みんなのお金ドットコム | お金のコトをもっと身近に
2017/07/15

結婚後に配偶者の借金が発覚!どうしたら良い?

Large pexels photo 277052  1

結婚後に発覚した借金!まずは冷静に。

結婚する前は頼もしい存在と思っていた彼、しっかり者だと思っていた彼女、いざ結婚してみたら借金があった。こんなはずではなかった・・・そう後悔しているパートナーの方もいらっしゃると思います。

結婚生活となると、より緊密にお互いが接するわけですから、「実はお金にだらしの無い旦那だった。」、「カードでブランド品を買い漁って、借金が膨らんでいた妻と結婚してしまった。」といずれは判明します。結婚生活を始める前に描いていた人生設計が次第に狂い始めていきます。

借金発覚1

どういう理由で借金をしてしまったのか?

借金を含めた金銭問題は、夫婦の離婚理由として良くあげられるものです。
ただし、冷静に考えてみればわかりますが、結婚を前提に付き合っていた相手であればあるほど、あなたに嫌われたり、不安にしたりすることをおそれて、なかなか結婚前に借金について告白し難いというのが人情です。

まずは、あなたが結婚後にわかったパートナーの借金について、どういう経緯でお金を借りたのかを尋ねてみましょう。
借金をした理由、そして借金の額、どのくらい借金を返したか、債権者(お金を貸してくれた人または団体)について、包み隠さず話をしてもらいます。

借金発覚3

結婚前に作ったパートナーの借金について

そもそも結婚前に作ったパートナーの借金の返済は、あなたにもその返済義務が及ぶのでしょうか?
結論から先に言えばまったくその必要はありません。

仮にパートナーが借金を返せなくなり自己破産をしたとしても、配偶者であるあなたの預金通帳やクレジットカードが使用不能になることはありません。
ただし、破産申請をしたパートナーが、家屋やマイカー等を所有していた場合には、没収・処分されてしまいますので、あなたの生活にも直接影響が及ぶおそれがあります。

<下に続く>

結婚後に発覚した借金!やはり離婚したい!!

借金をしたパートナーが、危機意識が全くなく、借金の額が膨大で、返済プランもまるで練っていない場合は、離婚したくなるものです。
こちらでは協議離婚についてご説明します。

協議離婚と言う方法

ご夫婦で話し合いをした上で、離婚に合意をする場合を協議離婚と言います。ご夫婦で合意ができていれば理由は問われません。

協議離婚のために準備する書類

離婚の手続きに必要な書類は、以下の通りです。
1.離婚届
2.印鑑
3.戸籍謄本(本籍地で提出する場合は不要)

なお、注意すべき点は離婚届に記載する際、二人の成人の方を証人にして、証人の署名・押印が必要です。
もしも未成年の子がいる場合は、父又は母のどちらを親権者とするか決めなければなりません。

離婚届はどこに提出するの?

離婚届等を準備して、婚姻している夫婦の夫または妻の本籍地ないし住所地の市区町村に提出します。
届出期間は定められておらず、婚姻している夫婦が手続きをすることによって、いつでも離婚ができます。

裁判離婚と言う方法

夫婦の一方が離婚に反対して離婚を話し合ってもまとまらず、家庭裁判所での調停による話し合いも不調に終われば、裁判離婚ということになります。

裁判はこう進む!

家庭裁判所での裁判になると、夫婦双方による話し合いで解決するのではなく、原告・被告に分かれます。離婚の判決を下すのは最終的に裁判官です。

数回にわたって開かれる口頭弁論で互いに主張・立証を行い裁判が進行していきます。
夫婦双方の言い分を聞いて、裁判官が和解案を提示します。
この和解案に双方が合意すれば、和解調書が作成され離婚が成立することになります。

なお、裁判官の和解案も拒否して、裁判官による判決にも不服があれば、判決書の送達を受けた日から2週間以内に控訴することができます。

借金が理由の裁判離婚はこれが決め手!

裁判所は裁判離婚を行う際に夫婦双方の主張・立証の他、判例を判断材料とします。
判例とは、過去から現在に至るまでに裁判所が示した法的な判断を言います。
判例では、「婚姻を継続し難い重大な事由」がある場合にのみ、離婚が認められています。

重大な事由の具体例は何?

重大な事由の具体例としては借金をした理由が、きわめて身勝手で弁解の余地もない行動が原因で生じ、とても婚姻を継続することが困難なものであることが必要です。
例えば、婚姻前から不特定多数の異性と不倫関係・情交を結んだことで婚外子が複数存在し、トラブルとなった結果の借金であったり、ギャンブル等の遊興費に度を越してお金をつぎ込み借金をしなければいけなくなった等、が挙げられます。

一方で、婚姻前にパートナーが夫婦で住む事を目的に住宅を購入した際のローンであるとか、生活が困窮しないための借金、会社をリストラされてしまいやむを得ず借金をした、と言うような場合は「婚姻を継続し難い重大な事由」とは言えません。

<下に続く>

結婚後に発覚した借金!でも、夫婦で乗り越える

前述した「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するようなパートナーの借金は論外です。
しかし、やむを得ない理由で背負い込んだ借金にはどう対応すればよいのでしょう?

好かれ合って結婚したお互い同士、パートナーが借金で苦悩していたら、その時こそ夫婦の「絆」が試される機会といえます。こちらでは、借金返済を共に行うためのノウハウをご紹介します。

null

借金完済への知恵を出し合う

借金を返済していく場合には、綿密な計画作りが必要です。そのためには、借金をした本人の苛立ちや焦りを補うあなたの知恵が求められています。
何事も冷静に話し合って、無理の無い返済プランを検討していけば、借金完済に確実に近付いて行けるはずです。何事も自暴自棄は慎み、慎重にプランを立てていきましょう。

借金完済へは専門家の意見も聞く

夫婦二人だけの知識では解決に程遠いケースもあります。
債務(借金)整理のために専門家(借金問題に詳しい弁護士等)にアドバイスを受けるのも一案です。

過払い金があるかも!?

借金をした本人がコツコツ借金を返している事は良いのですが、お金を貸した業者に本来支払う必要の無いお金まで支払っていることを「過払い金」と言います。
これに該当していないかを確かめるには専門家のアドバイスが大きな助けとなります。支払い過ぎたお金は、お金を貸した業者に過払い金返還請求をして、取り戻すことができます。

任意整理も試してみる!

借金の減額や金利を見直してもらうことを貸金業者に交渉する方法があります。それが「任意整理」です。
任意整理を進めた結果、前述した過払い金があったことを発見する場合もあります。
任意整理は、裁判所を通じて行う方法では無いですが、やはり弁護士等に交渉を任せた方が良い結果が期待できます。

その他の方法

借金を現状ではとても返済が困難である場合、裁判所に申し立てることで、減額された借金を数年かけて返済する「個人民事再生」という方法と、裁判所に申し立てて借金の支払いを免除してもらう「自己破産」があります。
いずれにしても、ご夫婦で返済の可能性を検討し、専門家のアドバイスも参考にして判断していくことをお勧めします。

<下に続く>

結婚後に配偶者の借金が発覚!どうしたら良い?のまとめ

配偶者の借金が発覚しても、借金をした原因を慎重に分析し、その後、どうしていくべきかをご夫婦で話し合いましょう。焦ることや、感情が爆発することがあっては問題がこじれるだけです。解決策は、冷静な判断の先に用意されているものです。

Thumb minkane logo
written by

「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
投資・節税・保険・ローン・クレカ・節約などのテーマの情報を各領域の専門家や編集部を通して記事配信していきます。

関連記事
おすすめ記事
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line