お金のコトをもっと身近に|みんかね
2017/04/12

休眠預金とは。休眠預金活用法の基礎知識や仕組みをわかりやすく解説します

Large pexels photo 132907 1
目次

休眠預金とは

休眠預金という言葉をご存知でしょうか?銀行などの金融機関に預けたまま、引き出しや預け入れがされないままの「眠ったまま」の預金のことです。日本全体で毎年800億円を超えるともいわれており、その扱いが問題となっているのです。

<下に続く>

5年または10年放置された口座が「休眠預金」になる


休眠預金とは、引き出しも預け入れもされないまま、放置された口座の預金のことです。普通預金では最後にお金の出し入れをした日、定期預金では最後の満期日から数えて銀行で10年、ゆうちょ銀行では5年以上預金者本人と連絡がつかないものを「休眠預金」としています。

2016年12月に「休眠預金活用法」が成立!

休眠口座は2010年から13年度の平均でも1,050億円、預金者が請求して払い戻しを行った後でも約620億円と推計されています。これまで、このお金は金融機関で長い間停滞していました。最終的には金融機関の収入となっていたのです。

この莫大なお金を活用するために作られたのが「休眠預金活用法」です。2016年12月に成立しました。

<下に続く>

休眠預金活用法の仕組みについて

これまで休眠口座に残った預金は、残高が1万円未満のもの、もしくは預金者に郵送通知が届かないものについては、金融機関の所得として処理されていました。

しかし、休眠預金活用法により、残高1万円未満の預金や預金者に郵送通知が届かない口座の預金は、金融機関から預金保険機構に移管されます。

最後の出し入れから5年または10年過ぎたら?金額によって対応が異なる!


最後の出し入れから5年または10年が過ぎた場合、預金残高が1万円未満の場合はそのまま休眠口座として預金保険機構に送られます。預金残高が1万円以上の場合は、預金者に通知が送られます。通知を送っても一定期間連絡がない場合は、こちらも預金保険機構に送られてしまいます。

活用先は「金融機関の収入」から「公益活動する団体」へ

預金保険機構に送られたお金は、公益活動する団体へ活用されます。預金保険機構から、公益活動にたずさわるNPO法人、自治会などの団体に助成金として支払われたり、貸付けされる資金となるのです。

活用される先としては、難病を抱える家族への支援や児童養護施設退所者・障碍者の自立支援などが想定されています。

休眠預金活用法が成立した背景について

金融機関にはこれまでさまざまな理由により、出し入れがまったくされなくなった休眠預金が多くありました。口座の持ち主が亡くなって、遺族がその預金の存在を知らなかった場合、子どもの頃に使用していて忘れてしまった、など毎年多くの休眠口座が発生しています。

日本全体で毎年800億円を超えるとも言われており、多くのお金が眠ったまま、金融機関の収入となっていたのです。

安心して!「休眠預金」は申請すれば返ってくる

そういえば自分にも10年以上出し入れをしていない休眠預金があった!という方はどうすればいいのでしょうか?基本的に休眠預金になっていても、ほとんどの場合で払い戻しに応じてもらうことが可能です。

休眠預金の返還を申請する場所

休眠預金があることに気付いた場合、その預金がある銀行に返還を申請することが可能です。

休眠預金の返還時に必要なもの

通帳、印鑑、免許証など本人確認ができるものが必要です。もし、通帳や証書、銀行印がみつからない場合でも、本人の預金であることが確認できれば払い戻しが可能です。支店名や口座番号がわかる書類などがあれば、それを持っていきましょう。

休眠預金に関する注意点とは?


払い戻しや本人確認など、休眠預金に関する注意点をご紹介していきます。

①旧姓や子ども名義の休眠預金は本人確認が難しい

休眠預金の払い戻しをするためには、口座が自分の物であるという本人確認が必要です。しかし、口座名義が旧姓であったり、子ども名義のものである場合は、現在持っている身分証明書ではすぐに確認ができず、手間がかかることがあります。

②故人の休眠預金は「相続人全員」での払い戻し請求が必要

すでに口座の名義人が亡くなっている場合は、相続人が払い戻し請求を行います。この際、預金に残った残高は相続の対象となります。そのため、相続人全員での払い戻し請求が必要です。

休眠預金とは。休眠預金活用法の基礎知識や仕組みをわかりやすく解説のまとめ

毎年、800億円ともいわれる休眠預金のお金を活用するために成立した休眠預金活用法。しかし、せっかく貯金したお金ですから、きちんと自分で使うのが一番です。
休眠口座を作らないよう、きちんと口座を管理することも大切ですね。

みんなのお金ドットコム(みんかね)とは

みんなのお金ドットコムでは、「お金のコトを身近に」をミッションに節税や保険、投資、ローン、クレジットカード、節約などお金に関する情報を正しくわかりやすく専門家や編集部から配信しています。
みんかねを通して、家計や資産形成などをはじめとするお金に関する事を能動的に考えて対処していくきっかけを作る事を目指しています。

Thumb minkane logo
written by
「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。 投資・節税・保険・ローン・クレカ・節約などのテーマの情報を各領域の専門家や編集部を通して記事配信していきます。
関連記事
おすすめ記事