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2017/12/07

しめ飾りを飾る意味と飾り方!しめ縄はいつからいつまで飾るべき?

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目次

しめ縄飾り

お正月に玄関先などに飾るしめ縄飾りですが、実家では飾っていたけど今は飾っていないなんて方や、何となしに飾っているけれどなぜ飾るのかはわからない方も多いのではないでしょうか?
今回はしめ飾りの意味やしめ縄の飾り方、しめ縄はいつからいつまで飾るのか、また、しめ縄の処分の仕方をご紹介します。

最近はしめ縄飾りを飾らない人も増えてきているようですが、古くから伝わる日本の風習がなくなってしまうのは悲しいことですよね。
この機会にしめ縄飾りの文化を理解して、日本の風習を大切に育んでいきましょう。

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しめ縄飾りとは?

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しめ縄飾りとは神道における神祭具で、太陽を神格化した神である、天照大神(あまてらすおおみかみ)の神話が由来となっています。

しめ縄には綯う方向によって大きく"右綯い"(みぎない)と"左綯い"(ひだりない)が在りますが、正月飾りでは"左綯い"のものが使われます。
これは"左綯い"は時計回りに綯う方法であり、自身の側に綯うことになるので幸せや神様を呼び込むという意味からだと言われています。

ちなみに、しめ縄飾りの由来となった神話は以下のようなものでした。

天照大神が弟である須佐之男命(すさのおのみこと)の乱暴な行いに激怒し岩の洞窟に隠れてしまったために世の中が真っ暗になり食物も育たなくなってしまいました。
八百万の神たちはこれでは大変だと皆で相談して、天照大神が隠れている洞窟の前でお祭り騒ぎをし、天照大神をおびき出しました。
天照大神が出てきたところで、もう洞窟に隠れられないようにと八百万の神が洞窟をしめ縄でふさいでしまいました。

この出来事の発端である弟の須佐之男命はこの後、人間界に追放されてしまいます。そこで恋をしたことがきっかけで八岐大蛇(やまたのおろち)を倒しヒーローとなり、人間と結婚しました。病気除け、農業の神様として信仰されています。

しめ縄を飾る意味

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しめ縄飾りを飾る意味は様々ありますが、ここでは代表的な6つの意味を紹介します。最近ではおしゃれなしめ縄飾りがたくさん売られていますが、飾り1つ1つの意味を理解して正しくしめ縄飾りを選びましょう。

意味①:神様を迎えるのにふさわしく

そもそも正月行事は年神様を迎えるために行うものです。この年神様は、生きる活力や幸せを授けてくれると言われています。
ですので神様を迎えるために相応しい場所とするために、しめ縄によって神聖で清らかな場所とします。
しめ縄は正式には藁で作られるものです。藁は昔から霊力があると考えられているためです。

意味②:不浄なものが中へ入らないように

神社などにも使われているしめ縄ですが、これには結界の意味もあります。
神様の領域と現世の領域を分け、不浄なものが中に入らないようにする役目を持っています。

意味③:神聖な場であることを示す

特にしめ縄飾りに使われる"紙垂"(シデ)と呼ばれる白い紙に切り込みを入れ折ったものにこの役割があります。主に3つの流派でそれぞれ折り方がありますが、稲妻をイメージしていて邪悪なものを追い払う意味があるといわれています。
稲妻というのは、稲妻が起こると豊作になるという言い伝えから縁起がいいものとされています。

意味④:清廉潔白を示す

特にしめ縄飾りに使われる"裏白"(ウラジロ)と呼ばれるシダ科の植物にこの役割があります。
名前の通りですが葉の裏が白くなっていて、白である、潔白であることを表していて、心が清く、私欲も後ろ暗いこともなにもないという意味です。

意味⑤:家系を護る

特にしめ縄飾りに使われる"譲り葉"(ユズリハ)と呼ばれるユズリハ科の植物にこの役割があります。
譲り葉は春に若葉がでると前年の葉がそれに譲るように落葉することが親から子へ受け継がれている家系のようだとされて、子孫繁栄や家系を譲るという意味があります。

意味⑥:代々栄えるように

特にしめ縄に使われる"橙"(ダイダイ)と呼ばれるミカン科の果実にこの役割があります。
名前の通りですが、ダイダイが代々と通ずることから代々繁栄するという意味があります。

