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2017/11/21

家庭内別居から離婚する方法!メリット・デメリットは?

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目次

家庭内別居の真実とは?

別居、ときくと辛い感情を感じるような言葉ですが、離婚をする前に別居をするという人は多いでしょう。その中でも、家庭内別居をする夫婦もいます。家庭内別居とは実態はどんな生活なのかイメージがつかないかもしれません。しかし、家庭内別居のメリットがあるからこそ、その選択をしているのでしょうが家庭内別居のデメリットも知ってから決断をする必要があるでしょう。家庭内別居状態でも離婚しない理由とは一体どんなものなのでしょう。そして家庭内別居から離婚できる条件とは一体どんなものなのかまでご紹介いたします。

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家庭内別居とは?

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まず、家庭内別居とはいったいどういうものでしょう。通常の別居であれば家は別ということですから、それぞれが独立した生活をしています。家庭内別居にも夫婦によって話合いをした結果さまざまな状態があるでしょうが、基本的には生活をともにしていない状態といえるでしょう。

夫婦はもちろん別の寝室でしょうし、相手にかかわることに触れない、行動しない、ということもあります。妻の立場からすれば相手の家事を一切しないなどもあるかもしれません。別居状態ということは、お互いに関心をもたずに生活していることになるでしょう。新婚生活を楽しんでいる人、仲の良い夫婦からすれば全く想像ができない状態であること間違いないでしょう。

家庭内別居のメリット

メリット①:一度冷静になれる

それぞれ夫婦によって違ったとしても、何かの理由があるからこそ、離婚をしようと思うのだと思いますが、しかしそんな時は怒りや悲しみの感情でいっぱいになっている可能性が高いでしょう。そんな時に離婚をしても、後から後悔する結果になってしまうかもしれません。

一度、家庭内別居をすることで「離婚」にたいして、また離婚をしようと思った時の気持ちにたいして冷静になることができるでしょう。やはり離婚をするということはとても大変なものです。まずは冷静になれるようにするという事はこれからの人生を良いものにするために必要なことなのです。

メリット②:こどもの心の負担を減らすことができる

こどもがいる場合、母親もしくは父親だけの生活に突然なること、どちらかがいなくなるということについては心の負担が大きくかかってしまうことでしょう。場合によっては転校などをしなければいけなかったりしますし、生活スタイルが大きく変わってしまいます。

こどもの将来のことを考えるとできる限り急な環境面の変化は避けたいと思う親は多いでしょう。こどもにとっては環境がかわらない状態、父親と母親が同じ家にいる状態で安心するということもあるでしょう。

メリット③:仕事をゆっくり探すことができる

もしも離婚をするまで妻が専業主婦であった場合、いきなり仕事を探すということはとても大変なことです。不況といわれる時代で、就職や転職も困難であることが多いところに、職歴が長くない人、またシングルマザーになる可能性があることを考えると仕事はなかなか見つからないかもしれません。

しかし、生活するためにはお金が必要です。離婚をしてシングルマザーになるとなれば自分ひとりでお金を稼がなければいけなくなるため、仕事はしなければいけません。家庭内別居中に仕事探しをすることで、焦らずに落ち着いて仕事を探すことができるようになるでしょう。

メリット④:離婚後の生活費がイメージしやすい

もちろん経済面で安心して暮らせる状態といえるかもしれませんが、家庭内別居中にできる限り自分ひとりで生活をすることを考えて行動してみれば、離婚後にどんな暮らしになるかということがイメージしやすいでしょう。

突然離婚を決めてでていってしまえば「こんなはずじゃなかった」と思うような出来事がたくさんでてくるでしょう。しかし、ワンクッションをおくことで、将来のイメージがしやすくなるのです。

メリット⑤:世間体がまもれる

夫にも、妻にも、そしてもちろんこどもにも離婚をしてつくイメージというものがあります。そしてそれはやはりイメージが決してとても良いものではありませんし、憶測や悪い評判をうんでしまうことになるかもしれません。

表面上は以前と変わらない暮らしをしているようにみえるため、近所の人などにも不思議に思われるということはありません。世間体を大切にしている人にとっては、世間体をまもることはとても大切なものなのでしょう。

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家庭内別居のデメリット

デメリット①:こどもの心に負担をかける場合もある

こどものことを考えた結果、家庭内別居をするという人もいますが、家庭内別居がこどもの心に悪影響を与えてしまうということもあります。例えば、変わらない暮らしをしているようにみえても家にかえれば父親と母親がいつも喧嘩をしている、というような場合です。

