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2017/07/22

残高スライド方式とは?各種ローンの返済方法を解説します!

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目次

各種ローンの返済方式には、残高スライド方式や残高スライド元利定額リボ等、様々な呼び方があります。また、元利均等返済や元金均等方式などの色々な方式があります。ここでは、残高スライドなど各種ローンの返済方法やそのメリット・デメリットについて解説していきます。

各種ローンの返済方式について

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カードローンやキャッシングの返済には、会社によって「残高スライド方式」や「残高スライドリボルビング方式」、「残高スライド元利定額返済方式」等、様々な方式あります。中には、実際には同じもので呼び名が違っていたりするものもありますが、色々あるので難しいと感じる人もいるでしょう。多くの銀行系カードローンや消費者金融系キャッシングやクレジットカード等で同じような返済方法が主流ですが、すべてが同じではありません。

カードローンやキャッシングの返済方式が違うと、余計に利息を支払わなければならなかったり、総返済金額が多くなってしまったりすることも考えられます。毎月一定額の返済をなんとなくしている方が多いことでしょうが、ここでその返済方法について解説していきますので、それぞれの返済方法の違いを理解していきましょう。

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残高スライド方式とは

残高スライド方式とは、カードローンやキャッシングなどの返済において、借入残高に応じて、毎月の返済額が決定する方式です。借入残高が多ければ当然返済額はアップしますし、借入残高が低ければ返済額がダウンします。借入残高によって返済額が明確に決まってくるので、返済者にとって非常に分かりやすいのですが、返済総額も増えてしまうという側面もあります。

以下は、残高スライド方式で決定する返済額の例です。

借入残高 返済額(毎月)
1万円~100万円 1万円
100万円超~200万円 2万円
200万円超~300万円 3万円
300万円超~400万円 4万円
400万円超~500万円 5万円

この方式は可能なときに、一括返済や臨時での返済ができるので、早めに借入残高を減らしていくことで、支払総額を増やさないようにすることが可能です。

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残高スライド方式の呼び名

残高スライド方式は、企業によって様々な呼び名があります。「残高スライド元利定額リボ」や「定額リボルビング方式」、「残高スライド返済方式」、「借入後残高スライド定額リボ」等の呼び名がありますが、基本的には同じ方式「残高スライド元利定額リボ」に分類されます。

「残高スライド」「元利(均等)方式」「定額リボ払い」

「残高スライド元利定額リボ」には、「残高スライド」「元利(均等)方式」「定額リボ払い」の3つの意味を含んでいます。冒頭で説明した「残高スライド方式」も同じく、この3つの意味があるのです。先ほどの呼び名が違う「定額リボルビング方式」、「借入後残高スライド定額リボ」も同じです。

「元利均等方式」と「元金均等方式」の違い

返済方式の名称の中に「元利」という文字が含まれていることがありますが、この「元利」とは一体どういう事を意味するのでしょうか。「元利均等方式」を説明するためには、「元金均等方式」と比較して説明するとよくわかります。

具体的には、毎月1万円を返却すると仮定すると、その1万円に利息が含まれているのか、利息が含まれていないのか、という点がポイントになります。「元利均等方式」の場合、この1万円に利息は含まれますが、「元金均等方式」の場合、この1万円に利息は含まれません。

「元利均等方式」での返済:「元本」+「利息」の1万円

「元金均等方式」での返済:「元本」の1万円+「利息」

一般的には、元利均等方式の場合は、毎月の返済金額は少ないのですが、元金の減りが遅く、利息を多く支払うことになります。言い換えれば、支払総額が増えることになります。一方、元金方式の場合は、毎月の返済金額が増えてその分初めの負担は大きくなりますが、元本の減りが早く、支払総額が少なくなるといった特徴があります。

ただ、一般的には「元金均等方式」の方がわかりやすい、返済額の計算が簡単というメリットもあります。例えば、返済期間が20年の場合、10年間返済を続ければ、元本が半分になります。しかし、「元利均等方式」では、10年経っても元本が半分以上まだ残っている状態になります。

一般的には「元利均等方式」が多い 

通常、銀行のカードローンや消費者金融のキャッシング等での返済方式は、元利均等方式が多いです。元金方式の方が、利用者にとって毎月の返済額が一定で分かりやすいからでしょう。

ローンの専門家であればどちらでもよいのかもしれませんが、実際に返済する利用者から見ると、返済額が一定の方が準備しやすいということから、元利均等方式を採用している会社が多いようです。銀行や消費者金融側にとっても、元利均等方式は利息を長く回収できるので、金利収入が多くなるというメリットもあります。

