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2017/03/14

FinTechとは何か。IT技術を駆使したサービスやフィンテックの歩み

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目次

FinTechとは

近年、至る所でFinTech(フィンテック)という用語が飛び交い、これからの時代に置いて重要な分野になると言われています。
聞き慣れない言葉・意味合いの人も多いと思いますが、これは金融(Finance)とIT技術分野(Technology)を掛け合わせた言葉なのです。

そして主にIT企業が金融分野のサービスを提供するケースの事を指します。
個人のお金や情報を管理するサービス・金融サービスに人工知能が関わる場合などがFinTech(フィンテック)の定義に当てはまります。

アメリカでは既に様々な期待が寄せられ、世界各国の金融・IT事情に大きく関与してくるとも言われているFinTech(フィンテック)。
FinTechの全体像を知って、今後の時代の変化に備えましょう。

<下に続く>

FinTechの歴史とは?


海外ではFinTechはある程度の歴史があり、実用化されているサービスもそれなりにあります。
そもそもFintechはその言葉や概念自体は20年ほど前には既に存在していました。

つまりIT分野やインターネットが一般的な物として世間に認知され始めていた90年代中盤と時期が被ります。
そして海外でFinTechはその概念に基づき決済サービスのpaypal・数々のネット証券の設立・ネット専業銀行・投資関連・資産管理など、色々と形を変えて人々に貢献してきたのです。
日本ではFinTechという言葉はあまり馴染みがありませんが海外では上記のように、金融とIT分野を複合させたスタイルのビジネス・サービスが既に広まっており、今後もFinTechは重要な分野としてますます注目を浴びているのです。

FinTechを支えたIT技術

現在、FinTechが様々な形で発展してきた理由としてIT技術が大きく進化してきた事が挙げられます。
現在までIT技術は様々な方面からスケールUPが成されてきました。
スマホの一般普及・クラウド型のシステム向上によりデータの処理・分析の質が上がった事・モバイルマネーの普及や使用が広範囲に広まった事・高レベルのセキュリティやスムーズな認証システム等がFinTechが進化してきた背景にあります。

また、それに加えてAI(人工知能)の発展によるサービスの多様化・様々なシステムやソフトウェアを連携させるAPI活用の機会が増えた事・データを分散させて情報を皆で共有・監視できる“ブロックチェーン”に関する研究が進んできている事等が挙げられます。
このように一つの技術だけでは無く、社会全体の変化や新たな概念が日常生活上に取り入れられた事で、FinTechは日々進化してきているのです。

<下に続く>

FinTechのサービスとは


FinTechには現在、既に様々なサービスが提供され始めています。
使い勝手や細かい所まではまだ完成されていない部分もありますが、それでも数年前には考えられないくらいIT技術と金融サービスが上手く融合し始めてきています。
この後からは、そんなFinTech関連で有用なサービスを紹介します。
先進的なIT技術+金融サービスが現在、どのような形になっているのか見ていきましょう。

複数金融と連携してお金を管理する

今までスマホ等に家計簿に値するアプリが用意されていましたが、FinTechにも複数の金融機関の口座・資産管理に関する情報を一つのサービスでまとめて見る事が可能なサービスがあります。
それがマネーフォワードです。
マネーフォワードは複数の銀行口座やカード・携帯など、個人の様々な金融情報を一括で示してくれます。

今までは逐一、違う銀行にアクセスして資産状況を確認しなければなりませんでした。
しかしマネーフォワードなら、現在の状況を記録するだけではなく細かい入出金の記録を行ってくれるので、状況の把握からお金の流れがスマートに理解できるのです。

それに加えて過去1年間まで記録を保存できるのも嬉しい点です(有料版は無期限)。
お金の情報をひとまとめにしたり、長い目でお金の流れを掴んでおきたい人におすすめです。

人工知能を活用して資産運用しお金を増やす

最近はAI(人工知能)の発展が著しいですが、FinTechもAIを利用したサービスを取り扱い始めています。
例えば、ウェルスナビが挙げられます。
WealthNaviは投資を利用する人に対して適切なアドバイスを行ったりする他、資産の配分や金融商品を決めてくれたり入金や発注などの必要な行動を自動で行ってくれるロボアドバイザーと呼ばれるサービスです。

本来、投資と言えば深い専門知識と市場全体の流れを読む洞察力・費やす多くの時間等、様々な要素が必要です。
ただ、WealthNaviならばAIの助けを借りながら数々の問題や悩みに対してサポートを受けながら投資に対して冷静に取り組む事ができます。

その他の面で見ても特定口座への対応(税金関係を自動で処理してくれる)・高いセキュリティ・お得な手数料体系など、数えきれないくらいのメリットが存在するのです。
現在でもレベルが高い投資サービスですが、技術の発展により今後もその精度UPや新しいサービス等、まだまだ期待できるのがWealthNaviです。

ロボアドバイザーのサービスを下記の記事で紹介しているので、よろしければ合わせてご覧ください。
ロボアドバイザー比較!AIで投資信託ができる日本のロボアドを比較しました!