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しめ縄の飾り方

しめ縄は玄関や神棚に飾るのが一般的ですが、地域によってはキッチンやトイレなどの水回りに飾るところもあります。

しめ縄の飾り方ですが、特に方角などの決まりはありません

東日本では"玉飾り"が一般的ですが、神棚などに使われる"ごぼう注連"はしめ縄の太くなっているほうが神様から見て右(向かって左)に飾ります。
ですが三重県の伊勢地区では逆向きに飾るのが正しいとされていることもあるため、地域の神社などに尋ねることが最も正確と言えます。

しめ縄はいつからいつまで飾るか

しめ縄は本来正月飾りと同じく、12月13日のすす払い後から、1月15日の松の内まで飾るとされていました。現在の関東地方では松の内は1月7日までとする地域が多いようです。

すす払いとは年神様を迎えるために家のなかの埃を掃う行事のことです。12月13日は正月の準備を始める日とされていました。
松の内とは、門松等の正月飾りを飾っておく期間のことです。

現在では飾り始めの時期も変わってきていて12月13日を過ぎ、大掃除が終わった後か、12月25日のクリスマスが終わったら飾るというのが一般的です。

これらのことから、しめ縄飾りを飾る期間は関東地方では12月13日(25日)~1月7日の間関西やその他の地域では12月13日(25日)~1月15日の間飾ることが一般的です。

なぜ関東地方のみ1月7日までなのか不思議に思う方も多いと思います。
これは、徳川家光が4月20日に亡くなったことで、本来1月20日に行っていた鏡開きが20日を避け、1月11日に行われることとなりました。これに伴い、鏡開きよりも前に正月飾りを飾り終える必要があるため新たに1月7日までを松の内としたためです。

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しめ縄を飾ってはいけない日

しめ縄飾りには飾ると縁起が悪いとされている日があります。それは12月29日12月31日です。

12月29日は29という数字が「二重苦」を連想させるために縁起が悪いとされています。

12月31日に飾ると一夜飾りとなってしまうために縁起が悪いとされています。一夜飾りは縁起が悪いというのはよく聞く話ですが、なぜ一夜飾りではダメなのかご存知ですか?

その理由は、お葬式の飾りは一夜飾りとなるためにそれを連想させてしまい縁起が悪いという理由と、年神様を迎えるにあたり急ごしらえの準備では失礼にあたるという考えから一夜飾りは良くないことだと言われているのです。

これらのことから、しめ縄飾りは28日を期限として飾ってしまうのがいいでしょう。

しめ縄の処分方法

そんなしめ縄飾りですが、年神様を迎えるための神聖なものなので処分方法にも気を配りたいですよね。ここではしめ縄飾りの処分方法について3つご紹介します。

方法①:左義長に持っていく

左義長(さぎちょう)とは1月15日に行われる火祭りで、名称はさまざまありますが日本全国で行われています。左義長以外の一般的な名称は"どんど焼き""さいと焼き"などがあります。

門松、しめ縄飾り、書初めなどを一緒に焼き、正月に迎えた年神様を炎と共に見送るための行事です。
その炎で焼いた餅を食べ、灰を家の周りに撒くことでその年の病気から護られると言われています。

方法②:神社に納める

左義長で出し忘れてしまった正月飾りは、神社によっては預かってくれるところがあります。これらは来年の左義長などで燃してくれます。

方法③:可燃ごみとして出す

左義長に間に合わず、神社も預かってくれる場所がないなど、どうしようもない時は可燃ごみとして自治体に回収してもらうこととなります。
神聖なものですので、ほかのごみと一緒にはせずに紙で包んだり塩や酒で清めるなどするといいでしょう。

しめ飾りを飾る意味と飾り方!しめ縄はいつからいつまで飾るべき?のまとめ

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今回はしめ縄飾りについて説明してきました。
何となしに飾っているという方も多いと思いますが、しめ縄はとても神聖なものなのです。
1年間の幸せや生きる活力を与えてくれる年神様を迎えるための飾りだと考えると、とてもありがたい大切なものだという気がしてきますよね。

車にしめ縄飾りを飾る場合の飾る期間や方法などは今回紹介したものと同じです。
しめ縄飾りは不浄なものが中に入らないようにする結界のような役割もあるとお伝えしましたが、その効果から車の場合は乗っている人を事故や危険から守るという意味があります。

デザインが車に合わないから付けないという人も増えてきているようですが、お正月らしくてかわいらしいですよね。
古くから伝わる日本の風習を大切に、海外にも誇れるものとして育んでいきましょう。

しめ縄飾りが持つさまざまな意味を知り、しめ縄飾りに対する意識を変えることで、今まで以上にご利益があるかもしれません。
これからは、しめ縄飾りをはじめとするお正月の準備は28日までに済ませて、ゆったりした気持ちで年神様をお迎えしましょう。

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