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2017/09/26

「お心遣いありがとうございます」は正しい?意味・類語・敬語・使い方を解説

「お心遣いありがとうございます」という言葉。
丁寧に言ったつもりが実は間違って使っていた、類語と間違って使っていたということがあります。
**心遣いの正しい意味**を説明しようとしても分からない人は多いでしょう。
今回は心遣いと気遣いにはどんな違いがあるのか。
使い分けるのはどんな時なのか、心遣いの敬語について、などくわしく調べてみました。

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心遣いの意味・敬語・類語とは?

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「心遣い」という言葉には人の事を思う気持ち、つまり思いやりの意味や配慮することなどの意味があります。自分を思いやってくれているな、配慮してくれているな、と思った時にその感謝の気持ちを伝える時に使う言葉です。

また、訓読みである和語になりますので、ビジネスの書類などでは使うべきではないという側面がありますので注意が必要です。書類ではなく、ビジネスレターでは大丈夫です。相手から気遣いや思いやりを感じた時にはどんどん使いましょう。「お気遣いありがとうございました」という表現をする時もあります。

また「ありがとうございました」というところを「嬉しく存じました」という言い方もできます。「存ず」は「思う」の謙譲語なのでより丁寧な言葉使いで目上の人、年配の方に気持ちを伝えることができます。

しかし普段いい慣れていない言葉はなかなか使いにくいものですので、自分が言いやすい言葉を選ぶとよいでしょう。どの言葉も相手へ感謝を伝える言葉ですので何よりも大切なのは、気持ちをこめて伝えることでしょう。

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心遣いと気遣いの違いとは?

違い①気持ちにたいしてのものが「お気遣い」

こちらを思いやってくれた、気にかけてくれたと感じた時に「ありがとうございます」という心を伝えたい時につかうのが「お気遣いありがとうございます」なのです。

相手が配慮をして気を配ってくれたな、と思うことがあればそれは「お気遣い」です。例えば相手が「お忙しいところ申し訳ないのですが」というような言葉で相手からの気遣いを感じた時に「お気遣いありがとうございます」というのが正しい使い方になります。

違い②行動にたいしてのものが「お心遣い」

こちらを思いやってくれた、気にかけてくれた時、というのは同じなのですがその気持ちから行動をしてくれた時に「ありがとうございます」という気持ちを伝えたいときに「お心遣い」という言葉をつかいます。

つまり行為に対して言うものなので、メールなどで使用する時は「お心遣いありがとうございます」という文章を使う事はあまりないでしょう。しかし、仕事関係の人であってもこちらを気遣い何かをしてもらった時、感謝を伝えるために「お心遣い」をつかうのは間違いではありません。

違い③体調などを心配してくれた場合は気遣い

例えば体調を崩した時に、相手が「体調はいかがでしょうか」などの言葉をいってくれたり、連絡をくれたりして、心配してくれたなという気持ちを感じた時には「お気遣い」が正しいでしょう。

また、普段から「お世話になっております」という言葉の返答にも「お気遣い」を使いましょう。そのため「お気遣いありがとうございます」はビジネスメールなどでも使用しやすく、相手に感謝を伝えるにはとても便利な言葉なのです。

違い④お見舞いの品などをもらった場合は心遣い

体調を崩した時に、その言葉だけでなく更にお見舞いにきてくれたり、お見舞いの品などをくれたりした時には気持ちだけでなく行動へ感謝を伝えるために「お心遣い」を使います。

他にもお見舞い以外でももちろん使えます。入院などをする際にその手続きなどで上司が配慮をしてくれた時なども当てはまります。

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「お心遣いありがとうございます」は正しい?「心遣い」の使い方は?

実は「心遣い」には祝儀などの意味もありますので、ご祝儀をもらった際にも「お心遣い」をつかうことで、相手へ感謝の気持ちが伝わるでしょう。とても便利な言葉なのですが、間違った時に使わないように注意しなければいけません。

こちらは行為にたいして感謝を伝える言葉なのです。「お心遣いありがとうございます」という言葉には「こころ」という言葉が入りますので、とても柔らかい印象になりますし、あたたかく、優しい印象になります。

「お気遣いありがとうございます」と「お心遣いありがとうございます」どちらの言葉も相手の心配りなどにたいして感謝する気持ちですので大きな違いはありませんが、正しく使えた方がより感謝が伝わります。場面や状況に合わせて使い分けられると良いでしょう。

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心遣いのある行動の例とは?

