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2017/11/16

日本の少子高齢化社会の現状や原因、問題点!影響や対策は?

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目次

日本の社会問題、少子高齢化社会とは?

これから日本は少子高齢化社会になります。つまり子供よりも老人の多い社会になるという事です。その影響や課題、原因、現状などを紹介します。

その上で、日本として取り組むこと、社会としてやらなくてはいけない問題も出てきます。この問題点に対する対策なども考えなくてはいけません。

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少子高齢化はいつから始まった?

高齢化社会とは、総人口に対し65歳以上の人口比率が14%以上の社会を指します。日本の高齢化は1994年には老年人口の比率は14%を超えました。

それに伴い日本では、極端な出生率の低下もあり、少子高齢化と呼ばれるようになりました。これはヨーロッパなどに比べると急速に日本の少子高齢化は進んでいます。

1970年頃から高齢化が進行して、2030年で30%を超え、2050年には39.6%になると予測されています。また出生率の手化により、日本の総人口は長期にわたり減少していくことが予測されます。

日本より早くに出生率が減少したヨーロッパではいろいろな政策をしてフランスやスェーデン、イギリス、オーストラリア、デンマークなどは1990年代以降出生率の上昇がみられています。

一方、ドイツやイタリアなどは出生率は低水準にとどまっています。

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少子高齢化社会の原因は?

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日本の少子高齢化の主な原因は、女性の社会進出による晩婚化と出産年齢の高齢化、未婚の増加などの社会的原因が考えられます。

また、医学の進歩により、乳児の死亡率、子供の死亡率も減りました。医療施設の整備や医療保険制度の整備なども整えられ、感染予防の対策も行われました。

国民に対する健康意識の高まりや、医療技術の発達は、今まで助からなかった命さえも助けられるようになったのです。そのおかげで日本は世界でも長寿国になったのです。

平均寿命が延びたことにより長生きする人が増え、老齢人口が増えました。しかし、それを支えていく世代が少子化により少なくなっています。

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少子高齢化の現状は?

2015年現在、日本の総人口は1億2.711万人となっています。65歳以上の高齢者は3.392万人です。高齢化率は26.7%になっています。

男女比別でみると、男性1.466万人、女性1,926万人です。また、65歳以上~75歳未満の人は1.752万人で総人口の占める割合の13.8%に当たります。75歳以上の人口は1.641万人で総人口の12.9%となっています。

日本の65歳以上の人の推移は、1950年には5%にも満たなかったのですが、1970には7%を超え、1994年に14%を超えました。現在は、26.7%になっています。

このような少子高齢化により、現役世代の2.3人で1人の高齢者を支える仕組みになっています。このままいけば、1.3人で1人の高齢者を支えなくてはならなくなることになるのです。

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少子高齢化が抱える問題点とは?

少子高齢化になるとどんな問題が起きてくるでしょう。問題は、個人ではなく日本全体に大きく関わってきます。こうれいかと少子化が重なってしまったために起きてしまう問題になります。

問題①経済成長の減速

少子化によりどんどん労働人口が減っていくのが予測できます。労働人口が減ることで経済成長が減速してしまいます。高齢者も年金だけでは、生活できなくなれば、貯金をとりくずしていきますよね。

こうなると日本の国が、保有する資本が減ります。資本がなくなれば経済成長率は減速するのです。

問題②社会の活力低下

若者が少ない状態を想像してみてください。まず活気がなくなりますよね。エネルギーに満ち溢れた若者がいない町は、寂れたようになってしまいます。

地域などでは、若者が都会へ出てしまい町が衰退している所もあります。日本自体がそんな国になってしまうのです。

問題③若年層の負担

年金をもらう年齢の人が、働く世代より多くなるとどうなるでしょう。一人が負担する年金額が増えますよね。するといくら働いても税金でお金を取られてしまい、働く世代の生活も厳しくなります。

それでも年金世代の人を支えられなくなる時が来ます。高齢者も若年層の人たちも日本人が貧困になってしまうのです。

問題④死ぬまで働く時代

働く世代が少ないのですから、年金の財源がなくなることもありますよね。その場合死ぬまで働かなくては生きていけなくなります。

貯金があればそれを切り崩すこともできますし、体が丈夫なら働くこともできますが、そうでない人たちはどうなってしまうのでしょう。大きな問題ですよね。

問題⑤介護の不足

高齢者が増えてもそれに対して介護する人の数は減少していきます。すると介護する人材の不足という問題が発生します。現在でも介護職の人材不足は発生しています。10万人以上が不足しているのが現在です。

これが、2025年になるとさらに増えて、37万人以上の介護士が不足してしまうのです。

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少子高齢化が今後、日本の社会に与える影響とは?

