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2017/07/09

日本人の死因一位!必要性が増す「がん保険」の選び方のポイント!

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目次

関心が高まっているがん保険

最近、有名芸能人のニュース等でがんに関する関心が高まっています。有名芸能人ががんのために若くして命を落としたというニュースは、多くの人が悲しみを感じたことでしょう。また、がんの闘病生活を綴ったプログが、人々の大きな関心を集めました。これと共に、がんの検診者が増加したり、がん保険の必要性について関心が集まったりしています。

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日本人の死因第一位は「がん」

日本人の死因第一位は「がん」です。第二位は「心疾患」第三位は「肺炎」となります。「がん」は圧倒的な一位で、ここ数十年変わったことはありません。日本人の2人に1ががんになり、3人に1人ががんで亡くなると言われています。数ある病気の中で、がんの罹患割合は高く、注目や関心が集まっています。

治る病気になった「がん」

以前はがんと診断されたら命が危ないと思ったものですが、最近の医学の進歩により、がんが治る病気に変わってきました。不幸にも早期発見ができなくて、残念な結果になる方もいらっしゃいますが、多くの方が亡くなることはなく、その後の生活を続けています。

先日、国立がん研究センターが、がん全体の5年生存率(がんの治療開始から5年後生存している人の割合)が約7割になったというデータが公表されました。ステージⅠなどの早期発見できた場合には、胃がん、腸がん、喉頭がん、乳がん、前立腺がん、甲状腺がんなどで、5年生存率がほぼ100%でした。

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高騰する「がん」治療費

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がんの生存率の上昇とともに、がんの治療も長期化しています。それに、がんに関する医療費は他の疾患とは比べものにならないくらい高額です。抗がん剤や放射線治療など、研究開発に多額な費用がかかったことや治療設備の投資に費用がかかることから、このように高額になったのです。この治療費の増加が、がん患者の生活に打撃を与えています。

増加する「がん保険」の必要性

がん治療の長期化や高額な医療費のため、がん保険の必要性も増してきています。また、日本人に非常に多い疾患であるため、多くの方の関心も集めるようになっています。実際に家族ががんになった時、一番は治療のことですが、その次にそのための治療費の支払いはできるのか、その後の仕事は続けられるのか。抗がん剤などの高額な治療費の請求はいつまで続くのか。

また家族ががんになった時、周りで支える家族の生活もそのままという訳にはいきません。闘病のサポートのために結構な時間とお金が掛かりますし、家族をサポートするために会社を辞めたり、仕事を減らして収入が減ったという方もいます。このような場合の経済的な心配を取り除いてくれるがん保険の存在は非常に大きいものです。

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がん保険とは

がん保険は、医療機関でがんと診断された時、保険会社から給付金が受け取れるタイプの保険です。現在は、様々な保険会社から多くのがん保険が発売されていますが、主な給付金の種類とその例をご紹介します。

がん入院給付金

がんで入院したときに給付金が受け取れます。がん入院給付金が日額いくら(例えば1万円)と定めて契約します。
保険商品によっては、1日から5日までの入院でがん入院給付金日額の5日分(がん入院給付金日額が1万円なら25万円)、6日以上の入院で入院日数分のがん入院給付金日額が受け取れます。入院が何回かあってもそのたびに支払われます。

がん手術給付金

がんで手術を受けたとき、受け取れる保険金です。1回の手術で20万円などとあらかじめ決めておきます。2度目以降の手術でも受け取れます。

がん診断給付金

がんと診断された時に受け取れる給付金です。100万円等とあらかじめ保険商品によって決まっています。

「がん治療通院給付金」

抗がん剤治療などがんの治療のために通院したときに給付金が受け取れます。
通院一回いくらとあらかじめ定めておき、通院回数に応じた金額が受け取れます。(例えば1万円×通院回数)

ガン先進医療給付金

公的医療保険適用外となる先進医療を行ったときに、その治療費を受け取れるものです。厚生労働省ではこの先進医療をホームページで公表しており、保険適用外となっている高額な治療費(技術料)が掛かったときに、その費用を全額保障してもらえる特約です。

在宅療養給付金

がんと診断され在宅療養を行う場合に受け取れる給付金です。20万円等とあらかじめ保険商品によって決まっています。

ガン死亡保険金

がんによって死亡した場合に受け取れる給付金です。100万円等とあらかじめ保険商品によって決まっており、併せてその時点での解約返戻金も支払われます。

なお、各種の給付金および保険金は、保険会社によって様々ですので、実際の申し込みの際には、各保険会社の保障内容をよく確認するようにしましょう。

がん保険の種類には定期型と終身型がある

がん保険には、定期型と終身型があります。定期型は、5年や10年など保険期間があらかじめ設定されている保険です。終身型は、亡くなるまで一生涯の保障がある保険です。保険料は、亡くなるまで(終身)支払うタイプと、一定期間で払い込みが終了するタイプがあります。それぞれ特徴がありますが、定期型と終身型、それぞれのメリット・デメリットは次のようになります。

定期型のメリット

  • 終身型と比較して保険料が割安なことが多い。

定期型のデメリット

  • 更新すると保険料が高くなり、継続ができなくなるかもしれない。
  • 更新が80歳までとなってしまう保険もある。

終身型のメリット

  • 保険料が上がらない。
  • 一生涯、保障が継続する。

終身型のデメリット

  • 定期型に比べて保険料が割高

それぞれ特徴があるので、ライププランに応じて、あったものを選べばよいのですが、おすすめは終身型です。とりあえず割安な定期型に入る手もありますが、平均寿命が年々長くなっていますので、高齢になってから保障が切れることがない終身タイプがお勧めです。

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がん保険の選び方のポイント

保障は十分なのか?

