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クラウドファンディングとは?4つの種類とメリット・デメリットを簡単に解説

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目次

クラウドファンディングについて知りたい!

「人の役に立ちたい」「世の中を良くしたい」「夢にチャレンジしたい」そんな思いをインターネットで発信し、それに共感した人がお金を出資する仕組みがクラウドファンディングです。

新しい資金集めの方法として注目されていますが、ただ、まだよくわからない、リスクは?本当にお金を出しても大丈夫?と疑問に思っている人も多いと思います。

そんな方のために、クラウドファンディングについて分かりやすく説明します。

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クラウドファンディングとは?


「こんな素敵なアイデアがあるんだけど、実行するためのお金がない」という個人や団体(起案者)。
そのアイデアに「共感する、応援したい」という資金の出資者(支援者)。
この双方をインターネットを通して結びつけるのがクラウドファンディングの仕組みです。

クラウドファンディングは「crowd」と「funding」の組み合わせ

クラウドファンディング(crowdfunding)という言葉は、crowd(群衆、大衆)funding(資金調達)を組み合わせた造語です。

一人ひとりは1000円などの少額からでも、多くの人からお金を出してもらうことで、必要な資金(ファンド)にするという意味から作られた新しい言葉です。

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クラウドファンディングは「共感した人」からネット上で資金調達を受ける

何かの目的があり、賛同した人から寄付や資金を集めることは、昔から世界中であったことです。

例えば、寄付が一般的になっているアメリカでは、19世紀頃に自由の女神像の建設のため工事資金の寄附を募りました。
一人あたりの金額は決して多くはありませんでしたが、半年間で10万ドル以上もの資金を調達することに成功したそうです。
クラウドファンディングが従来の資金調達と違うのは、ITを活用しているところです。

インターネット上で、やりたいこと(プロジェクト)の情報を伝える場所(Webサイト)を作ることで、ビジョンや価値観などを共有してもらい、起案者と出資者をダイレクトに結びつけることができるようになったのです。

日本でクラウドファンディングが有名になったのは東日本大震災がキッカケ


欧米ではIT革命後の2006年頃にはネットで資金を集める仕組みが広がっていました。
日本で最初にクラウドファンディングが活用されたのは、2011年3月11日に起きた東日本大震災がきっかけです。

被災地や被災者のために何かしたいという思いが日本中にあった中、東北地方の沿岸部に打ち上げ花火をあげたい、被災した地元企業を再生したいなど、復興支援のための大小様々なプロジェクトがクラウドファンディングによって実行されました。

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世界でもクラウドファンディング市場規模はどんどん成長している

三菱UFJ信託銀行によると、世界のクラウドファンディング市場規模は2014年は162億ドル。
北米の比率が高いのですが、アジアも伸びています。
調査:三菱 UFJ 信託銀行 資産運用zyouhou

日本は、2015年度は、前年度比68.15増の363億円となっており市場規模は急拡大しています。

調査:矢野経済研究所(https://www.yano.co.jp/press/press.php/001573)

クラウドファンディングには4つの種類がある

クラウドファンディングは、出資者に対するリターンの有無などによって4つのタイプに分けられます。

①「寄付型」集めた全資金を寄付し、リターンは無い

お金を出しても見返りを求めないのが「寄附型」です。
災害の復興支援、海外の難民救済などに多く利用されます。

②「投資型」プロジェクトの配当金としてリターンを受け取る

プロジェクトが成功したら、配当などの金銭的リターンが支払われるのが「投資型」です。資金調達の仕方によって「ファンド型」「株式型」に分かれ、金融商品のひとつとして増えてきています。

投資型は、想定通りの売り上げが出れば利益が還元されますが、事業内容などを見て、その企業やプロジェクトの将来性を出資者自身が判断することになります。

株式も一般的な上場株ではない非上場株ですので売却は容易ではありません。
高い金融知力が必要であり、ハイリスク・ハイリターンとなります。

③「融資型」資金を貸した利子としてリターンを受け取る


集まった資金を、個人や企業に貸付けるのが「融資型」です。
投資先の信用度や担保や事業内容などによりリスクの大きさが分類されます。

利子は年率5%程度を受け取れるようなものも多く、低金利が続く中で資金流入も増えています。ただ、貸付先が、本当に信頼できるのか見極めるのはお金を出す本人です。
高い金融知力が必要な高度な投資といえます。

④「購入型」支援したお礼として物や権利など特典を受け取る

出資した金額に応じて、商品やサービスなどの特典を受け取るのが「購入型」です。
融資のように資金を返済する必要はありません。

企業にとっては、商品を知ってもらえPR効果もあるところが魅力です。

クラウドファンディングのメリットとは?

