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2017/12/07

インドの物価は安い?インドの物価情報と治安、通貨、ビザ事情!

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目次

インドの物価は安い?

インドの自動車メーカー「タタ自動車」の衝撃的な自動車価格に驚いたのはもう何年前でしょうか?バックパッカーによって書かれた旅行記などを読むとインドの物価は恐ろしく安いように思います。実際インドの物価は本当に安いのでしょうか?物価情報や通貨、治安も絡めて紹介します。

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インドの物価は日本と比べてどう?

インドの物価、日本との比較

インドの物価は一般的に言えば、日本の物価と比較して3分の1~4分の1と考えてよいでしょう。しかしながらその品物によりますから注意してください。例えば日本で1,000円で手に入る日本食材がインドで2,000円なんてことはよくあります。つまり、すべての品物や商品を平均するとその程度(3分の1くらいの物価)になるということです。

インドでの生活費も4分の1?

また同じような商品や食材でも、安いだけの品質であることも忘れないでください。よくネットで「インドでは日本の生活費の4分の1以下の生活費で十分に生活ができる」という書き込みが見られますが、これは疑問です。この考えは日本人がインドの庶民と同じレベルの食生活や住居、衣類で生活するなら4分の1の生活費で暮らせるという意味だからです。

日本人は現地の物価で暮らしていける?

日本人はそう簡単にいままでカラダに染み付いた生活レベルを極端に落とすことはできません。一部の例外的な日本人を除いて一般の日本人であれば、たまには日本食を食べたくなり、それなりの和食レストランで外食をしたり、住むところもセキュリティやある程度の快適性を求めます。そう考えればインドの物価がこうだから、それと同様の生活費で済むという考え方は一概には正しいとは思えません。

インドの物価情報を紹介

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インドの食べ物の物価は?

ホテルで食事

食べ物の物価は、食事をする場所や食事内容によって大きく異なってきます。例えばそれなりのホテルで食事をすればブッフェスタイルでの食事は2,000円~4,000円と日本と変わりません。インドはあれだけの人口を抱える国ですから、日本とは比較にならないほどの富裕層がいます。ホテルの客層はそういった方や外国人ですから、価格はそれほど先進国との間で差がありません。

町場の安い食堂で食事

町場の食堂もピンキリですが、庶民が普通に食事をするような食堂では一食100円~200円程度で済みます。これが屋台になると一食35円~100円にまで下がります。チャイ、まあ日本で言えば喫茶店で飲む珈琲のようなイメージでしょうか。これが20円程度ですが最近値上がりが激しいようです。

米などの食材物価

インドの米屋で麻袋に入ったいわゆるインディカ米は、高級品で1キロあたり90円で、水は1リットルで35円、バナナが一房で90円程度です。日本米は1キロ400円~500円、日本国内のミネラルウォーターが350mlで100円であることを考えれば、確かに食材や水は10分の1に近い価格です。

インド人がベジタリアンになる理由

食材の中で高いというか、あまり安くはないなと感じるのは肉と魚です。インドの食堂に入るとベジタリアンメニューとノンベジタリアンメニューという2種類のメニューがあるところが多く、その価格の差に驚かされます。ひょっとしたらそんな理由でインド人はベジタリアンが多いのかもしれないなどと冗談にでも考えるのは、宗教に対する冒涜でしょうか?

インドの日用品の物価は?

日用品の価格は安いですが、輸入品となるとこれは話が違ってきます。例えばシャンプーや石鹸などでも地元メーカーの品物は価格が日本の5分の1くらいで手に入りますが、外国製(または外国の企業が現地生産しているもの)は日本とさほど価格は変わりません。

インドの薬の価格

薬はメチャメチャ安いです。頭痛薬でも抗生物質でもとにかく安いです。しかし注意してください。インドでは日本が薬に対して行う厳しい品質や成分チェックなどはあってないようなものです。結果、他の東南アジア諸国のように全く効力がない偽薬が出回っていることもまた事実なのです。あるインドの大手新聞社の社説にはインドで流通している薬の半分は偽薬だという記事がのりました。

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インドの観光費用の物価は?

これは一概には高い安いを決めつけるのは難しいところです。例えば州立博物館の入場料ですがインド人は5ルピーのところを外国人は250ルピー取られます。さらにカメラを持ち込むと追加で200ルピー支払う必要があります。一方でニューデリーの宝石店巡りですが、小粒のダイヤをあしらった宝飾品が1~2万円で買えます。ですから観光費用の物価は高い、安いとはいえませんが、6日くらいのツアーでも食事代込みで5万円あれば組めてしまえますから、総合評価は安いといえます。

インドの交通費の物価は?

