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2017/12/05

三途の川とは?意味は?三途の川の渡し賃や六文銭・賽の河原について

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みなさん、三途の川(さんずのかわ)という言葉はご存知ですか?三途の川とはどんなものか、三途の川の渡し賃についてや三途の川の意味、三途の川の六文銭とはなにか、三途の川の渡しになぜ賃金がいるのかなどについて今回はご紹介します。

三途の川とは?

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三途の川は此岸が現世を意味し、彼岸はあの世を意味しているのですが、その境界線にある川のことです。別の名前として 「三つ瀬川」「渡り川」 などがあります。

十王信仰が生まれたのは中国ですが、その信仰では死んだ人は最長で49日間、魂が審判を受けながら旅をすることになります。死出の山を越えて、初七日にはじめての審判を受けた死者が次に出くわすのが三途の川というわけです。

三途というのは仏典に起源を発し、餓鬼道(がきどう)・畜生道(ちくしょうどう)・地獄道を意味するとされますが、彼岸に渡る考え方はギリシャ神話でもあるもので、民間信仰も混じって伝承されているのではないかといわれています。

ちなみに餓鬼道とは六道ある中のひとつで、それぞれの行いの良し悪しで、六道の中で輪廻転生を繰り返すと定義づけられています。餓鬼道は物欲、特に 食料に対しての欲望 が強くある人が落ちる道だということになっています。

そして畜生道は、鳥や虫・魚・けものなど人間以外の生物が生きる世界のことです。

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三途の川の名前の由来は?

三途の川には流れのスピードが違う3つの瀬があって、生前の業の深さによって、善人は「橋」をきちんと渡れ、軽い罪を犯した人は「浅瀬」で、罪の重い人は流れの速い「水の深い瀬」を渡るということで、「3つの方法がある」 という意味でこう呼ばれるようになったといいます。

善人の場合は川の中流にかかっている宝橋を渡って、悠々と彼岸に行くことができるのですが、悪いことばかり生前にしていた人は船や橋も使用を許されずに、自分の力で川を渡らなくてはなりません。

罪の浅い人は水位も低く、せいぜい膝下ぐらいまでしかありませんので、簡単に彼岸まで歩いて渡れますが、もっとも罪深い人は過酷な下流の流れを渡らねばならないのです。

途中には大きな岩が流れてくることもあり、水の中で毒蛇が待ち構えていることもあるそうで、引き返そうとすれば岸にいる鬼たちから矢を射られてさんざんな目にあいます。

体を射られても毒蛇にかまれたとしても、すでに死んでいるので復活するという…死後の世界とはいえ、身の毛もよだつ恐ろしさですね。

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三途の川には橋がある?

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さきほどお話ししたように、三途の川には橋が存在しました。しかし生前に善行をつんだ人でなくては、その橋は使えないということですから結構大変そうですね。「宝橋」と命名されているだけに 金銀財宝で作られた それはきらびやかな橋のようです。

しかし橋を渡って彼岸に行く人もいるという考え方は、平安時代の末期にはなくなり、全員が渡し船で彼岸に行く考え方に変わっていきます。

日本の中でも三途の川という名前の川が実在しており、千葉県、群馬県、宮城県と青森県にあります。(正式には「三途川」です)三途の川の伝承から名づけられた川で、特に青森県むつ市にある三途川は、霊山・恐山もある場所だけに、信ぴょう性があるように感じられそうです。

また恐山は宇曽利山湖(うそりさんこ)を取り囲んでいて、このあたりには賽の河原(さいのかわら)と呼ばれる場所もあって、石が積み上げられているのです。

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三途の川を渡るには渡し賃・六文銭が必要?

平安時代末期で考え方に変化があり、死者は全員三途の川を船で渡って彼岸に行く というのが定説となりましたが、そのときに渡し賃で六文銭を払うということになっています。

三途の川岸には、奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)という年老いた夫婦が住んでおり、この鬼たちに六文銭でお金を渡せば、罪深い悪人も悔い改められたと認定されて、無事に船で彼岸に行くことができるのです。

奪衣婆は死者の服をはぎ取って、懸衣翁はその服を木の枝にぶら下げ、枝がどれだけたわんだかによって死者の罪の重さを量るとされていて、この鬼たちを無視しては彼岸に行けないようです。

このような言い伝えから、葬儀のとき死者には六文銭をにぎらせて埋葬する習慣が生まれました。この風習は現在も続いていますが、現在は遺体は火葬されますから、六文銭は紙で模したものが使用されることが多いです。

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三途の川の賽の河原とは?

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では賽の河原とはどんなものなのでしょう。ここは親より先に黄泉の世界に旅立ってしまった子供たちが、親不孝をしたとして罪を受ける場所とされています。

子供たちは親を供養するべく、河原で拾った石を積み上げて塔を作るのですが、完成する前に鬼がやってきてその塔を壊すという俗信もあり、「賽の河原」は報われない努力・徒労と同意に使われるときもあります。

鬼が塔を壊すのはあくまでも俗信であり、仏教的には何の根拠もないということですから、ほっとしますね。いたいけな子供たちが悲しい目にあうのは空想上のことでも悲しいものです。

賽の河原は京都にある鴨川と桂川の合流地点「佐比の河原」に起源があり、お地蔵さんや小さな石塔を立てて、庶民の葬儀をおこなった場所に端を発する説もありますが、これはさだかではありません。

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三途の川のロマンチックな言い伝えとは?

危うく死にかけた人のことを「三途の川を渡りかけた」などと表現することがありますね。本当かな?と疑問に感じますが、臨死体験で実際に死の直前まで行った方はおられるようです。

そういった方々は、三途の川が見えたということですから驚きですね。夢の中で三途の川が出現するのでしょうか…そして三途の川の前には 美しい花畑 が広がっているのだといいます。ちょっとロマンチックですね。

しかし三途の川を渡ろうとする寸前で、すでにあの世の人となっている家族や親しい友達から「まだここに来てはダメ」と止められるのだとか。

人は「生かされている」というのもよく聞きますが、そういう人はまだ死んではいけないと審判されて、この世に再びもどってくるのかもしれません。

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三途の川とは?意味は?三途の川の渡し賃や六文銭・賽の河原についてのまとめ

これまで三途の川の意味や由来・渡し賃や賽の河原についてお話ししてきましたが、昔の人は面白いことを考えたものです。想像力が豊かといいますが、六文銭の風習は今現在も受け継がれているわけで、つくづく歴史を感じます。

頭の片隅に三途の川について知識をとどめておいて、ウンチクとしてお友達にでも話す機会があったらぜひ活用してみてくださいね。

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