こどもにとっては父親も母親も大好きな特別な存在ですが、その二人が喧嘩をしていたり仲が悪い場面をみたりすることはこどもの心に負担をかけてしまうことになるでしょう。中には両親のけんかをみて、自分の責任のように感じてしまうこどももいるのです。

デメリット②:ずるずるしやすい

勢いで離婚をして、後悔することもあるかもしれませんが、勢いがあるからこそ離婚できたということもあるかもしれません。安心した状態で仕事探しなどをできる状態だからこそ、次にすすめないということもあります。

別居は離婚を前提に考えてする人が多いのですが、結局離婚しないまま何年も家庭内別居の状態になってしまう、ということもあるかもしれません。

デメリット③:ストレスがたまる

離婚をしたい、と思うくらいですから相手と一緒にいるのが苦痛という人もいるでしょう。そんな人にとって、嫌な人と同じ家で暮らすことはとてもストレスがたまることでしょう。家庭内別居で完全に生活スペースを区切るという事は難しいでしょうから、顔をあわせることになってしまいます。

そんな環境がストレスになることもあります。そもそも仲が良い状態であっても他人と暮らすということはお互いに妥協もありながらお互いに気配りをして暮らしていっていることでしょう。しかしそこに愛情がなくなってしまうと、生活そのものが苦痛になってしまうかもしれません。

デメリット④:新しい生活に踏み出せなくなる

経済面での大きなメリットがあるかわりに、新しい生活を受け入れられないということもあるかもしれません。離婚後の家庭がイメージしやすい分、イメージした結果なかなか踏み出せなくなってしまうのです。このままの生活を維持したい、という思いも強くなるかもしれません。

勢いで離婚をした人は、新生活は驚きの連続があるかもしれませんが、なんとかがむしゃらに新しい生活をスタートすることができるかもしれません。そうしなければ毎日を暮らしていけないからです。しかし家庭内別居をすることで次に踏み出せなくなってしまう、という可能性もあるでしょう。

デメリット⑤:相談をしないといけない場面もでてくる

同じ家でくらしていれば、表面上は何も変わらない暮らしと周囲はみますので、家のことなどで相談をしなければいけないということもあるかもしれません。顔を合わすことにも苦痛を感じていた場合、相談をしないといけないことはより苦痛を感じることでしょう。

また夫婦同伴で、という場合なども断りを考えなければいけなくなりますし、世間体をまもれる分、多少の無理をしなければいけない場面もでてくるかもしれません。それは精神面での大きなデメリットとなることでしょう。

離婚をすれば、大変なことはありますが、すべてを自分で決めることができるという大きなメリットもありますし、精神的なストレスが減らせる可能性は高いでしょう。離婚と家庭内別居、どちらが自分にとってメリットとデメリットがあるか、という事を考える必要があります。

家庭内別居状態でも離婚しない理由

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理由①:世間体のため

離婚をすることで世間体が悪くなるということが嫌な人は多いでしょう。その場合、家庭内別居でちょうど良いと感じるかもしれません。家庭内別居で、お互いに自由に暮らすことで日々のストレスが減り、しかし周囲からみれば離婚をした人にはなりません

特にしっかりとした職についた人は世間体を守りたいと思う人は多いようですし、お互いの両親や親せきなどが世間体を気にするという人の場合も、家庭内別居が一番良い方法だと感じる人はいるでしょう。世間体をまもりたい、という気持ちは人それぞれ価値観が違いますので、家庭内別居をする際にはどこまでもお互いに守るのか、という点などをしっかりと話しておくことが必要でしょう。

理由②:こどものため

家庭内別居でもこどもの心に負担をかけていない状態ができれば、離婚はやはりしない方がいいと感じるかもしれません。やはり離婚をする際に一番悩むのはこどものことでしょうから、こどもにとってベストな状態をのぞむものでしょう。

家庭内別居をすることで、今までとは全く同じという暮らしではなくとも、離婚をするよりは環境、生活、また経済面などでもある程度変わらない暮らしができる方が良いと判断することがあれば、家庭内別居がずっと続くということもあるでしょう。

理由③:経済力の問題

仕事がきまれば離婚、と考えても仕事がなかなか決まらない場合や、新しい暮らしをすることに経済面での不安がある場合、家庭内別居から新しい生活へ踏み出すことができないかもしれません。また、仕事がきまっても家を探す必要もでてきますし、家具など新生活にはお金がたくさんかかります。

それを考えると、仕事をしながらお金を貯めようと思うかもしれませんし、生活自体を変えることに抵抗がでてくることもあるかもしれません。家庭内別居をする前よりは、したことで精神的なストレスが減った場合、このままの状たでいいた、と思うのかもしれません。

