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2017/04/10

偽装質屋が行われる背景や気をつけるべき注意点

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目次

偽装質屋について知りたい!

お金に困った時消費者金融の他にもう一つ選択肢として考えるのが質屋ではないでしょうか。しかし、質屋の中には気を付けないと偽装質屋という悪徳金融業者もあるんです。今回は偽装質屋の手口や知っておきたい対処法についてご紹介いたします。

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偽装質屋とは?

偽装質屋とは名前の通り、質屋のふりをしているものの実態は違法な金利で貸付をしている悪徳金融業者です。

偽装質屋は質屋の法定上限金利が普通の消費者金融の法定上限金利より高いことを利用してかたちだけ質屋のふりをして高い金利で貸付をしています。
次に実際の手口について解説していきます。

偽装質屋の手口について


偽装質屋も通常の質屋同様にまずは品物を担保にいれます。しかし、通常の質屋はこの品物の鑑定を行い適正な価格に評価しそれに応じた金額を貸付けますが、偽装質屋の場合は評価をきちんとせず多い金額を貸し出します。
そして、偽装質屋は高い金利でお金を貸付けます。

本来、質屋ですと質にいれた商品を手放せば利息の取り立てなどはなく借金が完済されるのですが偽装質屋はそれを許さずずっと長期間にわたり利息の取り立てを行ってきます。

偽装質屋は法外な金利で貸付けを行い、長期間にわたって借金の完済を認めず利息を取り立てることで利益を得ている悪徳金融業者です。万が一質屋だと思って利用してしまった場合は専門家などに相談することをおすすめします。

法外な金利

通常の消費者金融と質屋の上限金利は違っています。消費者金融の上限金利は年20%であるのに対し、質屋は年109.5%が上限金利です。

これは質屋は消費者金融にはない質の鑑定や質の保管をする必要があると考えられているからです。質屋の高い上限金利には質の鑑定コストや保管コストも含まれていると考えられています。

また、質屋からお金を借りた場合は質にいれた商品を手放せば借金が完済できるので、貸付期間は短くなり通常であれば短期間の融資であると考えられるので上限金利が高く設定されています。
偽装質屋はこの質屋の上限金利の高さを利用して質屋のふりをして貸付を行ってきますので注意が必要です。質に入れた金額に見合わない貸付けが行われた場合には注意が必要かと思われます。

価値のないのを担保にする

質屋はお金を借りたい人が持ってきた商品を質として預り担保にします。借りた側が期日までにお金を用意できれば質を返しますが、そうでない場合は担保となっている質をそのまま質屋が引き取ることで借金を終了させてしまう仕組みです。

いざという時の担保になっているので、本来であれば質になるものは貸付金額と同じ程度の価値である必要があります。質には貸付た金額に対する利息も含まれているので実際に質屋で担保をいれて貸付けてもらえる金額は担保の評価額よりも少ないものとなるでしょう。

これに対して偽装質屋は価値のないものを担保に設定することも多いです。偽装質屋の目的は質屋のふりをして長期間にわたり高い利息で貸付けを行うことですので担保の価値を問わないことが多いからです。

担保に関係のない高額融資

何度か解説してきましたが、偽装質屋は質屋のふりをして貸付けを行い、高い金利で長期間貸付けをして利益を得ようとしています。そのため、担保の評価額よりも高額融資を行うこともよくあります。
通常であれば担保の評価額から利子を引いた額を貸付けてもらえますが、偽装質屋の場合は価値のない担保でも関係なく高額融資をしてもらえることが多いです。

そのため、お金を借りた側は最初は「こんな価値の低い担保でこんなにお金を貸してくれた」と嬉しく感じてしまい、悪徳業者だと気づかないことが多いようです。お金に困ってしまうと判断力が鈍ってしまうこともあるので注意が必要ですね。

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偽装質屋に狙われるターゲットについて


偽装質屋は長期間にわたり利息を請求することで利益を得ようとしています。そのため、定期的にお金をもらうことができる方をターゲットにすることが多いです。
また、質屋のように担保に価値がないことも多いので、担保を手放し借金を終了させることを偽装質屋は拒否します。この時に拒否をおかしいと思わず納得してしまうような方をターゲットにすることも多いです。

具体的には生活保護受給者や年金受給者をターゲットにすることが多いようです。年金受給者であれば、2か月に一度年金が入金されるのでそのタイミングで返済を迫れば利息を回収することができます。身の回りに年金受給者がいる場合は資金繰りに関しても気を配っておいた方がよさそうですね。

偽装質屋が行われる背景とは?

偽装質屋の手口を読んでいて「自分はひっかからない」「これは読んでいるだけで怪しい」と感じた方も多いかもしれません。

しかし、本当にお金に困っている方はその業者が怪しいかどうかはおいておいて貸付けをしてくれる業者の話にのってしまうということもあります。通常の金融業者は生活保護受給者や年金受給者のような返済が滞るかもしれない方や返済スケジュールをたてるのが難しい方には高額融資をしてくれないこともあります。そのため、偽装質屋のような悪徳業者にてお金を借りてしまうこともあるようです。

偽装質屋が行われる背景にはこうした社会的弱者の存在やそれに対する世間の無関心もあるといえるかもしれません。

偽装質屋に引っかからないための対策法とは?

質屋は都道府県ごとに許認可を得てからでないと質屋をしてはいけないことになっています。また、質屋の店頭に各都道府県の公安委員会が発行したプレートを掲示しなければならないという決まりもあります。
偽装質屋はこのプレートがないことがほとんどですので質屋の利用をするときは必ずプレートの有無を確認するようにしましょう。

偽装質屋に引っかかってしまった場合は?

もし仮に偽装質屋に引っかかってしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。個人で解決することは難しいので行政や専門家に相談することをおすすめします。偽装質屋の取り立ては長期にわたるので相談せずに個人でなんとかしようとする期間が長引くほどトラブルになる可能性も大きくなります。

偽装質屋に引っかかってしまった場合は消費生活センター(全国共通:0570-064-370)などに相談するようにしましょう。個人で解決しようとしてはいけません。

【注意】偽装質屋だけではなく「年金」を担保にすることは違法である!


悪徳な金融業者はばれないように手口を変えて様々な方法でお金をとろうとしています。そのため、偽装質屋に限らず怪しい業者に自分で気づくことも大切です。

年金受給者の場合は年金を担保に設定してくる業者は違法なので貸付けしてもらわないようにしましょう。偽装質屋以外でも年金を担保に設定して貸付けをすることは違法ですので注意が必要です。

偽装質屋が行われる背景や気をつけるべき注意点のまとめ

いかがでしたか?偽装質屋とは質屋のふりをして価値のない担保を質にいれて融資を行う金融業者です。質屋の上限金利が高いことを利用して高い金利での貸付けを行い利息の回収で利益を得ようとしています。
質屋を利用しようと考える生活保護受給者や年金受給者などがターゲットになることが多いので自分だけでなく両親や親せきなどの身の回りの年金受給者にも気を配っておく必要があるでしょう。

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