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2017/12/02

北朝鮮旅行は危険?ツアー費用や普通の旅行との違い、観光スポット!

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北朝鮮を旅行できる?

核実験やミサイル発射が問題視され、世界から動向が注目されている北朝鮮ですが、北朝鮮は長年、独裁政治を貫いており、情報が検閲され、実情を知ることが難しい国の1つとなっています。ですが、北朝鮮のことをよく知ることができないからこそ、実際に現地まで足を運んで、北朝鮮の実情を目に焼き付けたいと思うことでしょう。

だからといって、どうやって北朝鮮へ行けばいいのか分かりませんし、もしかすると、北朝鮮へ旅行することができないのではないかと疑問を持つ人も少なくありませんが、実は、様々な条件をクリアすることできさえすれば、北朝鮮へ旅行することができるのです。

ですが、もちろんのこと北朝鮮と日本では、国民の価値観や、政治、経済など、国の実情が異なるものですから、日本にいる時と同じ感覚で旅行してはいけませんし、常に危険を伴うことを覚悟しなければなりません。

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北朝鮮旅行は危険?治安はどうなの?

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北朝鮮へ旅行をしたいと思っても、旅先で事件に巻き込まれてしまっては元も子もありません。ですので、北朝鮮は危険なのか、治安はどうなのか調べてみました。

まず、北朝鮮では、ツアーガイドが必ず2人同行するため、ひったくりなど、何らかの犯罪に巻き込まれたケースは意外と少ないようです。ですが、日本と北朝鮮には国交がありませんので、何かしらのトラブルに巻き込まれた場合、国交を結んでいる国へ旅行する場合と比較して、かなりややこしいことになることは覚悟しなければなりません。

基本的に、日本政府は北朝鮮への渡航を自粛するように求めています。北朝鮮は、核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返し、過去には日本人の拉致問題も引き起こしました。

また、日本は北朝鮮と国交を結んでいないため、北朝鮮に日本大使館が存在せず、旅先で何か問題が起きた時に大使館に助けを求めることが困難になってしまいますので、北朝鮮へ渡航する場合は、相当な覚悟をもって、自己責任で行動することが求められるのです。

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北朝鮮にはそもそもどうやって行くの?

日本と北朝鮮を直接結ぶルートは存在しませんから、主に中国を経由して入国するのが一般的であり、また、日本と北朝鮮には国交がないので、大使館で観光ビザを取得することができません。

ですので、北朝鮮への旅行の手配をしてくれる旅行代理店は日本国内に2社存在するので、旅行代理店に連絡を取ってみて、交通手段、宿泊するホテル、観光ビザの手配など、必要なことを旅行代理店にお任せするのが良いでしょう。

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北朝鮮旅行と普通の海外旅行の違いとは?

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違い① 持ち込みできる物に厳しい制限がある

平壌空港に到着すると、スーツケースの中身を隅々まで目を通され、パソコンやスマホなどの通信機器は、起動してフォルダの中まで見られるという、厳しい持ち込み検査があります。ちなみに、GPSの付いているものは没収されてしまいますが、GPSが付いていないと言い張れば、持ち込むことができる場合もあります。

特に、海外の様子が書いてある書物、海外から見た北朝鮮の様子が書いてある書物、金正恩体制の批判繋がる書物など、北朝鮮に都合の悪い書物を排除するために、本の検査はとても厳しいです。他にも、ラジオ、双眼鏡、150mm以上の一眼レフカメラなどは持ち込むことができません。

違い② 電話やインターネットが繋がらない

北朝鮮では、スマホを持ちこむことはできるものの、そのままでは電話回線やインターネットを使用することができません。世界的に見ても、北朝鮮はインターネットの使用を厳しく制限しており、海外から訪れた旅行客が、持ち込んだ通信機器で自由に電話やインターネットが使えてしまうと、北朝鮮にとって都合が悪いからです。