がん保険を選ぶときのポイントの1つに、本当に必要になったとき十分な金額の保障を受けられるかということがあります。保険商品を選ぶ際、様々な保険がありますが、受け取り例などで、実際にどのくらいの金額が受け取れるのか、確認しておくとよいでしょう。

受け取り例:肺ガンと診断され、手術を受け、その後15日間入院。退院後、抗がん剤投与のために、5日通院した。

合計受け取り額合計:140万円

<内訳>

  • ガン診断給付金 :100万円
  • ガン入院給付金 :15万円
  • ガン手術給付金 :20万円
  • ガン治療通院給付金:5万円

高額療養費制度など

通常、医療費の個人負担額は、3割ですが、突然がんなどで入院して手術を受ける場合には、医療費は高額になることがあります。高額療養費制度というものがあり、その月の医療費が高額となった場合には、一定額以上の費用を高額療養費として支給する制度です。自己負担の限度額は、以下のように決められております。

<自己負担の限度額(70歳未満)>

  • 標準報酬月額83万円以上  :252,600円+(総医療費-842,000円)×1%

  • 標準報酬月額53万~83万円 :167,400円+(総医療費-558,000円)×1%

  • 標準報酬月額28万~53万円 :80,100円+(総医療費-267,000円)×1%

  • 標準報酬月額28万円以下   :57,600円

  • 低所得者(住民税非課税)    :35,400円

たとえば、一か月に100万円の医療費が掛かった場合、窓口の負担額は通常3割ですので30万円ですが、高額療養費制度により、自己負担の上限額は、87,430円(80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%、標準報酬月額28万~53万円の場合)となります。さらに大企業等では企業の健康保険組合で、自己負担の限度額がもっと低くなるような付加給付がある会社もあります。

がん治療にかかるその他の費用

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このように、実際にがんの治療が必要になった時、国の社会保障制度である程度の補助を受けられますが、かかる治療費も相当な負担です。また、通常このような時は普段通り仕事ができないので、このための収入減もあります。入院や手術に関わる各種費用等(交通費、各種備品、ウィッグ、お見舞い返し費用など)、予定外に多くの出費が発生するものです。

がんは命にかかわる病気ですので、公的医療保険適用外の最新医療などを行っても、どうしても直したいと思うかもしれません。このような時は、更に高額な費用がかかります。公的医療保険適用外の最新医療で有名な、重粒子治療や陽子線治療を行う場合には、約200万円から400万円の費用がかかりますし、がんの免疫療法の抗がん剤「オプジーボ(一般名:ニボルマブ)」は、治療費が年間約1700万円もかかるのです。

がん保険ではなく医療保険という選択は?

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がんと診断された時、医療保険でも一定の給付金を受け取ることができます。がん保険の場合は、がんにならないと給付金を受け取れませんが、医療保険であれば、がんにならなくでも、入院や手術などで医療機関にかかったときに給付金を受けとれるのです。

医療保険は、がんになったときの給付額が少ないのでは、と思われるかもしれませんが、一部の医療保険の中には、「がん診断一時金」や「先進医療特約」などの特約を付帯できる商品もあります。ただし、医療保険は、がん保険と比較して比べると、保障範囲が限られていたり保障額が低かったりする場合がありますので、それぞれの保障内容をよく確認の上、総合的に判断することをお勧めします。

先進医療について

最新の医療技術により、従来の公的医療保険よりもさらに進んだ医療に先進医療というものがあります。これは、従来の治療では難しい症状を持つ患者さんの選択肢を広げるというメリットを持っているものの、公的医療保険が適用されないため、全額自己負担となってしまいます。

先進医療には様々なものがありますが、がん治療の場合などは数百万円になってしまうことがあり、支払いができないため治療を断念する人もいます。

がんになったときの安心料金

がん保険の効果は、直接的なものだけではありません。がん治療はお金がかりますが、それ以外にも色々心配ごとが出てきます。

今までのように仕事ができなくなってしまって残念だとか、多額の治療費が掛かってしまい申し訳ないとか、家事や子供、孫の面倒がみれなくて残念だとか、入院時の世話など色々面倒をみてくれる人に申し訳ないとか、死ぬ前にこれだけは自分の最後の夢としてやってみたいとか、いろいろ想定外の事態になるものです。

せめてお金だけでも心配なく、がんの治療に専念したいものです。周りの人に迷惑をかけたと感じる人もいるでしょう。がんになったとき、多くの人が、がん保険に入っていて良かったと思うことでしょう。このようにがん保険に入っていれば、がんになった時に安心して治療を受けることができるのです。このように、がん保険の保険料は、もしもがんになってしまった時に、安心して治療ができるための料金(安心料金)と言えるかもしれません。

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進歩するがん医療

がん治療は日々進歩しています。20年以上前、がんは死を意味する病気でしたが、今は治る病気に変わっています。これに伴い、様々な医療技術や医薬品が出現し、治療費も大きくなっています。最近では、プレシジョン・メディシンという、個人ごとに、がん細胞の遺伝子変異を分析し、抗がん剤などの最適な薬の投与を行う治療が登場してきました。がん保険も、先進医療への対応など、今後の医療技術の進歩に合わせて見直ししていくことが必要です。

日本人の死因一位!必要性が増す「がん保険」の選び方のポイント!のまとめ

これまで、がん保険の仕組みや選び方など、がん保険に纏わる様々な問題について説明してきました。今や日本人の2人に1人がかかる国民病です。医療が日々進歩し、治療の選択肢や費用が増加する中、がん保険を安心料金として支払っていくという考え方があるのではないでしょうか。

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