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2017/11/16

イエメンの国旗の意味や由来!イエメンの文化・歴史・経済

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イエメンの概要と国旗

中東サウジアラビアの南東に隣接する国がイエメンです。
独立と内戦の歴史が詰まった国であり、イスラム教徒が国民の大半占めます。
古代ローマ時代は交易の要所として繁栄した国です。

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イエメンの国旗の意味は?

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イエメン国旗

イエメンの国旗は赤・白・黒の3色が縦に並んでいます。
まずは、イエメンの国旗について詳しく見てみましょう。

イエメンの国旗の由来と意味は?

1990年に制定された、イエメン国旗の3色にはそれぞれ意味があります。
赤は「殉職者の流した血と統合」、白は「平和と希望の輝かしい未来」、黒は「過去の圧政」をあらわしています。

この3色の言葉を聞くだけでもイエメンの国旗にはたくさんの人の強い思いが込められていることが伝わってきます。

イエメンの国旗と似ている国

イエメンの国旗と同じ3色構成の国は周辺国に多くあります。イエメンの3色ベースにそれぞれワンポイントが加わって、とても似ている国を4つご紹介します。

①エジプト国旗

イエメンの国旗ととても似ているのが、エジプトの国旗です。

実際に、イエメンの国旗はエジプトから強い影響を受けており、同じ3色の同じ並びで、エジプトの真ん中白色のところにある黄金の鷹がない国旗になっています。

②イラク

イラクの国旗もイエメンと同様の赤白黒の配色です。
こちらも、エジプトと同様白色の配色のところにワンポイントがあります。
イラクの国旗には、「神は偉大なり」とアラビア語で書かれています。

③シリア

シリアも同じ赤・白・黒の三色構成の国旗です。

シリアの場合は、白地に緑の星が二つ描かれています。この星はかつて分断していた二つの国をあらわしています。

④スーダン

スーダンの国旗は、同じ三色地に左辺から三角の緑色部分が上書きされている形となります。この緑色はイスラム教を象徴しています。

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イエメンの概要

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イエメンという国はあまり聞き覚えがないかもしれません。
アラビア半島南部でサウジアラビアと隣接していると位置関係がつかめるでしょう。
ここからはイエメンの概要についてそれぞれの項目から見ていきます。

イエメンの人口

まずは人口です。イエメンの人口は2016年の国連の統計では2,747万人です。
日本の1.5倍ほどの国土面積を持つことから、人口密度も低くなっています。

イエメンの首都

イエメンの首都はサヌアという都市です。長方形の形をしたイエメンの左の方に位置します。サヌアはイエメン最大の都市で人口は約170万人です。首都の人口が全体の5%ほどということで、一つの都市に人口が集中していないことがわかります。

イエメンの宗教

国民の大半がイスラム教です。スンナ派とシーア派がそれぞれ半分ずつを占めているため、内戦の原因になっています。

イエメンの気候

イエメンは中東ということで、予想どおり、大部分が砂漠となります。
その中でも、西海岸地域は高温多湿となります。

首都のサヌアは、標高2250Mの高山に位置し、月間最高気温は19度~27度ほどと中東の首都としては、それほど高くありません。

イエメンの治安

内戦が続くイエメンでは、決して治安がいいとは言えません。
首都サヌア市内での治安情勢悪化を受けて、アメリカやイギリスが大使館を一時閉館しています。

日本の外務省評価では最高レベル4の退避勧告がでています。

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イエメンの歴史

古代時代には、重要な航路の一つで交易の中心地として栄えました。

7世紀には、イスラム教が広まります。
その後、オスマン帝国やエジプトの支配下に置かれます。第一次世界大戦でオスマン帝国が敗れたのちに、「イエメン王国」として独立をします。

一時サウジアラビアに合併されるものの、軍事クーデターや内戦が勃発します。
国名の解消やイギリスの保護領や度重なる地域の独立など、混乱の時代が長く続きます。

2000年にサウジアラビアとの国境線が確定し、大統領選挙や憲法宣言があるものの、2人の大統領候補とアルカイーダ傘下の3勢力による対立が激化し、2015年から再度内戦が継続中です。