ですので、電話回線を使用するのであれば、SIMフリーの端末を持っていき、北朝鮮でSIMカードを購入する必要があり、インターネットを使用するのであれば、入国前に手続きをし、専用のWi-Fiルーターを購入する必要があります。

違い③ 写真撮影にもルールがある

せっかく、北朝鮮を訪れたのだから、様々な場所を写真として納めたいと思うものでしょう。ですが、写真を撮影するにしても、厳しいルールがあります。自由に写真を撮られないことで、政府にとって、都合の悪い情報を外部へ漏らさないようにしているのです。

軍事拠点や兵士であったり、建築現場や仕事をしている人、街行く市民の撮影は禁止されています。政府は、世界の国々に対して、全てが完璧で素晴らしい自国の姿を見せようとしているので、作りかけの建物や、労働者や市民の厳しい現状が外部に漏れることを恐れているのです。

また、指導者の写真や銅像を撮影する場合、必ず全身を撮影するようにしなければならず、指導者の身体の一部が切り取られるように撮影することは失礼にあたります。そして、指導者の真似をして写真に写るようなこともあってはなりません。

違い④ 自分で自由にスケジュールを組むことができない

北朝鮮への旅行では、必ずツアーガイドが2人同行することになっております。ツアーガイドが付くことで、北朝鮮の案内をするのと同時に、旅行客の行動を監視しているのです。

ですので、自分で自由気ままにスケジュールを組むことができず、あらかじめ、旅行代理店が決めたスケジュールで行動しなければならず、他の国と旅行する時と比べて、窮屈な思いをするのは覚悟しなければなりません。

違い⑤ 会話の内容、行動、行き先は監視されていると考える

北朝鮮への旅行では、ツアーガイドが同行するので、自由に行動することはできませんし、ホテル内やトイレ、喫煙所など、ガイドの目から離れる場面もありますが、ホテルでは盗聴、監視されるといった恐ろしい噂もあるほどです。

また、北朝鮮は、社会主義で国の権力がとても大きいですから、基本的には、何をするのか分からない国であると、常に危機感を持つことが大切で、1人だけの空間になったからといって、安易な発言や行動は慎むべきでしょう。

違い⑥ 政治的発言をすると、処罰される恐れがある

北朝鮮への旅行では、金日成主席、金正日総書記、金正恩総書記に対しての悪口や、北朝鮮の政治的な発言をすると、処罰される恐れがあります。

日本では、首相に対する悪口を言ったり、政治批判をしても処罰されることはありませんが、日本にいる時と同じ感覚でいるように、安易な発言や行動を取ってしまうと、最悪の場合、北朝鮮に拘束されたり、労役に服さなければならなくなる恐れがあり、自分1人の問題では済まず、日本政府をはじめ、様々な人に迷惑をかけてしまうことになります。

最近では、北朝鮮に拘束されたアメリカの大学生が、昏睡状態で解放され、その後、死亡した問題がありましたが、金正恩総書記の顔が写った労働新聞で靴を包んでトランクに入れたことが発覚したのが、拘束された理由とされており、このように、他の国の人の感覚では考えられないような理由で拘束され、命を落としてしまう危険性を秘めているのが北朝鮮という国なのです。

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北朝鮮旅行の費用の目安

北朝鮮旅行には、格安パックのようなものはなく、取り扱っている旅行代理店も限られているので、どうしても、他の国へ旅行するよりも、旅行費用が高くついてしまう傾向があります。

大体、4~6日のコースで平均30万円前後が相場となっております。これは、お隣の韓国への旅行と比べると、2倍~3倍も旅行費用が高くついてしまう計算となります。

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北朝鮮の観光スポット

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① 万寿台大記念碑

万寿台大記念碑には、向かって左側に金正恩の祖父である金日成主席と、右側に金正恩の父である金正日総書記の銅像が建てられております。ここに訪れたら、北朝鮮に訪れた礼儀として、必ず献花をしなくてはなりませんし、お花代は旅行者が自腹で負担しなければなりません。

