お金のコトをもっと身近に|みんかね

投資信託とは何か。大手証券会社営業マンがわかりやすく簡単に解説します

Large bwki71ap y8 tim gouw copy
目次

低金利、年金への不安…。お金をめぐる環境が大きく変わる中で、投資によってお金を「育てる」という考え方が少しずつ浸透してきました。
2014年1月よりNISA(少額投資費課税制度)もはじまり、投資がより身近なものになってきています。
”でも、なかなかその一歩を踏み出せない”そんな方々の入口として、はじめやすいのが「投資信託」です。
リスクを抑えたものから、海外に投資するものなど、さまざまな種類の商品が揃っています。
あなたの生活設計をサポートする一つに「投資信託」があります。

投資信託とは何か。

投資信託の最大の特徴は「分散投資」です。

投資信託は、お客様から投資としてお預かりしたお金をひとまとめにして、専門家が運用しするという商品です。
複数の金融商品に投資してリスクを軽減する「分散投資」を行なっています。
お預かりした資金は、それぞれのファンドの運用方針に基づき、債券・株式やリートなどに投資します。
債券の投資先が先進国であったり新興国であったり、株式を選ぶにあたってテーマがあったり指数に連動するものであったり様々です。
比較的少額から始めることができ、いざという時には、大半の投資信託がいつでもお金に換金できる点が投資の初心者に注目される理由です。

最近では、下記の記事で紹介しているようにAIを活用して投資信託を運用できるサービスなども出てきているので、よろしければ併せてご覧ください。
日本のロボアド比較!AI(人工知能)活用したおすすめロボアドバイザーで投資信託・資産運用の時代へ

分散投資をスーパーの卵に例えると

「投資信託で分散投資」という点について具体的にイメージしてみましょう。
お料理で卵が必要です。
6個入りの卵のパックがスーパーで売られていますよね。
卵一つを買いに行くのは、いわゆる個別株投資です。
パックの中に6個の卵が入っている=その一つ一つの卵が個別銘柄。

こんなイメージです。
いい卵を一つだけ選ぶのは大変です。
何に投資をするか?=パックの中身はどうするか?卵にする。
どれくらい分散されているか?(分散度合い)=何個入りのパックにするか?

パックの中の卵の個数が多ければ多いほど、その投資信託の中で分散投資されていることになります。

卵一つだけ持って帰る、落とした時に取り返しが付きません。
個別株で投資をして、その銘柄がダメになってしまったら(損失が出たら)挽回するのが難しくなります。

卵を複数持っていたら、落としてしまってもどれかは割れずに住むかもしれません。分散投資をすることで、いずれかの銘柄がダメになってしまっても(損失が出ても)他の銘柄で挽回・損失を軽減できる可能性が高まります。

投資にはリスクがつきものです。
リスクは分散させることによって、小さくとどめることができるのです。
これが分散投資の考え方です。一つのものに集中して投資するより、複数のものに分けて投資した方が安全ということです。

投資信託の運用は専門家におまかせ


投資信託の運用は専門家にお任せします。
債券や株式など、世界中にはありとあらゆる投資先があります。
何を選べばいいかわからない、情報量が少ない。そんな悩みを解決してくれるのが投資信託です。

投資信託は、お客様に代わって投資のプロが様々なデータの収集や分析を行い、経験やノウハウを活かした運用を行ないます。
投資が初めての人や時間がない人でも手軽に投資が始められます。

ただし、運用はあくまでも専門家が行ないますので投資先の銘柄を自身で調べて「A株を売却してB株を買って欲しい。」、「C株をもっと買ってほしい。」、「D株は投資しないでほしい。」こういった意見には応えることができません。

投資信託の運用方針がニーズに合えば資金を預け入れる。
その先は全て専門家が売買を行ないますので、投資信託の中身についての要望は叶えられません。

どうしてもという場合は、「自身で個別株を売買して下さい」ということになります。
また、専門家に任せるわけですので、その間に投資対象の売買にかかる手数料を支払うことになります。これが信託報酬等です。

投資信託を運用・管理する業務に対する手数料のことで、保有期間中に間接的に負担する費用です。
「投資家が出資している総額資金=信託財産」の中から、運用会社、信託銀行、販売会社に支払われています。
投資信託を購入する際には「購入時手数料」を支払います。投資信託を仲介している販売会社に支払う手数料です。商品や販売会社により手数料が異なります。

