる人が多いのです。
とはいえ、人生の大きな記念日になる結婚式ですから、やはりできるだけ自分たちの思う通りに挙げたいもの。

でも少しお金が足りないという時に利用できるのがブライダルローンというわけです。
理想の結婚式を挙げたい、両親や出席者の支援を借りずに費用を用意したい、新婚旅行や新生活のためにも貯金はできるだけ減らしたくない。そのような目的のために資金を借りられるローンです。

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結婚に関わる諸々の出費の相場


では、実際に結婚式を挙げた人たちは、どのようなことでどれくらいの費用が必要となったのでしょう。
先ほどの結婚情報誌『ゼクシィ』の調査によると、挙式と披露宴の平均費用は約360万円。
その内訳で大きなものは、披露宴の料理や飲み物の費用が約123万円、新婦の衣装費用が約47万円、引き出物などのギフト費用が約36万円となっています。その他に、演出や撮影などにも費用がかかります。

また、忘れてはならないのが結婚式以外の費用です。
代表的なものが、まず結婚指輪。全国平均では2人分で約24万円となっています。また、婚約指輪は平均で約36万円でした。
そして新婚旅行は、お土産を含めると、合計約78万円にもなります。
これらは結婚式と同様、カップルにとっては削りたくない費用でしょう。

また、近年では行う人は少なくなったとはいえ、結納や両親の顔合わせもあります。実施した人の平均では約21万円と、それなりの費用がかかっています。
それに新生活に必要な、引越し、家具・家電の購入などもすべて含めると、全国平均で実に600万円にもなっています。
人生における一大行事である結婚は、かかる費用でもやはり一大事なのです。

ブライダルローンの金利

挙式や披露宴だけでなく、結婚に関する出費には幅広く使えるブライダルローンですが、では金利は実際にはどの程度なのでしょうか。
例えば、クレジットカード大手のジャックスによるブライダルローン、プレシャンテの金利は、実質年率6.5%です。

ネットバンクの大手である楽天銀行のブライダルローンは、固定金利で年率7.0%で、月々の支払いも1万円からと、とても負担が少なく利用することができるように設定されています。
また、地方銀行もブライダルローンを扱っているところがあります。

千葉銀行のブライダルローンの金利は5.0%〜5.2%です。
一般の目的自由に使えるカードローンでは、金利は14%前後となることがほとんどですので、ブライダルローンの金利はその半分以下となり、非常に安く設定されていることがわかります。

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ブライダルローン申込から審査まで

ブライダルローンは、取り扱っているほとんどのカード会社や銀行で、インターネットや郵送での申し込みを受け付けています。
実際に窓口まで行って担当の方と対面して申し込む必要がありませんので、仕事の都合などでなかなか銀行の営業時間中には時間が取れないという方でも便利に申し込めるようになっています。

具体的な結婚式などの費用が決まっていなくても、先にブライダルローンを利用するための申し込みと審査だけを事前に行っておくこともできます。
審査を先に済ませておけば、結婚式の詳細が決まり、費用が確定した時に、すぐに借り入れができます。

ブライダルローンを利用する人たちの多くは仕事をしている世代で、カップルともに働いていることも多く、結婚式場を予約するために内金などの費用が必要となる場合もあることなどから、利便性が高く設計されているとも言えます。

ブライダルローンのメリット


結婚する2人にとって、結婚前後には、お金がかかる重要なイベントがたくさんあります。
いわば人生において集中的にお金がかかってしまうタイミング。
ブライダルローンは、その費用をある程度長い期間に平均して支払えるようにしてくれるサービスです。

その他にも、ブライダルローンには一般の消費者ローンにはないメリットもあります。
審査に通っていれば、必要な費用が決まり次第、書類などを提出することで、最短で翌日には融資を受けられるものもあります。
結婚に関する費用であれば、挙式や披露宴のためのものだけでなく、婚約・結婚指輪、新婚旅行のための費用にも使えます。
ブライダルローンの金利は10%未満のものが多く、一般のローンよりも低く抑えられており、利用するメリットの多いサービスと言えるでしょう。

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ブライダルローンのデメリット

非常にメリットも多いブライダルローンですが、やはりデメリットもあります。

まず、審査が一般のカードローンやクレジットカードの審査よりも厳しくなる傾向があることです。
これまで見てきたように、ブライダルローンは金利も低く、比較的大きな額を借り入れることができます。
貸し出し側にとっては利益が低くなりますので、当然貸し倒れのリスクが高いと予想される相手には適用できません。
収入の額と安定性、勤務先の安定性や勤続年数なども確認されます。
金利の低さから言っても、住宅ローンや教育ローンに次ぐ審査条件の厳しさになるのは仕方のないところです。

次に、結婚をするカップルだけを対象としたローンであることや、借り入れたお金の使用目的が結婚に関することに限定されていることもあって、それらを証明する必要があります。
そのため、目的を限定していないローンに比べると、審査のために提出する書類の数は増えます。
証明書類を取りに行く手間や時間は当然かかってしまいます。
また、いくら金利が低く設定されているとはいえ、ローンを組んでお金を借りることには変わりありません。
すでに見たように、結婚に必要なお金はかなり多く、借り入れ金額も大きくなるでしょう。
結婚直後のお金が必要な時期で、結婚する世代である20〜30代の一般的な収入から考えると、それなりの負担となることは確実です。
ブライダルローンとはいえ、利用する際にはよく検討する必要があるでしょう。