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例①ご祝儀を渡す

ご祝儀を渡すことは「心遣い」のもともとの意味でもありますので、心遣いのある行動になります。最近では昔よりもご祝儀などのマナーやルールが多岐にわたっており、知らない人も多いでしょう。

そのため、ご祝儀の渡し方のマナーや金額など、一度調べてみるのが良いでしょう。意外と知らなかったことがあったり、思ってもいなかった時にもご祝儀を渡すマナーがあるという場合もあります。「お心遣いありがとうございます」とご祝儀をいただいた際に言葉につまらずに言えるようにしておきましょう。

例②お祝いの品や、お見舞いの品を渡す

ご祝儀を渡すほどの関係でなかったり、状況ではなかったりする時もあります。その時にも相手の負担にならない程度のお祝いの品物やお見舞いの品物を渡すことは、心遣いを感じてもらえる行動といえます。

プレゼントは高ければいい、というわけではなく本当にさりげないものでも、相手の事を考えて選ぶと心配りを感じてもらえ、喜んでもらえることでしょう。カードやメモでメッセージを一言添えて渡すのもより心遣いが感じられるのでおすすめです。

例③しんどそうな人へ椅子などに座れるよう促す

体調が悪そうな人がいた時に声をかけるだけでなく、椅子などに座れるようさりげなく誘導してあげる事は心配りを感じる行動でしょう。体調が悪そうな人に声をかけても無理をしてしまう人もいますし「大丈夫です、ありがとうございます」と言われるかもしれません。

その時に「もししんどくなれば」とさりげなく椅子を用意したり、医務室などがあれば場所を案内してあげたりすると良いでしょう。職場でも体調が悪い人が自分では上司に言いにくそうであれば、相手が嫌がらない程度にさりげなく伝えてあげて無理せずに過ごせるようにしてあげることも心遣いになるでしょう。

例④飲み会などで下座に座り、すすんでお酌をする

マナーになりますが上座と下座を知っていること、そして自然に上座を譲り、相手の食事が楽しくなるようにお酌をする行動は、とても心遣いを感じる行動です。

最近では接待や会社の飲み会などでそんなマナーを知らない人が増えているようです。お酒の席は無礼講、とはいいますが、相手への楽しんでもらおうという気遣いはマナーだけでなく心使いを感じる行動といえるでしょう。

例⑤タクシーなどを相手に言われる前に準備する

楽しく食事をした後、タクシーを先に準備してあげるのは相手の負担にならない心遣いでしょう。言われてから準備すればそこから待つ時間が必要ですが、もうお開きだな、というときにタクシーを準備しておけば相手はスムーズに帰宅することができます。帰りのタクシーの中で心遣いを思って嬉しくなるでしょう。

例⑥重そうな荷物をもってあげる

道でお年寄りなどが重そうな荷物を持っていた時にさっと駆け寄ってもってあげられるのは心遣いのある行動です。それは社内でも友人同士でも同じで、相手が重たい荷物を持っているときに、さっと持ってあげられる人は心遣いのある人といえるでしょう。

相手に恩着せがましくならないような言葉をかけてあげられると、更に心遣いを感じてもらえますので、気の利いた一言がいえると良いでしょう。

例⑦電車で席を譲る

電車でお年寄りの人や、妊婦さん、また体調が悪そうな人がいれば譲ってあげる。当たり前にみえる行動ですが、相手は心遣いに感謝することでしょう。

断られるかもしれないし恥ずかしい、という人もいますが、さっと立ち上げり「よかったら座ってください、どうぞ」と声をかけられる人は自分がどう思われるかよりも相手の事を考えられる心遣いのある人です。簡単にいえば、思いやりをもった行動が心遣いを感じる行動といえます。

例⑧食事をごちそうする

時々は日頃の感謝の気持ちを伝えるために食事をごちそうするのも良いでしょう。勿論偉そうにするのではなく、さりげなく誕生日や昇進祝いなど、祝いごとなどであれば相手は気をつかわずその心遣いを喜んで受け入れてくれることでしょう。

何よりもお祝いをしようと思ってくれる気持ちや、誕生日などであれば覚えていてくれたという心遣いが相手はうれしいものなのです。相手に気を使わせないよう、最初は何も言わずにお会計を相手の見えないところで終わらせておくのも相手に金額がみえず、負担をかけない心遣いのある行動です。

例⑨ハンカチをさっと差し出す

突然の雨に濡れてしまった人や、水などが服にかかってしまった人などにさっとハンカチを渡せるのは心遣いでしょう。他にも、涙を流す人がいたりした時にハンカチをさりげなく渡してあげると喜ばれるでしょう。

ハンカチを持っていない人も多いですが、何かあった時にはさっと差し出せるように準備しておきましょう。普段から先回りして行動する人の中には自分が手を拭くようと、何かあった時用に2枚持っている、なんて人もいます。

例⑩ドリンクを渡す

ドラマなどでもよく見る光景ですが落ち込んでいる人や、疲れている人にそっとドリンクを差し出すのはとても心遣いのある行動です。相手に少しでも元気をだしてほしい、気分転換してほしいという気持ちがあらわれていて、相手もほっと嬉しくなります。

ドリンクは相手が負担にならない金額ですし、けれど気持ちがきっちり伝わる素敵なアイテムです。できれば相手がいつも飲んでいるものを差し出せると更に喜んでもらえることでしょう。

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心遣いのできる人になる方法とは?