では、少子高齢化により社会はどのように変わっていくでしょう。今までにない程、急速に進んでいる日本の少子高齢化ですが、対応する私たちにも大きく関わってくる問題なのです。

老介護の問題が更に深刻化する

子供をあまり産まなくなった世代が介護の時期に入っていきます。独身で一人っ子なら、両親の介護という重荷が一人にかかってきます。

結婚してれば、妻夫の両親4人の介護をしなくてはなりません。兄弟が多い時代は、兄弟で分担することもできましたが、子供が減り、その負担が大きくなってきています。

老人ホームの不足も問題になるでしょうが、介護士の不足も厳しい現実です。老人の孤独死も増えることでしょう。

活気の消えた町

現在でも、地域により過疎化が深刻な場所もあります。町から焦点が消え、待ちゆく人は高齢者ばかり。それが、更に日本のあちこちで起きてくるでしょう。

若者が消えた町を想像すると悲しいものがありますね。生きる希望が無くなった国にはなってほしくありませんね。

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高齢化が今後、日本の経済に与える影響とは?

経済面はどうなるでしょう。働き手が減り、高齢者が増えていくのです。少子化により、人口自体も減少していきます。

経済が衰退して国が貧困になる

働く若い人材がいないという事は、経済が衰退していく可能性があります。人が減り財源がなくなれば、、発展途上国並みに生活レベルがさがることも考えられます。

今の日本を支えてきたのは働く人たちです。その働く世代が減り、高齢者が増えるとなると、国の財源が持つのかどうかも問題です。

年金が貰えない

国の財源である税金を納める働く世代が減るという事は、税収も減ります。しかし、高齢者の増加で社会福祉にお金がかかります。

年金の財源もあるかどうかも怪しくなってきます。団塊の世代が納めていた財源の300兆円とも言われています。社会保険庁のずさんな管理が明るみに出ましたが、誰が責任を取ったのでしょう。

このような体制が治らない限り、いくら年金を納めてもこの先の世代にはもらえるのかも怪しくなっているのです。

国民総貧困時代

財源を確保するために政府の取り組みは増税ばかりです。消費税も社会福祉の財源という名目で8%まで上げました。しかし、中を開けば単に借金の返済に使われただけでした。

しっかりした改革なり、政策を早急にしなくては、この先高齢者は年金だけでは暮らせず、働く世代は重税に苦しむだけの貧困社会の到来になってしまいかねません。

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少子高齢化に対して日本がとれる対策とは?

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少子高齢化に対して国がとれる対策には、どのようなものがあるでしょう。

対策①働く女性が子供を産み育てやすい環境を整える

現在の日本では、子供を産み育てながら、家事と仕事の両立をするには、無理があります。昔よりは、男性が育児や家事をしてくれるようにはなりましたが、会社側の体制が、整っていないため現実は厳しいところが多くあります。

まだまだ日本は、男性が働き女性は家事をするスタイルです。そうなるとだんせいのようにフルで仕事をして家事もしなくてはならず、女性の負担が大きくなります。

それをなくすためには、どの会社も一律に育児休暇をとっても生活に支障なく暮らせる対策や、職場に戻っても違和感のないような、取り組みが必要です。

日本全体が、子供はお金がかかるとか、育児は大変だというような、マイナスイメージを植え付けたのも問題です。子供を産みたくなるようなものがないと厳しい問題ですよね。

対策②定年制の廃止

日本では、60歳を過ぎると働けても減給されたり、働く場所が無かったりします。アメリカでは、雇用の面接時には、年齢を聞かないのです。

年齢で人を判断せず、対面で話をして雇用するしないを判断します。日本も寿命が伸び元気な60歳はたくさんいます。定年や年齢で判断せず、その人を見て雇用するしないを決めることは必要です。

まだ、働けるのに、定年という既定のせいでやめたりしなくてはならないような仕組みは、廃止するべきです。

対策③地域での助け合い

核家族から始まり、プライバシーなどを理由に個々が、助け合いをする風習が、消えてしまいました。しかし、人口が少なくなり高齢者が増えていく日本では助け合いの仕組みは見直されるべきでは、ないでしょうか。

いざとなれば、一人では、生きていくのは困難です。特に身体も若いころのようには無理できなくなってきますし、お互いが、支えあっていくことにより、無駄な福祉費用もかからなくなります。

対策④海外の労働力

日本人が少なくなれば、雇用する側が考えなくてはならなくなるのが、職場のグローバル化です。海外の人で日本で働きたい人を募集するのです。

かつて日本が、貧困だった時代にブラジルやアメリカなどへ移民した人たちもいました。人手が必要な場所が人手が余っている国から互いに協力して上手く出来れば、人で不足などの問題は解消する可能性もあります。

対策⑤寝たきり老人を作らない

医療の取り組みでも、今のような薬づけ治療ではなく、もっと根本の部分で寝たきり老人を作らないような政策が必要ではないでしょうか。

健康な老後を送れるようなアドバイスや生き方などを教えてくれるような施設があると良いかと思います。すぐに薬を出せばよいというようなものとは違う、健康管理の改善ができるのではないでしょうか。

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少子高齢化問題の解決の糸口はAI?