公共交通機関は間違いなく安いです。電車が35円、ローカルバスが100円程度、長距離寝台バスでも2,000円はしません。しかも長距離バスと言っても日本のそれとは異なり1泊2日間くらい乗り込むバスです。インド名物のオート3輪のリキシャが180円、乗り合いバスが30円くらいです。

インドのタクシー

インドには流しのタクシーは走っていません。チャーターしなければならないのです。英語の会話ができる運転手のタクシーは一日5,000円以上はかかります。

インドのホテルの物価は?

これはもうピンキリで、キリの方がすごいのです。つまり水しか出ないシャワー、エアコンなしのドミトリーなら300円で泊まれます。一方で3つ星クラスのホテルは一泊8,000~10,000円はします。まあ3,000円出せばそこそこのホテルを確保できるということになりますが、日本でも名前の売れていない田舎の観光地や閑古鳥が泣いているような地方の都市でも3,000円のホテルはいくらでもありますから、安いとは言えません。

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インドでは高額紙幣が使えないため注意が必要!

高額紙幣廃止の理由

インド国内を大混乱に陥れたモディ首相の高額紙幣廃止政策は、日本でいえばある日突然5,000円札と1万円札が明日から使えませんと安倍首相がテレビで言うようなものです。モディ首相の狙いはブラックマネーのあぶり出しや偽札偽造の温床を絶つ、貨幣の流通量を減らしてインフレを抑えることでしたが、今のところ効果は限定的で失敗政策であったと評価されています。

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旅行者への影響

銀行からの現金の引き出し金額が厳しく制限されたばかりでなく、この政策によってさまざまな業種の商店が高額紙幣の取引を拒否するようになったために、旅行者にとってはインドルピーは現地での引き出しも不便、使用も不安定、レートも不利と3重苦に陥っています。

【コラム】物価と合わせて知りたい治安、通貨、ビザ

インドの治安

外務省の治安評価

外務省の治安評価はインド全体では「渡航には十分注意」というレベリ1の注意喚起レベルですが。パキスタンとの国境付近には「渡航禁止命令・避難勧告」のレベル4が、また中東部と北東部には「不要、不急の渡航はやめてください」というレベル2の警告が出されています。

女性旅行者への危険性

2012年に起きた女性集団暴行事件の後、女性の一人歩きは現地のインド人女性でもあまり見かけなくなりました。街中で日中にいきなり襲われるようなことは考えにくいですが、女性の旅行者は特に注意が必要です。危険なエリア以外は、それほど凶悪犯罪が多発するような治安状況ではありませんが、スリやぼったくりなどの軽犯罪は後を絶ちません。

インドの通貨

通貨単位はインドルピーです。ルピーの表記は「Rs」でインド準備銀行が発行しています。日本円との為替レートは1ルピー=1.75円程度です。日本円との両替は都市部でしかできませんから注意が必要です。

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インドに行くにはビザが必要?

インドに行くにはビザが必要です。インドへの旅行者やカジュアル・ビジネスをインドで行う方のビザには観光ビザ、e-Touristビザ、ビザオンアライバルなどの種類があります。e-Touristビザはオンラインで取得可能な1ヶ月間のビザで、ビザオンアライバルとは、インド到着後に発給手続きを行って取得できる1ヶ月のビザのことです。

ビザ申請場所の変更

2015年よりインドビザ申請書類を受け付けていた「IVS Global Japan」が業務をやめたため、2017年より東京のインド大使館と大阪のインド領事館が直接に申請書類を受け付けるようになりましたので注意が必要です。日本の国籍を持つ人のインドビザ取得費用は1,890円です。

通常のビザ有効期間

通常発給されるビザは180日間有効で、期間中に何回でも出入国が可能です。旅行者や短期の滞在であればe-Touristビザがオンラインで取得でき、パスポートを預ける必要もないのでおすすめです。

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インドの物価は安い?インドの物価情報と治安、通貨、ビザ事情!のまとめ

結論からいくとインドの物価は食材も含めて品質はともかく安いです。ただ輸入品や贅沢品は日本に比べて高くはありませんが、安くもありません。お金にゆとりがある贅沢な旅行を楽しんでインドを見てまわるのか、バックパックを背負ってインドの見るだけではわからない側面も含めてインドを知ろうとするのかによって、かかる経費は恐ろしく違ってきそうです。

近年、イスラム過激派組織によるテロが都市部においても散発的に発生し、ジャンム・カシミール州におけるイスラム過激派、インド中部州における極左過激派、インド東部州における分離・独立主義過激派のテロ組織が存在し、テロ活動を行っていますから、インドでも足を踏み入れてはいけない地域への旅行は避けてください。

 

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