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家庭内別居から離婚できる条件

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条件①:不倫などの不貞行為

浮気や不倫は、離婚を請求することができます。肉体関係があるという証拠を立証することができる状況であれば、裁判や調停で認められることになるでしょうし、もちろん慰謝料の請求もできます。

家庭内別居中であったとしても、婚姻生活が破たんしていないと認められなければ、不貞行為によって離婚をすることも慰謝料を請求することもできるのです。相手にたいして少しでもあやしいと思うところがあり、離婚を望むのであればしっかりと証拠をつかむことが必要です。

証拠として認められるものが様々ですが、メールや写真、ビデオ、領収書や明細なども良いでしょうし、会話を録音したものなどもの有効な場合があります。しかしそれも「肉体関係がある」ということが第三者から見ても明らかであるという証拠の必要がありますので、家庭内別居中に相手が不貞行為をしていて離婚をしたいと思うのであれば、探偵を雇うなどをして調査してもよいでしょう。

条件②:生活費を渡さない

生活費を渡さないことや、また働ける状態であるのに働かない、ということも離婚を請求できる条件になることがあります。「悪意の遺棄」というのですが、お互いが協力しあって、助け合って同居するという義務をはたしていない、ということになるからです。

そこに正当な理由がない場合、離婚を請求することができるのです。悪意の遺棄の他の例としては、浮気相手と勝手に暮らしていたり、正当な理由なく家をでていったり、ということなども含まれます。夫婦生活の基本はお互いに助け合うことが義務となっていますので、お互いに助け合えない、という状態は正当な離婚事由となり、相手が離婚をしたくない、家庭内別居のままがいい、と言っても離婚をすることができるのです。

しかし、こちらも個別に判断されることになるため、当てはまりそうであれば証拠をしっかりと持っておくことや弁護士に相談すると良いでしょう。第三者からみても明らかでああるという証拠はやはり離婚をする時に必要なものなのです。

条件③:浪費癖

裁判例などにあるのですが、どちらかに浪費癖があり生活を継続しがたい、と認められることで離婚の正当な理由となることがあります。浪費癖、といっても程度も様々ですし、認められる証拠も必要となりますが、検討されて認められれば離婚できるでしょう。

生活も困るほどの浪費癖であることや、改善の見込みがないことなどが離婚できる決定的な理由となるでしょう。

条件④:DV

暴力ももちろん離婚の正当な理由と認められることが多いでしょう。肉体的な暴力、精神的な暴力で診断書があればすぐに認められることも多いようです。精神的な暴力の場合は、日記やいつどこでどんなことがあった、ということをしっかりと証拠としてのこしておくことで、裁判に有利になるでしょう。

DVでの離婚は、離婚ができるだけではなく慰謝料請求もできますので、不貞行為と同じようにしっかりとした証拠を押さえておき、泣き寝入りだけはしないようにしましょう。DVというのは、とても難しい問題ですが、専門機関など相談する場所もたくさんあります。

DVを受けている状態は正常な判断ができないこともありますので、一度その状態から離れるようにすることも良いといえるでしょう。また人に話をきいてもらうことで、気持ちが楽になり、自分の未来を考えることもできるようになるかもしれません。DVに良いことはひとつもない、という強い気持ちで前向きに未来を切り開いていくことが必要です。

条件②:回復の見込みのない精神病

精神的な病気が重度であり、その病気にたいし回復のみこみがない、となれば離婚が認められることがあります。それは重度の精神病の場合、夫婦としてお互いに助け合っていくことが難しい、となるからです。

やはりこちらも医師の診断がどんなものなのか、という事になるでしょう。もしも「相手は精神的な病気じゃないか」と思って、それが苦痛であったとしても、それだけですぐに認められるということではなく、医師の判断によるところが大きいでしょう。日常生活が困難、婚姻生活が困難となれば認められるという場合が多いでしょう。

家庭内別居から離婚する方法!メリット・デメリットは?のまとめ

家庭内別居をすることにはもちろんメリットもありますし、デメリットもあります。そのメリットとデメリットをそれぞれの家庭の状況によって考えたうえで選択しなければ、家庭な別居をしたことで離婚できない状態になってしまうということもあるかもしれません。

心から家庭内別居が良いと選択できるのであれば良いかもしれませんが、家庭内別居をする前には必ず離婚したい、という気持ちがあったはずです。その気持ちを納得できないまま、家庭内別居をズルズルと続けることはあまり良いこととはいえないかもしれません。

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