「借りたい人」と「投資したい人」を結んで資産調達を行う

FinTechは融資関係のサービスにも応用されています。“Crowdcredit”(クラウドクレジット)もその一つで、要は融資(投資)型のクラウドファンディングです。
今までと違って世界のあらゆる地域に投資する事が可能になります。

今までのようにどこか特定の場所や多数の人を介して行う融資型ではなく、ネットワーク上でほぼ全ての事が完結するんです。
あらゆる所に出資できるので分散型の投資としてもリスク管理が可能ですし、為替ヘッジありの案件も多いので安心して利用する事が可能です。また、優れた利回りを持っている事もメリットの一つですね。
「お金を調達したい人」と「投資したい人」を独自のシステムでつながりを持たせたのがCrowdcreditであり、FinTechが提供する魅力的なサービスなのです。

下記の記事でクラウドファンディングの一種であるソーシャルレンディングに関するサービスを紹介しているので、よろしければご覧ください。
【比較表あり】ソーシャルレンディングの利回りや手数料、最低出資額などを比較しました!

ネット上でお金の送受信が行える

お金は個人レベルでもよく扱う事が多い物です。そんな時“Line Pay”等のFinTech関連のサービスはとても役に立ってくれます。Line Payの役割は個人間同士のお金の送金・受け取り・加盟店への決済サービス・Line Payに貯まったお金の出金などが挙げられます。Line自体、そもそも利用者数がとても多い媒体なので、それに付属した金融サービスはこれから流行する可能性が十分にあります。

またLine Pay独自のシステムとして友達などに送金する際、相手の口座番号が分からなくてもLine友達であれば送金が可能なのです。銀行から口座番号を打ち込んで振り込む既存の方法では考えられないですよね。これに加えてネットを使ったサービスである為24時間、対応可能なのが忙しい現代人には嬉しい機能です。

ブロックチェーンを活用した仮想通貨で取引が行える

FinTechの有益なサービスとして期待されているものの一つに“ブロックチェーン”があります。ブロックチェーンはデータを分散させながら複数の計算を通して、鎖のように連結させていく技術なのです。つまり他者から不正な干渉を受けにくくデータの変更も難しくなり、従来のセキュリティ面より、とても高い効果が見込まれます。

そんなセキュリティ対策の効果を利用しているサービスの一つが“Bitbank”です。
Bitbankはビットコインなどに代表される、いわゆる「仮想通貨」を扱い、FXトレードが行える取引所です。

投資関係や仮想通貨は何より自分の資産を使う為、まずはセキュリティ面の不安が皆の頭の中に常に存在します。
そんな時にブロックチェーンは、特殊なデータ対策を行い、それぞれの取引内容や履歴・資産状況などをしっかりと守ってくれます。金融サービスに高いIT技術を加えたFinTechならではの仕組みを、仮想通貨等を取り扱う組織や会社は積極的に取り入れている傾向が見られます。
Bitbankに似たようなサービスに、bitflyer・coincheck等が挙げられますね。

発展途上国を救うとも言われる世界のFinTech


FinTechは新しい時代を作り上げるシステムとして先進国でも注目されています。
しかし、FinTechが最も力を発揮するのは発展途上国に対してかもしれません。

なぜなら発展途上国はそもそも銀行に口座を作る事や借り入れを行う事が出来ない人が大半です。
仮にお金を借りるとしても、高い金利で民間金融から仕方なく借りるしかありません。
つまり貯蓄やお金を借り入れる事も出来ないので、教育や起業へお金を掛けたり投資を行う事も出来ずに、貧困のまま人生を送らざるを得なくなるのです。

そんな事情を抱える発展途上国にFinTechは極めて相性がいいのです。
現にFinTech分野は銀行で基本的なサービスを利用出来ない人々へ向けて、“モバイルバンキング”という形でプラスの変化を起こしています。
携帯電話一つで貯金や送金・支払い・融資サービス等、今まで受けられなかったサービスが皆、使え始めているのです。

それは単純な資産管理や個人間のお金のやり取りに限らず、電気や水道・ガスといった日常生活に深く関係している物にまで影響しています。
このようにお金の流れがスムーズになると同時に、本来なら銀行まで移動する時間や労力・危険性も軽減・あるいは除外する事が出来るのです(発展途上国は交通機関や道が整備されていない事も珍しくない)。

上記のように今まで経済的な貧困に苦しんでいた発展途上国の人々に、新しい形としての「お金の流れ」を供給する事が出来ます。
また、それを提供する先進国にとっても新たなニーズを生み出す、大きなチャンスにもなり得ます。
FinTechは発展途上国の「貧困のループ」を解消する、大きな切り札にもなり、それは将来の世界構造にまで大きく影響を及ぼす可能性がある、とても未来性がある分野とも言えるでしょう。

<下に続く>

FinTechとは。IT技術が駆使されたサービスやフィンテックの歩みのまとめ

最近、日本を騒がせているFinTech。
昔はそれぞれ独立していたIT業界と金融分野が合併してサービスを行う事で、日常生活・ビジネス共に幅が広がり今後、新しい時代・価値観が創造されるでしょう。

現在も世界規模での経済的な流れが新たに作り出されつつあります。
海外では既にFinTechの分野で次々と研究と実践が行われつつあります。日本も恐らくFinTech関連のサービスが徐々に導入される流れになるでしょう。
その時が来てもすぐに対応できるように、少しでもFinTechの概念を知っておいて余裕を持って対応したいものですね。

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