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イエメンの経済

古代の交易の拠点として発展していた過去がありますが、現在は度重なる内戦の勃発やコレラの発生で国内は混乱をしています。世界でも援助を必要とする開発途上国の一つです。

イエメン経済の特徴

中東ではありますが、国が安定しなく石油の算出も進んでいないことから、一人当たりのGDPは1516ドルと周辺国に比べても著しく低い状況です。

そのほか有名な産業はコーヒー豆の生産です。モカコーヒーの由来となった「ムハー」という都市があります。しかし国土の大半が砂漠であるため、昔ながらの遊牧で暮らす人々や、隣国サウジアラビアで出稼ぎに行く人も多い状況です。

イエメンの通貨

イエメンの通貨は、「イエメン・リアル(YR)」です。

紙幣の種類は6種類、硬貨の種類は4種類です。

イエメンの物価

2017年11月参考レートですと、YR10が¥4.5くらいです。
ミネラルウォーター750mlでYR50、22円くらいなので、インドくらいの物価でしょうか。

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イエメンの文化

ほとんどの国民がイスラム教のため、イスラム教に準じた生活がされています。
成人男性は腰に「ジャンビーヤ」という短剣を差しています。これは、シンボルとして家柄や部族などを示しています。

イエメンの食文化

イエメン料理は一般的な中東料理と異なるため、あまり私たちにはなじみがないかもしれません。

国内でも地域によって、大きな隔たりがあるようです。

鶏肉や羊肉が多く食べられています。首都サナア地域でよく食べられている代表的な料理は「サルタ」といい、トマトベースに羊肉やインディカ米をいれて煮込んだ料理です。
この料理は、昔この地域を支配していたオスマン帝国の影響を強く受けています。

イエメンの音楽

イエメンでは、近隣アラブ文化圏に有名な音楽家を多く輩出しています。
多くのイエメン・ユダヤ人がイスラエルのミュージカルで活躍しました。

武装集団に音楽が弾圧されたこともあり、音楽禁止の悲しい時代もありました。

イエメンのスポーツ

イエメンの国としては1992年のバルセロナオリンピックが初参加となります。
まだメダルを獲得した競技はなく、土地柄冬季オリンピックへの参加はまだありません。

内戦が続き、決してスポーツ選手にとっては恵まれている環境とは言えませんが、国代表のサッカーチームもあります。

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イエメンの観光名所

最後にイエメンの観光名所をご紹介します。

①サヌア旧市街

イエメンの首都でもあるサヌアは、1986年にアラビア文明発祥の地として、世界遺産に登録されました。

100以上のモスクや、浴場や市場などがあり、伝統的なイエメン建築で作られた中世の街並みが残っている貴重な市街地です。

しかし、度重なる内戦で2005年に危機に晒されている世界遺産リストに加えられています。

②シバームの旧城壁都市

イエメンの中部地方に、世界一古い摩天楼がシバームに残っています。

日本では平安時代初期にあたる8世紀頃に、5~8階建ての建物が500棟も作られたというから驚きです。砂漠のため、石とレンガを用いて作られており、城壁として街の住民を守り続けていました。

③ソコトラ諸島

イエメンの南、インド洋に浮かぶしまで、ユネスコの世界遺産に2008年に登録されました。
登録理由は、その生物多様性が大きく評価されたといいます。

特に「リュウケツジュ(竜血樹)」というドラセナ属の巨大な木が有名です。
太い幹から空に向かって複数の枝が伸びる20メートルほどの大木は、巨大なキノコのような形をしています。

他にも爬虫類やカタツムリなど貴重な唯一の種が多数存在している自然豊かな島です。

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イエメンの国旗の意味や由来!イエメンの文化・歴史・経済のまとめ

イエメンは現在も内戦や感染症に苦しむ国です。石油産出のポテンシャルが高い国であるため、一日も早く国が落ち着き、国民生活が落ち着けば、経済発展もみえてきます。そうして、私たちも未知の国イエメンに自由に旅ができる日を心待ちにしています。

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