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方法①相手の気持ちを想像してみる

心遣いのある行動をするためには、やはり相手の気持ちを考えなければいけません、友人や仕事の人だけでなく、目の前にいる人の立場にたって気持ちを考えれば自然と心遣いのある行動ができるでしょう。

電車の中や、喫茶店などで人間観察をしてみてもいいですし、職場の上司や同僚の気持ちを想像してみることはスムーズに仕事をするためにも役立ちます。どんな時にも相手の気持ちを想像することを意識していると、いつのまにか癖づいていくでしょう。

方法②先回りして行動する癖をつける

相手の気持ちを考えられたら、先回りして行動することが必要でしょう。相手がこうしてほしいだろうな、という事を先に行動すると相手に感動しても「なんて気配りのできる人なんだ」と思ってもらえます。

先回りをするなんて難しい、という人は普段の少しの行動から試しておきましょう。職場で電話をとる人がいたらさりげなくペンやメモを手渡す、なども小さいことですが相手への心配りをもった行動です。

方法③10分前行動を心掛ける

先回りして行動する癖をつけるためにも、何事も10分前に行動する癖をつけるのはとても良いことです。待ち合わせでも職場でも10分前に到着していればこの後どうするかなどを考える時間がもてます。

考える時間をもつことは、心遣いをする余裕ができますので、意識的に持つようにするとよいでしょう。もしも「あまり考えられない」という人であればその10分の間に人間観察をしておくのがおすすめです。

方法④周りをよく見渡してみる

心配りができる人は、周りをとてもよく見ています。そのため、先回りして行動する事ができるのです。また、普段この人はこうしているな、という事を把握しておくと、その人が何かあった時などにどうしてあげると喜んでもらえるかがわかるでしょう。周りに気を配ってみることはすぐにできますので、心掛けてみましょう。

方法⑤心遣いを感じたことをメモしておく

誰かから心遣いを感じたことがあれば、それをメモしておくのもよいでしょう。自分が真似をしていく時にも役立ちますし、受けた心遣いを忘れず記憶しておけます。心遣いを受けた時の温かい気持ちを忘れずいることで、自分も自然と心遣いができる人になっていくでしょう。

また、もしも自分が「お心遣いありがとうございます」と言われることがあればそれもメモしておきましょう。

方法⑥知り合った人の好みを忘れないようにしておく

例えばプレゼントなどをする時にも、食事をごちそうするときにも、相手の好みを把握しておけばスムーズに選べますし、相手からも感謝してもらえます。普段から、知り合った人が好きと言っていたものを覚えていくことや、身につけている物などを覚えておくと自然と好みがわかるようになるでしょう。

方法⑦プレゼントリストをつくってみる

仲の良い友人の誕生日や、お祝いの日にちを書き出して、プレゼントを考えてみる時間をもつのも良いでしょう。相手の喜ぶ顔を想像する時間はとても楽しいものですし、実際にプレゼントを贈る時にも役立ちます。

また、素敵なものをみつけたら忘れないようにプレゼントリストに記入しておいてもいいでしょう。お土産や小さなプレゼントをする時に見返すことができます。

方法⑧きちんと相手の話を聞く

相手の事を理解しようとするには、相手の話を聞く必要があります。普段から人と話をする時には、きちんと話を聞くようにしましょう。意外と意識していないと、会話から色々と別の事を考えたりして聞いていないものです。「話を聞こう」と意識して会話するだけで、頭に入ってくる相手の会話の情報量が変わってきます。

方法⑨1人の時も人の事を考えて行動する

一人の時は油断しがちですが、例えばお手洗いなどで洗面台が濡れてしまったらさっと拭ける人は、後で使う人、周りの人の事を考えて行動できています。自分の知人や友人以外の人、知らない人の事も考えて行動できれば、意識せずに心遣いのある行動ができるようになるでしょう。

方法⑩笑顔でいる

落ち込んでいるときや不安なとき、相手が笑顔でいてくれるだけでほっとするものです。心遣い、は行為に対する感謝を伝える言葉ですが、失敗した時などでも目の前の人が笑顔でいてくれれば相手にとってはそれが自分を思いやってとってくれた行動だと心遣いをかんじてくれることでしょう。更に心遣いをしたとき、された時にも笑顔でいることは重要でしょう。

<下に続く>

「お心遣いありがとうございます」は正しい?意味・類語・敬語・使い方のまとめ

「お心遣いありがとうございます」こんな言葉をさっと言える人はとても素敵ですし、言われた人はとても嬉しいでしょう。そして、「お気遣いありがとうございます」と言われるような行動をとれる人はもっと素敵な人です。少しのことで、心遣いは感じてもらえるもの。ぜひ少しずつ行動していきましょう。

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