銀行や消費者金融では「元利均等方式」

よって、銀行のカードローンや消費者金融のキャッシングの多くは、利用者が「元利均等方式」と「元金均等方式」を選択できることはなく、「元利均等方式」に決まっています。しかし、住宅ローンのような高額の借り入れを行う場合には、「元利均等方式」「元金均等方式」のどちらかを選択できることが多いです。

「元利均等方式」では、なかなか元本が減らない。

「残高スライド方式」「元利均等方式」で注意しなければならないのは、なかなか元本が減らない点です。例えば、100万円借りたけど返済期間が3年間だから、ちょうど半分の1年6ヶ月返済すれば、元本が半額の50万円になるかというと、そうはならないのです。「元金均等方式」であれば、返済期間が半分まで来たときに元本も半分になるのですが、「元利均等方式」方式の場合は、半分以上残っています。

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「定額リボ」について

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「リボ払い」は、毎月一定額を返済し続けていく方法です。分割払いではなくって、決めた定額を返済する方法がリボ払いなのです。それに「定額」が付くと「定額リボ」や「定額リボルビング方式」になります。「定額リボ」ではなく、「定率リボ」という言葉もあります。定率リボでは、毎月の返済金額が一定の率(%)ですが、「定額リボ」の場合は一定額になります。 

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住宅ローンの場合

住宅ローンの場合の返済方法は、一般的に「元利均等返済」または「元金均等返済」になります。残高スライドという言葉はありますが、あまり使いません。ただ、最近銀行によっては「元利均等返済」のみしか選択できない場合もあります。

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その他の返済方式:アドオン方式

その他、あまり使われていませんが、アドオン方式という返済方法もあります。これは、借入金額と利息の総額をあらかじめ計算して、その全体の総額を算出し、その総額を返済回数で割り、その割った金額を一回分の返済額とする方法です。返済金額の計算は非常に簡単です。ただし、現在主流の返済方式と比較して、表面金利よりも実質金利が高く、支払総額が大きくなるといった特徴があります。

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残高スライド方式のメリット・デメリット

残高スライド方式のメリット・デメリットは、次のようになります。

メリット

・毎月一定額の返済であるため、返済計画が立てやすく、利用者にとってわかりやいやすい。

・初めのうち、少ない返済額で済むため、延滞にならないで助かることがある。

デメリット

・支払総額が多くなる。

・支払利息が増えることで、返済が長期化し、支払いが滞ってしまうことがある。

返済額が一定で初めのうちは、返済が楽かもしれませんが、返済が順調なので、更に借金を重ね、最終的になかなか元本が減らずに苦しむことになりかねません。返済方式の特性によりメリット・デメリットをよく理解して返済を行っていくことが重要です。

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延滞した場合の金利について

支払いが遅れた場合、数日であれば待ってもらえるところもありますが、遅延扱いになってしまいます。遅延になると、通常の返済すべきお金以外に「遅延損害金」と呼ばれる延滞金を支払う必要があります。懲罰的な意味合いもあり、遅延損害金の金利は非常に高く、カードローン等では通常20%程度になります。一日単位で金利が計算されますので、遅延が発生したら、一日でも早く返済するようにしましょう。

遅延が2ヵ月以上になると、ブラックリストに登録される場合があります。信用情報機関に事故情報として登録されるのです。ブラックリストに登録されると、新規でのクレジットカードの作成や新規の借り入れができなくなりますので、要注意です。

このプラックリストの信用情報は、信用情報機関を経由して銀行やクレジットカード会社、消費者金融などで共有されてしまいます。よって、一度ブラックリストに登録されると数年にわたって情報が削除されることがありませんので、くれぐれも注意しましょう。このブラックリストの登録によって、多重債務者となるケースもあるのです。

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繰り上げ返済をしよう!

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「元利均等方式」の場合は、なかなか元本が減りづらいので、繰り上げ返済や一部返済がおすすめです。借金は早く返済した方がいいに決まっています。「元利均等方式」の場合は、毎月の返済額は一定額なので、返済計画が立てやすいというメリットがありますが、はじめのうちは元本の減り幅が少ないので、利息ばかり返済している錯覚に陥りがちです。

お金に余裕がある時期は、はやめに一部繰り上げ返済をして、元本を減らしておくほうが、先が見えて良いでしょう。一部でも繰り上げ返済すれば、月々の返済額もさらに減り完済が容易になります。返済は計画的にするようにしましょう。

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残高スライド方式とは?各種ローンの返済方法を解説します!のまとめ

これまで、残高スライド方式等の各種ローンの返済方式について説明してきました。返済方法によっては、初期の返済額が違ったり、支払総額が増えたりすることがありますので、支払方法の特性に応じて、計画的に返済を行うようにしていきましょう。

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