プロジェクト起案者の場合

①知名度が無くても資金を調達できる

クラウドファンディングの仲介サイトは、申し込みに特別な条件をつけていないことが多く、無料で申し込め、手数料も集まった資金のみに発生します。

そのため、事業経験や手元資金がない状態でも支援を呼びかけることができ、資金調達やプロジェクトの遂行がスムーズに行えます。

②支援者との交流でニーズを把握しやすくなる

起案者はプロジェクトにかける思いを語り、支援者は応援メッセージを送ったり質問を送ったりと、双方向のコミュニケーションを取ることができます。
支援者にはどんな層が多いのかなど、早い段階でニーズを把握でき、プロジェクトに活かすこともできます。

資金を援助する人の場合

今後の成長が見込めるプロジェクトに対して気軽に融資や投資などができる

「世の中を良くしたい」「斬新なアイデアや夢を実現させてあげたい」こんな思いは誰でも多少なりとも持っているでしょう。
クラウドファンディングなら、一人一人は1000円などの少額から気軽に、希望あるプロジェクトに投資や融資ができるのです。

購入型であれば物やサービスなど支援額に応じた様々な特典が受けられる

リターンは魅力的な方がいいに決まっています。
でもそれはお金とは限らず、他にはない、特別なものであるほど嬉しいものです。

「購入型」のリターン内容は「完成した商品の見本品」「映画のエンドロールに名前が載る」など多岐に渡ります。
心がときめく特典を探してみましょう。

クラウドファンディングのデメリットとは?


嬉しいメリットが多いクラウドファンディングですが、デメリットもあります。防衛策とあわせて見ていきましょう。

プロジェクト起案者の場合

①資金調達が完了したら必ずプロジェクトを時効しなければならない

資金調達後は速やかにプロジェクトを実行しなければなりません。
夢を語り資金調達はできたのに、実際に計画通りに進まない、物が作れない。

こんなことにならないためにも、起案者は、資金調達後のプロジェクトの実行計画も綿密に立てておくことが必要です。

②プロジェクトにもしもの事が起これば全て責任を負わなければならない

資金を集めても、プロジェクトに何かあった場合は、起案者自身が全ての責任を負うことになります。スケジュールの遅れ、商品がイメージと違うなど、様々な要因が想定できます。
もしもの事態に備えた十分な準備が必要です。

また、支援者とのコミュニケーションをしっかりとっておくことで、大きなトラブルにならずにすむかもしれません。最も重要なのは支援者との信頼関係です。

資金を援助する人の場合

①起案者の計画ミスによりリターンが受け取れない場合がある

プロジェクトが失敗、実行できないなどの可能性もゼロではありません。

その場合、リターン(特典)は受け取れず、出資したお金も戻らないというデメリットがあります。「プロジェクトを実現するための明確な計画」があるか、しっかり確認しておくことが大切です。

また、投資型の場合は担保や保証が付いているものを選ぶことも対策になります。

②支援者を守るルールが未だできていない

クラウドファンディングは新しい資金調達方法ですので、ルールが未確定でリスクが多いことも事実です。
しかし、支援者が安心してお金を出せる環境も整い始めました。

例えば、東京海上日動火災保険は2017年2月、クラウドファンディングのリスクを補償する保険を国内で初めて発売しました。
仲介サイトの運営会社がこの保険に入っていれば、出資者は、お金を募る事業者が破たんしたときに8割程度を返金してもらえるそうです。
  

日本におけるクラウドファンディングサイト一覧


日本で展開されているクラウドファンディングサイトで、代表的なものをご紹介します。

CAMPFIRE

手数料は業界最安値の5%で使えるクラウドファンディングサイトです。

READYFOR(レディーフォー)

日本初のクラウドファンディングサイトです。
4000件以上のプロジェクトで約25億円を集めており、国内最大級(2016年6月時点)で社会貢献度の高い案件が多くあります。

COUNTDOWN(カウントダウン)

国内唯一のグローバル系クラウドファンディングサイトです。
専任のスタッフが英訳してくれるため、海外の人からの支援も期待できます。

MaKuaKe(マクアケ)

サイバーエージェントの子会社が運営しているクラウドファンディングサイトです。
アニメ、ゲーム、グルメ、美容品などが多いです。

WESYM(ウィシム)

業界で唯一Tポイントや楽天スーパーポイント等のポイントで出資を行えるクラウドファンディングサイトです。

クラウドファンディングとは?4つの種類とメリット・デメリットを簡単に解説のまとめ

起案者にとっては、夢や希望を実現でき、企業は資金調達だけでなくマーケティングもできる場。支援者にとっては、お金の新しい運用方法として、クラウドファンディングは今後ますます身近になっていきそうです。

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