ブライダルローンの審査基準


ブライダルローンの審査基準は厳しめに設定されていますが、ローンを組む際に一般的な審査条件となっている、年収と勤続年数がやはり重要です。
収入については、年齢と年収のバランスから見て平均的な額であれば問題はないでしょう。
20代なら300万円台以上、30代なら400万円台以上といったところが基準となります。
それとともに重要になるのが、勤務先の会社と、そこでの勤続年数です。

これは収入の安定性を判断する基準となっています。
会社が不安定では職を失うリスクは高くなりますし、勤続年数が短いと、安定性が低いと判断される傾向にあります。会社については、上場企業や、数年間継続して利益が出ている企業であれば問題ないでしょう。
勤続年数については、一般的に3年以上の勤務があれば良いと言われます。

また、ブライダルローンは比較的審査基準が厳しいので、信用情報も重視される傾向にあります。
つまり、他の金融機関からの借り入れがあると、審査に通らないことがあります。

ブライダルローンの必要書類

ブライダルローンは審査が多少厳しい傾向もありますし、自分たちの思った通りの結婚式場や日取りが見つかった際にすぐにお金が必要になることもあるので、あらかじめ準備を進めておくことをおすすめします。
申し込み時に提出する書類は、カード会社や銀行にかかわらずある程度共通していますので、先に集めておくとスムーズです。

必要となる書類は、
本人確認書類
いわゆる身分証明書です。運転免許証、健康保険証、パスポート、住民票などが使えます。
収入証明書
どのようなローンを組むにもほとんど必要になります。源泉徴収書や、納税証明書、給与明細などです。
在籍証明書
会社に所属して勤務していることを証明する書類です。いらない場合もありますが、会社によっては発行の手続きに時間がかかることもありますので、前もって用意しておきましょう。
使途確認書類
何にお金を使うかを説明するための書類です。挙式・披露宴なら結婚式場や披露宴会場、新婚旅行なら旅行会社などの見積書がこれにあたります。ブライダルローンに独特のものです。

ブライダルローンを借りる前に返済計画シミュレーションを

ブライダルローンの金利は、確かに比較的低く設定されています。
しかし、それでもローンを組んでお金を借りることには変わりありません。
すでに見たように、結婚に必要なお金はかなり多く、借り入れ金額も大きくなるでしょう。

例えば、300万円を借り入れるとすると、ブライダルローンの金利の平均的な金利である6.5%で計算すると、5年で返済するとした場合、毎月の返済額は58,000円を超えてしまいます。
この場合、支払い合計額は約352万円。金利として52万円が余分に必要になる計算です。
結婚直後のお金が必要な時期で、結婚する世代である20〜30代の一般的な収入から考えると、毎月5万円以上を常に返済しなければならないのは、かなりの負担となることは確実です。

ブライダルローンとはいえ、利用する際にはよく検討する必要があるでしょう。
無理のない範囲で返済できる額を計算して、借入額を決めましょう。
例えば、同じ5年間での返済として、毎月2万円なら問題ないとすれば、その場合は約100万円の借り入れが可能、ということになります。

ブライダルローン以外の選択肢について


結婚に関わる費用だからブライダルローンを利用しよう、と固定観念にとらわれる必要はありません。
これまで見てきたように、ブライダルローンにはメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。
自分にとって必要で便利な方法を選択するのが一番です。

例えば、一般的なカードローンを利用する方法もあります。
銀行系のカードローンのうち、使途が限定されていないものは、もちろん結婚に関わる出費にも対応できます。
ブライダルローンよりも審査基準や手続き、必要な書類などは少なくなりますので、借り入れの際の手間などが軽減されます。

ただし、もちろん金利はブライダルローンに比べると高くなります。
一般的には14%前後の金利が必要ですので、ブライダルローンの倍以上となってしまうことが多いでしょう。
借り入れが少額で、返済にも時間がかからなそう、という場合には選択肢となるかもしれません。

他には、ろうきんのローンも多く使われます。
ろうきんとは勤労者のための金融機関です。

福祉的な側面も強い機関なので、金利が一般的な金融機関よりも非常に低く抑えられています。
特にブライダルローンという目的を限定した融資は行っていませんが、目的を定めないフリーローンでも、一般の金融機関のブライダルローンと同じ5〜7%くらいの金利になっています。
若干手続きなどが煩雑であったり、仕事や勤務先によって手続き方法が変わる場合などがあるので、手間はかかるとも言えますが、選択肢として一度相談してみる価値はあります。

ブライダルローンとは?審査基準や金利など気になる基本情報を解説のまとめ

結婚は人生の大きなイベントであるだけに、費用も高額になってしまいます。
しかし、同時に実現したい思い、お金が足りないからといって妥協したくないこともたくさんあるでしょう。
ブライダルローンは、そのようなカップルを応援するローンです。
金利も低く設定されているので、どうしても実現したいことがあれば、利用を検討するべきだと思います。

ただ、結婚は一大イベントではありますが、新しい生活のスタートに過ぎないとも言えます。
結婚するカップルには、転居や、出産、子育てなど、さらにお金が必要となることが控えていることも多いでしょう。ブライダルローンの返済がその足かせにならないように、利用する際には、きちんと計画を立てることをお忘れなく。

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