dカード GOLD会員が受け取れる携帯の補償について
カードの種類が多すぎて、どのカードを選んだらいいのか難しいですよね。そんなときには、自分なりの着眼点をもって、選んでみることをおすすめします。
例えば、よく買い物をする店で発行しているものにするとか、好きなデザインのもの。好きな俳優がCMに出演しているもの、キャラクターデザインの良いものなど、自分で納得した形でカードの契約をするのが一番です。
その納得のために、カードの機能性に注目してみるのも一つのアイディアではないでしょうか。近くの百貨店をよく利用する方であれば、その店舗でカードを作れば「ポイントの還元率が高い」でしょうし、海外旅行で利用するのが目的であれば、国際ブランドにこだわってみるのもよいでしょう。
このような観点のうち、ドコモの携帯の補償について注目してカードを選んでみたいという方のために、携帯の補償サービスについてご説明してみたいと思います。
ドコモが展開しているクレジットカードには、dカードとdカードゴールドの2種類があります。そのうち、dカードゴールドに関しては、一般のdカードに比べて手厚いサービス・補償制度が整えられています。いくつもあるこの手厚いサービス・補償のうち、携帯の補償サービスに焦点をあてて、説明をしていきます。
dカードの携帯の補償サービスとは
技術が進歩したことによって、最近の携帯電話はかなり丈夫になってきましたが、それでも場合によっては、携帯電話が故障するなどの状況が発生して使えなくなってしまう場合があります。このような場合に、一定の条件の枠内で、補償制度が設けられているのが「dカードの携帯の補償サービス」です。詳細については、以下でご説明します。
dカードのGOLD会員とは
携帯の補償サービスの詳細について検討する前に、この補償サービスをより手厚く受けることができる「dカードゴールド」の会員について簡単にご説明します。
上で述べたように、ドコモの展開するクレジットカードには2ランクありまして、その上位ランクに位置付けられるのがdカードゴールドです。一般カードが年会費実質無料であるのに対して、年会費が10000円(税別)必要となりますが、そのかわりに、dポイントクラブにおける会員ランクがゴールドランクに位置付けられるなど、かなりの特典を受けることができる上級ブランドになっています。
そして、携帯の補償についても、一般のカード契約者よりも手厚い補償を受けることができるようになっています。
dカードのGOLDと一般の携帯の補償の違い
ゴールド契約者と、一般カード契約者との間の携帯の補償の内容について、違う部分について、簡単にまとめておきます。補償対象の詳細については6以下で説明しますが、両者が異なるのは、補償の範囲です。つまり、補償の金額・補償期間について圧倒的な差があります。
携帯電話に関しては、使用期間が延びるほど故障のリスクは増しますし、一般的に2年までは1端末を使用することが多いと思われますので、ゴールドの場合の3年の補償というのは、非常に現実的な補償内容になっていると思われます。
また、補償金額についても、携帯の本体価格は現在かなりの高額になっていることから、一般のdカードの補償金額1万円では、どうしても、端末代金の全額を賄うことは難しいでしょう。
ここでも、ゴールド会員であれば、携帯端末料金の全額について補償をうけることができる可能性がありますので、かなり優遇されていると言えるのではないでしょうか。
dカードのGOLDと一般の主な相違点一覧表
dカードゴールド | dカード | |
---|---|---|
補償金額 | 最大100000円 | 最大10000円 |
補償期間 | 購入後3年 | 購入後1年 |
dカード GOLDの携帯の補償で対応できる範囲
それぞれの携帯の補償について、補償金額、補償期間についての差異は上述の通りですが、補償内容については、両者ともに同じです。
もっとも、全ての場合につき補償を受けることができるわけではなく、一定の条件が設定されていますので、以下で、その詳細についてご説明します。
破損、故障、水没した場合
携帯端末が破損、故障、水没した場合、その事故などが「偶然」によるものでなければなりません。基本的に補償の対象にしてもらえるでしょうが、わざと壊したなどの事情が認められる場合には、この条件を充たしませんので対象とはなりません。
また、携帯の補償規約によりますと、これら水漏れ・全損などの事故の場合には、ドコモショップなどの補償を受け付けてくれる店舗において、当該端末が修理不可能な状態であることをスタッフに確認してもらう必要があります。また、壊れた端末に関しては、ドコモショップにおいて回収されることになりますので、中のデータの復旧を試みたい場合などには、補償サービスを受ける前に、試しておく必要があるでしょう。