投資信託の仕組みとは

投資信託の販売、運用、管理はそれぞれが異なる会社が役割分担しています。
証券会社や銀行などが「窓口」です。
お客様からお預かりしたお金は、受託会社である信託銀行で保管・管理されます。
委託会社である運用会社のファンドマネジャー(実際に運用の売買の指図をする人)の指示のもと、さまざまな商品の投資・運用されます。

ここで抑えておきたいポイントは、「口座開設をして実際に資金を預け入れる先が窓口(証券会社・銀行)。運用をするのは運用を委託される委託会社。ここが運用を行う。運用資金の管理を信託銀行が行なう。」です。

投資信託に投資をする時は、「主に何で運用するか?=何に投資するか?」を決める必要があります。
例えば、投資対象地域は国内か?海外か?
投資対象資産は債券か?株か?

投資信託には、安全性を重視するファンドから積極的に収益を追求するファンドまで様々です。
リスクが大きいものほどリターンが大きい(ハイリスク・ハイリターン)
リスクが小さいものほどリターンが小さい(ローリスク・ローリターン)が投資の基本の考え方にあります。

投資に充てる資金がどれくらいあって、運用目的はどうなのか?長期的に使う予定のない資金なのか?短期的に利益を追求したいのか?
投資の目的に応じて許容できるリスクの大きさが異なってきます。
投資信託は手軽に始められる資産運用の一つですが、リスクとリターンの関係もしっかり考えることが重要です。

投資信託のリスクとは

投資信託にはリスクがあります。
債券や株式の値段は日々変動しています。

投資信託の運用は専門家が行ないますが、価額変動をゼロにすることはできません。
投資信託は、債券や株式などを組み入れている商品なので、それらの値段の変動によって投資信託自体の価額が変動します。
銀行預金のように利回りや投資元本の保証はないため、損失はが出るリスクが生じます。先ほど少しふれた通り、投資信託の中身を何にするかによってリスクの度合いも変わります。

投資リスクとしては、下記の4点があります。
価額変動リスク(投資対象自体の値動き)
信用リスク(投資対象それぞれの信用力)
為替変動リスク(投資対象が海外ものの場合は為替変動が伴う)
カントリーリスク(投資対象先の国の政治や経済状況)などがあります。

手軽に始められる投資信託ですが、選ぶ時にはこれらのリスクを踏まえて、資産状況や投資目的に沿った商品を選ぶことが大切になってきます。

投資信託のメリット

ここまで投資信託の解説や仕組み、リスクなどをご説明してきましたが、投資信託のメリットをまとめると下記の3点になるかと思います。

・少額から始めることができる
・専門家が運用してくれるので、投資先を細目に売買する必要がない
・時間がない、忙しい人でも手軽に始めることができる

投資信託のデメリット

投資信託には様々なメリットがある反面、デメリットもあり、まとめると下記の3点になります。

・運用の指図をすることはできない
・信託報酬がかかるため個別株の売買よりも手数料が嵩む可能性がある
・投資対象資産が全て開示されているわけではない

投資信託とは何か。わかりやすく簡単に解説しますのまとめ

いかがでしたでしょうか。
ここでは投資信託についての基本的な情報やメリット、デメリット、リスクなどを解説しました。
今後も投資に関する情報を配信していきます。

みんなのお金ドットコム(みんかね)とは

みんなのお金ドットコムでは、「お金のコトを身近に」をミッションに節税や保険、投資、ローン、クレジットカード、節約などお金に関する情報を正しくわかりやすく専門家や編集部から配信しています。
みんかねを通して、家計や資産形成などをはじめとするお金に関する事を能動的に考えて対処していくきっかけを作る事を目指しています。

Avatar
written by
某大手証券会社で8年以上働いており、FPの免許も保有しています。 株式・債券・投信・保険など多岐にわたる商品の提案を行なっており、デリバティブ取引などの提案も行っています。 『投資に興味があるけど、取っ付きにくい。難しい言葉が多くわかりづらい』といった方の悩みを少しでも解決できればと思います。
関連記事
おすすめ記事