② 人民大学習堂

人民大学習堂とは、金日成主席の70歳の誕生日を記念して建てられた建物であり、建物の中は図書館となっております。建物の中に入ると、金日成主席の銅像がお出迎えしてくれます。

建築面積は、約10万m2で、図書閲覧室、互角口座教室、質疑応答室、会議室、コンピューターによる情報サービスセンターなど、約600の部屋を有しています。

③ 金日成広場

金日成広場とは、平壌市中区域にある広場のことで、人民大学習堂や、大同江(テドンガン)を挟んで主体(チュチェ)思想塔と隣り合っています。面積は7万5千km2と、とても広く、世界で16番目に大きい、中央広場とされております。

よく、日本のニュース番組でも見かける、朝鮮人民軍による軍事パレードが行われている広場でもあり、他にも、祝典や集会、政治、文化活動を行う場として使われています。地面には等間隔に点(バミリ)が打たれているのが特徴的で、これは、軍事パレードでの行進の際に、立ち位置や歩行の間隔を示しているものとなっています。

④ 錦繍山太陽宮殿

錦繍山(クムスサン)太陽宮殿とは、平壌直轄市大城(テソン)区域嵋岩洞にある、旧官邸のことであり、現在は、金日成主席と、金正日総書記の遺体を永久保存している場所となっております。やはり、金日成主席と、金正日総書記が安置されている場所ですから、なるべく、きちんとした格好で訪れることがベストでしょう。

⑤ 主体(チュチェ)思想塔

主体(チュチェ)思想塔とは、平壌市中区域にある、主体(チュチェ)思想を体現したという、金日成主席の生誕70周年を記念して、1982年に建てられた塔となっております。

主体(チュチェ)思想とは、朝鮮労働党の政治思想のことを指し、ソ連のマルクスレーニン主義を基に、金日成主席が独自の国家理念として展開しました。この思想により、国民は、絶対的な権力を持つ指導者に服従しなければならないという考え方が、北朝鮮の国の価値観として根付いているのです。

⑥ 凱旋門

北朝鮮の凱旋門は、平壌市牡丹峰(モランボン)区域にある、高さ60mの世界最大の凱旋門であり、平壌のランドマークとされているものです。金日成主席の生誕70周年を記念して、1982年に建てられました。凱旋門には、金日成主席の歌がハングル文字で書かれています。

⑦ 金日成主席の生家

金日成主席の生家は、平壌を流れる大同江(テドンガン)のほとりにある、万景台(マンギョンデ)の丘にある民家であり、北朝鮮の建国の父である金日成が、どういった人生を歩んできたのかを知る良い機会となる場所となるでしょう。ちなみに、あの万景峰号は、万景台にちなんで付けられた名前なのです。

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北朝鮮旅行は危険?ツアーの費用や普通の旅行との違い、観光スポットのまとめ

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以上で、北朝鮮旅行は危険?ツアーの費用や普通の旅行との違い、観光スポットなどについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

北朝鮮への旅行は、いくつかの要件を満たすことができれば、意外にも簡単に旅行することができることが分かりました。ですが、指導者が絶対的な権力を持っており、日本と違って、政治批判や指導者批判をすることは絶対に許されませんから、気が緩んで、つい軽率な発言をしてしまうと、拘束され、処罰される恐れがあります。

また、他の国へ旅行するのとは違い、必ずツアーガイドが付き、自由な行動が許されていませんし、検閲が厳しく、自由に電話回線やインターネットを使うことができなかったりと、様々な決まりがあります。

何より、北朝鮮という、謎のベールに包まれた国ですから、どこで何があるのか分からない恐怖感を抱いてしまうことも少なくありません。日本大使館もないので、何かトラブルに巻き込まれた時、面倒なことになるのは覚悟しなければならないのです。

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