盗難にあった場合
携帯端末を紛失したり、盗難にあった場合にも、この補償サービスを受けることができます。
ただし、補償規約によりますと、紛失・盗難の場合には、携帯端末をドコモショップにおいて確認することが不可能であることから、対象端末で利用中の携帯iDサービスやFOMAサービスなどの利用中断申請を、紛失・盗難発生の事実を申告する際に行っていなければなりません。
ドコモ側としては端末の二重取りを防ぐために設けているルールです。さらに、盗難・紛失に関しては、利用者がその事実に関して、警察などの公的機関に対して事故の届け出をしていなければなりません。
dカード GOLDの携帯の補償をうけるための注意点
携帯の補償サービスを受けるためには、上で述べたこと以外にも、いくつか条件がありますので、以下で説明します。どのような利用形態であっても補償されるわけではありませんので、以下の条件をクリアしているかどうか、しっかりと確認する必要があります。
端末の購入をGOLDカードでしていること
まず、当該事故などにあった携帯端末をdカードによる支払いで購入していなければなりません。各カードの特典としてのサービスですので、当然要求される要件でしょう。
ドコモにおいて購入履歴が確認できるものに限定されますので、携帯電話を購入した際に、カード以外の方法による支払を選択している場合には、この補償を受けることができません。
補償対象外修理サービスであること
そもそも、別の補償サービスによって修理を行うことができる場合には、そちらのサービスが優先的に適用されることになります。
今回の携帯の補償サービスは、あくまで、紛失・盗難や、それと同等の故障などの事情(つまり、もはや使用が不可能な状態)が認められる場合の補償サービスということを忘れないようにしなければなりません。例えば、Appleの補償サービスに加入している場合であれば、そちらの対応を優先してしなければなりません。
その他注意点
補償の方法
補償方法について注意しましょう。お金をもらえるわけではありません。カードの利用代金の請求額から補償してもらえる金額分がマイナスされることで補償されます。
ここで注意が必要なのは、個別信用購入あっせん契約または割賦販売契約を締結して新端末を購入していた場合には、dカード・dカードゴールドで支払うことができる頭金の金額及び事務手数料の金額のみが補償の対象となり、月々の分割支払い金額は補償の対象外とされる点です。
補償で受けとることができる端末
また、新たに交換によって手にする携帯端末は好きなものを選べるわけではなく、原則として、事故にあった携帯端末と同じ機種・同じカラーのものに限定されることになります。
また、店舗においてその携帯端末がない場合には、店舗が指定する携帯端末に限定されることに注意しなければなりません。
dカードGOLD会員が受けられるドコモのケータイ補償サービスを解説のまとめ
両カードにおいて、補償期間・補償金額以外の面に関しては保障制度の内容は同じです。しかし、期間が3年である点、上限が10万円である点を安易に考えてはいけません。
少し考えれば、携帯の事故発生の可能性を考えた時、3年・10万円までの補償があるのはかなり安心できることでしょう。これだけで年会費分の元を取れると考えることも可能ではないでしょうか。
いろんなカードの中からいざ選ぼうというとき、今回お話したような点に注目してカードを作るのも悪くはないと思います。特に、携帯電話とリンクさせることができるというのは他にはないサービスでしょうから、一見の価値ありです。
今、携帯電話をもっていない人はほとんどいないでしょう。そして、ドコモは三大キャリアの一角ですから、お持ちの方は多いのではないでしょうか。そのような方は是非、dカードをおすすめします。
dカードGOLDについてさらに詳しく知りたい方は、こちらもご一緒にご覧ください。
ドコモのクレジットカード-dカードとdカードGOLDのメリット・デメリット全まとめ
ライフプラス編集部(ライフプラス編集部)とは
ライフプラス編集部では、「お金のコトを身近に」をミッションに節税や保険、投資、ローン、クレジットカード、節約などお金に関する情報を正しくわかりやすく専門家や編集部から配信しています。
ライフプラス編集部を通して、家計や資産形成などをはじめとするお金に関する事を能動的に考えて対処していくきっかけを作る事を目指しています。