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少子高齢化の解決の糸口として、政府は、第4次産業革命によるパラダイムシフトを進める案も検討し始めています。IoTやAI(人工知能)を人口減少で労働者の減少に対応していけるのではないかと考えています。

経済産業省は「産業構造審議会総会」を開催し「新産業構造ビジョン」を公表しました。それに対し政府は、第4次産業(IoT、ビックデータ、人工知能、ロボット)によるパラダイムシフトを進め、革新的サービスの創出と生産性向上で中間層の仕事を充実させていくことを目指している。と言っています。

AIに仕事を奪われる?

働く人の中では、自分たちの仕事がAIなどに取られてしまい仕事が無くなるのではないかとの不安の声も多くあります。AIに置き換わるかどうかでは、最も不安に思っているのは、「医師、看護婦」「金融関連業務」です。

医療分野では、AIにおけるセカンドオピニオンを受けることが多くなると予測されています。逆にAIに仕事の一部を頼みたいという職種は、「企画、マーケティング」が一番多かったです。

最近では、データを活用したマーケティングの自動化や効率化の動きも進んでいます。AIとの雇用の代替えや補完によるマーケティング活用が進んでいくでしょう。

家庭に人工知能

高齢化する中で、孤独死の問題もあります。また、日々の生活も年齢とともに厳しくなってきたりもしますね。そんな日常のことをAIやロボットが、代わりになるならば、また違った未来も考えられます。

重労働な仕事はロボットたちに任せ、人間にしかできないことだけを人間がやるならば、人口減少問題も労働者問題も解決できるのでは、ないでしょうか。

家庭に人工知能があれば、一人暮らしの高齢者も孤独にならなくても済むかもしれません。具合が悪いのを察知して病院にしらせるようなシステムがあれば、孤独死も避けられます。

AIが日本の少子高齢化のカギになるかもしれませんね。期待をしましょう。

AIによって10年後なくなる仕事なくならない仕事を200職業分類しました!なくなる仕事・消える職業がある背景 最近、AI(Artificail Inteligence/...

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少子高齢化と合わせて知りたい2025年問題

2025年問題とは、日本の団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になるときに、社会に様々な問題が生じると予測されている問題のことです。

ベビーブーム世代である団塊の世代が後期高齢化する2025年には、高齢者の人口は、約3.500万人になり、人口の約30%に当たる数になります。

すでに起きている問題もあります。病院の数をどんどん減らしているのが政府です。このままいけば医療費が膨らみます。医療費を減らすために医師を減らし、病院を削っているのです。

高齢者が増えるのが解っていて減らしているわけです。その弊害として患者が病院をたらいまわしにされた挙句亡くなるという事件がありました。

このままいけば更にそのような事件は頻繁に起きるでしょう。
認知症の増加、老老介護の増加も避けられません。介護する人手が足りないうえ、在宅介護さえ難しくなりそうです。

このようなことを避けるためにも、早急な対策が急がれています。私たち個人個人もその問題について真剣に取り組まなくてはいけないですね。

【2025年問題】超高齢化社会がもたらす医療・介護・年金・社会問題2025年問題とは 団塊の世代が75歳となり2025年問題が始まる 日本は2007年に総人口に...

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少子高齢化の時代を目の前にして真剣に考えよう

他人事ではない現実の話なんですが、政府は、なかなかこれといった対策を講じていません。私たちもなんとなくそれに目をそらしていた部分もあります。

実際、団塊の世代の第一ベビーブームに生まれた世代は、定年を迎えました。そんなに遠くない未来に起こることです。今の日本がどのように変わっていくのか、私たちはよりよい未来のために、対策を個人個人でも始めなくては、いけない時期に来ているのです。

団塊の世代の人たちが、居たからこそ今の豊かな日本があります。戦後何もない日本からここまでの国にしてくれたのです。若い人たちは、自分たちの未来をよりよくするために何かをしなくては、いけないのではないでしょうか。

お互いを尊敬しあい、助け合えるような日本にしていきたいものですね。

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