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2017/07/19

突然旦那が起業すると言い出した時に。嫁ブロックにならないけど本気か確かめる3つの質問

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雷が落ちる時は突然です。夕食を食べていると旦那様は「話がある」と言い、「いまの会社を辞めようと思う」と奥様に告げました。「そして、起業する」と続けます。奥様は、キギョウなんて会社は聞いたことがないと思い、大丈夫なの?と聞きました。

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そこで、大丈夫!と即答する男性は、よほどの自信過剰か、何も考えていない人でしょう。ただ、この男性を何年にも渡って見てきた奥様からすると、絶対ではないとはいえ、男性が精一杯に頑張れば、成功する可能性はいくらかあると思います。それに、この先に「嫁ブロック」といわれるのはとても嫌です。そんなとき、決して嫁ブロックにはならないけれど、本気がどうか確かめる3つの質問をお伝えします。

嫁ブロックにはならないけれど、本気かどうか確かめる3つの質問

「起業したい」の声が本気かどうかを確かめる3つの質問です。

最初のお仕事はどこから?

起業直後、お仕事がないのは仕方ないこと。ただ、何カ月もそのままだと当初の資金は目減りしていくだけです。最初の仕事をどのように考えているか聞いてみましょう。突っ込んで聞けるなら、それは支出と比べてどうなのかという支出分、バランスシートの状況を聞いてみましょう。それにより家計へ入っていたお金がどうなっていきそうか、だいたいの目途を描くことができます。売上について考えることは、最初の段階の収入をどこから考えているか、いわば企業直後の「戦略」をどのように考えているかということ。

これは筆者の独立時の話ですが、定期的に仕事が入ってくると、何よりも当人に自信がついていきます。起業直後の人に最も必要なのは、この「自信」だと思います。毎月の生活費だけが定期的に減っていく状況と、毎月少しずつの収入があるのでは重みはまったく異なります。仕事のなかでも得意な分野が確立されてきて、どう動くと事業にとって効果的なのかを肌感覚で感じることになります。

誰が協力してくれそう?

独立をすると、少し酷な言い方ですが、味方がはっきりします。会社員の時代にお酒を飲んでいた人と、周囲の顔触れが変わるあいだには「成長痛」があります。期待していた人がさほど力になって貰えない一方で、思わぬところから事業経営に不可欠な手が伸ばされることも。

ただ、起業直後のトンネルを抜けた場所から見ているならいざ知らず、その渦中にいるのはとても孤独な状態です。起業半年で気持ちが折れてしまう方は、この「孤独感」も大きいのではないかと思います。そこでポイントを握るのが、客観的に見て「誰が味方になってくれそうか」という一番近くにいる人の意見です。会社員時代、仕事の話をよく交わしていたタイプの夫婦であるなら、相手も受け入れて貰えるでしょう。

自宅で仕事をしている人ならともかく、オフィスを借りている旦那には日中なかなか動きを聞くこともできません。独立は一人ではできないなか、起業をするなかで仲間が増え、新たな人脈を築くことができます。

ましてや、夫婦で共通の友人がいる場合は、より味方になる可能性が高いといえます。

失敗したらどうするの?

最後はなかなか聞きづらいこの質問です。昔の戦国武将も「撤退戦」を重要視していたように、もしも思い通りに物事が運ばなかったときにどのように動くかを考えておくのはリーダーとしての勤めでもあります。従業員がいなくても、起業したら家族を引っ張る立派なリーダーです。それら3つの質問に回答を貰えたら、「期限」を決めて見守ってみましょう。半年間でも1年間でもいいです。それを本人に伝え、あとは可能な限り日常を維持しましょう。それが何よりも起業に向かう人の馬力となることでしょう。

配偶者にとって(これは奥様に限らず、旦那さんが旦那ブロックをする場合もあります)、嫁ブロックは当然です。最近の「嫁ブロック」という言葉の報じられ方を見ていると、まるで未来のある旦那さんへの可能性を摘み取っているような表現にも見えてしまいます。

<下に続く>

相手の「本気度」を確かめよう

ただ、ともに暮らしている者同士。生活に降りかかるリスクは手を組んで跳ねのけるのは当然のことです。最近の働き方改革やフリーランサーへの推奨傾向は、今後も「ひとつ大きな勝負をしてみよう」という気持ちを持たせるものだと考えられます。

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3つの質問により旦那の「本気度」を見たら、あとは並走するもよし、設定した期限まで(家計にお金を入れさせたうえで)放っておくもよし。相手のタイプに合わせて決めていきましょう。起業して1年走り続けるのは全体の40%、5年におよぶとなんと15%しか継続しないといわれています。そのなかで相手の事業が残るかは実力だけでは何とも言えません。お得意さまとの出会いや、あたらしい人脈、何よりも「運」もあるでしょう。万が一相手に引き寄せる力が足りなかったら、社会人のしてのキャリアがひとつ追加できたとでも考えて、優しく迎えるようにしましょう。それも立派な、ひとつのゴールだと思います。

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written by

FP-MYS代表取締役社長兼CEO。
ファイナンシャルプランニング(FP)を通じ、Fintech領域のリテラシーを向上させたい個人や、FP領域を活用してFintechビジネスを検討する法人のアドバイザーやプロダクト支援に携わる。
Fintechベンチャー集積拠点FINOLAB(フィノラボ)入居。執筆実績多数。

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